2023年9月4日月曜夜9時からフジテレビ系で、ドラマ『真夏のシンデレラ』9話が放送されました。
前回、第8話の感想はこちら。↓↓↓
おもな登場人物
- 蒼井夏海(森七菜)…サップトレーナー兼カフェ店員。明るく前向きで負けん気が強い。幼い頃に母が出て行き、父と弟の3人暮らし。父の食堂の手伝いと家事全般をこなす。地元愛が強く、友達の愛梨と理沙といるのを楽しみにしている。サップの指導で健人、修、守と出会う。幼馴染の匠に告白したがフラれ、告白事態を冗談にしてしまう。その後、匠が高校の恩師に想いを寄せてフラれているのを慰めキスされ拒絶。ショックを受ける。その後、健人と仲良くなり告白される自分もそばにいたいと返す。失踪した母が突然帰って来て、店の金に手を付けているのを見て傷つく。健人に無理して笑わなくてもいいと言われ、家族の前でも泣いてこなかったのが、やっと泣けた。健人との交際が順調に見えるが、本人としてはまだ付き合っている実感はない。
- 水島健人(間宮祥太朗)…東大卒。親が経営する建設会社の社員。修と守とは高校からの腐れ縁。3人でバカンスに出かけ、サップトレーナーの夏海と出会う。次期社長になると約束されながらも、親の期待通りに生きることに疑問を持つ。子どもの頃は海洋生物学者になりたかった。休暇後に東京に帰るつもりだったが、江の島が気に入り帰らないと決める。匠から、住む世界が違うから夏海に近づくなと言われ、匠も夏海を振り回していると言い返す。夏海に思いを告げた。母のことで無理をする夏海を支える。
<<夏海に関わる人たち>>
- 滝川愛梨(吉川愛)…美容師アシスタント。夏海といつもつるむ友達。マッチングアプリにハマり、守らと出会う。恋愛に前のめり気味だが、軽いわけではない。嘘をついていた守に、自分にキスしようとしたことも嘘なのか?と聞き、答えてくれなかったことに傷ついている。修の言動に腹を立てていたが、アシスタント試験の結果に落ち込んでいるところをマーガレットの花束で励まされ急速に引かれる。順番にこだわる修のペースに合わせ、交際を始めた。が、これまで付き合ったことのないタイプの修に戸惑う。
- 小椋理沙(仁村紗和)…クリーニング店員。夏海といつもつるむ友達。離婚した翔平との間に生まれた息子・春樹を育てるシングルマザー。元夫・翔平に息子・春樹を引き取ると言われて危機を焦り、夜の海に落ちたところを早川に助けられる。職場に早川が来て告白されるが、はぐらかす。高熱を出した春樹を連れて駆け込んだ病院にいたのが早川。小児科医と判明。患者の母として接してくる早川に戸惑う。春樹のためには元夫と復縁した方がいいが、早川への思いのあいだで揺れ、春樹家出をきっかけに早川に別れを告げる。守の誕生パーティーをきっかけに早川と再会。早川が春樹に聴診器をプレゼントしたことで春樹と早川の仲が深まる。早川への思いを断ち切れずにいる。
- 小椋春樹(石塚陸翔)…理沙の息子。両親ともに出かけられるのを願っている。父になりたいという早川の発言には真っ向から拒否の姿勢をとり、父に会いに一人で東京に行く頑固さを持つ。が、早川から聴診器をプレゼントされ、早川への対抗心より将来の夢である医師の先輩として見るようになる。
- 村田翔平(森崎ウィン)…理沙の元夫。春樹を引き取りたいと思っている。春樹をそばで見守りたいと理沙に復縁を迫る。
- 牧野匠(神尾楓珠)…大工。夏海の幼馴染で家族ぐるみの付き合い。既婚者の佳奈に想いを寄せるが、相手にされず。夏海の告白を受け断るが、つかず離れずの状態。夏祭りに夏海を誘っていくが、佳奈を見かけ夏海を置いて追いかける。佳奈にあしらわれショックを受けているところを夏海に慰められキス。夏海に拒絶されてしまう。夏海に近づく健人に近づくなと牽制しつつも、再び近づいて来た佳奈への思いと、夏海への複雑な気持ちに揺れる。が、佳奈に夏海への本当の気持ちを気付かされる。健人と夏海のあいだに無理に入り込むようなことはせず、ちょうどいい距離感で夏海のそばに寄り添う。
- 早川宗佑(水上恒司)…ライフセーバー。夜の海に落ちた理沙を偶然助けたことで、理沙に想いを寄せるようになる。理沙が、高熱を出した春樹を抱えていった病院で小児科医だと分かる。理沙への思いは強い。春樹を思って離れようとする理沙に従う。医師になりたいと言う春樹に聴診器をプレゼントする。
- 長谷川佳奈(桜井ユキ)…匠に想いを寄せられる元高校教師。既婚者。匠の思いをかわしたが、夫の転勤で再び近所に住むことになり、匠に接近。匠の気持ちを揺さぶるが、匠の夏海への思いに気付き匠に指摘。教師と生徒の間柄に戻る。
