日本テレビ系列で毎週水曜夜10時から放送中のドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』。3月10日に第9話が放送されました。
前回、第8話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 水無瀬碧:菅野美穂さん…恋愛小説家。シングルマザー。恋多き人生で明るい。すずらん町に育ち近くのタワマンを購入し、一人娘の空と暮らしている。
- 水無瀬空:浜辺美波さん…碧の娘。20歳。立青学院大学の大学生。漫画オタク。しっかり者で、危なっかしい母を守ろうと思っている。
- 入野光:岡田健史さん…空の同級生。イケメンで頭も良い陽キャ。女の子にモテて遊んでおり、年上女性とも関係があるが本命がいない。
- ナオキ:大地伸永さん…光の大学の友達。3枚目のお調子者。
- 愛梨:長見玲亜さん…光の大学の女友達。光が好きでアプローチをしているキラキラ女子大生。
- 未羽:吉谷彩子さん…光の元家庭教師。東京の一流企業に勤務。光とはまだ関係がある…?
- 橘漱石:川上洋平さん…碧の担当編集者。雰囲気イケメン。
- 伊藤沙織(サリー):福原遥さん…漱石の同僚で彼女。碧と漱石の関係に嫉妬し付きまとう。
- 小西編集長:有田哲平さん…散英社の敏腕編集長。碧を見つけ出した人物で付き合いが長い。
- 小田欣次(ゴンちゃん):沢村一樹さん…碧の幼馴染。すずらん商店街の鯛焼き屋『おだや』の4代目。長い海外放浪の旅から5年前に戻ってきてからはお店を継いで父・俊一郎と共に働いている。
- 小田俊一郎:中村雅俊さん…ゴンちゃんの父。『おだや』の3代目。7年前に妻を亡くしてから一人で店をしていたが、今は海外から戻ってきたゴンちゃんと働いている。
- ケンタ:中川大輔さん…『おだや』のアルバイト。『おだや』の跡継ぎ候補。
- 渉周一:東啓介さん…碧が通う整体治療院『太葉堂』のイケメン整体師。碧の小説の大ファン。空とは運命的な出会い?
- 一ノ瀬風雅:豊川悦司さん…空の実の父親。元俳優。同じ劇団の女優だった空の実の母・鈴(矢田亜希子さん)を残し失踪。碧が今も忘れられない恋の相手。
第9話のあらすじ
4日間の風雅との沖縄旅行から帰ってきた空は、上機嫌で『おだや』でおみやげを配り、しかも風雅をすずらん町に連れて帰ってきた。
風雅はあっという間に町に馴染み、乗ってきた軽トラを仲良くなった神社に置かせてもらえることになり、そこで流木の販売。
おもちゃ屋オオバヤシのかなえさん(銀粉蝶さん)と仲良くなり、おもちゃ屋の2階を間借りさせてもらえることになり、住まいを確保。渉先生の整体院の内装の仕事を請け負うことになり収入も確保し、すっかり町に馴染んでいた。
そんな父・風雅を、空は二人の母を捨てた男として怒っていたのに、これまで見たことない"生きていく力"がある人間として面白がるようになっていた。
碧は、気分転換をしに出掛けた銭湯の帰りにおもちゃ屋の2階から風雅に声をかけられ、一緒に飲むことに。
最初は渋々付き合い出した碧だったが、風雅のペースに乗せられてお酒とおつまみを楽しむ。そして、すすめられるままゲームのジェンガを始める。
ジェンガをするうち、風雅が碧のやり方を見て「昔もそうだったよ。」とふと漏らす。
その言葉で、風雅が本当は自分のことを覚えていて、嘘をついていたのだと気づいた碧は、どうして嘘をついたのか?と追及。
風雅は、突然碧と空が来て面喰って、空の瞳が鈴にそっくりなことに驚き、鈴がその場にいるように思え、碧を覚えていると言えずとっさに嘘をついたと謝った。
そして碧が鈴を支えて、鈴の子供を育ててくれたことを知って戸惑ったという。
碧は、同じ人を好きになって傷を負ったもの同士、鈴と親友となった。
クズな男である風雅を好きになったけど、好きになったことを否定したくなくて、鈴は空を産んだと思うと言う碧。
