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ゆりあ先生の赤い糸 9話(最終回)あらすじと感想 ゆりあの病気発覚に周りの人たちが動く!疑似家族の未来は?

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12月14日木曜夜9時から、テレビ朝日系でドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』9話(最終回)が放送されました。

www.tv-asahi.co.jp

前回、8話の感想はこちら。↓↓↓

 

www.lovetv.site

 

おもな登場人物

  • 伊沢ゆりあ(菅野美穂)…売れない小説家・伊沢吾良と夫とし、自宅で刺繍教室を開く穏やかで幸せな暮らしをしていた主婦。洋品店で働く母が教えてくれた「赤い糸」を信じ、大工である父譲りの愚直で辛抱強い性格。突如倒れた夫に愛人・箭内がいたことが分かる。その箭内に自宅介護を申し出られ、毎日来たら認めるとい放つ。直後、吾良を「パパ」と呼ぶ女の子を二人が来て、面食らってしまう。吾良と愛人ふたりの関係を知り、みちる母娘ごと受け入れ同居し、一緒に介護や家事をしていくことを提案。箭内にも同居しようと提案したが、みちるを嫌うやないによって強く反対される。一方で、家のリフォームを請け負ってくれる伴ちゃんに父の姿を重ねて惹かれていっており、刺繍を教えることがきっかけで急接近。突然キスされ、遊ばれたと勘違いし突き放して傷つけてしまう。その後それぞれの配偶者に不倫された境遇が同じなのと、不倫はダメだと分かっていながらも寂しさで惹かれ合いまた会ってキスしてしまう。伴ちゃんの父と会い、「ほどほどに遊んだら、帰してやってください。先生。」と言われ、伴ちゃんがバイク事故に遭って男性機能を失っていることも知り、この恋は伴ちゃんにとって間に合わせでは?と思い始める。
  • 箭内稟久(鈴鹿央士)…ゆりあの夫・吾良が倒れた時に付き添ってくれた吾良の”彼氏”。裕福な実家を出て東京で働いていたが、今は無職。人と距離を置いて付き合い冷たい印象を受けるが、苦しい時に寄り添ってくれた吾良のことは「ゴロさん」と呼び一途に慕っている。ゆりあに自分も介護をすると申し出て、吾良と自分の愛を証明すると宣戦布告。子どもに吾良を「パパ」と呼ばせているみちるに敵意をむき出しにし、同居して吾良の介護をしようとするゆりあに大反発する。しかし実家の母に東京にいる理由を介護の勉強を始めたとしていたため、実際に介護をする現場を見せないと行けなくなり伊沢家に母を招待。シェアハウスだとごまかし、伊沢家で同居して吾良の介護をすることになる。実家の旅館で慕っていた料理長が母と男女の仲と知ったショックで女性と関係を持ちまくった過去があり、女性への不信感がある。その不信感が若い男に夢中になっているゆりあに向かい、大喧嘩になる。
  • 伊沢吾良(田中哲司)…ゆりあの夫。一回ヒットを出したものの今は売れない小説家。ネタ集めと称して毎晩飲み歩き。誰にでも優しい穏やかな性格。突然ホテルで倒れ意識不明。要介護となり、彼氏と彼女がいることが発覚する。家を出て行こうとした箭内がキスしてきたことに反応。目を開けるが、意識は戻っていない。
  • 伊沢節子(三田佳子)…吾良の母。ゆりあ夫婦と同居。ゆりあが大好きで良好な嫁姑関係。好奇心旺盛なうえ、ゆりあが好きすぎてかえって困らせる行動をとることがある。みちるの子・みのんが吾良の子ではないか?自分の孫ではないか?と期待している。
  • 伊沢志生里(宮澤エマ)…吾良の妹。自由気ままなトラブルメーカー。吾良の介護をゆりあにまかせ、しゅっちゅう「セバスチャン」という名のインコの世話を押し付け出かける。失恋をして、兄の介護をし始めた箭内にすり寄る。
  • 小山田まに(白山乃愛)…吾良を「ゴロさんパパ」と呼ぶ。積極的に妹・みのんの世話をし、母を気遣うしっかり者。自分のしたいことを我慢している。ゆりあが持っていたバレエのDVDを見るのが楽しみ。その様子を見たゆりあがバレエを習わせたいと申し出るが、素直に習いたいと言わない。
  • 小山田みのん(田村海夏)…吾良を「パパ」と呼ぶまにの妹。吾良の娘?
  • 山田みちる(松岡茉優)…吾良の”彼女”。まにの母。ある問題を抱え、女手一つでまに・みのんを育てる。魅力的な女性だが、男性と性的な関係になるのが嫌で、恋するゆりあの方に興味を示し、寝ているゆりあの頬にキスをしたこともある。ゆりあが、まにのことを自分より理解していることに、母親として反省している。
  • 伴優弥(木戸大聖)…便利屋さん。夫・吾良を自宅介護することになったゆりあの家の改装を請け負う。「伴ちゃん」。妻と別居中。一人で息子「優里亜」を育てる。息子の名前と同じゆりあと意気投合。刺繍を教えてもらうことで恋心が…。突然キスをしたが、ゆりあに遊んでいると決めつけられ傷心。去って行った。が、ゆりあが謝ってきたことで関係が続き、本気でゆりあとの事を考え始め、妻に離婚届を送る。ゆりあとベッドでに入ったが、バイク事故で失った男性機能を取り戻せておらず、出来なかった。
  • 前田有香(志田未来)…吾良の主治医。自宅介護されることになった吾良を定期的に訪問。慣れない介護をするゆりあと、その家族たちの生活に寄り添うことになる。
  • 泉川蘭(吉瀬美智子)…ゆりあの姉。ゆりあと真逆で現実的ではっきりものをいうタイプ。ゆりあに辛辣な意見を言う。夫と二人の子持ちでありながら、年下の男性と不倫している。辛辣な物言いでありながらも、ゆりあが置かれている状況を心配し、しょっちゅう会いに来てくれる。
  • 長田ゆきえ(安藤聖)…ゆりあの母。ゆりあに赤い糸の運命を語る。
  • 長田勝利(長田庄平)…ゆりあの父。大工。一度引き受けたものは途中で投げださない主義。弱い者いじめが嫌い。ゆりあ自慢の父だったが、姉・蘭から過去に若い女性と不倫。母と別れようとしたことがある。
  • 伴優里亜(佐藤大空)…伴ちゃんがワンオペで育てるこども。