- 蒼井海斗(大西利空)…夏海の弟。高3。しっかり者の姉にすぐ頼る。付き合っていた彼女が二股した相手の子を妊娠。それを承知で結婚を決意。だが、彼女が二股を明かしたことで話がなくなる。健人に勉強を教えてもらったことをきっかけに兄のように慕うように。
- 蒼井亮(山口智充)…夏海と海斗の父。小さな食堂を経営。調子者だが負けん気が強く、客と喧嘩することがある。お金に困っている友達のために、夏海が用意していたサップの大会へ行くための交通費を使ってしまう。頼りない父親。
<<健人のともだち>>
- 佐々木修(萩原利久)…健人の高校からの友達。医師。エリート意識が強く、無自覚に失礼な発言をする。夏海の弟・海斗の能天気さ母親がいないからと言い、愛梨を本気で怒らせることがきっかけで、その場を収めようとしてくれた守の秘密まで暴露してしまう。他人の気持ちが分からないのがコンプレックス。試験がうまくいかなかった愛梨を、マーガレットの花束で励ます不器用な面がある。守から正直にいるようアドバイスを受け、愛梨に告白。順を追った交際を求める。
- 山内守(白濱亜嵐)…司法浪人生。健人の高校からの友達。明るいムードメーカー。愛梨に想いを寄せている様子。海斗への失礼発言した守と、それに激怒した愛梨の仲介に入ったが、逆に学歴や住居について嘘をついていたことを守にバラされる。恥ずかしさで愛梨への好意を明言できず、キスしようとしたことも嘘だったと誤解を与えたまま距離が出来てしまう。愛梨が修に惹かれていると知ると、不器用な修のフォローに入る、二人が交際を始める後押しする。
9話のあらすじ
夏も終わりが近付き、父・亮(山口智充)から夏休みを取るように言われた夏海(森七菜)。
突然休みになってもやることが思いつかずネット検索。行きたいと思う音楽イベントが見つかるも、チケットは既に完売していた。
話を聞いた匠(神尾楓珠)は、チケットを取ってあげたいと思うが方法が分からず。
海斗(大西利空)から、健人(間宮祥太朗)に頼めばなんとかしてくれるかもしれないと聞き、海斗から連絡先を聞いた匠は、直接健人に連絡。
健人がイベントのサイトを見ているのを見た同期の安藤皐月(山崎紘菜)が、自ら協力を申し出る。
知り合いに頼み、見事立見席のチケット4枚を確保する事が出来た。
一方。
交際が順調にいっているかと思われていた愛梨(吉川愛)と修(萩原利久)。
守(白濱亜嵐)のアドバイス通り、正直な気持ちに従って愛梨に毎日電話をかけていた。
しかし、これまで付き合ってきた人とは連絡があまりなかった愛梨にとって次第に負担となってくる。
次のスタイリストの試験では合格したいと勉強に集中する愛梨は、
「しばらく連絡控えよう。」
とこちらも正直な気持ちを打ち明ける。
ショックを受けた修は、仕事に集中できず注意を受けるようになり、恋愛は自分には必要ないと思いつめ、距離を置こうと考え出す。
修の話を聞いた守(白濱亜嵐)は、相手あってのことだから冷静になって考えろ、となだめた。
夏海が休みのKoholaでは、理沙(仁村紗和)と翔平(森崎ウィン)元夫婦と春樹(石塚陸翔)の親子3人が仲良く食事をしていた。
そこへ、後輩を連れて食事に来た早川(水上恒司)は、春樹から誘われたのを断り、別の席で食事をする。
理沙の様子で早川との関係に勘づいた翔平は、理沙の気持ちを聞く。
「私は早川さんのこと好きなんだと思う。」
と答えたが、今は母親である自分を優先し、気持ちを打ち明けるつもりないと改めて決意する理沙だった。
同じ頃。東京では、夏海と匠、健人と皐月の4人で、緑黄色社会が出演するライブイベントに参加。
楽しそうに寄り添う夏海と健人の様子を見て、複雑な表情になる匠と皐月。
イベント後の食事の席で、皐月は、夏海と健人の交際が順調にいっていることを羨ましがる。
しかし、唐突に「親が認めてくれるかどうか。」をこれから考えなければならなくなる。と二人の順調な恋愛に水を差すようなことを言い始める。
何も言えず沈み切ってしまう健人と夏海。
匠が
「それは関係ないんじゃないですか?お互い好きなら周りの意見なんか気にしなくていいと思うけど。」
とフォローに入る。
しかし皐月は、「健人の家は特にそう。」と自分の意見を曲げなかった。
夏海の苦しい状態に、匠は、海斗や亮へのおみやげを買おうと話題を変え、その場から夏海を引き離した。
夏海と匠がその場からいなくなった後も、健人に夏海との将来を考えたことがあるか?と、なおも聞こうとする皐月。
何も答えられない健人だった。
江の島に戻り、家族におみやげを渡す夏海。
匠は、自分も東京みやげを買ったと言い、クジラの風鈴を夏海にプレゼント。