碧は鈴には言えなかったが、鈴に風雅の子供が出来て、何で自分に出来ないんだろうと思い悔しかったと明かす。それくらい風雅が好きだったと涙を流す。
さらに、どうして鈴のそばにいてあげなかったのか?と風雅を責め立てビンタした。
碧は、空にビンタしたことを報告。
空は、ビンタされた風雅の方を心配し、さらに二人の母を覚えてくれていたことを知って素直に喜ぶ。
そんな空を見て「一ノ瀬に甘い!」とふてくされる碧だったが、空と風雅が望む通り、鈴のお墓を3人でお参りした。
その後風雅の提案ですずらん温泉に温まりに行った時に、碧は「ひと仕事終えた気がする。」とひとこと。
空と風雅を鈴のお墓に連れて行くのが大きな役目だったかもしれない。という。
お風呂から上がってビールを3人で飲み、3人で手をつないで歩いた。空は親子で手をつないでみたかったと大喜び。
そんな親子3人の姿を見かけたゴンちゃん。初めて見る一ノ瀬風雅に対抗心を静かに燃やすのだった。
一方。碧の新作の連載が始まり、話の出来もよく小西編集長も一安心。
担当として喜ぶ漱石だったが、小西からニューヨークへの栄転を告げられる。
以前漱石が担当した漫画家が、ニューヨークに転居。担当は漱石じゃないとだめだと言って、指名してきたということだった。
今や出版社を支えているのは漫画とアニメ。その大事な漫画家からの指名は無視できないと小西に言われた漱石は、複雑な表情を浮かべるのだった。
話は戻って。
おもちゃ屋の2階で飲みなおすことにした、風雅と碧と空。
風雅の軽トラに積んであった沖縄のお酒を取りに行くと、風雅の荷物から大量の"空”を撮影した写真が見つかる。
風雅は毎日"空"の写真を撮っていたことが分かる。
アルバムの最後は、娘の空の写真。沖縄旅行をした時に撮ったものだった。
おもちゃ屋で、自分を撮った後から”空”を撮った写真がとまったことを追及する空。
続けて碧が「もう撮る必要がなくなったから。本物の空に会ったから?空がいることを知っていたんですか?だから空を撮ってたんですか?毎日。空を忘れないように。」と聞く。
風雅は「忘れないようにというか、忘れられなかったです。」と返す。
空が他にも"空”の写真がたくさんあると知り「キモ!キショ!あ、ごめん父ちゃん。」と、とっさに言ってしまった。
父ちゃんと言ってしまった自分に驚いた空は、その場から出て行き、光に電話して写真と自分が「父ちゃん」と言ってしまったことを話した。
光は心の奥底で写真に感動して「父ちゃん」と言いたくなったのでは?と指摘。
さらに空の存在を知らなかったはずなのに、どうして写真を撮っていたのか?知っていたのでは?と気づく。
空がいなくなって、碧と風雅だけが残された部屋では、碧も空の存在を知っていたのか?と風雅に聞いていた。
風雅は、鈴から空を産んだあとに子供を産んだことを聞かされていたという。
20年前。
子供を産んだとは知らずに、風雅は鈴に「やり直そう。」と書いた手紙を送っていた。
しかし返事はNO。「やり直す気はない。ただ女の子を産んだ。あなたの子。名前は空。新しい人とやっていく。」と書かれていたという。
好きな人が出来て、その人が自分と子供を受け入れてくれ、新しい家庭を持つと書かれたあったという。
風雅は鈴が新しい家庭を持ったと信じていた。その手紙をもらったあと、ずっと空の写真を撮っていた。ということだった。
帰宅して、風雅から聞いた話を空にした碧。
碧は、風雅と鈴が手紙をやりとりしていると知って、ちょっとショックだったと本音を言う。
空は、もし手紙のことを話せば、碧が怒ってどっか行くと思ったからでは?という。
碧も、もし知ってたら、実の両親に育てられた方がいいと思っただろうと言う。
しかし空は鈴はそう思わなかったと推測。「雲隠れして、女がたくさんいるような一ノ瀬さんより、母ちゃんに私を託した方がいいと思ったんだよ。自分が死んだら。」と言う。
空の言葉を聞いて、ちゃんと育てられただろうか?と言う碧。「いい子に育ったじゃん!」と励ます空だった。