家族から励ましを受けるゆりあ

最終回となった9話。

乳がんだと分かったゆりあ(菅野美穂)が、周りのみんなから、それぞれのやり方で励ましを受けているのが印象的でした。

まずは、伴ちゃん(木戸大聖)が別れたと聞き、ショックを受けたみちる(松岡茉優)からは

「甘えていいんだよ、優弥くんに。」

吾良からは

「俺わかるよ、ゆりさんの気持ち。いたたまれなくなったんだろ?」

「弱ってる自分が、その子の人生食っちゃってるみたいで。」

 

と共感される。

姉の蘭(吉瀬美智子)は、検査の結果を聞く時もずっと一緒についてきてくれ、義妹・志生里(宮澤エマ)は、相変わらず自分本位なところは変わらないながらも、涙を流してくれた。

吾良の主治医・前田先生(志田未来)からは

 

「家族なんてほっといていいじゃないですか。」

「自分のことにだけ専念してゆっくり休んでください。」

 

と励まされた。

家に乗りこみ吾良を縛り上げ、ナイフを突きつけてきた稟久(鈴鹿央士)からは

「がんになんかやられてんじゃないよ。」

「お前、もっと死ぬほどヒーロー然としていて、ギラついてたろうが。」

「生きろよ!で若い奴らがバッカじゃねーのこいつ。」

「年食ってるのにフルスロットルかよ。だけど見てると元気になるってさ。」

 

と汚い言葉だが、死んでもいいと投げやりになっていたゆりあを励ましてくれていました。

 

みんなそれぞれのやり方で励ましてくれていましたが、吾良が、伴ちゃんへのゆりあの気持ちを、自分の稟久への気持ちと重ね合わせてるのが一番引っ掛かりました。

なんだこの夫婦。

お互い違う相手に対しての気持ちを共感できるって、堂々と言ってる!

 

伴ちゃんと明るくお別れ

みんなの励ましのおかげで、ゆりあは伴ちゃんに会いに行き、正直に自分の病気の事、治療のあとのことまで約束はできないことを話していました。

優しい伴ちゃんに待っていて。と言ったら本当に何年も待つだろうし、もしほかに運命の人が現れたらその人のところに行ってもいい。約束はしない。

「約束はなし!会えるなら会おう!縁がありゃ会えるよ。どうやったって。」

と言い、明るく別れていました。

 

2人とも相手と別れてないうちから何を話してるんだろう…ということは置いといて。

人の縁は、どうやったって切ろうとしたって、会う人には会う。

生きていられれば!

