毎週月曜夜9時からフジテレビ系列で放送中のドラマ『シャーロック』。11月25日に第8話が放送されました。
ディーン・フジオカさん主演。岩田剛典さんとの顔面最強コンビがミステリーを解決する『シャーロックホームズ』を原作としたストーリーです。
第7話の感想はこちら。
おもな登場人物
誉獅子雄:ディーン・フジオカさん…犯罪捜査コンサルタント。原作では、名探偵・シャーロックホームズにあたる。犯罪と悪に興味があり、江藤から依頼され、事件の捜査をしている。自宅が雨漏りで住めなくなり、無職となった若宮のマンションに押しかけ同居を始める。
若宮潤一:岩田剛典さん…元精神科医。原作ではホームズの相棒・ワトソンにあたる。ある事件で獅子雄と出会い、退職。宿無しとなった獅子雄に家に上がり込まれ、嫌々ながら獅子雄の助手をしている。
江藤礼二:佐々木蔵之介さん…警視庁捜査一課・警部。原作ではレストレード警部にあたる。獅子雄に捜査を依頼し、解決させていいところを持って行く。獅子雄に指図されること一度は怒るものの、結局指図通り動いてしまう。
小暮クミコ:山田真歩さん…巡査部長。江藤の部下で通称グレ。原作ではグレグスン警部にあたる。いい加減な江藤の態度に惑わされず、事件解決に向けて動く人。
レオ:ゆうたろうさん…謎の情報屋。原作ではベイカー街遊撃隊にあたる。
第8話のゲスト
柴田雅樹:久保田悠来さん…通産省の役人。35歳。三崎と共に自宅ベットで遺体で見つかる。青酸化合物入りのチョコを食べたと思われる。現場には死んだライオンの写真があり、写真の裏に謎の文章が書かれてあった。
三崎雄一:佐伯大地さん…永田町のテーラー。32歳。柴田の自宅のベットで柴田と共に遺体で見つかる。柴田と同じく青酸化合物入りのチョコが死因だと思われる。
安蘭世津子:長谷川京子さん…柴田、三崎が通っていたビジネススクールの校長。
北山彩:谷村美月さん…元銀行勤務で、現在は安蘭の秘書。昨年ビジネススクールを卒業している。
誉万亀雄:高橋克典さん…獅子雄の兄。経産省勤務?獅子雄に探偵を辞めて、まともな仕事をして欲しいと思っている。
第8話のあらすじ
江藤が、男性2人の心中事件の捜査の依頼を獅子雄に頼みに来た。
通産省役人・柴田と永田町のテーラー・三崎という男2人が、柴田の自宅ベットで遺体となって発見された。共に青酸化合物が入ったチョコを食べて亡くなったとみられる。
遺体のそばには、死んだライオンの写真が置かれており、オスのライオン=獅子雄ということで、興味を持った獅子雄は若宮と共に2人の遺体を見に行く。
遺品には柴田と三崎が2人で写った写真が何枚かあった。
小暮は、男性同士の道ならぬ恋に悩み心中したのでは?と考えていた。しかし死亡推定時刻が柴田と三崎に2時間の差があり、心中ではないと言う獅子雄。
小暮は、死んだライオンの写真の裏に書かれていた、遺書のような謎の文章を獅子雄に見せる。
獅子雄は、文章の最後に書かれていたアルファベットの羅列に注目し「サットン…。」と口走る。すると若宮がビジネススクールの名前と気づいた。
柴田も三崎もサットンビジネススクールの卒業生。年齢も仕事も違う2人はそこで出会ったとみられる。
獅子雄は「アラン」とも読み解き、そのスクールの校長の名が「安蘭世津子」という名前で、こちらもアルファベットの羅列に隠されていた暗号だと気づいた。
この暗号は「ヴィジュネルの暗号」といい、16世紀フランスの外交官ヴィジュネルが確立した多表式の暗号で、鍵となるワードと、ヴィジュネルの方陣を組み合わせた暗号文を読み解くものだと説明する獅子雄。
若宮によると、ヴィジュネル暗号は2つの文字で1つの文字を割り出す。という。今回の場合、最初の文字はアルファベットの羅列の最初の文字。「S」。
鍵となるワードは、アルファベットの羅列の前に書かれてあった遺書の文章に書かれてあった。
若宮が遺書から鍵のワードを見つけて読み解き、英単語を割り出す。
内容からして、告発かと推理する江藤。
遺書が書かれていたのが死んだライオンの写真ということで、自分の名と重ね合わせて1人盛り上がる獅子雄。捜査に乗り出すことになった。
早速獅子雄と若宮は、サットンビジネススクールへ話を聞きに行った。
このスクールはエリート養成スクールで、卒業生からの紹介でしか入学できない。
アポイントメントなしの校長安蘭への訪問に、一度は面会を断る安蘭の秘書の北山彩。
しかし獅子雄が「誉獅子雄と申します。名誉の誉にライオンの雄で獅子雄。」と自己紹介すると、安蘭に会わせてくれることになった。
安蘭に会うなり、安蘭の顔をじっと見つめる獅子雄。獅子雄には、安蘭に見覚えがあったような気がしたのだ。
安蘭は、柴田と三崎が心中したことを知っていた様子で、スクールの生徒だったことを明かし、プライベートなことまでは知らないと答え、要領を得ないまま帰された。
帰り際に北山に話を聞くと、北山、三崎と同じ昨年卒業のスクールの同期生と分かる。
北山の話す様子を見て、柴田と三崎は自分たちの関係を公にしておらず、柴田自身は経産省勤務についても隠していたことが分かった。
若宮は、北山の話す態度に「洗脳」を感じた。
次に獅子雄は柴田の葬儀に出向き、参列していた兄・万亀雄に会い、話を聞く。
万亀雄の話から事件の核心に迫っていく獅子雄。
心中事件と思われた、男性2人の死の真相とは??
