TBSの2019年7月期の金曜ドラマに、コナリミサトの漫画『凪のお暇』の実写が放送されることが、5月に決定していました。
『凪のお暇』とは、『Eleganceイブ』(秋田書店)で2016年から連載されいて、単行本は5巻まで出ている漫画です。
私は以前、単行本第5巻の感想記事を書いた時、もしドラマ化するなら…と勝手に配役を予想していました。
それが本当にドラマ化するなんて…!!
5巻の感想です。↓
『凪のお暇』のストーリーは?
主人公は、都内で働くOL大島凪(28)。無理な頼みごとをされても、空気を読んで断れず、一人仕事を抱えてしまうタイプ。同僚の女性たちにマウントされても、怒りもせずヘラヘラと調子を合わせている。
同僚たちから馬鹿にされるような態度を取られても平気でいられたのは、営業部のエースで、女性社員からのモテモテの我聞慎二が彼氏だから。
しかし、その唯一のプライドだった彼氏の慎二が、自分と付き合っているのは、体目当てだと後輩と話しているのを聞いてしまい、慎二の目の前で過呼吸を起こして倒れてしまう。
その時、慎二は助けてくれず、これまでの空気の読み過ぎにも限界が来ていた凪は、そのまま退職。
携帯も解約し、自宅も引き払い、家財道具も全部処分し、郊外へ引っ越してしまう。
テレビも何もない家で、人生のリセットをしようと動き出した凪。隣人との出会いを通して、今まで出会った事のない出来事や問題にぶち当たり、自分を変えようと模索していく…。
…というストーリーです。
主要な3人の登場人物
TBSは、主人公の凪と元彼の慎二、隣人の安良城ゴンをどなたが演じるか、他の役者さんに先んじて発表していました。
- 大島凪…黒木華さん
- 我聞慎二…高橋一生さん
- 安良城ゴン…中村倫也さん
です。
しかし!私が、前に妄想していたキャストは
- 凪…吉岡里帆さん
- 慎二…林遣都さん
- ゴン…柳楽優弥さん
がいいなぁっっと思ってたんです。
凪役の黒木華さんについて
でもまぁ、漫画では凪が30を目前にしたアラサーだったので、吉岡さんでは若すぎるなと思ってて、今回、黒木華さんと聞いて、妙に納得しました。
そうか、黒木華さんがいたわ。黒木華さんの方がピッタリかもしれん。
と思いました。
凪は、空気読んで気が弱くて言い返せなくて、いつもビクビクします。
が、本当はプライドが高くて、自分にとっていい人じゃない人は受け入れられず、人に合わせられない性格の持ち主なんです。
黒木華さんは、2016年の大河ドラマ『真田丸』で、主人公真田信繁(堺雅人さん)の最初の妻・梅役をされていました。
梅は、純粋で控えめで可愛らしいと見せかけて、実は信繁の気持ちを見抜き、プロポーズさせるよう持っていく【したたかさ】を持った女性でした。
そんな腹黒なところのある梅を演じた黒木華さんなら、ややこしい凪を見事に演じてくれるのでは?と思います。
原作漫画を読んでると凪は、周りの人からのツッコミに、いちいち傷ついて悩んで必死に格闘して、それでも今までの自分を変えようと勇気を振り絞って頑張ってます。
そんな一生懸命な凪と、プライドの高い凪(本人は自分がプライド高いとは気づいていない)の両方を、上手く演じてくれそうで、今からとても楽しみです!!
慎二役の高橋一生さん
元カレの慎二は、高橋一生さんと聞いて、「はぁ…?高橋一生?」と正直思いました。
高橋一生じゃ年上過ぎじゃない?
原作で、凪の年齢と慎二の年齢は同じなはずなんですが…。
TBSの金曜ドラマだということだから、気合いが入って、人気者の高橋さんをキャスティングしたんでしょうか?
もし慎二が凪より年上でも、向井理さんだと勝手に思ってたんで、高橋一生か…。違うなぁ…。と思ってしまいました。
営業部のエースで、女性社員にモテモテってことだからかな?
ドラマじゃ違う年齢になるのかもしれません。
人生リセットしようと頑張ってる凪を、追いかけ回して、嫌味を言ってくる慎二を高橋さんが演じたら、本当に心から嫌いになりそう…。
高橋一生さんって、早口でネチネチ言うの、上手いじゃないですか?
2017年の『カルテット』での、家森さんみたいになるのかな?
『カルテット』もTBSだったし、あの時のイメージで高橋一生さんを呼んだんでは?と勝手に推測してます。
あの時は火曜ドラマでしたけど、今回は期待の高い金曜ドラマですからね!
