TBS系列で毎週火曜夜10時から放送中のドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』。3月9日に第9話が放送されました。
前回・第8話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 鈴木奈未:上白石萌音さん…音羽堂出版のファッション誌編集部に配属され、ドS編集長の宝来麗子の雑用係に。カメラマン・潤之介からお見合いを断る口実に恋人のフリをして欲しいと頼まれる。
- 宝来麗子:菜々緒さん…奈未の上司で『MIYAVI』の編集長。『MIYAVI』出版のためにパリから帰国したバリキャリ敏腕編集長。やる気のない奈未に冷たく当たる。
- 宝来潤之介:玉森裕太さん…超天然なマイペースカメラマン。奈未がピンチの時に現れる。お見合いを断る口実に奈未に恋人のフリをして欲しいと頼む。
- 中沢涼太:間宮祥太朗さん…『MIYAVI』の編集部員。クールでドライ。ファッション誌は未経験。好きなカルチャー誌の編集長を夢見て、今置かれたファッション誌編集部では、食らいつこうとファッションを勉強する努力家。
- 和泉遥:久保田紗友さん…『MIYAVI』の編集アシスタント。編集者になるのが夢で、麗子のもとで働きチャンスを掴もうと頑張っている。
- 尾芦一太:亜生(ミキ)さん…潤之介の専属カメラアシスタント。専門学校を出て大阪から上京。お調子者。
- 和田和美:秋山ゆずきさん…『MIYAVI』の編集部員。20代向け女性ファッション雑誌の元編集部員。
- 加賀栞:太田夢莉さん…『MIYAVI』の編集アシスタント。
- 松下由衣:吉田沙世さん…『MIYAVI』の編集部員。
- 半田進:なだぎ武さん…『MIYAVI』の副編集長。面接の時の奈未の姿を見てファッション誌編集部で採用した。
- 高橋麻美:高橋メアリージュンさん…ライバル雑誌『ZEAL』の編集長。麗子の先輩で一緒に働いたことがある。麗子をライバル視している。
- 日置健也:犬飼貴丈さん…奈未の幼馴染で、片思いの相手。今は東京で公認会計士をしている。事務所所長の娘と婚約し、奈未を失望させる。
- 鈴木義郎:橋爪淳さん…奈未の父。地元・熊本で書店を営んでいる。
- 鈴木多未:山之内すずさん…奈未の妹。奈未とは正反対な性格。
- 鈴木真未:宮崎美子さん…奈未の母。50歳過ぎても作家を目指す夫を見て、娘の奈未に「普通が一番。」と植え付ける。
- 宝来香織:高橋ひとみさん…潤之介と麗子の母。
- 宝来勝之介:宇梶剛士さん…潤之介と麗子の父。幼い頃から優秀だった娘・麗子に期待をかけ「俺の夢」と言っていた。
- 蓮見理緒:倉科カナさん…潤之介の幼馴染。天真爛漫な性格。ヴァイオリニストとなり世界を目指してヨーロッパへ旅立つ。
- 宇賀神慎一:ユースケ・サンタマリアさん…『音羽堂出版』の副社長。麗子をヘッドハントした人物。
第9話のあらすじ
潤之介からのプロポーズにすぐに「喜んで!」と答えた奈未。
浮かれながらいつものコーヒーを持って編集部に行くと、編集長室はキレイに片づけられていた。
副編集長の半田から、麗子が編集長が外れることになり、行方不明だと聞かされる。
新しく『MIYAVI』の編集長としてやって来たのが『ZEAL』の編集だった高橋麻美。
高橋のハイブランドの付録企画を目玉とする編集方針となり、ついていけない編集部。
そんな中でも、和美のアシスタントとして撮影小道具を集めた奈未は、和美に頼られるようになり、編集の仕事がいいなと思い始める。
仕事し始めの頃の奈未を見てきた遥は、今の奈未を見て「なかなかの強敵」と評するのだった。
潤之介は、金沢に戻って両親に奈未のことを話し、喜んでくれたと奈未に報告。週末、東京で食事をしようという話になったと電話で奈未に連絡。
奈未は、潤之介に編集長の麗子が辞めて連絡も取れないことを報告。特に驚く様子もない潤之介に、何か連絡があったら教えて欲しいとお願いした。
奈未は、宇賀神副社長に麗子の居場所を聞いたが、麗子から口止めされていると教えてくれなかった。
しかし、吸収合併の時に編集長である麗子が辞めるのと一緒にアシスタントの奈未もやめてもらう予定だったことを聞かされる。
が、麗子から奈未を残して欲しいとお願いされたとのこと。
そして麗子と宇賀神の恋も、麗子が一方的に終わりを告げていったとのことだった。
東京に戻ってきた潤之介は、奈未と鍋を食べるために食材を買いに来たスーパーで、理緒とばったり会う。
奈未にプロポーズしたと報告する潤之介に、一緒になって喜ぶ理緒だったが、潤之介が独身のうちに手の手術に付き添って欲しいと頼んできた。
鍋を食べている時に付き添いの話を聞かされた奈未は、理緒と復縁をしないか心配したが、潤之介を信じて行かせることにした。
翌日。
備品整理をしていた奈未は、納品書の伝票に押されていた"宝来"のハンコを見て、備品管理部に駆けつけ、麗子が備品管理部の一員として働いているのを見つける。
『MIYAVI』に戻って欲しいと懇願する奈未に、合併回避を止めることが出来なかった責任を感じ、せめて会社の役に立ちたいと部署異動を希望。今のところに来たのだと説明する麗子。
