毎週火曜夜9時から関西テレビ系列・フジテレビ系列で放送中の松たか子さん主演ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』。
5月18日に第6話が放送されました。
前回、第5話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 大豆田とわ子:松たか子さん…住宅建設会社・しろくまハウジングの社長。バツ3。
- 田中八作:松田龍平さん…とわ子の最初の夫。レストラン「オペレッタ」のギャルソン兼オーナー。
- 佐藤鹿太郎:角田晃広さん(東京03)…とわ子の二番目の夫。ファッションカメラマン。
- 中村慎森:岡田将生さん…とわ子の三番目の夫。とわ子の会社の顧問弁護士を務める。
- 綿来かごめ:市川実日子さん…とわ子の親友。不器用で仕事が長続きしないが、自由に生きている。
- 松林カレン:高橋メアリージュンさん…しろくまハウジングの営業部責任者。
- 三上頼知:弓削智久さん…しろくまハウジングの設計部社員。有能な建築家。とわ子と同世代。松林と予算面でよく衝突する。
- 城久間悠介:平埜生成さん…しろくまハウジングの施工部社員。先代社長の息子。現場の要望に振り回されてオロオロ。明るく天然で会社の潤滑油的な存在。
- 大壺羽根子:穂志もえかさん…しろくまハウジングの経理部社員。1円の間違いも許さない細かい性格。
- 黒部諒:楽駆さん…しろくまハウジングの新入社員。両親がしろくまハウジングで家を建てたことで憧れて会社に入社。一生懸命仕事を覚えようとしている。
- 三ツ屋早良:石橋静河さん…とわ子の最初の夫・八作の親友の彼女。「オペレッタ」の客として現れる。
- 古木美怜:瀧内公美さん…とわ子の二番目の夫・鹿太郎と撮影がきっかけで出会った女優。
- 小谷翼:石橋菜津美さん…とわ子の三番目の夫・慎森と公園で偶然の出会いをする。
- 六坊仁:近藤芳正さん…しろくまハウジングの重鎮。社長就任したばかりのとわ子を支える。
- 大豆田唄:豊嶋花さん…とわ子の娘。最初の夫・八作との子供。常に冷静な中学3年生。
- 大豆田大介:岩松了さん…とわ子の父。元参議院議員だが、落選して無職。癖あり。
元夫3人と女性3人
先週にあった今週の予告を見て、元夫たちと元夫たちを思う女性三人がとわ子の家に集ってて、どういう状態?家主がいない家によく行くなぁと思ってました。
そしたら、慎森にとわ子のお義父さんから電話があって呼び出された。という話でした。
女性たちも、自分が思う男性の元妻がきななってたこともあって一緒に来た。
うん、納得。。。ーーーってなるかーい!
よく来るよな〜。とわ子がいたら張り合うつもりだった?
慎森と鹿太郎に片想いしてる子達はまだ分かるけど、八作を好きな早良ちゃんは、向かっていく相手違うんだけどな…とか思いながら見ました。
とわ子の家に着くなり、お義父さんは酔いつぶれて寝て、何故か6人だけで餃子作り。
元夫たちも行方不明になってるとわ子と唄が気にならんのか?とイライラしました。
とわ子はまだ大人だからいいにしても、唄が彼氏の家から帰らないって、そんなわけないだろう!?
最初の元夫と女たちのパートは、早くとわ子の行方を知りたい私にはイライラする場面でした。
とわ子に甘えてたと気づく人たち
取引先の社長に談判しにいったとわ子を待つ会社の人たち。
これまであんまり目立ってこなかった近藤芳正さん演じる六坊さんが、的確な指示をしてみんなを動かしていく姿がカッコよかったです。
とわ子本人がいないなか、部下だけで仕事をして、これまでとわ子に言いたいこと言ってきたけど、甘えてたんじゃないの?ってことに気づく。
とわ子はただ受け止めてくれていた。
そういう気付きの場面は、見てて嫌な予感を感じさせるもので、もしかしてとわ子は…ととわ子の無事を祈らずにはいられませんでした。
けど、冒頭のダイジェストで元気にとわ子が体操してたし、死にはしないんだよな…と少し安心もしつつ成り行きを見守りました。
元夫たちも、女性たちにダメなところをめちゃくちゃ指摘されて、とわ子はそんな事言わなかった。自分たちはとわ子に甘えてたんじゃないか?と気づき出す。
ーーみんなとわ子にすり寄るばかりで、とわ子は対応に困ってる感じはずっとしてました。
周りの人が評価する声を聞いて初めて、とわ子のキャラクターを掴めた気がしました。
これまでの話はあんまり心動くような出来事もなかったから、主人公のキャラを真剣に見てなかったですけど、改めてとわ子という人を知る機会になりました。
まさかの展開
元夫たちと彼らを好きな女性たちとの恋が一段落ついて、八作がスマホチェックをして、コールバックを何度しても電源が切れててつながらない。
とわ子の会社では、取引先の会社との会談でとわ子が退席し、白紙に戻ったという連絡が入り、社長が逃げたのでは?という推測が社員の中でささやかれる。
