木曜夜10時からフジテレビ系列で放送中のドラマ『推しの王子様』。9月16日に第10話が放送されました。
前回、第9話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
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日高泉美:比嘉愛未さん…地元の会社で夢もやりたいこともなく働いていたが、7年前乙女ゲームと出会ったことで初めて生きがいを見つけ、ゲーム会社に就職。そこで出会った光井と4年前『ペガサス・インク』を起業。代表取締役社長となる。最初に出した『ラブ・マイ・ペガサス』が大ヒット。プライベートはしばらく彼氏なし。『ラブ・マイ・ペガサス』のキャラ・ケント様に没頭している。
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五十嵐航:渡邊圭祐さん…フリーターで日雇いの清掃員をしている。無作法で無教養。外見を気にしておらず、無為な日々を過ごしている。しかしよく見ると泉美が作り上げたキャラクター・ケントに見た目がそっくり。泉美と出会い、人生を変えると言われて『ペガサス・インク』に入ったことで人生が一変していく。
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光井倫久(ミッチー):ディーン・フジオカさん…『ペガサス・インク』副社長。泉美が転職してきたゲーム会社のトップクリエーターで、泉美の才能と情熱を見抜き二人で起業。根っからのクリエーター気質。泉美がもっとも信頼するパートナー。密かに泉美に思いを寄せている。
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有栖川遼(アリス):瀬戸利樹さん…『ペガサス・インク』プランナー。明るいムードメーカー。率直な物言いで航とぶつかることも多い。推しているのは城と歴史。
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渡辺芽衣:徳永えりさん…『ペガサス・インク』デザイナー。優秀だが感情が表にに出やすい。推しているのは2.5次元俳優三上様。推しの動向に左右される。
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小原マリ:佐野ひなこさん…『ペガサス・インク』デザイナー。唯一の既婚者。しっかり者。推しているのはアイドルの美優ちゃん。
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織野洋一郎:谷恭輔さん…『ペガサス・インク』のエンジニア。冷静沈着。推しは編み物。
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古河杏奈:白石聖さん…『ペガサス・インク』のインターンの大学生。『マイ・ラブ・ペガサス』の大ファン。正社員を目指して頑張っている。航と幼馴染で片思い中。
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藤井蓮:藤原大祐さん…中華料理店のアルバイト。メジャーデビューを目指す路上ミュージシャン。
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水嶋十蔵:船越英一郎さん…『ランタン・ホールディングス』の代表取締役社長。エンターテイメント業界に参入しようとしていて、泉美が次回作の出資をお願いしようとしている。
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小島博之:竹森千人さん…『ランタン・ホールディングス』メディア事業部部長。エンターテイメント分野の責任者。水嶋の腹心の部下。
第10話のあらすじ
『ペガサス・インク』は『ランタン・ホールディングス』の傘下に入ることになり、『ランタン』から小島(竹森千人さん)が統括部長として企画開発に関わってくることになった。
泉美(比嘉愛未さん)は自分の決断に自信が持てず、みんながどう思ってるのかが気になり光井(ディーン・フジオカさん)に相談。
光井は「今まで出来なかった規模の企画が出来るわけだしみんなにとってもいい話だよ。」と励ます。そして自分たちの会社なんだから、これからも何かあればいつでも行って欲しいと言った。
