2023年1月25日水曜夜10時から、日本テレビ系列でドラマ『リバーサルオーケストラ』3話が放送されました。www.ntv.co.jp
前回、2話のネタバレ感想はこちら。↓↓↓
おもな登場人物
- 谷岡初音(門脇麦)…10年前、公園前に妹の奏奈が心臓の病で倒れたことがきっかけで表舞台を去った元天才ヴァイオリニスト。現在は西さいたま市役所勤務。ドイツ帰りの強引なマエストロ常葉朝陽に、児玉交響楽団(玉響)の改造に巻き込まれていく。
- 常葉朝陽(田中圭)…玉響のマエストロ。西さいたま市長である父・修介のもとクラシック音楽の英才教育を受け、ドイツを中心に活躍する新進気鋭のマエストロとなる。父に強引に帰国させられ玉響の立て直しを命じられるが、ポンコツオケに苛立つ。
<児玉交響楽団>
- 小野田隼(岡部たかし)…玉響の事務局長。常葉酒造の番頭の息子。幼い頃からの朝陽を知るお目付け役。
- 佐々木玲緒(瀧内公美)…チェロ首席。惚れやすい恋多き人。現在、有名オケのトロンボーン奏者と交際していたがフラれた。次のターゲットは朝陽。
- 庄司蒼(坂東龍汰)…フルート首席。入団1年目。音大時代の奨学金返済と家賃を払うためのバイトをする遅刻常習犯だった。しかし玉響メンバーの協力でオンラインレッスンで報酬が得られるように。さらに初音の家に下宿することで家賃を節約。借金返済に動く。
- 穂刈良明(平田満)…オーボエ首席。オケの最年長で、穏やかに皆を見守る。長年一流オケS響で首席をしていた実力を持つ。また愛妻家でもある。
- 桃井みどり(濱田マリ)…ヴィオラ(トップサイド)。子育て後に玉響に入団した主婦。明るい性格で、空気を読むのが上手。
- 土井琢郎(前野朋哉)…セカンドヴァイオリン首席。クラシックオタク。早口。初音と小学生時代同世代でコンクールに出ていた。
- 松本弓香(行平あい佳)…ファーストヴァイオリン(トップサイド)。演奏が安定している。
- ヨーゼフ(ロイック・ガルニエ)…トランペット首席。オーストリア・ウィーン出身。楽天家のムードメーカー。
- 藤谷耀司(渋川清彦)…ティンパニ担当。前任がスカウトされていなくなっため急遽朝陽の命令で初音がスカウト。元S響所属。初音が7歳のデビュー時にS響にいた。
<高階フィル>
- 高階藍子(原日出子)…大手ゼネコン・高階組の会長で、高階フィルのオーナー。本業である建設会社の資金を元に一流奏者を呼ぶ手腕がある。本宮から高階フィルに朝陽を呼ばないか?ともちかけられる。
<西さいたま市議会>
- 常葉修介(生瀬勝久)…西さいたま市長で、朝陽の父。"音楽のまちプロジェクト"を掲げ、シンフォニーホールを建設中。児玉交響楽団をお客さんの呼べるオケにしたいと朝陽を強引に帰国させる。お調子者。
- 本宮雄一(津田健次郎)…修介と対立する西さいたま市議会議員。イケボで女性に人気。次の市長を狙い、玉響を潰しにかかる。高階藍子に近づく。
<その他>
- 三島彰一郎(永山絢斗)…初音の幼馴染。現在国内外で活躍する人気ヴァイオリニスト。世界的な指揮者の父と有名ヴァイオリニストの母の超エリート。ストイックな努力家。
- 谷岡奏奈(恒松祐里)…初音の妹。初音と二人暮らしする大学3年生。社交的で明るいしっかり者。料理が上手。ミーハー。10年前、姉の公演前に心臓の病気で倒れた。それをきっかけに表舞台から姿を消した姉に演奏に戻って欲しいと思っている。
3話のあらすじ
蒼(坂東龍汰)は、初音(門脇麦)の家に下宿。ゴミ捨て担当となる。
初音とレッスン室を共有することでオンラインレッスンする場所を確保。
さらに自分自身の鍛錬の時間も確保できるようになり、玉響には初音と一緒に出勤。遅刻しないようになった。
しかし今度は、ティンパニの木之崎(篠崎史門)が引き抜かれた。
オケを支える土台のティンパニストがいなくなり、4日後の中学校吹奏楽の発表会までに代わりが見つかるのか焦る玉響メンバー。