夏海は、風鈴を見て昔からあるものはずっと体にしみこんでいる。と話す。
話を聞いた匠は、夏海と自分も同じ。夏海に素直な気持ちを言った。
「今までは夏海の存在が近すぎて見えなかった。でももう違う。夏海と一緒にいたい。」
「今までもこれから先もずっと。夏海のそばに居させてほしい。」
「一番大事にしたいって気づいたから。」
匠の気持ちを黙って聞く夏海だったーー。
……というお話でした。
愛梨ちゃんには守の方がいい
初の彼女が出来た修ちゃん。
気持ち押し付けて、拒否られたらもう距離を置くとか人生に恋愛が必要ないとか、極端なことを言い始めました。
スキマスイッチの曲『藍』の歌詞
「どうかいなくなれ こんなんなら存在自体消してしまえ 」
みたいな。
『藍』は、「恋愛の成功率はね散々でねいつだって成就しないまま」って言ってるから、片思い。
『藍』とは違って修ちゃん、両想いなんだからさ~~。
修のような人と付き合うと大変だとは思ってましたが、やっぱりな……。
愛梨ちゃんには、守の方がいいと思う。
翔平が理沙と早川の恋愛に気付いた
理沙の元夫・翔平が、早川と理沙の様子がおかしいことに気付いていました。
結婚しているあいだに、理沙の気持ちの機微に気付けるような夫だったら別れずに済んだかもしれないのに。
会話から察するに、翔平はあまり家におらずに家庭を放ったらかしにしていた夫だったもよう。
理沙が一人耐えているのに気づかず、別れを切り出されるまで理沙の苦しみに気付かなかった。といったところでしょう。
だとしたら、放っておかれたのが離婚原因だったのでしょうか?
早川ともくっつくつもりがないようだし、翔平と復縁もないようだし。
春樹の母親である事を優先して、耐えていくみたいです。
自分では決断できず、息子に促されて再婚するタイプだな。こりゃ。
皐月の言動に違和感!
夏海が行きたいと言い出した音楽イベント。
チケット入手の方法をさぐる健人に、協力を申し出た、健人の同期の皐月!
スマホで何を見てるか?を勝手に見てくるのにも嫌な感じでしたけど、チケット4枚用意してちゃっかり自分も行ってるのにもまたビックリ!
無理なく夏海と健人のあいだにスルーッと入ってきて、怖い。
なにこのひと!
それで食事までアテンドして、夏海、健人、匠の三角関係にまで口出して。
これまで7話まで積み重ねてきた3人の関係に入り込んできて、画的にもかなりの違和感!
なになに?このひと。
まぁ、家の話はこれまで何度となく出てきてて、夏海の母親が出てきた時にもっとぐちゃっとするのかと思ってました。
が、母親は1回で退場。ホッとしてたら、ここにまだ控えていたか!!
皐月は健人の何?
大学の同期で、会社も一緒なだけで、別に親が決めた許嫁とか、古い時代のなんちゃらでもないでしょ?
めっちゃくちゃ違和感あるんですけどーー!
なんじゃい!
健人VS匠、ここにきて匠が優勢
佳奈(桜井ユキ)を追っかけている時は、夫に挑戦的な態度を取るほど強硬な姿勢をするタイプだった匠。
夏海への気持ちに気付いてからは、打って変わって夏海のそばにただいるだけの姿勢に変わりました。
あまりの変わりように驚き!
こんな優しい態度も出来るんですね!匠くん。
健人も優しい人だと思ったけど、ここにきて家の話を持ち出されると何も言えず。
はっきりと夏海への気持ちを言えなくなってしまっていました。
健人VS匠は、ここに来て匠が優勢になってきました。
夏海と匠が並んでいる姿を見てもお似合いだし、匠なら家がどうだと言われないだろうし。
匠の方がいいような気がしてきました。
最初の頃は、夏海を置いて何回も佳奈のところに走ったのは許せませんでしたが。
ちゃんと気持ちが決まってからの匠は、揺らがない。
まだまだ成長過程の匠と、グラグラと親のことで揺れまくってる健人。
健人の方が勝つかと思いましたが、わからなくなってきました。
ちなみに、匠が夏海にあげていたクジラの風鈴かわいかったですね!
あの風鈴そのものは見つかりませんでしたが、ほかのデザインのクジラの風鈴はあるようです。
ドラマのように風鈴の音で風を感じて、涼しくなるのもいいですね!
次回は?
次回の予告では、女性の声で夏海が「健人とは、ひと夏の恋だと思って身を引いて。」と言われていました。
健人と夏海の恋は、本当に終わってしまうかも。
終わると言うか、むしろ健人のおかげで匠が自分の気持ちに気付いたし、夏海と匠がくっつくのには、健人との恋が必要だった。とも言える。
さぁ、どうなる夏海と健人。
次回につづくーー!
以上、『真夏のシンデレラ』9話を見たネタバレ感想でした。