オフィスをランタン本社に移転することなり、光井の提案で今までのオフィスで門出を祝ったパーティーを開くことになった。
久しぶりに会社のみんなで楽しい時間を過ごしたが、その席で親密な様子の泉美と光井を見て、二人が付き合い出したと気づいたアリス(瀬戸利樹さん)は、帰り道にそのことを航に明かす。
「お似合いだ。」と言って自分は気持ちを伝えるつもりはないと言うアリスに、航は「それじゃどこにも進めないし辛すぎる。」と言う。
しかしアリスは「好きな人を困らせたくない。幸せそうならなおさら。」と、強い言葉とは裏腹に悲しい表情を浮かべる。
航は酒に酔って杏奈の家を訪ねたが、気持ちが晴れることはなかった。
オフィスを移転し大企業『ランタン』のスゴさを目の当たりにしてはしゃぐ製作チーム。
泉美と光井は水嶋社長(船越英一郎さん)の同席の企画会議に参加。新企画は芽衣(徳永えりさん)とアリス、航の企画で進められることになった。
水嶋はコンシューマーゲームを作りたいと提案。
光井は予算が桁違いになると躊躇したが「そのためにわが社の傘下になったんでしょ?」と水嶋に押され、航の企画で話を進めることになった。
泉美は早速航と企画を考え直すと申し出たが、『ランタン』側は泉美には事業計画書のまとめをするよう要請され、製作は光井に任せ分担するよう言ってきた。
水嶋は泉美に「今後は会社の成長を第一に考えるようにしていただきたい。」と言い、泉美は勢いに押され承知した。
『ペガサス・インク』は、泉美と製作チーム、ほとんど顔を合わすことなく仕事を進めることが多くなってきた。
一人で作業する泉美は、だんだんと自分が何をしているのか、乙女ゲームのこと自体も分からなくなってくる。
そんな悩みを交際し始めた光井に相談しようとするものの、光井は光井で『ランタン』にこれまでやってこなかったタイアップの仕事を任され忙しい。プライベートで会っている時も仕事の話をしてしまい、安らげる時間を持てなくなっていった。
製作チームのみんなと一緒に仕事をしている光井に対して、一人で水嶋に呼び出され「結果を伴わないビジネスは仕事とは認めません。」とプレッシャーをかけられながら仕事をしていた泉美。
だんだんと夜眠れなくなり追い詰められていく。
そんななか、航と参加したコンシューマーゲームをプレゼン会議で言葉が出てこず、大手ゲーム会社の担当者の期待に応えられなかった泉美。
会議に一緒に参加した小島からは責められたが、航はいつも通りの泉美じゃないことを心配される。
航に心配かけまいと強がる泉美は帰宅すると言って別れたが、航と離れたところで一人うずくまっていたところを戻ってきた航に発見され、自宅に運び込まれた。
航は光井に連絡。駆け付けた光井に「どうして放っておいたんですか?あんなになるまで。泉美さんぼろぼろじゃないですか。光井さんがそばにいながらどうして?」と責めた航。
光井はただ寄り添い、泉美を休ませる事しかできなかった。
後日。
水嶋に謝罪に行った泉美は「1年前のあの情熱はいったいどこへ行っちゃたんですか?あなたには失望しました。どうやらあなたを買いかぶっていたようだ。」と辛辣な言葉をぶつけられる。
そして経営者として従業員たちのためにどうすればいいのか?と追い詰められ、泉美は『ペガサスインク』を辞める決断をした。
乙女ゲームへの情熱がなくなった。乙女ゲームの事がよく分からなくなった。と製作チームに頭を下げ、決断を伝えた泉美。
泉美の突然の決断にアリスは「勝手じゃないですか。傘下に入った途端に…。」と責めてしまう。
泉美はただただ謝り、みんなの前から姿を消した。
光井がすぐに追いかけ止めたが、泉美は乙女ゲームに情熱が持てない。と苦しい心情を告白。
一からやり直そうと言う光井だったが、泉美は「何をやったらいいのか分からない。自分の判断にも自信が持てない。前と全然違う。」と自分がいることで迷惑をかけたくないと辞める決断をした理由を語った。
一緒に辞めて支えると言う光井。しかし泉美はみんなを守って欲しいと拒否。
光井は「俺じゃ君の支えにならないのか?」と聞く。泉美は付き合い始めたことさえもだめだったと言い出す。
「彼が忘れられないから?」と聞かれ否定する泉美。
「だったら俺を頼ってくれよ。」とさらにすがる光井に、泉美は「あなたに心配ばかりかけて何もしてあげられなかった。本当にごめんなさい。」と言って去って行った。
残った社員たちは仕事が手につかずにいたが、航はじっとしていられず泉美のマンションに駆けつけた。
部屋の鍵が開いていたので入ってみると、部屋には既に何もなく、泉美の姿はなかったーーー。
…という話でした。
なんてこった!!!