情報を漏らしたと思い、辞表を提出した半田には責任はないと伝えて。と言う。
さらに潤之介のプロポーズを受け入れて、会社を辞めるかどうか悩んでいる奈未に、「どうしてあなたを編集部に残したか分かる?」とだけ言って仕事に戻って行った。
帰宅した奈未は、好きな潤之介と一緒にいられることに喜びを感じながらも、仕事を続けるかどうか考え込む。しかし答えは簡単には出なかった。
高橋新編集長との編集会議で、高橋が募った付録のアイデアより、麗子が喜びそうな企画のアイデアばかりを提出する編集部のみんな。
売れない雑誌ばかりを作れば会社がどうなるか?と、売れる雑誌を作るよう釘を刺す高橋。しかし編集部員たちはみんな納得できない様子だった。
夜。
実業家の新谷(細田善彦さん)が、高橋を呼んで『MIYAVI』の新編集長になったお祝いをする。
そして麗子のパワハラ記事は自分が書かせたと自慢げに語り「僕と手を組んでおけば…。」と麗子が賢くないと言う。
しかし高橋は新谷の頭の上から水をかけ「今度の編集長も賢くないところは似たり寄ったりみたいです。」と言って去って行った。
『MIYAVI』編集部では、麗子に編集長に戻ってもらおう!とボス奪還作戦を練る。が、ことごとく失敗。麗子は頑なに編集長に戻らず。
一度辞表を出していた半田が、パワハラ記事の情報元が自分じゃなかったと高橋新編集長から教えられて戻ってくる以外、収穫はなかった。
食事会前に、奈未のことが気になり会いに来た潤之介の母・香織とお茶をした奈未は、12年前に、麗子がフランスに発った時以来、父とうまくいっていないことを明かされる。
麗子に会社を継がせようと幼い頃から期待していた父は、麗子のパリ行きを無駄だと言い、麗子は「うまくいかなかったとしても、無駄じゃない。」と言い返したという。
が、父は麗子を受け入れず、会社は潤之介に継がせることにしたのだ。
母の香織は、ゆっくりうちの事を知っていって欲しいと優しく言うのだった。
食事会の日。
奈未は備品管理部で働く麗子に、食事会の時間と場所を書いたメモだけ渡した。
夜。
食事会が始まり、奈未を会って早くも結婚式場を押さえると言い出す潤之介の父・勝之介。
麗子の話題が出て、奈未は前に書いた社内報の麗子の記事を見せて、麗子の仕事がどれだけ素晴らしいかを語り、『MIYAVI』も見せた。
そこへ「別に私はすごくなんかない。」と言って入ってきた麗子。
奈未のおかげで雑誌作りのすばらしさを知った勝之介は「父さん悪かった。ごめんな。」と麗子に謝った。
麗子も「宝来製紙継げなくて、父さんの夢かなえてあげられなくてごめん。」と謝り、和解した父娘だった。
帰ろうとする麗子に『MIYAVI』に戻ってきて、まだまだ勉強させて欲しいと言う奈未。
「夢を見つけちゃったかもしれないと思ってて。」と言うと、麗子は「それが答え。私があなたを編集部に残した理由。」と言うと、食事会の日時を教えてくれたお礼を言って去って行った。
後日。
潤之介は、いつものベンチに奈未を呼び出して「何があっても俺のこと信じていいんだよってお守り。」と言って婚約指輪を渡した。
奈未は喜びながらも、微妙な表情を見せる。
そんな奈未に「何か不安なことがあるなら言って。」という潤之介だったが、「大丈夫。」と、何も言わない奈未。
潤之介は、自分の会社の東京支社の屋上から星が見えると言い、前に見れなかった星を見ようと誘った。
次に理緒が奈未を会社に尋ねてきて、潤之介に手術の付き添いを許してくれたことに感謝の気持ちを伝えてきた。
「最近だんだんお仕事の楽しさが分かってきて、今ここでやめたら、中途半端になっちゃうのかなって思ってしまって…。」と漏らす奈未。
理緒は、奈未の夢が編集者になることになったのでは?と見抜く。
そして潤之介は自分の夢にフタをしてるのでは?と推測。奈未も自分の夢にフタをしたら、潤之介も悲しむのでは?と言う。
「奈未ちゃんが仕事とか夢とかに未練があるなら、奈未ちゃんが自分で中途半端と思うなら、潤ちゃんを余計傷つけるよ。本当に優しい人だから。」と言ってきたのだった。
一方で、潤之介も中沢と偶然ラーメン屋で会い、中沢に「鈴木はさ、編集の仕事やりたがってる。たぶん、やっとこの仕事の面白さに気づいたんじゃないかな。」と言われていた。
「そんなこと分かってるよ。」と返す潤之介だった。
夜。
ビルの上から星を見る潤之介と奈未。出会ってから今までを振り返る。
「もしかして夢も見つけられた?」と聞く潤之介に、泣きながら黙り込む奈未。
「奈未ちゃんにはいつも笑っててほしいから。」と言う潤之介に、指輪を外して返す奈未。
「元気でね。」と言う潤之介。「はい。」と返す奈未。
二人はそのまま別れた。
いつもベンチで一人座る奈未は、潤之介との思い出を振り返り一人泣いていた。
そこへ現れたのは中沢。
「お前が、また泣いてる気がして。」と言うのだったーーーー。
…というお話でした。
タイミングよく中沢さん
前々から、そういう兆候が見られてたのですが、奈未が完全に仕事に面白さを見出して潤之介のプロポーズを断ってしまいました。
そこへ現れたのが中沢さん!!
