毎週火曜夜9時から関西テレビ系列・フジテレビ系列で放送中の松たか子さん主演ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』。
5月25日に第7話が放送されました。
前回、第6話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 大豆田とわ子:松たか子さん…住宅建設会社・しろくまハウジングの社長。バツ3。
- 田中八作:松田龍平さん…とわ子の最初の夫。レストラン「オペレッタ」のギャルソン兼オーナー。
- 佐藤鹿太郎:角田晃広さん(東京03)…とわ子の二番目の夫。ファッションカメラマン。
- 中村慎森:岡田将生さん…とわ子の三番目の夫。とわ子の会社の顧問弁護士を務める。
- 綿来かごめ:市川実日子さん…とわ子の親友。不器用で仕事が長続きしないが、自由に生きている。
- 松林カレン:高橋メアリージュンさん…しろくまハウジングの営業部責任者。
- 三上頼知:弓削智久さん…しろくまハウジングの設計部社員。有能な建築家。とわ子と同世代。松林と予算面でよく衝突する。
- 城久間悠介:平埜生成さん…しろくまハウジングの施工部社員。先代社長の息子。現場の要望に振り回されてオロオロ。明るく天然で会社の潤滑油的な存在。
- 大壺羽根子:穂志もえかさん…しろくまハウジングの経理部社員。1円の間違いも許さない細かい性格。
- 黒部諒:楽駆さん…しろくまハウジングの新入社員。両親がしろくまハウジングで家を建てたことで憧れて会社に入社。一生懸命仕事を覚えようとしている。
- 三ツ屋早良:石橋静河さん…とわ子の最初の夫・八作の親友の彼女。「オペレッタ」の客として現れる。
- 古木美怜:瀧内公美さん…とわ子の二番目の夫・鹿太郎と撮影がきっかけで出会った女優。
- 小谷翼:石橋菜津美さん…とわ子の三番目の夫・慎森と公園で偶然の出会いをする。
- 六坊仁:近藤芳正さん…しろくまハウジングの重鎮。社長就任したばかりのとわ子を支える。
- 大豆田唄:豊嶋花さん…とわ子の娘。最初の夫・八作との子供。常に冷静な中学3年生。
- 大豆田旺介:岩松了さん…とわ子の父。元参議院議員だが、落選して無職。癖あり。
- 謎の男X:オダギリジョーさん…とわ子が日課にしてる公園で偶然会った男。
娘が家を出る
かごめの死から1年。とわ子の娘・唄は高校進学のために学校から近い祖父・旺介の家から通うことになり、家から出て行ってました。
唄が荷造りをしてる段階で、遠回しに出て行かない方がいいと言って引き留めようとするとわ子。
でも唄は、独立心が旺盛なのがいいところだと言っていたとわ子の言葉を持ち出して、ママのそばにいると甘えてしまうから出ていくのだとしっかりしたことを言ってました。
甘えられるうちに甘えといた方がいいのになぁ…とか思います。
30代ぐらいになって、甘えられなかった!と子供時代取り戻すかのように親に甘えても、10代の子供に言われるのと成人に言われるのとでは受け止める親も感じが違うだろうな。とか勝手に妄想してしまいました。
でもまぁ、このドラマの唄は単純に今の家から通うより時間短縮できるってだけの理由でしょうけど。
私も高校に1時間半かけて行ってたので、長距離通学のしんどさはよく分かります!!