私は慎二役は、又吉直樹さんの『火花』の実写ドラマで、徳永を演じた林遣都さんが合ってると思ってました。
高橋一生さんとは…!!思いもよりませんでした。
『火花』での、神谷役の波岡一喜さんに鋭くツッコんでいく様子を見て、慎二に合ってるかな?と思ったんですけど…。
あ、でも林遣都さんは、モテモテの人気者ってイメージではないですね。そこはやっぱ高橋さんになるんでしょう。
とまあ、慎二役はおおむね高橋一生さんで納得してます。
ゴン役の中村倫也さん
私は、ゴン役は柳楽優弥さん以外いないでしょう?と思ってました。
2017年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』の頭役、よかったですよね?
怖い感じなのに、笑った顔がかわいくて、まさにゴン!だと思ったんですけど。
でも、中村倫也さんに決まったと聞いて、ああ、この人もいたな。と思いました。
2018年の朝ドラ『半分、青い。』のイメージでしょうか?
私には、『志村どうぶつ園』で動物の説明をする中村倫也さんのイメージが強いので、ゴンさんのような癒し系って感じがしないんですけど、どうなんでしょうか?
うららちゃんに期待!
私は、『凪のお暇』のキャラクターの中で、隣人のうららちゃんが大好きなんです。
お父さんを早くに亡くし、シングルマザーとなった働くお母さんを、家で一人で待つ大人びた小学生の女の子。
同級生の中で流行っているものについて行けないと思いながらも、同級生と仲良く出来ています。
凪は幼い頃の自分と重ね、お母さんが帰ってくるまでの時間、一緒にお菓子を作ったり、手芸をして遊んだり、すっかり仲良くなります。
うららちゃんのお母さんは、仕事が忙しくてなかなか学校の集まりに出席が出来ないのですが、それを同級生の母親たちから、うららちゃんの母が美人で、担任の男の先生からひいきされてると思われています。
うららちゃんのお母さんは、亡くなったお父さんが勤めていた建設会社で働かせてもらっています。それもうららちゃんのお母さんが美人だから、女を使っていると勝手に思い込まれているのです。
しかし、うららちゃんはそんな悪意に満ちた同級生の母親たちの言うことなんて一切腹が立ちません。
なぜなら、うららちゃんのお母さんは、仕事で大きなクレーンを操り、部下の男性たちに指示をする、男性を頼りとしない自立した女性だったのです。
うららちゃんが凪に「うちのお母さん超かっこいいでしょ。だから全然いろいろ平気なの。」という言葉が、私の中で一番好きなセリフです。
ドラマでも出るのかな~??
ちなみにこのシーンは『凪のお暇』第2巻の「九円め 凪もやもやする」の、73ページにあります。
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第2巻が私は一番好きです!
シングルマザーで働いているお母さんのことを、子どもは誇りに思ってますからね。
ドラマでは、この白石うららちゃん役を、白鳥玉季さんという子役さんが演じられるそうです。
2018年公開の映画『アウト&アウト』で、遠藤憲一さんと共演されています。
インタビュー映像で白鳥玉季さんが話しているのを見ましたが、大人びた女の子で、「同級生の女女した子とは気が合わない。」と答えていました。
また、はっきりとした物言いをするらしく「男に生まれてもよかったような感じ。」と自分の性格を分析していました。
うららちゃんにぴったりだと思いました。
私は『凪のお暇』でのキャラクターの中で、うららちゃんが一番好きなので、今から本当に楽しみです。
白鳥玉季さんに期待します!!
ちなみにうららちゃんのお母さん・白石みすずは、吉田羊さんが演じられるそうです。
吉田羊さんは、キャリアウーマンのイメージが強いので、うららちゃん母の謙虚な感じを、どう演じられるんでしょうか?
それから、原作ではクレーンを操ってますけど、ドラマでは難しいでしょうから、どういう設定になるのか気になります。
うららちゃんのお母さんを見下していた同級生の母親たちを一瞬で黙らせるほどの、インパクトがあるクレーン操縦シーン。
それに匹敵するほどのものがあるんでしょうか?
気になります。
最後に
原作の漫画から想像した世界が、実写として現れるのがとても楽しみです。
うららちゃんにたくさん出てきて欲しいですけど、ゴンさんとか、慎二とかがメインなんだろうな…。人気のある役者さんだし。
まだ原作は完結してないので、どういう結末にするのか?も楽しみです。
以上、『凪のお暇』実写化について勝手な意見を語らせてもらいました。
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