TBS系列で毎週火曜夜10時から放送中のドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』。3月16日に第10が放送されました。
前回・第9話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 鈴木奈未:上白石萌音さん…音羽堂出版のファッション誌編集部に配属され、ドS編集長の宝来麗子の雑用係に。カメラマン・潤之介からお見合いを断る口実に恋人のフリをして欲しいと頼まれる。
- 宝来麗子:菜々緒さん…奈未の上司で『MIYAVI』の編集長。『MIYAVI』出版のためにパリから帰国したバリキャリ敏腕編集長。やる気のない奈未に冷たく当たる。
- 宝来潤之介:玉森裕太さん…超天然なマイペースカメラマン。奈未がピンチの時に現れる。お見合いを断る口実に奈未に恋人のフリをして欲しいと頼む。
- 中沢涼太:間宮祥太朗さん…『MIYAVI』の編集部員。クールでドライ。ファッション誌は未経験。好きなカルチャー誌の編集長を夢見て、今置かれたファッション誌編集部では、食らいつこうとファッションを勉強する努力家。
- 和泉遥:久保田紗友さん…『MIYAVI』の編集アシスタント。編集者になるのが夢で、麗子のもとで働きチャンスを掴もうと頑張っている。
- 尾芦一太:亜生(ミキ)さん…潤之介の専属カメラアシスタント。専門学校を出て大阪から上京。お調子者。
- 和田和美:秋山ゆずきさん…『MIYAVI』の編集部員。20代向け女性ファッション雑誌の元編集部員。
- 加賀栞:太田夢莉さん…『MIYAVI』の編集アシスタント。
- 松下由衣:吉田沙世さん…『MIYAVI』の編集部員。
- 半田進:なだぎ武さん…『MIYAVI』の副編集長。面接の時の奈未の姿を見てファッション誌編集部で採用した。
- 高橋麻美:高橋メアリージュンさん…ライバル雑誌『ZEAL』の編集長。麗子の先輩で一緒に働いたことがある。麗子をライバル視している。
- 日置健也:犬飼貴丈さん…奈未の幼馴染で、片思いの相手。今は東京で公認会計士をしている。事務所所長の娘と婚約し、奈未を失望させる。
- 鈴木義郎:橋爪淳さん…奈未の父。地元・熊本で書店を営んでいる。
- 鈴木多未:山之内すずさん…奈未の妹。奈未とは正反対な性格。
- 鈴木真未:宮崎美子さん…奈未の母。50歳過ぎても作家を目指す夫を見て、娘の奈未に「普通が一番。」と植え付ける。
- 宝来香織:高橋ひとみさん…潤之介と麗子の母。
- 宝来勝之介:宇梶剛士さん…潤之介と麗子の父。幼い頃から優秀だった娘・麗子に期待をかけ「俺の夢」と言っていた。
- 蓮見理緒:倉科カナさん…潤之介の幼馴染。天真爛漫な性格。ヴァイオリニストとなり世界を目指してヨーロッパへ旅立つ。
- 宇賀神慎一:ユースケ・サンタマリアさん…『音羽堂出版』の副社長。麗子をヘッドハントした人物。
第10話のあらすじ
潤之介と別れた奈未は、仕事の間中もボーっとし、『MIYAVI』の次号の表紙の写真を撮影してくれるカメラマンを潤之介と見間違う始末。
麗子が編集長を辞めたことで次々とブランドの広告掲載見送りとなり、責任を感じた新編集長の高橋は、宇賀神に編集長を下ろさせて欲しいと頼み、麗子を戻して欲しいと言う。
しかし、宇賀神から編集長に戻るよう言われても、麗子は責任を取ることでしか生きられないと断り、臨時で半田が編集長になった。
半田が編集長就任して早々、次号の『MIYAVI』の表紙の写真がネットに流出されていることが判明。
表紙のモデル・hinata(小野莉奈さん)は、女優・海老沢紗英(霧島れいかさん)の娘。
雑誌が出るまで情報を隠し、デビューさせるつもりだったこともあり、海老沢紗英は大激怒。
このピンチを救ってほしいと麗子に頼み込む奈未と半田。
きっぱりと断る麗子だったが「写真が世に出ることがそんなにマズいこと?」とひとこと言ってくれたのだった。
夜。
潤之介と別れて落ち込んでいた奈未を心配した和美たちは、尾芦に頼み半田の編集長就任祝いの席に潤之介を呼び出す。
父と一緒に挨拶回りで忙しい毎日を送っていると話す潤之介に、カメラマン辞めてよかったのか?とツッコむ栞。「元々家継ぐ予定だった。」と答える潤之介。
「でも俺じゃなかったんだよな。ホントは父さんが会社継がせたかったの。」とボソッとつぶやいて、挨拶回りが終わったら金沢に帰ると言って席を立った。
潤之介を追った中沢は、潤之介をラーメンに誘う。
