2023年10月24日火曜夜11時から、フジテレビ系列で上田誠オリジナル脚本のドラマ『時をかけるな、恋人たち』3話が放送されました。
前回、2話の感想はこちら。↓↓↓
おもな登場人物
- 常盤廻<めぐ>(吉岡里帆)…広告代理店「アド・アモーレ」のアートディレクター。後輩に慕われる”辻褄合わせ”が得意。恋は一線を越えられず。未来からやって来たタイムパトロール隊員の翔と、特命を受け、タイムパトロール隊員になる。後輩の広瀬と受付の梓の婚約に傷心していたが、自ら二次会の幹事をすることに。その件で広瀬に呼び出され、結婚しないかもしれないと言われ、告白にストップをかける。タイムパトロールも積極的に行うようになり、得意の辻褄合わせで、タイムトラベラーの恋の手助けしている。
- 井浦翔<かける>(永山瑛太)…タイムパトロール隊員。廻と共に、時をかけてくる違法なタイムトラベラーを取り締まる。大学時代の廻と恋に落ちたことがある。航時法で記憶を消された廻とまた付き合おうと、事あるごとに迫る。
<タイムパトロール隊員>
- 天野りおん(伊藤万理華)…タイムパトロール隊員。オペレーター。
- 八丁堀惣介(シソンヌじろう)…タイムパトロール隊員。メカニック担当。
- リリリー(夏子)…タイムパトロール隊員・少年課。翔のフィアンセ。気位が高く、廻にマウントをかけてくる。
- 和井内秀峰(石田剛太)…タイムパトロール隊員の隊長。
<広告代理店「アド・アモーレ」>
- 広瀬航(西垣匠)…広告代理店「アド・アモーレ」営業。廻の後輩。
- 梓若菜(田中真琴)…広告代理店「アド・アモーレ」受付。
廻が急にモテ始める
前回・2話の終わり。
後輩・広瀬航(西垣匠)が廻(吉岡里帆)を呼び出していました。
広瀬は、梓若菜(田中真琴)との結婚を辞めようと思っている。と告白。
廻は、結婚を決意しておきながら自分に思いをぶつけようとする広瀬を制止。
冷静に今の状態を説明し、なかったことにする。
が、翌日、取引先との打ち合わせに一緒に向かうと、取引先の営業担当者が、小学生の時に告白し損ねた同級生・諸星(ラランド・ニシダ)だと分かる。
思いを伝えられなかった人・第1位の諸星と再会し、しつこく連絡先を聞かれる廻。
さらに、大学時代の廻と恋に落ちたと主張する翔(永山瑛太)にも、顎くい壁ドンなどで迫られ、急にモテ期が到来した廻。
「私の歯車どうなった?」
「運命の神様、シナリオ下手くない?」
と戸惑うのだった。
その時に反応してくれや!って感じですよね。
こういう、思い出したかのように振り向いてくるやつ、腹立ちますね!
どうせ、誰にも相手されなくなってそういえば自分のこと好きだったやつ、いたな!って感じで思い出して、自分のモテ期を懐かしもうとするひといますよね。
私も、高校時代に好きだった人が急に21歳の時に友達とバイト先まで来て、バイト終わりにお茶したことがあります。
あー、こんなん高校時代にしたかったわ~。と思ったし、久しぶりに会った彼は幼稚で、こんな人好きだったのかとがっかりしました。
当時めちゃくちゃ好きだったけど、見えてなかったんだな。とあほらしくなりました。
イチャつきを天野に見られる
翔が廻に迫ってくるのは1話からありましたが、3話では、タイムパトロールのオペレーター・天野りおん(伊藤万理華)に何回も目撃されていました。
廻はあくまで翔と恋人だった記憶はないし、ただの迷惑でしかないのですが、はた目からみたらただイチャついているようにしか見えない。
迷惑な話だ!
でも、翔が壁ドンだの顎くいだの色々やっている時の、廻の表情。
半笑いになっていたので、翔役の瑛太さんのアドリブだったんじゃないかな?
