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シッコウ!!~犬と私と執行官~ 8話ネタバレ感想 投資詐欺と個人間融資に苦しむ大学生債務者に法律を学ぶひかりが寄り添う

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2023年9月5日火曜夜9時からテレビ朝日系で、ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』8話が放送されました。

ネタバレ感想を書いていきます。

www.tv-asahi.co.jp

前回、第7話の感想はこちら。↓↓↓

 

www.lovetv.site

 

おもな登場人物

  • 吉野ひかり(伊藤沙莉)…地元の信金で事務をしていた。家を出て行った父が残した犬が他界。母が旅に出たことをきっかけに、元来の犬に好かれる体質から、通信教育でシニア動物介護の資格を取って転職を決意し、ペットサロンに就職。自宅アパートの隣人の退去執行業務をしていた小原と第一印象の悪い出会いをしたのち、ペットサロン経営者の上野原に夜逃げされ無職に。二度と会うと思っていなかった小原と再会。強引に執行補助者にスカウトされる。新しい仕事が決まるまで由比の保護動物カフェで働きながら、家賃の為執行補助を引き受ける。執行補助を何件か務めて、人間の極限状態にふれて、心がざわざわと揺さぶられる。執行の仕事が男性ばかりで女性が少ないことを知り、また胸をざわつかせる。長窪にスカウトされたことで、犬担当だけでなく運送担当としても小原の執行についていくことになる。何度も執行の現場に立ち会うことで法律に興味が出てきて、小原に「法律を教えてほしい。」とお願いした。

<<執行官室の面々>>

  • 小原樹(織田裕二)…裁判所の執行官。家賃滞納で強制退去の執行に向かったアパートで、ひかりと出会う。犬嫌い。淡々と執行業務をしているかに見えるが、ひかりの感覚に触れるとブレしてしまう面がある。経営者に夜逃げされ無職となったひかりの、犬に好かれる才能を買い、執行補助者にスカウトする。執行補助者を続け落ち込んでしまったひかりに、執行の仕事への思いを熱く語る。執行の仕事を一緒にしていたひかりに「法律を教えてほしい。」と頼まれ感激。
  • 栗橋祐介(中島健人)…元銀行員の執行官室の事務員。3度司法試験を受けている浪人生。執行官たちに執行を振り分ける役目をしている。執行官を送り出す時、ベルを鳴らし「無事の落着を。」と言う。ひかりのアパートの隣室に引っ越してきた。気軽にひかりと話すマッチョな長窪にライバル心を抱く。web3.0系を専門で取り扱う弁護士を目指しているが、執行官の事務官として求められる今に迷っていたが、ひかりに人に寄り添う法律家になって欲しいと言われ、諦めずに司法試験に挑むことになる。
  • 日野純二(勝村政信)…執行官室の室長。裁判所の元書記官
  • 渋川万亀夫(渡辺いっけい)…ベテラン執行官。国税局の元徴収職員
  • 間々田稔(菅原大吉)…最年長執行官。

<<執行に関わる人たち>>

  • 砥沢譲吉(六角精児)…鍵屋の執行補助者。執行官についていき開錠を担当。開錠の際「アンロック完了!」と毎回言う。新たに補助者に加わったひかりに対して、自らをLST、LochSmiehTozawaと名乗りカッコつける。
  • 長窪桂十郎(笠松将)運送業者の執行補助者。執行の際の荷物の運び出しを担当。管理する。そつなく業務をこなすかに見えて実は子供にやさしいところがある。犬担当のひかりの手際の良さと度胸あるところを買って、運送担当にもスカウトする。
  • 須賀川(モロ師岡)…執行の立会人。執行人が行き過ぎないか中立の立場で見る。喫茶「納税」のマスター。
  • 奈良井司(皆藤空良)…長窪の部下。長窪とともに執行で荷物運びを担当する執行補助者。

<<ひかりに関わる人たち>>

  • 由比千尋(ファーストサマーウイカ)…保護動物カフェ店長。動物を物扱いする人たちを見ると目の色を変えて激怒する。生き物を商売にする上野原と対立していたが、一緒に虐待されていた犬を保護したことで意気投合する。
  • 上野原美鶴(板谷由夏)…ひかりが就職したペットサロン&ホテルの元店長。雑誌に取り上げられるような経営者。執行官の小原に返済を約束しながら夜逃げし、再びペット業界に戻ろうとネット上で活動を始め、ひかりを誘ったが断られる。その後、債権者の依頼を受けた執行官・日野から執行されすっからかんに。今度はペットホテルをしようと出資者を求めている。由比たち保護カフェの人たちと犬の保護に携わったことで、保護ホテルを始めようと考えを変えた。
  • 三戸夏奈(駒井蓮)…ひかりの親友。実家が経営する動物病院の動物看護師。ひかりがおしゃれなペットホテルに就職したことと安い物件が借りられたことに喜んでいるのを、信用できないと忠告する。世の中を冷めた目で見ている。
  • 青柳昌代(宮崎美子)…ひかりが住むアパートの大家。優しいが、家賃滞納をして裁判で退去を命じられても出て行かない入居者に対して裁判を起こす。ひかりにアパートはペット禁止と強く言う。
  • 鵜沼雪乃(中川紅葉)…腕がいいトリマー。

 

上野原社長が保護活動

前回・7話で、由比店長(ファーストサマーウイカ)さんと商売のことで意見が対立していた上野原社長(板谷由夏)。

ひかり(伊藤沙莉)、夏奈(駒井蓮)と共に、虐待されたワンコの救出をしてから意気投合。

保護ホテルを始めようと考えを変えたそうです。

秘書さんが嬉しそうに由比店長から保護活動についての資料を受け取っていて、あぁ社長も変わったな~と嬉しくなりました。

店長もあれだけケンカしてたのに「今度は成功する!」と上野原社長を応援してて、面白かったです。

この二人が組めば、救われるワンコが増えるでしょう!!