中沢は、この間潤之介が仕事してるの見て、カメラマンって仕事を楽しんで誇り持ってやってるんだろうなと思って、カッコよかったという。
奈未にはやりたいことがあるから別れたという潤之介に「あんたが分かってもらえる努力をしないと、何も進まないんじゃないの?」とサラッという中沢だった。
翌日。
写真のネット流出の件で、hinata本人に謝りに行った高橋と奈未。
hinata本人は母の海老沢ほど怒ってもなく、所属してるバンドのライブチケットが、写真流出のおかげで完売したと喜んでおり、再撮影の許可をしてくれた。
そして、母の海老沢を説得してくれると約束もしてくれた。
表紙についての編集会議で奈未は、写真流出を宣伝に使い、新たなサプライズを仕掛けてみては?と提案。
みんなでそのサプライズを考えることになった。
奈未と遥が、カメラマンなど同じスタッフにもう一度頭を下げてお願いして断られているところを中沢が説得して受けてもらえることに。
お礼を言う奈未と遥に「ああいう時に助け合うために仲間がいるんだろ。」とサラッという中沢。
奈未は「中沢さんいい事言い過ぎです!日めくりカレンダー作りましょう!」と冗談を言う。
そんな二人が話しているのを見た遥は、帰りに中沢に「中沢さんってドMですよね。そっちに行ったら報われないって自分で分かってるのに、報われない方報われない方いって。」と話しかける。
中沢は「それは、自分に対してもドSって説もあるだろ。」と返す。
「じゃあもし私とデートしてくそつまんなかったら、ドSの中沢さんは嬉しいですね。」と言う遥に「もし、くそ楽しかったら?」と笑う中沢。
「問題あります?」と余裕で返す遥に「和泉。お前なかなかやり手だな。」と笑う中沢だった。
hinataの表紙の再撮影が始まった。
顔を隠した写真を撮り、新生モデルの存在感が増すと、トラブルを逆手に取った大胆で面白いコンセプトだと高橋もOKを出した。
表紙とhinataを扱った記事が出来上がる。
備品管理部の麗子の机の上に原稿が置かれ、麗子が編集部に返しに来た。
全員で麗子に『MIYAVI』に戻ってきて欲しいとお願いする編集部。
奈未は自分も記事を担当したことを伝え、麗子にどうしても読んでもらいたいと原稿を返した。
そのあと宇賀神がエレベーターに乗り合わせ「責任をあんまり取り過ぎると、他の人が取る責任がなくなっちゃうので、もう少しみんなに責任を分けてあげてくださいよ。時には周りに頼ることも必要です。人ってそんなに強くない。完璧じゃなくていいんです。ちなみに僕ならいつでも頼って下さいね。」と言う。
麗子は備品管理部に戻って原稿を読み、編集の仕事を目指したころの自分を思い出して涙した。
編集会議を始めようとした編集部に、「もう一度やらせて。あなたたちと一緒に。」と言って戻ってきた麗子。
編集部のみんなは拍手して大歓迎。最後の大詰めが始まった。
みんなフル稼働で仕事をし、また小笠原さん(藏内秀樹さん)に校閲をしてもらった。
そんな編集部を見て安心したように去っていく高橋。
新たに出来上がった『MIYAVI』を麗子がチェック。責了の判を押した。
編集部が歓声に包まれる中、奈未は尾芦に呼び出された。
理緒の手術に付き添った潤之介は「私はもう大丈夫。だからジュンちゃんももっとわがままになっていいんだよ。」と、理緒に夢を追いかけるよう背中を押された。
帰り道。
奈未から電話が来て「私の彼氏になってください。フリでいいんで。明日一日だけ。」と言われる。
翌日。
デートすることになった二人は、潤之介のペースに乗せられて付き合って一度もしていなかったショッピングではしゃぐ。
そして、次は奈未が潤之介をレンタル倉庫に連れていく。
倉庫には、尾芦が捨てられず保管していた潤之介の写真だった。潤之介は「人の痕跡」が好きだという尾芦。
モジャモジャのカツラ。封を開けられずに落ちていたおにぎり。奈未が座ったペンキ塗りたてのベンチ。みんな人の痕跡のあるものたちばかりだった。
奈未は「夢にフタをして、それで笑えなかったら、それも意味ないんじゃないかな?って。潤之介さんには笑っててほしい。もしかしたら夢って、いつかいっぱいいっぱい笑いたいから、今辛くても今困難でも見てしまうものじゃないかなって。」と言う。
そして改めて「私はあなたの笑った顔が大好きです。」と言うのだった。
潤之介は金沢に帰り、父に「会社は継げない。」と言っていた。
写真の道に進みたいと告げ「もしかしたら全然うまくいかないかもしれない。でも俺、もう逃げたくない。」と決意を語っている途中、麗子も帰ってきた。