かごめへの思い
親友かごめを失って、一人で死なせてしまったと後悔していたとわ子。周りの人たちの体調を異常に気にするようになっていました。
そのくせ自分は唄が出て以降、誰にも咎められないからと言ってリビングのソファーで寝たりして、自分の体調には気を遣っていない様子。
かごめを知る八作は店を休んで旅行に出ていて、悲しみを共有できない。
鹿太郎と慎森は、気遣ってあげたくても自分達ではどうにもできないと考えていました。
一方。
とわ子は日課である公園の体操で出会ったオダギリジョーさん演じる謎の男が気になっていて、唄の教科書を実家に届けるために出かけた帰りのバスの中で見かける。
男がバスの車内で何やら熱心に計算してるのを見て、自分も密かに計算をし始めるとわ子。夢中になって乗り過ごし、別の場所で降りると、男も降りてきた。
とわ子がバスに忘れてきたパンを、男が走って取って来てくれたことで一緒に二人でそのパンを食べて話をすることに。
男が楽しそうに好きな数学の話することに好感を持ったとわ子。自分の話をし始め、誰にも言っていなかったかごめの話へと変わっていく。
とわ子は、お母さんが亡くなった時は心構えをしていたが、かごめの時は急だったから…と言葉が続かない様子が描かれていました。
確かに身近な人の急に死なれると死んだ直後は夢中で雑務をこなすけど、あとになってじわじわ事の大きさに気づき出すんですよね。
逆にだんだんで心構えが出来ている場合、その心構えが長ければ長いほど慣れてきてしまって、本当に亡くなってしまった時はもうなんて言うか悲しいの感情は通り過ぎて淡々と受け入れてしまう。
本人にとっては、急死の方がしんどい期間が短くて死ぬから、苦しい時間が少なくていいんでしょうけど。
私、血気胸になって救急に運んでもらったことがあって、命に関わるようなくらいまで行ったことがあります。
大量出血してボーっとしてきて、ああこのまま死ぬかもしれないって思った時、人ってこんな感じで死んでいくんだろうな。明日も生きるつもりでいて、死んでしまうんだな、と分かりました。
いくら死ぬと分かってても、その時がすぐに来るとは思っていない。
輸血してもらって手術してもらって生還しましたが、息苦しいし意識はなくなっていくし、手術後息が出来た時に初めて「怖かった。」と言えました。
だから自分で自分が死ぬなんて気づいている人はいないと思います。
話戻って。
かごめのこと「まだ若かったし、やり残したことがあったでしょうね。」と皆言うと、とわ子が言っていました。
話を聞いていた謎の男が「人生って小説や映画じゃないもん。幸せな結末も悲しい結末もやり残したこともない。あるのは、その人がどういう人だったかっていうことだけです。」と返していました。
さらに人生には2つルールがあると言う謎の男。
「亡くなった人を不幸だと思ってはならない。生きてる人は幸せを目指さなければならない。人は時々寂しくなるけど、人生を楽しめる。楽しいんでいいに決まってる。」とのこと。
謎の男の言葉は、身近な人を亡くして、亡くなった人に思いを募らせ過ぎて動けなくなってる人に響くんじゃないか?と思いました。
残された側の人間は、なんとか自分の心を整理するために、死んだ本人も無念だったはずと自分で勝手に意味付けをしてしまいがちです。
でも、亡くなった人は楽しい人だった。大好きな人だった。
悲しい結末で死んだんじゃない!!その通りだと思いました。
勝手に不幸な人にされたんじゃ、亡くなった人もたまったもんじゃないですよね。
かえって亡くなった人に失礼なんじゃないか?と思いました。
話は少し変わって。
あと、かごめが死ぬ前、八作といたときにとわ子がかごめからの電話に出なかった場面が気になってました。
とわ子は今回、そのことを振り返って他の人といたから出たくなかった。って後悔してました。
亡くなった日の事を思い出して色々思い返しても、その日には戻れないし、電話に出なかったのはその場の感情でやってしまったこと。
八作の片思いの相手がかごめだったって分かってすぐだったんだから仕方ない。心の整理はつけないと。
仕方ない。
とわ子を責める気にはなれないな~。だってすぐに会えると思ってたんだから。
私には、かごめの方の気持ちも気になりました。
かごめは八作の思いに気付いてましたよね?
男と女は恋愛になるから嫌みたいなこと言ってませんでした?
八作ととわ子が結婚してくれて、八作と友達になれるからよかったと思ってたんじゃないかな?
もう本人が出てきて話すことがないので推測するしかないんですが、勝手に妄想しました。
会社を乗っ取られる
1年前、かごめが亡くなった時にとわ子が取引先の社長との会談を切り上げて、借金を背負ってしまった会社。
オーナーが外資系の企業に株を売ってしまって、乗っ取られる危機を迎えていました。
乗っ取る方の会社・マディソンパートナーの人間として現れたのがまさかの謎の男!!
小鳥遊と言う名前でした。
小鳥遊はまず、とわ子がパワハラをして社員をやめさせた事例を何個か挙げ、とわ子の社長を解任させると言っていました。
そんな話をしていて、翌日公園で会ったらまたにこやかに話す小鳥遊に驚くとわ子。
仕事とプライベートは別。という小鳥遊。
もしかして謎の男、タイミングよく現れたし、とわ子を調査するために出てきたのか?と思いながら見てましたけど、本当にそうだったのでびっくりしました。
でも仕事とプライベートは別。と言っていたから、調査ではないんでしょう…。
でも怖いわ~~。
仕事で追い込んでいる相手ににこやかに話せる小鳥遊怖すぎる!!
前々回くらいから話に動きが出てきて、次回の放送が楽しみになってきました。
パワハラでとわ子はやめさせられるのかな?
とわ子が休職処分にした経理の松林さんも、無理矢理休まされたって訴えるのかな?
急に出てきたオダギリジョー。
波乱の幕開けですね!!
前回の最後に出てきた時は新しい相手なのかも?と思ってたのに。
あーあ、とわ子の周りには変な人ばかり。
面白くなってきました!!!
以上、『大豆田とわ子と三人の元夫』第7話を見た感想でした。
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