…というお話でした。
獅子雄の兄、万亀雄登場!!
ドラマも終盤に差し掛かり、急に登場した高橋克典さん演じる獅子雄の兄・万亀雄。
いきなりの主演級俳優・高橋克典さん登場に、最初は黒幕登場か??と思いましたが、獅子雄の兄でした。
な~んだとがっくり来たと同時に、まぁ確かにお二人が並んでいるのを見ると、顔が似てるな~。と納得。
獅子雄も偉そうな物言いすると思ってましたけど、お兄さんはそれを上回る偉そうな感じの人物です。
実際偉いさんみたいですが、第8話を観ただけではまだ何者か分かっておりません。
第8話だけのゲストかな?お兄さんなのでこれからも出てきそうな気がします。
私は威厳に満ちた登場だけでビビってしまいました。
獅子雄の若宮への気遣い
これまで、獅子雄が若宮を助手としてあんまり連れて歩かない理由は、事件の核心をつく発想をしないからだと思っていたんですが、第8話を観てるとどうもそれだけじゃないみたいです。
今回の話で、若宮がついて来ようとした時に獅子雄が「お前は役に立つこともあるが、邪魔になることもある。」と言っていました。
獅子雄は、事件の真相を知りたくなったら、解明するまでたとえ危険があっても突き進むけど、若宮は危険なら警察に任せた方がいいと考える人。
獅子雄にとって助手にしてもらいたいことは、自分の知りたいという欲を放っておいてくれる人で、止める人じゃないんですね!
一緒に謎を追ってくれてるときは役に立つけど、止めに来られたら邪魔ってことですよね?
これまでは獅子雄が勝手な性格で、一人で何でも解決して若宮に教えない性格悪い人って思ってました。
でも、単に若宮を危険な状況に巻き込みたくないから、一人で事件の解明に行ってるのかもしれない。と思いました。
…と、第8話を観ていたら、そう思うように仕向けてると感じました。
考え過ぎですか?
気遣ってるなら、勝手に若宮が作っておいたプリンを黙って食べたりはしないか…。
獅子雄が若宮をどう思ってるのか?からかってるのか、気遣ってるのか?
ドラマを観てると、どっちも行ったり来たりしてる感じがします。
江藤の真意
反して、江藤はいい加減で何も自分で解決できないふりして、獅子雄の性格を利用して事件の解明をさせている。
獅子雄が偉そうに江藤に指示してるように見せて、実は江藤の手のひらの上に転がされてるのでは??
江藤の部下の小暮が、江藤のそんな冷淡なところに気づいてました。
色々考えていたんですね!江藤も。そうは思えなかったですが…。
登場人物それぞれの思いが徐々に明らかになってきた第8話でした。
またも出てきた守谷の名前
第3話で出てきた地面師事件の殺人事件、第6話で出てきた前世殺人事件、両方で名前が出てきた守谷壬三という名前。
第8話でも出てきました。
また、もうあと一歩というところで事件の解明することが出来ませんでした。
この守谷って最後の最後に出てくるんでしょうか?
何者なんでしょうか?どうも裏社会に精通してる権力がありそうな人物ですけど!
な~んか納得できないまま、第8話も終わってしまいました。
最後に全部の話がつながってスッキリ終わらせてくれるはず!!
以上、『シャーロック』第8話を観た感想でした。