廻役の吉岡さん、こらえきれずに笑ってしまった。って感じ。
そういう劇みたいなところが見られるドラマ『時をかけるな、恋人たち』。
面白いです。
廻の初恋の人役、ラランドのニシダ・コウキさん、関西弁が上手でした。
子供の時に外国で暮らしてらしたそうですが、言葉に対して耳がいい方なのでしょうか?
関西人の押しの強さまで手に入れていて、すっかり人が変わったようになっている演技が見事で、面白かったです。
小さい頃の回想シーンでは、そんな押しが強そうな少年じゃなかったのに。
ホストと未来人の恋
今回のバッドトラベラーは、役所勤めをしている23世紀人・水無瀬チサ(清水くるみ)。
頻繁に令和を往復しており、いつも夜の歓楽街に行っている。
隊長の和井内秀峰(石田剛太)は、時空犯罪団の一員である可能性を疑う。
時空犯罪団とは、タイムトラベルを悪用する人間たちのことで、過去から自然食を密輸するルーパーイーツや、未来の映画を過去で違法上映するもの。
過去から未来、あらゆる時空に飛んで悪事を犯す。バッドトラベラーを助けたりもするので「伝説の恋人」と呼ばれている。
宇宙の秩序を壊しかねないと、八丁堀(シソンヌじろう)も警戒している。
廻と翔は、チサが令和に来たとの情報をもとに、夜の歓楽街に向かう。
チサを尾行すると、ホストクラブに入って行った。
チサが会っていたのは、ホストの永遠(吉村界人)。
チサを捕まえて基地に連れて行くと、罪の意識はあったが、止められなかった。
「人を好きになるのは理屈じゃありませんから。」
という。
最初は公務で令和の土地の登記確認に来たチサだったが、迷ってホストクラブに。
永遠に一目惚れした。
違法でタイムボードを手に入れ、何度も令和に来て永遠に会いにホストクラブに通う。
タイムパトロール隊員が皆、口をそろえてホストの手口だと言い、未来に強制送還させようとするが、チサは断固拒否。
大暴れしてしまう。
一方。仕事終わりにデートをする約束をしていた永遠もチサを捜しまわっていた。
永遠も
「彼女は僕が生まれて初めて出会った恋人です。」
と言う。
永遠とチサの恋に胸打たれた翔と廻。
「恋に落ちるのには理屈じゃなくても、一緒になるのには理屈がいります。」
という天野の言葉に、得意の辻褄合わせができないか?頭を抱える廻。
そんな時現れたのが……??
今回もまたとんでもない展開で辻褄合わせができました。
ホストの永遠には、秘密があったのです。
うーん。
うまくいってなによりだけど、永遠がその秘密を持つことになった理由がわからない。
30分ドラマだし、そのまま終わって行ったけど、それってアリなのか?
よくわからん!
でも、ホストだから騙されている。
ホストだから疑似恋愛だ。
ホストだからデートじゃなくてアフターだという、偏見を打ち破る話の持っていきかたは、深読みしがたがる最近のドラマ視聴者に肩透かしを食らわせてくれました。
そんなわけない。ほらねって言いたくなる意地悪な展開じゃないドラマです。
満を持しての…?
チサを永遠を無事未来に返し、仕事終わりの翔が廻についに……
「恋に落ちるのは理屈じゃない。廻のことが好きだ。付き合ってほしい。」
とまっすぐに告白。
いい感じの雰囲気になっていた二人をよそに、タイムパトロール隊員たちが動き出していた。
あと2週間の任期を以て満了です。事後速やかに記憶を消されたし。
と通達がきていた。
冷めた目で翔と廻がイチャつくのを見ていた天野さんですが、ちゃんと上に報告してたんですね!
前から翔が人目をはばからず廻に迫ってたんで、リリリーあたりが通達を出したのかも?
しかし!
2週間とは急な話です。
もしかして。変な設定の変なドラマなので、早くも打ち切りの話が出たのか?
色んなことが考えられる異色のドラマ『時をかけるな、恋人たち』
続けて見て行きたいと思います。
以上、『時をかけるな、恋人たち』3話のネタバレ感想でした。