「お前がまた泣いてる気がして。」って!
潤之介に話を聞いていたから知ってたよね~~~!!?
ドS先輩!
中沢さんが最後に出てきた時はテレビに向かって「おいおいおいおいおい!!」とツッコみました。
また奈未が落ち込んでる時に現れたよ!中沢さん!
今度は泣くの分かってたでしょ???
前は奈未が勝手に思い込んで泣いていましたけど、今度は失恋しての涙。
これは潤之介が泣かせてるわけじゃない。
奈未が自分で別れを選んで泣いてわけだから、潤之介は悪くない。
この二人、別れるとは思ってましたけど、別れ方が切なかったですね。
本当は一緒居たいけど、結婚するなら仕事辞めないといけない。
このドラマであんまり奈未に感情移入出来なかったんですけど、初めて奈未がかわいそうと思いました。
せっかく両想いになれて、プロポーズもしてもらえたのにーー!!!!
高橋もプライド見せた
麗子を追い落とそうとずっと頑張ってきた高橋。
でも今回、新谷社長が麗子を編集長から退かせるために、パワハラ記事を書かせたことを知って水をかけてました。
高橋は自分の実力で奪ったと思ってたのに、裏で勝手にそんなことをやられて、プライドが傷ついたんでしょう。
すぐに半田副編集長に連絡して、戻って来てもらってましたね。
本当は麗子にも戻ってきて欲しいのかもしれないです。
卑怯な手で奪った編集長の席なんか、嬉しくとも何ともないのでは??
こんなことされて喜ぶわけないのに、新谷社長も人の気持ちが分からん人です。
なんだかんだで、高橋も麗子が好きなんでしょう!
次回の最終回で高橋がどう出るのか楽しみです。
夢にフタをする潤之介
取引先の会社のパンフレットに載っていた自分の写真を見て、取引先の人に感想を聞こうとした潤之介。
替えようと思っていた。と言われ、ショックを受けてました。
カメラマンになること、まだ諦めてないと思ったんですが…。
本当にお父さんの会社継ぐのかな?
理緒が潤之介は自分の夢にフタをしてるって言ってましたけど、本当その通りだと思います。
本当はカメラマンでいたいんだと思います。
でも。周りの女の人たち。まずは姉が編集者になりたいと旅立ち、次は好きな人がバイオリニストになるために旅立った。
そしてやっと次に好きになった奈未が、夢ない人だったのに、夢が出来て去ってしまった。
お姉ちゃんのせいで、会社継がないといけなくなって、それで代わりにお父さんの夢を自分が背負うことにした。
でも、本当はカメラマンになりたいって言えないのかな?
最初は会社継ぐか迷ってましたよね?
そうしたら、また雑誌作りで奈未とタッグ組めるかもしれないのに。
お父さんが子供たちのこと諦めてくれたらな~。
そんなこと酷かな。
そうすれば、奈未と潤之介はより戻せるかもしれない。
無理かな~~。
次回最終回。
結論が出たのにまだ続くってことは、望みがあるってことでしょう?
潤之介は本当に会社を継ぐのか?
中沢さんと奈未がくっつくのか?
宇賀神副社長はもう諦めてましたけど、麗子と宇賀神ももうくっつく可能性はないのかな?
中沢さんは遥さんとくっついて欲しいけどな。
早く次回が見たいです!!
以上、『オー!マイ・ボス!恋は別冊で 』第9話を見た感想でした。
見逃し配信はParaviで!!