朝陽(田中圭)は初音を呼び出し、東京のライブハウスで演奏する藤谷耀司(渋川清彦)をティンパニストとしてスカウトしてきてください、と指示を出す。
一方的な朝陽に腹を立てながらも、初音は、朝陽の気を引こうと頑張る玲緒(瀧内公美)と新宿に用事がある蒼と一緒に、東京へ向かう。
玲緒の調べによると、藤谷はS響でティンパニをしていた人物。
玲緒が説得を試みたものの「今さらオケなんて。」「人間関係がめんどくさい。」と断られる。
すかさず蒼が「うちのオケは仲がいい。」とフォローするが聞き入れてもらえず。
初音は口を挟むことすらできなかった。
もう少し粘ろうと、藤谷のプレイを見る3人。
初音は藤谷がドラムをたたく姿を見て、21年前の2002年初音が7歳の時の初公演で、S響と共演をした時にいたティンパニストだと思い出す。
楽屋に乗り込み、藤谷に一方的に思い出を話す初音。
その時の藤谷の音に緊張していた心が救われて、無事ヴァイオリニストとしてデビューできたと改めてお礼を言う。
そして、今度の曲を藤谷が叩いたらきっと素敵だと言い、楽譜と記号を書いたメモを見せる。
一人大騒ぎをする初音を追い返そうとする藤谷。
初音は「本当にもう一度ティンパニやろうと思ったことないですか?」と問いかけ、自分も10年振りにステージに立つ不安を口にする。
そして、藤谷が後ろから支えてくれたらオケのみんなも安心できる気がする。「他の人じゃなく、藤谷さんがいいんです。」と言ったが聞き入れられなかった。
一方。高階フィルの高階藍子(原日出子)に呼び出され、常任指揮者として誘われていた朝陽。
次期市長を目指し玉響を潰そうとしている市議会議員・本宮(津田健次郎)の手引きで、ティンパニストが引き抜かれていたことを知り納得。
朝陽自身は高階フィルを嫌っており「あのオケじゃ僕の理想とする音は出せない。」と言って断っていた。
玉響よりはマシ。という高階に「そうでもないですよ。」と言っていた。
話を聞いた小野田(岡部たかし)は、高階に喧嘩を売ったと不安になるが、気にも留めない朝陽。
小野田は、本宮が朝陽に声をかけた理由を、シンフォニーホールこけら落とし公演に玉響ではなく、高階フィルに出演させようとしたためだと見抜き警戒。
朝陽は、こけら落とし公演は玉響で満席にさせると言い、相手にしなかった。
玉響メンバーはこけら落とし公演に向けて、市民にもっと玉響やオーケストラのことを知ってもらおうとSNSで発信していくことを思いつく。
初音が広報担当として常葉市長(生瀬勝久)に提案すると、すんなりOKをもらうことができ、奏奈(恒松祐里)にSNS担当になってもらうことも決まった。
順調に活動する玉響だったが、ティンパニがいないことに付け込んだ本宮が、常葉市長を挑発して他の市議も連れ、練習場に押し掛ける。
早速ティンパニストがいないことを指摘する本宮たちに、小野田から急遽、初音が天才ヴァイオリニストだと聞かされた市長が、最初からそれを知ってコンマスに任命したと発表。
それでもオケの要のティンパニ不在を責める本宮。
そこへ現れたのが藤谷。
朝陽は、市長と本宮の小競り合いのせいで練習時間が奪われたことを激しく罵倒。
玉響は三流以下のポンコツで、心配するのも分かると同調しながらも「僕のオケを評価できるのは僕と客席の聴衆だけです。」と言い切って追い返した。
藤谷は、初音が残していった楽譜を見て何の曲か分からず昔のスコアを探しまくり、久しぶりに五線譜を見たという。
玉響の演奏を聞いてここなら…と思い、またオケに戻ることにしたとのこと。
S響で一緒だった穂刈(平田満)は大喜び。メンバーに「彼は大変信頼できるティンパニストです。」と紹介した。
初音を天才ヴァイオリニストだと大々的に宣伝しようとする市長。
しかし玉響のみんなは、不安が残る初音にはSNSに出なくてもいいと言い、初音を安心させた。