同じ頃。一人でいた風雅の前に、鈴の幻が現れた。
鈴は「新しい男が出来たぐらい言わせてよ。私、あなたにひどい目に遭った。空を産んだことを伝えたのは親心。強いて言うなら女の意地。あなたの子供をこの世に残しましたよ、私。っていう。」と嘘をついた理由を言う。
そしてなぜやり直さなかったのか?と聞く風雅に「だってあなた信用できないじゃない。」と笑った。
そして「この世のことはお願いね。約束よ。」と言って消えてしまった。
翌日。
『おだや』で空が自分を引き取ったせいで、碧が結婚も出産も諦めたのでは?と心配していた。
しかし俊一郎は、ずっと碧をそばで見てきた者として、碧は本当によくモテてきたけれど、空をいることに引け目を感じているところは一つもなかった。
結婚しなかったのは、単に空と二人が居心地がよかったから。と断言した。
鈴さんが風雅に空を産んだことを知らせた理由は、もし碧が何かあった時に、空が頼る先をもう1つ残しておきたかったからでは?守る者は多い方がいい。と思ったからでは?と推測。
一ノ瀬風雅はこの先、力になってくれるかもしれない。碧も気づいていると思う。と優しく諭す俊一郎さんだった。
碧は、漱石から、連載する雑誌の読者アンケートで新作の評判がいいと聞いていた。
しかしネットでエゴサーチをして「時代遅れ。」という感想を見てしまっていた碧は、そっちの方を重く受け止めて気分が沈みこんでいた。
漱石は「ある時代を生き切り、大衆に深く記憶された作家だけが時代遅れになることが出来るんです。作家が本当の意味で時代遅れかどうかは、今ちゃんと生きのいい作品を書けるかどうかだけだと僕は思います。碧さんは大御所にもならず、気持ちもサビない。そして勢いもある。そんなあなたを見てると、時代の方が先に老いていくのではないか?と思います。」と熱弁を奮う。
「漱石が担当でいてくれて助かる!」と言う碧。
漱石は異動になることを伝えようとしたが、限定品のパンを買いに行きたいと言われ、電話を切られてしまった。
伝えられない漱石だった。
空は渉先生と会い、一ノ瀬風雅と碧と三人でお墓参りしたことを話していた。
渉先生は、風雅に整体院の内装を頼んだのは、この町に滞在する理由を作りたかったからだと明かす。
自分自身が幼い時に両親を亡くして、もうちょっと話しておきたかったと思ったから、空にも一ノ瀬さんと話して欲しかったからというのだった。
碧は、神社で風雅と会い、おもちゃ屋で沖縄料理を作っているから一緒に食べようと誘われる。
食事を一緒にしながら、思い出話をして笑い合った。
風雅は碧の小説を全部読んでいたと言うと、次は碧が、風雅と別れた後、何度恋をしても本当には好きになれなかったと告白。
いい雰囲気になったところで、風雅が「僕ら、やり直しませんか?もしくは始められませんか?」と言った。
一方。渉先生と話した後、光の家で漫画を描いて、夜ご飯を買いに出た空と光。
不良に絡まれて空のメガネを割られてしまい、緊急事態だと言って手をつないで歩いていた。
空はふと、大学卒業して働き出すと、こうやって二人で漫画描いたり、電話して助けてもらうことができなくなるだろうと言って、感傷的になる。
そして光の腕にしがみつき「光の匂いを嗅ぐ。」「この匂い覚えとく。」と言う。
光と空は、立ったまま動き出せずにいたーー。
…という話でした。
風雅の人柄
空の産みの母と育ての母、両方を捨てた悪い奴!と思っていた一ノ瀬風雅ですが、誰とでもすぐに溶け込んで、助けを得られるいい人だと分かりました。
どこ行っても好かれて、信じてもらえるなんて得な人だな~~と思います。
始めてきたはずのすずらん町でも、流木は売れるし間借りは出来るし、神社の境内は借りれるし、あまりにうまくいき過ぎて面白いです。
結局、クズな男だと言いつつも碧もずっとこの人が好きだし、鈴も命かけてまでこの人の子供を産んだ。
そんな人に会ったことないな~。
会って話してみたい人だなと思いました。
空は光が好き?