前回は会社の予算が多くなる『ランタン』の傘下に入ったし、ずっと支えてくれていた光井の気持ちを受け入れて、輝く未来が見えたような気がしていたのに。
企画を通したいという気持ちを利用されて、『ランタン』の無理難題をこなしていくのに精いっぱい。
泉美はいい決断をしたと思っていたから、この展開にはショックを受けました。
でもまぁ、たくさんお金を出すんだから儲けてもらわないといけないっていう水嶋社長の言い分ももっともなわけですけど…。
こんなすぐにダメになってしまうとは思わなかったです。
しきりに泉美が『ランタン』の傘下に入ったことを社員たちはどう思っているのか?を気にしていましたけど、泉美自身が一番『ラブ・マイ・ペガサス』を終了させたことも『ランタン』の傘下に入ることも納得してないんじゃ??
でも社長として社員たちの企画は実現させたい。でも自分の力では無理。
で。『ランタン』に頼ってしまった。
んーー!
今回の話は辛い事ばっかりで見ててしんどかったです。
アリスが辛そう
ミッチーと泉美が付き合い出す前にミッチーの背中を押したのはアリスでした。
でも。いざ本当に二人が付き合い出すと辛そうでした。
ていうか、航にミッチーの事好きなことバレてたんですね。はっきりミッチーの事が好きとは言ってなかった気がするんですが。
まぁ、アリスの家にちょっとだけ住まわせてもらってたし、アリスもしょっちゅう好きな人の話を航にしてたから気づきますよね。
お互い好きな人が別の人と付き合い出して辛い立場は同じ。
最初は一番合わない二人だと思ってたのに、いつの間にか好きな人のことまで相談し合える関係になっちゃって。
アリスは今後どうなるんでしょうか?
泉美の事責めるようなこと言ってしまったこともあとで後悔しそうな気がするし。
会社のことも含め、泉美のこと嫌いにならなければいいけど。
なんだか変な感じになってきました。
ミッチーも辛い
せっかくミッチーと付き合い出したのに、相変わらず自分一人で決断して自分一人で抱えてしまうのは変わらなかった泉美。
「俺じゃ君の支えにならないのか?」は聞いてて辛かったです。
誰なら支えになったんでしょうか?
航君でもないだろうし。
会社はミッチーなしでは起業できなかったと分かっているのに、ミッチーなしではこの先も生きていけないと分かっていたはずなのに、頼ることをしない泉美さん。
なーんでそんなことになっていったの?
人間、やっぱり眠れないと思考が変な方向に行ってしまうのかな?
ミッチー、寄り添ってくれてるのに。なんで頼らんかな?
前回の終わりを見て私、勝手に「いい人を選んだ。」と喜んで見てたのになぁ…。
まさかの失踪
支えたいと言ってくれたミッチーを残し失踪してしまった泉美。
まさか失踪してしまうとは思わなかったです。
この先どうなる?
乙女ゲームの事が分からなくなってしまったって言ってたし、生きがいがまたなくなってしまったってことですよね。
航とうまくいけばいいって問題でもなくなってるみたいだし。
でも、航が成長して活躍し始めたぐらいからおかしくなってきていたし、泉美の不調は航の成長と関係はあるのかもしれない。
どういう結末になるのか全く読めません!!
ミッチーもかわいそうだし。杏奈ちゃんの就職もなくなってしまうかも?
ダメな男の子の育成から始まったこのドラマですが、主人公が迷走し出して、主人公自身がどう生きるか?に話が変わってきました。
さぁ、どういう結末になるのか?