2023年1月11日水曜夜10時から、日本テレビ系列でドラマ『リバーサルオーケストラ』1話が放送されました。
おもな登場人物
- 谷岡初音(門脇麦)…10年前、公園前に妹の奏奈が心臓の病で倒れたことがきっかけで表舞台を去った元天才ヴァイオリニスト。現在は西さいたま市役所勤務。ドイツ帰りの強引なマエストロ常葉朝陽に、児玉交響楽団(玉響)の改造に巻き込まれていく。
- 常葉朝陽(田中圭)…玉響のマエストロ。西さいたま市長である父・修介のもとクラシック音楽の英才教育を受け、ドイツを中心に活躍する新進気鋭のマエストロとなる。父に強引に帰国させられ玉響の立て直しを命じられるが、ポンコツオケに苛立つ。
<児玉交響楽団>
- 小野田隼(岡部たかし)…玉響の事務局長。常葉酒造の番頭の息子。幼い頃からの朝陽を知るお目付け役。
- 佐々木玲緒(瀧内公美)…チェロ首席。惚れやすく恋多き人。現在、有名オケのトロンボーン奏者と交際中。
- 庄司蒼(坂東龍汰)…フルート首席。入団1年目の遅刻常習者。一流奏者を目指していたが、玉響にしか入れなかった。
- 穂刈良明(平田満)…オーボエ首席。オケの最年長で、穏やかに皆を見守る。長年一流オケで首席をしていた実力を持つ。また愛妻家でもある。
- 桃井みどり(濱田マリ)…ヴィオラ(トップサイド)。子育て後に玉響に入団した主婦。明るい性格で、空気を読むのが上手。
- 土井琢郎(前野朋哉)…セカンドヴァイオリン首席。クラシックオタク。早口。
- 松本弓香(行平あい佳)…ファーストヴァイオリン(トップサイド)。演奏が安定している。
- ヨーゼフ(ロイック・ガルニエ)…トランペット首席。オーストリア・ウィーン出身。楽天家のムードメーカー。
<高階フィル>
- 高階藍子(原日出子)…大手ゼネコン・高階組の会長で、高階フィルのオーナー。本業である建設会社の資金を元に一流奏者を呼ぶ手腕がある。
<西さいたま市議会>
- 常葉修介(生瀬勝久)…西さいたま市長で、朝陽の父。"音楽のまちプロジェクト"を掲げ、シンフォニーホールを建設中。児玉交響楽団をお客さんの呼べるオケにしたいと朝陽を強引に帰国させる。お調子者。
- 本宮雄一(津田健次郎)…修介と対立する西さいたま市議会議員。イケボで女性に人気。次の市長を狙い、玉響を潰しにかかる。高階藍子に近づく。
<その他>
- 三島彰一郎(永山絢斗)…初音の幼馴染。現在国内外で活躍する人気ヴァイオリニスト。世界的にな指揮者の父と有名ヴァイオリニストの母の超エリート。ストイックな努力家。
- 谷岡奏奈(恒松祐里)…初音の妹。初音と二人暮らしする大学3年生。社交的で明るいしっかり者。料理が上手。ミーハー。10年前、姉の公演前に心臓の病気で倒れた。それをきっかけに表舞台から姿を消した姉に演奏に戻って欲しいと思っている。
1話のあらすじ
埼玉のはずれ・西さいたま市役所の広報広聴課に勤務している谷岡初音(門脇麦)。
彼女は10年前、表舞台を去った元天才ヴァイオリニスト。
静かに過ごしていた彼女の前に現れたのが、ドイツから帰国したばかりの新進気鋭のマエストロ常葉朝陽(田中圭)。
朝陽は、父である西さいたま市長の常葉修介(生瀬勝久)に強引に帰国させられ、地元のオーケストラ・児玉交響楽団(略して玉響)の立て直し指導を任せられる。
常葉市長は、次期市長を狙い市議会議員・本宮(津田健次郎)から、4月にオープンする新フォニーホールのこけら落とし公演を玉響にさせても成功しないと指摘されていた。
玉響は、万年赤字続きで市民にすら認知されていないのだ。
自分が推す音楽のまちプロジェクトにケチをつけられた修介は憤慨。
勢いで、もしシンフォニーホールのこけら落としが成功しなければ市長を辞任すると口走ってしまう。
市長を辞めたくない修介は、ドイツにいた息子の朝陽をだまし、帰国させたのだ。
朝陽は玉響を指導しようとするものの、聞く耳を持たない玉響メンバー。
やる気のないオケに嫌気が差した頃に初音を見つけ、強引に彼女を玉響の改造に協力させようとする。
穏やかに暮らしたいと逃げる初音。追う朝陽。
朝陽は、初音を自宅まで追いかけ追い払われる。が、初音の妹の奏奈(恒松祐里)から話を聞くことが出来た。
翌日。
常葉市長から呼び出された初音。
市長は、朝陽から相談されて初音を玉響の専属広報担当にしたいと申し出てきた。
それなら…と引き受けた初音だったが、その後、朝陽から玉響の人たちに紹介された際、オケの第2の指揮者である『このオケの新しいコンマス(コンサートマスター)』だと紹介される。
有名な谷岡初音が玉響に入る。と聞き驚く玉響メンバー。
朝陽は、玉響メンバーに『ファランドール』を演奏するよう指示。
小野田が準備していたヴァイオリンを渡され、「どっからでも入って。」と朝陽に言われる。
戸惑う初音だったが、玉響の演奏を聴いて表情を変わる。
朝陽曰く「フレーズはバラバラ。リズムもズレてる。最低でしょう。でも、音は悪くない。」
次は入って。と言われ始まったのが『スイス軍の行進』
ヨーゼフ(ロイック・ガルニエ)の演奏のあとに、朝陽に促され演奏を始めた初音。
