2023年8月29日に発売された漫画『3月のライオン』17巻。
いやぁ、本当に長いあいだ待ちました。
やっと出て嬉しいです。
時間が経ちすぎてて話がわからない!
前の巻の16巻が発売されたのが2021年の9月。
約2年が経ち、もう話が分からない!
前の16巻の感想も書いていますので、よかったら復習がてらこちらもお読みください。
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ではでは…!!
本題の17巻の感想と参りますーーー。
17巻は二海堂と零の戦いのつづきから
15巻で、獅子王戦挑戦者予選トーナメント4組で優勝していた零。
5組優勝の二海堂が、6組優勝の重田と戦い、零と対局することになりました。
勝てば、尊敬する島田八段と戦える。
16巻から戦いはスタート。
17巻は、零と二海堂の戦いの途中から始まりました。
16巻では、恋人が出来て明らかに変わってきた零に、少年時代から戦ってきた二海堂はすぐに気づいていました。
はしゃぐように楽しく指す零。
まるでジャックラッセルのよう……。
零の考えが読めず戸惑っていた二海堂ですが、だんだん腹を立てていきます。
読めないなら、正攻法で戦う!
しかし零の将棋は、あくまで明るく、軽い。
ふたりの対局を見守っていたスミスと田中七段は、先が読めず青ざめます。
このふたりのどちらかと次に戦う島田は、もっと青ざめるーー。
あきらめない二海堂の将棋に、明るくなる零の表情。
ふたりの意識は、少年時代にデパートの屋上で指していた頃に戻っていくーー。
簡単に投げ出せなかったのは、多分ーーそうだいつだって お前がそばに居たからだ!!!
できるだけ できるだけ 少しでも長く この時間をどこまでも
零を思う二海堂の言葉に泣きました。
この思いは、零も同じ!
二海堂の、将棋に賭ける覚悟と思い、これまでの将棋人生の振り返りに泣けました。
いつもそばに零がいた。
勝負はどうなるーー?
17巻で、お確かめください。
あかりさんの商売
三月町のあかりさんは、ご近所の布団屋さんの改装工事に来ていた大工さんに3時のおやつの注文を受けます。
配達を申し出たあかりさん。
熱いほうじ茶もおまけにつけたお団子が、現場の大工さんたちに大好評。
布団屋さんに許可を得て、大工さんたちだけに留まらず、ご近所の皆さんにお昼限定のお菓子の販売を始める。
あかりさんが売る三日月堂のお団子は、瞬く間に大人気に!
示し合わせたかのように、ご近所の喫茶店からはコーヒーを、お肉屋さんからはコロッケなどの揚げ物類。文房具屋さんまで出てきて出張販売。
お昼3時からの1時間、オアシスを作るーー。
孫の行く末を心配していた、そめじおじいちゃん。
あかりさんの商売が、周りの人を巻き込んで笑顔にしていくのを知る。
ちょっとや そっとじゃ もうつぶれねえ 上々じゃねえか!!
安心するのだったーー。
あかりさんが、美咲おばさんのお店だけに限らず、ご近所さんたちをどんどん太らせていくのには笑いました。
美味しくて幸せになるのはいいけど、太るのはちょっと。
でもま、これが幸せ太りということかな??
あかりさんとひなちゃんのお店、17巻のあかりさんの商売を見てたらうまく行きそうな感じです。
17巻では、あんまりひなちゃんが出てこなかったけど、この商売上手なあかりさんに、ひなちゃんのお菓子のアイデアが加わったら、もっといいものが出来ていきそう!
楽しみになってきました!!
島田研究会は?
最後には、島田研究会のお話も出ていました。
零に二海堂、とんでもない将棋を指す棋士を育ててしまった島田八段。
棋士になるために歩んできた人生を振り返ります。
そんなしんみりした雰囲気を吹き飛ばすかのように、集う島田研究会のメンバー。
自分勝手な重田や、わいわいと楽しそうにおでんを持ち寄る零と二海堂。
命を削るような戦いを終え、ピリピリするどころか、前よりももっと友情が増した零と二海堂の姿がかわいかったです。
島田研究会の話は、いつも面白い!
大笑いしました。
そこに土橋さんとの対局を控えたスミスも加わると、土橋さん好きの島研メンバーが口々に注意点を言っていく。
土橋さんは
みんなの心の黄金聖闘士
らしいです。
黄金聖闘士って!!
聖闘士星矢だけじゃなく、ミッションインポッシブルとか、映画の影響出過ぎ!な17巻でした。
おまけも面白かった
あと
あかりさんのミニ漫画や、作者・羽海野チカさんの近況を伝える、あとがきの漫画も面白かったです。
待った甲斐があった17巻!!
今回も面白かったです。
以上、『3月のライオン』17巻を読んだ感想でした。
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