2023年1月18日水曜夜10時から、日本テレビ系列でドラマ『リバーサルオーケストラ』2話が放送されました。
前回、1話のネタバレ感想はこちら。↓↓↓
おもな登場人物
- 谷岡初音(門脇麦)…10年前、公園前に妹の奏奈が心臓の病で倒れたことがきっかけで表舞台を去った元天才ヴァイオリニスト。現在は西さいたま市役所勤務。ドイツ帰りの強引なマエストロ常葉朝陽に、児玉交響楽団(玉響)の改造に巻き込まれていく。
- 常葉朝陽(田中圭)…玉響のマエストロ。西さいたま市長である父・修介のもとクラシック音楽の英才教育を受け、ドイツを中心に活躍する新進気鋭のマエストロとなる。父に強引に帰国させられ玉響の立て直しを命じられるが、ポンコツオケに苛立つ。
<児玉交響楽団>
- 小野田隼(岡部たかし)…玉響の事務局長。常葉酒造の番頭の息子。幼い頃からの朝陽を知るお目付け役。
- 佐々木玲緒(瀧内公美)…チェロ首席。惚れやすく恋多き人。現在、有名オケのトロンボーン奏者と交際していたがフラれた。
- 庄司蒼(坂東龍汰)…フルート首席。入団1年目の遅刻常習者。一流奏者を目指していた。玉響の給料では音大時代の奨学金返済に加えて家賃が払えず夜間のアルバイトをするため玉響の練習に遅刻しがち。
- 穂刈良明(平田満)…オーボエ首席。オケの最年長で、穏やかに皆を見守る。長年一流オケで首席をしていた実力を持つ。また愛妻家でもある。
- 桃井みどり(濱田マリ)…ヴィオラ(トップサイド)。子育て後に玉響に入団した主婦。明るい性格で、空気を読むのが上手。
- 土井琢郎(前野朋哉)…セカンドヴァイオリン首席。クラシックオタク。早口。初音と小学生時代同世代でコンクールに出ていた。
- 松本弓香(行平あい佳)…ファーストヴァイオリン(トップサイド)。演奏が安定している。
- ヨーゼフ(ロイック・ガルニエ)…トランペット首席。オーストリア・ウィーン出身。楽天家のムードメーカー。
<高階フィル>
- 高階藍子(原日出子)…大手ゼネコン・高階組の会長で、高階フィルのオーナー。本業である建設会社の資金を元に一流奏者を呼ぶ手腕がある。本宮から高階フィルに朝陽を呼ばないか?ともちかけられる。
<西さいたま市議会>
- 常葉修介(生瀬勝久)…西さいたま市長で、朝陽の父。"音楽のまちプロジェクト"を掲げ、シンフォニーホールを建設中。児玉交響楽団をお客さんの呼べるオケにしたいと朝陽を強引に帰国させる。お調子者。
- 本宮雄一(津田健次郎)…修介と対立する西さいたま市議会議員。イケボで女性に人気。次の市長を狙い、玉響を潰しにかかる。高階藍子に近づく。
<その他>
- 三島彰一郎(永山絢斗)…初音の幼馴染。現在国内外で活躍する人気ヴァイオリニスト。世界的な指揮者の父と有名ヴァイオリニストの母の超エリート。ストイックな努力家。
- 谷岡奏奈(恒松祐里)…初音の妹。初音と二人暮らしする大学3年生。社交的で明るいしっかり者。料理が上手。ミーハー。10年前、姉の公演前に心臓の病気で倒れた。それをきっかけに表舞台から姿を消した姉に演奏に戻って欲しいと思っている。
2話のあらすじ
玉響のコンマスとして初音(門脇麦)が初出勤した日。
急遽、2週間後にある市内中学校の吹奏楽発表会で、玉響に1曲演奏するよう常葉市長(生瀬勝久)が強引にスケジュールを入れてきた。
次期市長を狙う市議会議員の本宮(津田健次郎)に、朝陽(田中圭)のおかげで玉響の実力が上がったと見せつけるのが目的だ。
急な予定に困惑する玉響。朝陽はその発表会で『威風堂々』を演奏すると告げる。
遅刻常習者の蒼(坂東龍汰)は、いつも通り遅刻。朝陽(田中圭)が注意するも反省する様子もなく、フルートの技術も落ちている。
練習後、初音の歓迎会をしようと盛り上がるが、蒼はさっさと帰って行った。