そして「潤之介の幸せを願うなら、潤之介の人生を、家の為じゃなく潤之介自身の為に使わせてあげて欲しい。」と言った。
父は、「うまくいかなくても無駄じゃない。」と言って、二人を抱きしめたのだった。
後日。
麗子は宇賀神に退職願を出し、これからは自由に雑誌を作っていきたいと告げ、宇賀神に「あなたを頼らせてください。私を支えてください。」と言った。
ビジネス面かプライベート面か?と問う宇賀神に"悪魔のほほえみ"を出す麗子だった。
一方でカンボジアのNGOの広報カメラマンになる決断をした潤之介が、日本を発つ前に編集部の奈未の前に現れた。
「やっぱり俺、奈未ちゃんと一緒に笑ってたい。だから奈未ちゃんのところに帰ってくる。待っててくれる?」と言う潤之介。
奈未は「待ってるに決まってるじゃないですか!いつまででも待ってます。」と言い、編集部の皆も一緒に喜んでくれた。
3年後。
奈未は、和美が編集長となっていた『MIYAVI』編集部を辞め、麗子と宇賀神が作った会社に転職。
上京していた妹の多未から、会計士からYouTuberになった健ちゃんの動画を見せてもらい、背景に映っていた渋谷の看板を見て駆け出す。
渋谷に、潤之介が撮影したカンボジアの写真が飾られていた。
潤之介が日本に帰ってきたと思った奈未がいつものベンチに行くと、自分が座った痕跡はなく、新しく塗り替えられていた。
そこへ現れたのは潤之介。新しく任された仕事の写真だと説明した。
ヒーローみたいだと言う奈未。
潤之介は「なんで俺が奈未ちゃんのヒーローか分かる?俺にとって奈未ちゃんは特別だからだよ。ただいま。」と言うのだった。
二人は再会を喜び、抱きしめ合いキスをしたのだった。
…というお話でした。
潤之介の決断がスゴイ
先週の終わり方があまりに切なく、このまま別れてしまうのかと思いました。
周りの編集部の人たちが、おせっかいで復縁させようと動いてくれたのが面白かったです。
潤之介はやっぱりカメラマンになりたかったんですね!!
あの頑固そうなお父さんが、よくすんなり潤之介がカメラの道に進むことを許してくれましたね!!
それもみんな麗子が先に夢を叶え、実現できると示してくれていたからこそ!!
でも、うまくいかなかったとしても無駄じゃない。と言ってくれたのはお父さんにとっても勇気の要ったことだと思います。
よく潤之介を送り出してくれました!!
その後、宝来製紙は別の親族か社員の中から次期社長を出したのかな??
宝来製紙の今後が気になりました。
最初このドラマが始まった時には、お金持ちの道楽でやっていたカメラマンと恋に落ちて、玉の輿に乗るストーリーか?と思ってましたが、全然違いました。
会社は継がない。
優しい潤之介には辛い決断だったと思います。
お父さんも潤之介も二人ともよく情に流されずに決断しました!!
みんなよく頑張った!!
中沢さんと遥がいい感じ
最初は遠慮がちに中沢さんに接していた遥さん。
中沢さんをずっと見ていて、ドMかもしれないと思って強気に出てみて、うまくいってましたね!!
中沢さんには強気で押した方がいいだなんて、よくも思いつきました。
最後は仲良く取材に出かけていて、話してる様子も仲良さげ!!
あのあと付き合うことになったのかな?と思わせる感じで終わってました。
中沢さんと遥さんがうまくいけばな…と思っていたので本当に嬉しかったです!!
あと、中沢さんのツンデレ日めくりカレンダー、本当に出してたのが面白かったです。
いいことばっかりいうイケメン、いいキャラじゃないですか~~。
著作権は中沢さんかな?
ふざけてるのかと思いきや、本当に出てて笑いました。
麗子は宇賀神と…
麗子がやっと人を頼ることを覚え、宇賀神に支えて欲しいと頼んでいるのがかわいかったです。
二人で会社をするなんて、思っても見ませんでした。
高橋がフラれてたのはかわいそうでしたが…。
健ちゃんは会計士辞めたって話になってましたけど、所長の娘との縁談はなくなったんでしょうね。
浮気がバレて辞めさせられて、会計士じゃいられなくなったのが本当のことじゃないの??
悪役が皆倒れて、主要メンバーが全員いい方に転がる。
あ、高橋は結局いい人でしたけど。
何だかんだで全員うまいこといって、出来過ぎた最後でしたけど、ドラマはこういうベタな展開がいい!!
最後はスッキリした終わり方で面白かったです!
以上、『オー!マイ・ボス!恋は別冊で 』第10話(最終回)を見た感想でした。
見逃し配信はParaviで!!