一ノ瀬風雅に「父ちゃん」と呼んでしまったこと、空がいち早く伝えたのはまたも渉先生じゃなくて、光でした。
何で言える人と好きな人は違うと思っていた私ですが、これはもう光のことが好きですね、空は。
今回は、腕にしがみついて匂いまで嗅いでましたよ。
こんな接触までしたいと思う相手は、もう好きになってるとしか思えません。
ただ頼りたい人に、しがみついたりしませんから。
空はお父さんがいなかったから、お父さんのように頼れる人が欲しかったのか?とも思ったんですが、父のような俊一郎さんにはしがみついたりしてませんもんね。
もう光が好きで決まりですね!!
あーあ、渉先生も空がお父さんと少しでも一緒にいれるように配慮してくれたのに!
優しい人だったのに。
最終話でフラれる?
スガシカオさんの曲『クライマックス』の~ドラマの最終話で主役じゃない方がふられちゃうシーンみたいだ~歌詞そのまんまかもしれない!
光と空の漫画共作の話は、とても好きでこれからどうなるんだろうとワクワクしたんですが、恋の相手も光なのか…。
家族へのコンプレックスを持ってて、アニメオタクの似た者同士の二人。
友達で留めておいた方がうまくいく関係だと思ったけど、腕にしがみつくような感じだったらもう止められませんね!!
確定です。
ゴンちゃんが嫉妬
他の人との結婚話を進めたり、碧をからかってきたゴンちゃん。
碧からプロポーズされたのに、断ったゴンちゃん。
碧が今でも忘れられなくて、その人の子供を育ててしまうくらい好きな一ノ瀬風雅の登場で、碧への気持ちが抑えきれなくなってきました。
碧と風雅と空の3人親子で手をつなぐのを見た後のゴンちゃんは、自分の気持ちに嘘つけない感じになってて、結局碧のことが好きだったのか、と驚きました。
なら、なんで碧からのプロポーズ断った??
前に、空を引き取ったばかりの碧にプロポーズして断られたから、海外の放浪の旅に出たって言ってましたけど、ゴンちゃんと碧はそういうスレ違いの縁かもしれませんね。
最終回で碧と空の隣にいるのは??
次回の最終回、碧の隣に誰がいるのか?
風雅?漱石?ーーゴンちゃん?
ゴンちゃんはだいぶ出遅れてる感があるな~~。
プロポーズ断ったからね。
風雅は、碧より鈴の方が好きだったけど、鈴の幻にこれからのことを頼まれたから、碧と一緒にいようと思ったんじゃないかな?
頭のいい碧なら気づきそうだけど、風雅のことめちゃくちゃ好きな碧なら、鈴の代わりだと分かってても、それでもいいと風雅との今後を選ぶかもしれない!
空は、もう光に決めるんでしょう!
娘に彼氏が出来てチャンチャン!って終わり方かな??
あれ?渉先生が彼氏じゃなかったっけ?
真の彼氏が出来て終わり!ってとこかな?
最後までしっかりと見届けたいと思います!
以上、『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』第9話を見た感想でした。
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