中学校の吹奏楽発表会前日の、朝陽の厳しい追い込み指導を経て、本番当日を迎えた玉響。
朝。自宅レッスン室で蒼と練習したところまではまだ落ち着いていた初音だったが、市民会館で実際に客席を見て緊張。トイレにこもってしまう。
中学生の演奏後に、セッティングの変更に時間がかかるため、市長の挨拶で場をつなぐことに。
そのあいだ、本宮がロビーで豚汁を振る舞い、観客を帰らせようと画策する。
玉響メンバーが止めても、なかなか帰ろうとする人の足は止まらない。。
しかしある人物の登場でお客さんは席に戻っていく。
初音はヴァイオリンを持って舞台袖に立ち、お客さんを見て逃げようとするところを、朝陽が止める。
ほかのメンバーが続々と舞台に上がると、朝陽は「困ったな。あなたが説得した仲間が2人。ステージに出ましたが。大丈夫です。一人じゃない。僕たちはオーケストラです。」と言い、10年前とは違うと諭した。
朝陽の言葉に動かされた初音は、舞台に上がりみんなとチューニング。
その後指揮者の朝陽が登場。
新生玉響で『威風堂々』を演奏した。
演奏は成功に終わり、喜ぶ玉響メンバー。
何より、朝陽が笑顔だったことに皆驚いた。
そこへ、天才ヴァイオリニスト谷岡初音が玉響に入った知った人気ヴァイオリニストの三島彰一郎(永山絢斗)が現れ、初音を抱きしめる。
「久しぶり。復帰おめでとう。」と言う三島に、笑顔はなかったーーー。
…というお話でした。
復帰戦を終えた初音
3話は、渋川清彦さん演じる一度舞台を下りていたティンパニストを、初音が説得して復帰させる話ではありましたけど、その初音の復帰戦でもありました。
蒼と藤谷を説得して舞台に上がるように言った初音だけれど、自分だって一度逃げてしまった舞台に戻れるのか?
初音の課題でした。
初音が客席を見てトイレにこもってしまうシーン。
ハッと我に返って楽屋に戻るけど自分だけ取り残されて、楽屋に誰もおらず焦って舞台に行くシーン。
初音の、前向きになったり怖くなったりする気持ちを丁寧に描写していました。
こわばる顔がリアルでした。
門脇麦さんって、こういう表情や態度で感情を示す演技、上手ですよね。
見てて応援したくなってしまう。
無事、舞台に上がって笑顔で演奏をする姿を見てホッとしました。
どうしても『格付けチェック』を思い出す
ドラマとは関係ない話ですが、今回演奏された『威風堂々』という曲。
この曲はお正月番組でおなじみになっている、ダウンタウン浜田雅功さん出演の『芸能人格付けチェック』でよく聞く曲。
この曲を聞いて『格付けチェック』を思い出したのは、私だけじゃないのでは??
本当にクラシックが好きな人には申し訳ないです。
ちなみに私は聞き分けられません。どっちも素晴らしいと思ってしまいます。
やっぱり出てきた三島彰一郎
初回から登場してきた初音の幼馴染の人気ヴァイオリニスト・三島彰一郎。
永山絢斗さんが演じておられます。
その三島が、本宮から高階藍子を通じて、初音が復帰したことを知らされていました。
復帰したと聞いて会場に現れ、復帰をお祝いしながらも不敵な表情を浮かべていました。
幼馴染と聞くと、もっと嬉しい再会を期待していたのですが、どうも三島は初音の復帰を喜んでいない様子。
初音をライバルだと思っているみたいです。
次回予告で三島が牽制する声が聞こえていました。
玉響を潰そうとする本宮の存在は最初から出てきていましたが、三島は、新たな敵なのかも??
想像していたのと違って面白くなってきた!
次回も波乱の予感!
予告を見ていると、いつも明るいみどり(濱田マリ)さんが休団の危機みたいだし。
三島も出てきて、何やら不穏な感じ!!!
ここに来てまた波乱がありそう。
蒼くんは初音ちゃんのこと気になるみたいだし。
爽やかなだけのドラマじゃないな!
次回が楽しみです。
以上、『リバーサルオーケストラ』3話あらすじとネタバレ感想でした。