初音自身は、コンマスとして全体を引っ張るため楽譜チェックをしていたところ、朝陽に蒼が遅刻する原因を調査するよう指示される。
楽譜のチェックの途中で困る初音だったが、朝陽の強引さに負け蒼の調査を始める。
蒼は練習後、工事現場で夜間のアルバイトを何個も掛け持ちしていた。
そのため練習も出来ず、疲れて朝起きれず練習に遅刻していたのだ。
蒼の家は造園業をしていて、父の手伝いで行った家の子がフルートを演奏しているのを見て「一目惚れ」ならぬ「人聞き惚れ」してフルートを演奏するように。
フルートは、蒼が初めて自分からやりたいと思えることだった。
父は蒼に庭師を継いで欲しいと願っていた為、音大進学に反対。蒼は奨学金で音大を出た。
が、玉響の安い給料では奨学金返済と、防音設備のある部屋の家賃を払っていくことが出来ず。
アルバイトを何個も掛け持ちし、フルートの練習も出来ずにいたのだ。
蒼の事情を知った初音と玉響メンバーは、オンラインでフルートの指導をして収入を得られないか?と考えつく。
奏奈も手伝って、蒼がフルートを演奏する姿を動画撮影。
玲緒(瀧内公美)やみどり(濱田マリ)も、蒼がカッコよく映る角度などをアドバイス。
玉響のみんなが、自分のために動いてくれたことに感動した蒼。給料の高い一流オケのオーディションに失敗し、落ち込んでいた気持ちが吹き飛んでいく。
しかし、前向きになっていた蒼が、次の練習に無断欠席。
遅刻はあっても、無断欠席はなかったと心配する玉響メンバー。
初音が調べに行くと、蒼はマンションを引き払い、病気になった父の代わりに家業を継ぐと言い出す。
蒼の家賃滞納の連絡を受けた母が、蒼の窮状を知り、もう夢は諦めて実家に戻って病気で弱気になった父を支えて欲しい。と泣きついてきていたのだ。
そんな蒼に、初音が、自分自身も家族を悲しませたくて舞台を下りたが、ヴァイオリンが好きでやめたくてもやめられなかったと話す。
「今手放したら、二度と戻れなくなるかもしれないよ。」と演奏できる場を大事にして欲しいと訴える。
そして、初音が玉響に入ろうとしたきっかけが、蒼のフルートの音色だったと明かし、一緒に演奏したい。蒼にいて欲しいと涙ながらに話す。
さらに初音は、蒼の動画を見てフルートのやりたくなったという、北海道の男の子からのメッセージを見せた。
蒼は、自分が父の仕事場で耳にしたフルートの音に引かれてフルートを始めたように、自分が動画を見た中学生の人生を変えたことを知って涙する。
フルートを続けたいと思い直した蒼を連れ、練習場に駆けつける初音。
練習場には、蒼の両親も来た。
朝陽は、蒼一人に演奏を指示。何度も同じ部分を演奏させる。蒼はめげずについてきた。
次に全員で演奏。蒼の復活に玉響みんなが喜んだ。
朝陽は、前日に家賃滞納で心配した蒼の母から家の事情を聞き、蒼の両親を練習に招いていた。
練習後。
両親と話をした蒼。両親は碧の演奏する姿を見て奮起。蒼がフルートを続けることを認めてくれた。
しかし蒼の問題が解決したわけではない。
オンラインレッスンの生徒を増やして練習時間を確保。が、防音設備のある部屋を借りる問題がまだ未解決。
朝陽は、初音が奏奈と二人で暮らす防音設備のある家に蒼を住まわせるよう迫ると、初音も了承した。
一件落着したと思われた矢先。
朝陽は、小野田(岡部たかし)に「他に逃げるやつがいる。気をつけろ。」と告げる。
その朝陽自身は、市議会議員本宮を通じて、高階フィルのオーナー・高階藍子(原日出子)に呼び出され、高階フィルの常任指揮者になって欲しいと誘われたのだったーーー。
…というお話でした。
蒼くんの事情に泣ける
2話は、遅刻常習犯の蒼くんの話がメインでした。
一流オケに入れなくてふてくされて、遅刻しても悪びれず反抗的な態度を取っているのかと思えば、全然違う!
