2023年12月19日火曜夜11時から、フジテレビ系列で上田誠オリジナル脚本のドラマ『時をかけるな、恋人たち』11話(最終回)が放送されました。
前回、10話の感想はこちら。↓↓↓
おもな登場人物
- 常盤廻<めぐ>(吉岡里帆)…広告代理店「アド・アモーレ」のアートディレクター。後輩に慕われる”辻褄合わせ”が得意。恋は一線を越えられず。未来からやって来たタイムパトロール隊員の翔と、特命を受け、タイムパトロール隊員になる。後輩の広瀬と受付の梓の婚約に傷心していたが、自ら二次会の幹事をすることに。その件で広瀬に呼び出され、結婚しないかもしれないと言われ、告白にストップをかける。タイムパトロールも積極的に行うようになり、得意の辻褄合わせで、タイムトラベラーの恋の手助けしている。広瀬への失恋を振り切ろうしていたところ、広瀬から結婚をやめて…と告白されかけるところにストップをかける。さらに小学生の時の初恋の人まで現れ、翔にも正式に告白され浮かれるが、あと1週間で任期満了を告げられる。過去人と未来人の恋を目の当たりにして、翔に自分の記憶が消えたらもう会いに来ないでほしいと頼む。が、任務終了が迫り考える時間稼ぎに80年代に翔と駆け落ちする決意をする。が、80年代で結婚する前の両親と会い、二人が結婚できるよう辻褄合わせをし、自分が生まれる未来を作った。次は、今のアートディレクターになるきっかけを作った初恋の出来事の辻褄合わせに2003年へ。次は、りおんの提案で翔と出会った2013年に行く。
- 井浦翔<かける>(永山瑛太)…タイムパトロール隊員。廻と共に、時をかけてくる違法なタイムトラベラーを取り締まる。大学時代の廻と恋に落ちたことがある。航時法で記憶を消された廻とまた付き合おうと、事あるごとに迫り、3話で正式に告白する。付き合いだしたのも束の間。廻に任期満了が告げられ、廻に、記憶が消えたらもう会いに来ないで欲しいと言われるが頑なに嫌がる。再三廻に駆け落ちを迫っていたが断り続けられる。が、任務終了が迫った廻に時間稼ぎに駆け落ちをしようと誘われる。タイムトラベル舌先の1983年で廻の両親が無事に結婚できるよう廻とりおんと協力して助ける。りおんの提案で、タイムパトロールからタイム
<タイムパトロール隊員>
- 天野りおん(伊藤万理華)…タイムパトロール隊員。オペレーター。翔が廻に迫る所を何度も目撃。本部から廻に任期が早められると知ると当たり前だと突き放す。翔と廻の仲が歴史を変えるのでは?とずっと気にしている。廻と翔が駆け落ちした1983年に追いかけていき、廻の父親にナンパされ、廻の両親が結婚するきっかけを失いかけるが、廻の策でなんとか回避。廻と翔の駆け落ち騒動に巻き込まれていく。
- 八丁堀惣介(シソンヌじろう)…タイムパトロール隊員。メカニック担当。
- リリリー(夏子)…タイムパトロール隊員・少年課。翔のフィアンセ。気位が高く、廻にマウントをかけてくる。翔が廻に迫っていると知り、廻の任期満了時期を早める。
- 和井内秀峰(石田剛太)…タイムパトロール隊員の隊長。妻を亡くしている。
<広告代理店「アド・アモーレ」>
- 広瀬航(西垣匠)…広告代理店「アド・アモーレ」営業。廻の後輩。受付の梓と婚約したのに、廻に結婚をやめると言い出し、告白しようとして廻にストップをかけられる。翔と廻がタイムボードに乗って消えるのを目撃。逃避行する廻を追いかけてくる。
- 梓若菜(田中真琴)…広告代理店「アド・アモーレ」受付。広瀬の婚約者。婚約後に廻への気持ちに気付いた広瀬が、廻を追いかけタイムトラベルしたのを追いかけ、広瀬を令和に帰した。
記憶消されてなかった
前回・10話の終わり。
監査員(津田寛治)らに逮捕され、フォーゲッターで記憶を消されたかに見えた翔(永山瑛太)。
廻(吉岡里帆)の前を通り過ぎても気にすることなく、連行されて行っていました。
続いて廻もフォーゲッターにかけられ、翔との恋が初めからなかったことに……??
しかし!!なぜか記憶は残っていた!
翔が逮捕された時、和井内隊長(石田剛太)とりおん(伊藤万理華)に、八丁堀(シソンヌじろう)にフォーゲッターに細工させ、記憶が消されないように合図を送っていたから。
ーーという展開でした。
はー?
なんじゃそりゃ?
ルール破られまくりやん!!
