2023年10月31日火曜夜11時から、フジテレビ系列で上田誠オリジナル脚本のドラマ『時をかけるな、恋人たち』4話が放送されました。
前回、3話の感想はこちら。↓↓↓
おもな登場人物
- 常盤廻<めぐ>(吉岡里帆)…広告代理店「アド・アモーレ」のアートディレクター。後輩に慕われる”辻褄合わせ”が得意。恋は一線を越えられず。未来からやって来たタイムパトロール隊員の翔と、特命を受け、タイムパトロール隊員になる。後輩の広瀬と受付の梓の婚約に傷心していたが、自ら二次会の幹事をすることに。その件で広瀬に呼び出され、結婚しないかもしれないと言われ、告白にストップをかける。タイムパトロールも積極的に行うようになり、得意の辻褄合わせで、タイムトラベラーの恋の手助けしている。広瀬への失恋を振り切ろうしていたところ、広瀬から結婚をやめて…と告白されかけるところにストップをかける。さらに小学生の時の初恋の人まで現れ、翔にも正式に告白され浮かれるが、あと1週間で任期満了を告げられる。
- 井浦翔<かける>(永山瑛太)…タイムパトロール隊員。廻と共に、時をかけてくる違法なタイムトラベラーを取り締まる。大学時代の廻と恋に落ちたことがある。航時法で記憶を消された廻とまた付き合おうと、事あるごとに迫り、3話で正式に告白する。
<タイムパトロール隊員>
- 天野りおん(伊藤万理華)…タイムパトロール隊員。オペレーター。翔が廻に迫る所を何度も目撃している。
- 八丁堀惣介(シソンヌじろう)…タイムパトロール隊員。メカニック担当。
- リリリー(夏子)…タイムパトロール隊員・少年課。翔のフィアンセ。気位が高く、廻にマウントをかけてくる。
- 和井内秀峰(石田剛太)…タイムパトロール隊員の隊長。
<広告代理店「アド・アモーレ」>
- 広瀬航(西垣匠)…広告代理店「アド・アモーレ」営業。廻の後輩。受付の梓と婚約したのに、廻に結婚をやめると言い出し、告白しようとして廻にストップをかけられる。
- 梓若菜(田中真琴)…広告代理店「アド・アモーレ」受付。
未来人・翔との恋に浮かれる廻
記憶はないが、大学生の頃に翔(永山瑛太)と付き合ったことがあると何度も聞かされていた廻(吉岡里帆)。
3話の終わり。
翔からついに「付き合ってほしい。」と告白され、4話の冒頭でデートしていました。
そのデートの場所が浅草。もんじゃ焼き。寄席でお笑いを見る。
全部廻の好みばかり。
それもそのはず。
廻には記憶がないが、前に付き合った時に廻の好きなものを全部知っているから。
翔と付き合い出し、仕事でミスをし始めた廻。
未来人と付き合いだした影響は、色んな場面で影響が出始めていた。
そんななか、仲間の天野(伊藤万理華)から、廻の任期はあと1週間だと告げられる。
満了になれば職務から解放され、お金も振り込まれる。もちろん記憶も消されるのだ。
本部からの命令と聞いて、廻と翔は、リリリー(夏子)の仕業だとすぐに気づいていました。
どうせ記憶を消される恋愛なのに、どうして廻は受け入れてしまったんだろう。
記憶はなくても、かつて恋に落ちたことあるし、やっぱり惹かれるものが翔にあるのか?
でも、翔もズルいですよね!
付き合ったことあるなら、当然好みを知ってるだろうし、今初めて恋に落ちた感覚の廻が、次々に自分の好きなものを差し出されて楽しい気分を味わったら、どんどん好きになるのは当たり前ですよ!
自分だけが覚えていて、簡単に口説き落としてるように見える。
廻の任期満了が早まると知って、本部にかけあうとか言ってなんとかつなぎとめようとするところとか。
廻とよりを戻したいと頑張ってる時から気持ち悪かったですが、こうやってすがってくるところも嫌ですね。
ずっと廻を困らせている。
令和で人気が出た未来人バッドトラベラー
今回のバッドトラベラーは、長期滞在の23世紀人の未来人・池浦トシ()。
ピン芸人だった桜(福田麻貴)という芸人と「フラジャイル」というコンビを組み、ツッコミをしている。
舞台だけでなく、テレビや動画にも出演し、多くの過去人・令和の人間に認知されてしまっている。
23世紀では売れない作家のトシ。
歴史に名を刻むつもりで令和にやって来たのではないか?とみる、タイムパトロール隊員たち。
相方の桜とは恋人関係であるが、まだ大売れにはなっていない。
隊長の和井内(石田剛太)は、まずトシを確保してから、令和の人の記憶を徐々に消していこうと話す。
トシを捕まえて基地に連れて行き、話を聞く。
作家のトシは、ネタ探しに令和に時間旅行に行ったが、闇の旅行会社で迎えの時間に迎えに来てくれなかった。
途方に暮れていたところにピン芸人をしていた桜が現れ、家に泊らせてくれ食事も出してくれた。
全く売れていなかった桜に、お礼のつもりでネタを直してあげると、一緒に舞台に上がらないか?と誘われ、漫才を始めるとウケた。
売れない作家だった自分のネタがウケたことに気分も良くなったこともあったが、桜を放っておけなかったから。
切ない恋話も、タイムパトロール隊員たちには全く響かず。
「"フラジャイル"が売れた事実はない。」
「もし売れていたらパラドックスで宇宙崩壊。」
桜と、カップルとしてもコンビとしても別れを告げてくるよう言い渡す。
何とか一緒に暮らせないか?とすがるトシを見て、翔はいつか未来人と過去人が一緒に暮らせないか?と思ったが、廻は、辻褄合わせするからと、トシにある提案をするのだったーーー。
今回の辻褄合わせはよかったです!
3話が、ちょっとそんな辻褄合わせある?っていう強引な裏技的なものだったので、今回は納得できました。
恋愛がうまくいくだけが人生じゃないですから。
別れるにしても、ちゃんと納得できれば前に進めます。
強引に自分の思いを貫くだけがいいことじゃない。
悲しいはずなのに、笑顔で空を見上げる桜の表情、よかったです。
桜役の3時のヒロイン・福田さん。
最高でした!
3話まで見て、ちょっとこんな変な話が続くのかと思ったら見てられないな。と思ったんですが、ちゃんと現実的な話になっていてよかったです。
かわいそうでもなかったし。
よかったよかった。
廻が翔にお願い
バッドトラベラーの件の辻褄合わせが終わったあと、廻は翔に
「私の記憶が消えたらさ、もう来ないでほしい。」
とお願い。おしまいにしようと切り出していました。
即座に拒否する翔。
でも廻は
「好きになってゼロになって、また出会って恋に落ちて。しんどいよ。」
と心の内を吐露していました。
廻の言う通り!
記憶がなくなったとしても、その時間は流れていくし。
翔は勝手だと改めて思いました。
もうすぐ任期が終わる廻が、全てを忘れる覚悟をしたのが切なかったです。
何回も来て、心揺さぶってんじゃないよ。
結局何もできないのに。
次回は、とうとう廻のタイムパトロールの任期が明日となる。
今回みたいに、納得できる別れならいいけど。
予告では、翔が「駆け落ちしよう!」って言ってました。
ええ~?本当?
もしかして、本当に一緒に暮らす結末もある?
どうなる?廻と翔!
次回も見逃せません。
以上、『時をかけるな、恋人たち』4話のネタバレ感想でした。