八作はコンビニに寄って、ストローとホッチキスとレディースの靴下を買って病院に急行。
病院では、唄が自分で飲み物を買えないぐらいに動揺していて、廊下では「心筋梗塞」と死因を告げられている人の後ろを通り抜けていく。
待合室に座っていたのはとわ子。八作が買ってきたものを受け取り、ストローとホッチキスを使い、外れたパーカーのひもを通していた。
ここにきてやっと、テレビを見ていた私は、亡くなったのがかごめだと気づきました。
「一人で死んじゃったよ。1人で死なせちゃったよ。」
このとわ子のこのセリフで、寝転がって見ていた私は飛び上がってテレビに釘付けに。
まさかかごめが死ぬなんて。
八作の思い人がかごめだったと分かった翌週に。
かごめは先週、背中を向いたままとわ子に手を振って別れ、漫画を描き続けていた。
若い時、かごめがとわ子と一緒に旅行に行った時に、自分が死んだ後の事をとわ子に託していたけど、まさか本当に死んでしまうなんて思いもよりませんでした。
とわ子は八作のことでおそらくちょっとかごめに嫉妬してて、会いたくないなと思ってたはず。
「1人で死なせちゃった。」と言うのは、自分がパーカーのひもを直してあげると約束して、嫉妬していなかったら会いに行ってたから。
急な仕事も入らなければ、会いに行ってたはずだから。だと思います。
友達に会いに行けなかったのは、いきなり契約を切ろうとした取引先の社長のせいなのに、誠意を見せなくてもいいや。と思って会談を打ち切ったのかも。
それにしても。
なんでかごめのところに行かなかったのに、かごめの死を知ることが出来たんだろう。
1人でいたはずのかごめが、自分が死んだと連絡できるはずもないし。
もしかしたら、パーカーのひもの事でとわ子の家に電話でもしてきて、唄が電話に出て、異変に気付いたのかも?それで取引先の社長と会談中のとわ子に連絡して、とわ子はかごめのもとに駆け付けたってことかもしれない。
とわ子より唄の方が明らかに動揺してたし、もしかしたら一人で先にかごめが亡くなってるのを見つけたのかもしれない。
家にいなかったとわ子と唄の真相が、こんな事だったなんて。
心筋梗塞。
こうやって人は急に亡くなる。若くたって急なものは防げない。
かごめは遺産の事とか自分の自由にやってるように見えても、親戚に拉致されて詰められたりして、ストレスをためていたのかもしれない。
でも、最後は好きな漫画を描いていて、苦しまない楽しい状態で亡くなったのならいいけど…。
多くを語らずの友達の死だったけど、かなり衝撃を受けました。
かごめととわ子の関係を見て、私は自分と自分の友達との関係を重ね合わせてたので、まるで自分も突然友達を亡くしたみたいでショックでした。
こうやって私も連絡を取らないまま友達と別れることになるのかもしれないと思ったらゾッとしました。
田村正和さん亡くなる
話はズレますが…。
このドラマ放送中にニュース速報が入り、田村正和さんが亡くなったと知りました。
私が今クール見てるドラマ、『青天を衝け』には草彅剛さん、この『大豆田とわ子と三人の元夫』には松たか子さん、『イチケイのカラス』の第2話では西尾まりさんが出演されていたことから、この俳優さんたちと共演した田村正和さんのことをしょっちゅう思い出していました。
草彅さんと松さんは『じんべえ』で田村正和さんと共演されていたし、ニュース速報が流れた時間、まだとわ子の行方が分からなかったから、松さん動揺してないかな?とか、ドラマと現実がごっちゃになり、とても心配になりました。
『じんべえ』での松さんと田村正和さんは、血のつながらない父娘役で、娘である松さんが母の再婚相手である正和さんに恋心に気付き、父もまた娘のことを…。
話が進むにつれ、とても切ない展開になっていったのをよく覚えています。
その父娘二人が住む家にやって来たのが草彅剛さん演じる青年。
三人の何とも言えない三角関係が切ない気持ちにさせてくれました。
ここ最近、田村正和さん出ないな~と思ってました。
俳優業はやめてらっしゃったのかな?
また出てくれないのかな…。『じんべえ』よかったな。と思ってた矢先の訃報。
会ったこともない、テレビで一方的に見ていただけの私にもこんなに衝撃を受けたニュース速報でした。
田村正和さん出演のドラマをまた見たくなりました。
新たな出会い
先週の取引先の社長の車に乗って終わるという怪しげな終わり方から、生還したとわ子。
かごめの死から1年経ち、いつもの体操をする公園である男性と出会ってました。
取引先の社長のような嫌な感じでもなく、いい感じの出会い方。
オダギリジョーさんが演じていたし、これからもドラマの重要な人物として出てくるような気がします。
斎藤工さんの船長も重要な人物だと思ったら違ってて、今回のオダギリジョーさんはもっと長く出てくれるはずと期待してます。
以上、『大豆田とわ子と三人の元夫』第6話を見た感想でした。
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