フルートを続けるために、音大に入るのも奨学金で。
音大出てからも防音設備のある部屋を借りるために無理して、家賃払えなくなっていたとは!!
大好きで続けていたフルートなのに、続けるにはお金が稼がないといけないからバイトを掛け持ち。そうすると練習が出来ない。
前半、頑張ってることを誰にも言えず一人で抱えてるのが見てて辛かったです。
言ったって、助けてもらえないでしょ?
所詮自分で始めて好きで続けてるんだから、自己責任!
なんて、ドラマを見て勝手に解釈して見てしまいました。
そして、せっかくオンラインレッスンのアイデアも出てきて前向きになった所に、親の病気。
応援してくれていたお母さんが、蒼くんに戻ってくるように言ってくる姿は、蒼くんが一人で頑張ってるを見るより辛かったです。
S響のオーディションに落ちて、自分のレベルを思い知ったところだったから、余計にお母さんの言葉が響きますよね。
趣味で続けたらいいじゃないか?
きつい言葉です。プロでやっていってるのに。
演奏家ってそんなに儲からないんですか??
イメージだとお金持ちそうなのにな~~。
このドラマを見て、演奏家の人たちの現実を知り驚いています。
蒼くんの下宿先
蒼くんが防音設備のある部屋を借りていると話してる部分を見て、練習だけでも初音の家のレッスン室貸してあげられないのかな?と思ってました。
女の子二人だから、一緒に住むのは難しいとしてもレッスン室貸すくらいならいけそうなのにな…思ってたら、最後朝陽の強引な交渉で蒼くんが初音の家に下宿することに!
やっぱりな!と思いました。
それしかないような気がする。
学校に在籍してる間は学校のレッスン室を借りられるでしょうけど、自宅にそれをつけるとなると大変なんでしょうーー。
賃貸だと、きっとお家賃もそれだけお高いんだろうなと想像できます。
演奏家の人って、住むところも選んでいかないといけないから大変だな。と思いました。
幼馴染の三島彰一郎
1話でもチラッと出てきた永山絢斗さん演じる人気ヴァイオリニスト・三島彰一郎!
高階フィルと演奏をし、たくさんのお客さんが来てグッズの売り上げも上々なところが描かれていました。
ドラマを作る人が、今回の蒼くんの話と比較して、こうやって儲かってる演奏家もいるのを見せたかったのかな?
蒼くんも男前だし、動画で人気に火がついて個人で売れるアーティストの線もあるかもしれませんね!
そんな簡単な世界じゃないか…。
三島彰一郎と初音が幼馴染だと、奏奈が1話で匂わせてましたけど、2話になっても初音との絡みがないです。
三島彰一郎にとっては、そんなに親しい子じゃないのかな??
あと、世界的な指揮者の父と有名ヴァイオリニストの母を持つらしいですが、その両親は離婚している様子。
母は恋人連れて三島の演奏を聞きに来ていて、三島は平然を装っているように見えて、一瞬嫌そうな顔をしていました。
裏の顔があるのか??
今のところ。ちょろっとしか出てこないキャラですが、この三島くんも気になってます。
1話2話と見てて、わざわざ三島くんの方から初音に会いに来てくれる様子がない。
高階フィルと絡んだら、三島君との絡みも出て来るかも??
朝陽が引き抜かれる??
次の市長を狙う本宮議員の働きかけで、一流オケの高階フィルの常任指揮者にスカウトされた朝陽さん。
これは、あっさり断りそうな気がする。
自分は世界で活躍する指揮者なんだ!とか何とか偉そうなこと言って。
でもま、玉響の音はいいけど、やる気がないのには苛立ってたし。
玉響に居続けるつもりもないのかも。
「他に逃げるやつがいる。気をつけろ。」の、逃げるやつとは朝陽自身?
予告ではティンパニーの人が逃げるみたいですが…。
どうなるかはまだわかりません!
さて、高飛車な朝陽が高階フィルにどんな返事をするのか?
楽しみです。
以上、『リバーサルオーケストラ』2話あらすじとネタバレ感想でした。