 

執行の相手は大学生

今回小原(織田裕二)の執行の相手は、19歳の女子大学生・白河杏奈(幸澤沙良)。

バイト中に居眠りしてしまうぐらい、よく働いてよく学ぶ真面目な大学生なのに、なんで借金?

と思ったら、同じ大学の先輩に投資詐欺に遭っていました。

犬を飼っているとの情報があり、ひかりも補助者としてついて行くことに。

動産執行に自宅に行ってみると、出てきたのは母親の登和子(筒井真理子)。娘が借金していることも、督促されていたことも全く知らなかった様子。

帰ってきた杏奈に借金の理由を聞いても、「女子大生はお金がかかる。」としか答えず。部屋に閉じこもって何も話さない。

母子家庭で無理して大学に通わせてくれている母親に、負担をかけたくないと思っている様子でした。

そんな杏奈が、自分の境遇と似ていると感情移入してしまうひかり。

しかし、助けてほしいと声を上げてくれる人しか、法律で救えないのだと執行官室の人たちに聞かされていました。

 

今回の債務者には共感できなかった

まぁ、お母さんに負担をかけたくない。なんなら助けになると思って始めた投資。

詐欺だと気づいても、30万円すでに取られてるわけだし、恥ずかしい気持ちもあって相談できないですよね。

でも、そもそも借金して投資しようなんて考え、甘いと思いました。

貯金していたお金を使うならまだしも、学生ローンで借りられるところがあるって言われてすぐに飛びつきます??

学生さんのバイトでも高給な家庭教師をしてて、いい金額もらってるはずなのに。

理系で学校で使う物を買うためにっていう理由も分かるけど。

オシャレしたい気持ちも分かるけど。

優先順位つけてどれか諦めるとか、夏休みとか大きな休みの時にガバッと稼ぐとか。

あぁ、でもこれは文系の考え?

大した学費じゃない学部だから言えることか。

理系の子は、実験のデータの記録の当番とかで交代で学校に行かないといけないから、まとめて休みが取れないのかも。

遅い時間まで、学校にいないといけないとも聞くし。

でも、もうちょっとなんとかならんのかな?

私もこのドラマの杏奈と同じく母子家庭で、大学に納めるお金は親に払ってもらい、教科書代や交通費は、バイトして自分で払ってたので、あんまり今回の債務者には共感できなかった。

 

ーーと、ドラマの話なのにのめり込んで見てしまいました。

実際、理系の資格を取るような学部は、気が遠のくほど学費高いですもんね。

好き勝手言いました。

 

恐ろしい個人間融資

借金30万円を自分でなんとかしようと、杏奈が友達から教えてもらったのが、個人間融資のやり取りをする掲示板。

主にお金に困った女性が、人助けだと言って個人でお金を貸してくれる男性に、個人情報を担保に取られ、借金ができる。今、問題の掲示板。

この個人間融資の問題。

NHKの番組『あさイチ』で取り上げられているのを見ました。

番組の取材者の女性が、身分を明かさず、今回の杏奈のようにお金を貸してくれる人を募集すると、女性と聞くだけで貸すと言う男性が殺到。

悪びれもせず、ボランティアをしてるんだと自分を正当化して、女性に関係を求める人が実際にたくさんいました。

ゾーッとする話です。

お金に困った女性の弱みに付け込んだ犯行。

『シッコウ!!』では、小原から『こども六法』をプレゼントされて法律を学び始めたひかりが、杏奈に体の関係を求める男に「なんなら闘いますか?裁判で!」と凄んでいて、助けていました。

小原も、ひかりのつたない法律の説明を、補足していましたけど!

このシーンは、スカッとしました。

母親に本当のことを話し、消費者金融に返済の相談。

警察に先輩が広めている詐欺の訴え。

大学内に周知。

ひかりのおかげで、これ以上詐欺の被害者が出ないような働きかけをしていました。

 

ドラマを見た実際に個人間融資を受けている女性が、助けを求められるようになればいいけど。

今回の話は、ドラマだけの話じゃなく実際にある話です。

ドラマを見たおかげで助かった!と思える人が出てきたらいいなと心から思います。

 

執行官になりたい!

執行官は男性ばかりで、執行される側が女性だとトラブルも多い。

女性の執行官がいれば……と、度々『シッコウ!!』のドラマ内でも言われてきていました。

小原からもらった『こども六法』のおかげで、法律を学んで実際に困っている人を救えたひかり。

満を持して「いつか執行官になりたい!」宣言をしていました。

 

ドラマでの話ですが、なって欲しいな~~。

困ってる人に寄り添ういい執行官さんになれると思います。

 

次回は?

次回は、子どもの引き渡しの執行の話です。

このドラマの放送が始まってしばらくした頃に、ある有名な元スポーツ選手が離婚した相手の方と子供をめぐって争っていることが世間に広まりました。

そこで話題になっていたのが、子の引き渡しの強制執行

 

みなさん長袖を着ているので、ドラマ撮影はずいぶん前にされていたと思われ、元選手のことが分かって撮影されたわけじゃないと思いますが。

偶然にも、タイムリーな話題。

どう描くのか、かなり興味があります。

小原も、心苦しい表情をしていました。

特にひかりは、子どもにずっと寄り添ってきていたし、どう向き合っていくのか?

見応えある回になること必至!

熱い男・織田裕二がどう演じるのかも注目です。

 

ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』次回最終話!

見逃せません!!

 

以上、『シッコウ!!~犬と私と執行官~』8話を見たネタバレ感想でした。

 

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