ほかの玉響メンバーは、初音の演奏に簡単を声を上げながらも、必死に初音のヴァイオリンと朝陽の指揮について演奏をした。
今までにない一体感に楽しさを感じた初音。玉響メンバーも嬉しそうな表情を浮かべた。
演奏は楽しかったものの、話が違うとコンマスを断る初音。
しかし、玉響事務長の小野田(岡部たかし)の抜群のリサーチ力により、自宅で子ヴァイオリン教室を開いて報酬を得ていることが発覚。
地方公務員は副業が禁じられていると脅されたが、初音は報酬は受け取っていない。ボランティアだと副業を否定。
だが、初音の代わりに妹の奏奈が子供たちの保護者から月謝を得ていたことも調査済み。
初音自身も知らなかった事実に愕然となり、改めて奏奈と話し合うことになった。
初音が表舞台を去った理由が、奏奈の病気だったこと。奏奈はまた表舞台に戻って欲しいと願っていること。
姉妹でこの10年どんな思いをしてきたか、本音を語り合う。
奏奈は病気が発覚してから姉に気を使われていることを負担に感じており、初音は音楽に夢中になって、また妹の病気に気付かなくなることを恐れていた。
奏奈は、初音が本当は音楽が好きなのに自分に遠慮して戻らないことを一番嫌がっていた。
奏奈の気持ちを知った初音は、玉響で演奏して楽しかったことを正直に話したのだった。
後日。
朝陽に、オケに入ったこともないので、コンマスになる自信がないとこぼす初音。
だが朝陽は「コンマスとして求めることはただ1つ。楽しんでください。」と返す。
朝陽の言葉に安心した初音は、笑顔になるのだったーーー。
一方。
市議会議員・本宮は、シンフォニーホールを建てた高階組の社長・高階藍子(原日出子)に、高階組がオーナーを務める高階フィルに、こけら落とし公演をお願いしていた。
シンフォニーホールのこけら落とし公演をするのは玉響か?高階フィルか?
そして、朝陽と初音は、ポンコツオケを一流に変えることができるのかーーー?
…というお話でした。
初音が10年表舞台に立たなかった理由
強引なマエストロ・朝日に追いかけられる元天才ヴァイオリニストの初音。
冒頭は何が原因で初音が逃げているの分からず、ただただ逃げるだけのシーンで、合間合間にCMが入りまくりで、ちょーっと面白くなかったです。
ただ、10年前に妹・奏奈の病気に気付けなかったのが怖くて、ステージから逃げてしまったこと。また音楽を始めて奏奈の変化に気付けなくなるのが怖くて戻れない。
という理由にやっと納得できました。
妹が死んじゃってたかもしれない。なんて、本当に怖いですよね。
私も昨年夏に、離れて暮らす弟が心臓の病気になって、緊急手術を10時間以上受けて生死をさまよって、ちゃんと生還できたんですけど、本当に怖かったです。
同じ病気で30年以上前に父親が死んでるんで、また同じ病気で今度は年下の弟が…と思うと血の気が引きました。
初音なんて、妹が小学生でしたよね?
もっと怖いですよ。
でもまぁ、このドラマの場合、両親が離れて暮らして姉妹だけで暮らしてるってことは、もう大丈夫ってことなんじゃないのかな?
今すぐどうこうという話なら、両親も心配して一緒に住んでるはずだし。
きっと大丈夫なはず!!!
奏奈ちゃんも正直に気持ち話してくれて、いい妹さんじゃないですか。
いいきょうだいだな~と思いました。
演奏が楽しそうだった
初音が子供にヴァイオリンを教えている時も楽しそうだったし、一人で防音の部屋でこっそり弾いている表情も楽しそうでした。
玉響の演奏に入っていく時も、楽しそうで見ているこちらも楽しい気持ちになれました。
初音が入っていってても、玉響の演奏はちょっとズレていたような気がしますが、聞いてて嫌になるズレではなかったです。
もっと違う曲も聞いてみたいな。と思いました。
1話は、初音が玉響に入るだけで時間を使い切った感じ。
もうちょっと音楽が聞きたかったです。
分かりやすく敵が登場
津田健次郎さん演じる市議会議員・本宮。
生瀬勝久さん演じる常盤修介市長の反対勢力が登場していました。
シンフォニーホールを建ててくれた建設会社・高階組社長・高階(原日出子)がオーナーを務める、オケに玉響に代わってこけら落とし公演をお願いしていたし。
修介の敵が本宮で、玉響の敵が高階フィルってことかな?
分かりやすく敵が登場して、面白くなってきそうです。
玉響の成長物語と、次期市長をめぐっての戦い。
それに高階組の社長さんはどう絡んでくるのか?
本宮に声をかけられただけ、利用されるだけの人なのか?
逆に本宮を利用して、ほかのことを考えている人なのか?
初音と妹の奏奈の関係は?
1話を見る限りでは、色んな方向に話が向いて行きそうな感じです。
次回は?
次回予告では、坂東龍汰さん演じるフルートの蒼の遅刻の原因に迫る話になるようです。
1話で見た感じでは、蒼はなんだか一番やる気がないように見えました。
フルートを吹く時の表情はよかったけど。
どんな裏側が隠されているのか?
楽しみです。
まずはもっと音楽聞きたいな!
以上、『リバーサルオーケストラ』1話あらすじとネタバレ感想でした。