拍子抜け。
ここまで盛り上げておいて、へへー!大丈夫やもんね!
なんてどんな展開やねん!!
翔は牢獄、廻は思い出を引きずり生きる
翔と廻の恋に共感した隊長とりおんが、これ以上記憶を消されたらかわいそう。だということで八丁堀に指示してやらせたこと。
未来に連れ戻された翔は、時の牢獄に入れられ、もう過去にタイムトラベルできない。
毎日廻のまぼろしを追いかける日々。
何も出来ない牢獄で耐えていけるか?
ーーというかわいそうなことに。
一方。
残された廻はただひたすら翔との思い出に浸り、噛みしめる寂しい毎日。
広瀬(西垣匠)と梓(田中真琴)は無事結婚。
廻は、二次会の幹事を務めあげる様子が放送されていました。
うーん。
広瀬には困らせられましたが、無事梓さんと結婚したんですね!
梓さん、婚約直後に先輩にフラフラするような男、信用できるのかな?
「幸せにします!」
「幸せになります!」
とお互い幸せ宣言していたけれど…。
広瀬は本当、よく分からキャラでした。
かぼすこしょうキャラメルはヒット
ゆずこしょうキャラメル改め、かぼすこしょうキャラメルはヒット!
このドラマでは、パピコが23世紀にも残っている設定。
廻は、そのパピコのようにかぼすこしょうキャラメルも未来に残るお菓子になるよう、売る!と意気込んでいました。
パピコ、200年も残りますかね~~?
江戸時代の食べ物で今残っているものある?
お寿司?
わからない。
翔が脱獄!思わぬことが発覚
廻は、思い出の公園のベンチに座っていたところ、脱獄してきた翔が現れる。
伝説の恋人・マギー&キケロがテロ騒ぎを起こした混乱に乗じて、脱獄できたらしい。
が、長く滞在できない。
再会できた喜びもそこそこに、これまでの寂しさとイライラをぶつけ合うふたり。
そんな二人を、基地内に入れるタイムパトロール隊員たち。
八丁堀も脱獄してきており、和井内隊長は、翔と八丁堀にマギー&キケロに緊急配備がかかっているから、早く未来に帰るよう言い渡す。
だがそこへ、本部から通信。
リリリー(夏子)と、令和の過去人で、廻の初恋の人・諸星(ラランドニシダ)が結ばれたことが発覚。
二人は子供を作り、その孫の孫の孫が、23世紀の和井内だと言うことが分かる。
このことで、
「隊長は、時を超えたカップルの子孫であり、これによって過去人と未来人の恋が歴史的に正当化された。」
と言うりおん。
このことを聞いて勇気づけられた翔と廻は、またまた恋の逃避行を始めるのだったーー。
なーんだこの展開!
翔のことが好きで、過去人の廻との仲を引き裂こうとしていたリリリー自身が、過去人の諸星君とくっついちゃった!
そんでもって子供まで作って、未来に生まれるのが和井内??
もうなんでもかんでも話をつなげすぎ!
やり過ぎ!
ここまでやるともうお腹いっぱい過ぎです。
マギー&キケロの正体
翔と廻は、追っ手から逃げる為、黒づくめの衣装に変え、色んな時代に行ってデートを楽しむ。
翔は、ふと自分たちの衣装がマギー&キケロの衣装にそっくりなことに気付く。
断定はできないが、マギー&キケロは、翔と廻だったーー!!!
もうしんどい。
もうしんどい。
結局全部つながってました。
私は、ドラマ『JINー仁ー』みたいな、切ない恋の終わりを期待していたんです。
でも、全然違う話でした。
恋の超展開!?
まぁ、コメディードラマでした。
そんな厳密に時間や歴史を変えるとか、真面目な話ではなかったです。
未来人と過去人が子ども作ったって、未来に孫が残って生きてる。
和井内が証拠。
そんな展開、誰が予想します?
終わってみれば、変な面白いドラマでした。
結局二人は別れなかったし、ずっとタイムトラベルし続けるみたいです。
『時をかけるな、恋人たち』。
このドラマのタイトル。
この言葉は、タイムパトロール隊員たちが捕まえる犯人たちにかける言葉だと思っていました。
が!!
ただただ、主人公の翔と廻に向けた言葉だったことに最後に気付く。
うーん。
やられました。
もう見事に。
最後まで真剣に見てきたのに、やられたって感じです。
もっと肩の力を抜いて、笑い飛ばして見るドラマでした。
何だったんだ!
ちょーっと腹立つ。時間を返してくれ!
ハハハ。
最後の最後まで振り回された、恋の超展開でした。
ちゃんちゃん!
以上、『時をかけるな、恋人たち』11話(最終回)のネタバレ感想でした。