そう思います。

前回の8話の終わりにこの二人は、ののしり合ってけんか別れみたいに別れたから、今度は明るく別れられてよかったと思います。

 

稟久とみちる

一方で、荒れて家に乗り込んできた稟久に、吾良が今まで言えなかった気持ちを告白していました。

「本当ごめん、色々傷つけちゃって。」

「朝から晩までりっくんと一緒に居られて。すっげえ幸せだったよ。」

「りっくんが誰を好きでも。俺の事嫌いでも。」

「りっくんが最低最悪野郎の弱虫であっても、俺りっくんが大好きなの。」

 

出て行く稟久に、みちるは、吾良から愛の告白を受けて羨ましいと言う。

みんな帰ってくるのを待ってる。

これまで一番仲が悪かったみちると稟久が、がっちりと握手をしていました。

この二人が仲良くなるなんて、誰が想像できたでしょうか?

稟久が泣いて差し出した手を、しっかり握るみちる。

みちるさん、何を考えているか分からない魔性の女って感じでしたが、一番大人。

ゆりあを支えてくれて、吾良のお世話をして、節子さんにも優しくしてくれて、最後は稟久まで優しく包み込んでいました。

カッコいいみちる!

稟久も素直になってよかったです。

 

運命の赤い糸

ゆりあが治療を終えて、迎えに行ったみちると一緒に家に帰って来た。

まに(白山乃愛)みのん(田村海夏)節子(三田佳子)、吾良は部屋に飾り付けをして明るくお出迎え。

リビングの吾良のベッドはすでに撤去。

そこに、ゆりあが入院した夜に帰って来た稟久も待っていてくれていました。

みんなで退院を祝うパーティー

楽しい家族の時間が戻っていて、見ていてほっこりしました。

 

みちるは料理の腕を上げ、正式に料理の学校へ行くことに。

稟久は、実家に帰り、旅館を継ぐことになりました。

 

1年後。

まにがゆりあに質問。

「あると思う?運命の赤い糸って。」

ゆりあは

「運命の人って、男女間だけのこととか、たった一人の人って考えるのはどうかなって。」

「そうじゃなくて、人生のターニングポイントになった人っていうのかな。」

 

と自分の考えを言う。

ゆりあにとって、みちる母娘も運命の人。

「赤い糸は1本じゃないし、繋がったり消えたりする。」

というのだったーー。

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私は、このドラマのなかで、ゆりあがしょっちゅう伴ちゃんを「運命の人」と言ってるのがちょっと理解できなかったです。

でも、男女間だけじゃなくて人生のターニングポイントになる人というのなら、納得できるような気がする。

私は、新しい人と出会い、今まで出会った人を全部運命じゃなかったと、人生塗り替えるようなことを言う人、嫌でした。

配偶者がいるのに、新しい人を見つけてその新しい人が本当に好きになった人、とか言う人いるじゃないですか。

「好き」に、本当と嘘があるのか!とイライラしていました。

運命の人は、一人だけじゃない。

そういうことなら、納得できます。

 

節子さんが、吾良とゆりあ夫婦のことを

「夫婦っていう肩書の親友なのね。」

と言っているのが、結論だったと思います。

ずっと違和感を持ってこのドラマを見てきましたが、2人は親友なんだ。

 

吾良はりっくんのもとへ。

ゆりあは、どうやったってまた出会ってしまった運命の人・伴ちゃんと。

でも、夫婦という肩書はそのまま。

 

どうにか話を終わらせた『ゆりあ先生の赤い糸』。

介護を妻と愛人で同居して一緒にやるっていう設定がぶっ飛んでいましたが、最後まで結末が気になって夢中で見てしまいました。

 

ゆりあと伴ちゃん、吾良と稟久。

それぞれ好きな人はいるけれど、夫婦というかたちは続けていくのかな?

義母さんも一緒に暮らしてるし。

みちる母娘も同居してるし。

周りからはいびつだけど、幸せそうな家族。

店を改造して、みちるとゆりあの刺繍も出来るカフェの計画も面白そう!!

みちるが家にいる理由が出来ましたね!

節子さんも協力してくれるし。

 

楽しい未来が見える終わり方でした。

 

吾良の介護をすることで集まった妻と愛人たち。

ゆりあが最初3年と言っていましたが、吾良の回復が思っていたより早く、はっきりどれくらい時間がかかったかは描いてなかったですが、3年はかかってないんじゃないですか?

結果、みちるは愛人じゃなかったし、本当に吾良の愛人だったのは、稟久。

 

色々共感できなくて、イライラする場面も多かったですが、終わってみると面白いドラマでした。

 

見てよかったです。

 

以上、『ゆりあ先生の赤い糸』9話(最終回)のあらすじと感想でした。