毎週金曜夜11時15分からテレビ朝日系列で放送中ドラマ『真夏の少年~19452020』。
令和に生きる現代の高校生と、昭和20年の大宮島(今のグアム島)の戦地からタイムスリップしてきた軍人のひと夏の物語です。
令和の高校生の主要キャストは、ジャニーズJr.の美 少年のメンバーの皆さん。タイムスリップしてきた軍人役は博多華丸さんです。
8月28日に第5話が放送されました。
第4話の感想はこちら。↓
登場人物
- 瀬名悟:佐藤龍我さん…関東近郊にある富室町の富室高校2年B組。格好はヤンキーなのに中身はダサい『見掛け倒しトリオ』の1人。金髪。同じクラスの財前が自殺を図ったのは原因が悟がカツアゲしたから。と言われ、弁解の余地なく無期限停学となる。しかし怒りも湧かず言われるがまま秘密基地で竜二と篤といたところ、雷が落ちタイムスリップしてきた三平と会う。
- 風間竜二:岩崎大昇さん…悟と同じクラスの『見かけ倒しトリオ』の1人。リーゼントスタイル。見かけはヤンキーだが素直な少年。お調子者でお人好し。由真に片思い。
- 春日篤:浮所飛貴さん…『見掛け倒しトリオ』の1人。他の2人と違って、ちょっと髪を染めてる程度でそこまでのヤンキーの格好ではない。三平がタイムスリップしてきた時に、歴史の教科書を読ませて、昭和から平成、令和と時間が流れていたことを説明した。父の再婚相手のマリアに反発していたが、彩香のおかげでマリアの出産の手助けができた。家族との関係も雪解け。
- 山田明彦:藤井直樹さん…悟のクラスメイト。二卵性双生児山田兄弟の兄。町の権力者で学校の理事長でもある山田ゲルハルト節子の息子。化学オタク。
- 山田和彦:金指一世さん…悟のクラスメイト。二卵性双生児・明彦の弟。漫画オタク。漫画家の三平と意気投合。一番仲良くなる。三平の娘を探し出して、花火大会の日に会わせてあげようと提案する。
- 柴山道史:那須雄登さん…悟のクラスメイト。生徒会長。優等生。母が授業中に教室にやって来ても何も言えない。
- 財前康隆:林蓮音さん…学校の隣のビルから飛び降りた悟のクラスメイト。
- 小泉明菜:箭内夢菜さん…悟のクラスメイト。放送部員。よく調べもせず財前が飛び降りた場所を撮影したと言って違う場所を撮影したり、東村と近藤が悟を追い込んでいるところを勝手に動画を撮って配信したりしている。
- 牟呂由真:今泉佑唯さん…あざとくてかわいいと言われているクラスメートの女子。竜二がひそかに思いを寄せている。放送部の明菜のプロデュースで配信したアザカワしぐさの動画が学校中で人気となり、推薦枠が1つしかないイギリス留学の審査に有利になるのでは?と考えている。留学したい目的は別にあって…。
- 高橋仁:松尾龍さん…放送部の主に撮影担当。
- 山名彩香:松風理咲さん…篤が転校してた日に一目ぼれしたクラスメイト。一人暮らしの篤の部屋に勝手に入り込み家事などをしてグイグイ押してくる女子。篤は当初ウザがっていたが…。
- 伊藤沙織:日比美思さん…自分で作詞作曲して路上で披露しているクラスメート。財前をテーマにした曲も作っていて、怪我で歩けないはずの財前も見に来ていた。第5話ではプロデューサー気取りの東村によって、祭りの日に曲を披露するとゲルハルトに約束を取り付けられて曲作りに悩むことになる。
- 堀田未来:間島和奏さん…母子家庭で家事とバイト、学業、兄弟の世話などをこなす苦労人と言われるクラスメート。三平と知り合い、兄弟共々秘密基地へきて一緒に食事をした。
- 山田ゲルハルト節子:長谷川京子さん…富室高校の理事長で山田コンツェルン代表取締役社長。町の権力者。山田兄弟の母。次期富室町長となろうとしてる。財前の自殺騒動を知り、東村らに原因を調べるよう厳命した。中止になった花火大会を復活させようとしている。
- 柚木原健太:西村元貴さん…ゲルハルトの秘書。
- 東村秀太郎:神保悟志さん…現代文講師で2-Bの担任。ゲルハルトからの圧力から早く逃れるために、悟が財前にカツアゲをしたせいで飛び降りたと一方的に認めさせ、悟を無期限停学に追い込む。
- 近藤誠二:片桐仁さん…2年学年主任。英語教師。東村と一緒に、悟を財前にカツアゲしたと追い込み無期限停学にした。
- 里中真智恵:皆本麻帆さん…日本史教師。
- 佐山尚子:福岡みなみさん…保健教師。
- 綾瀬サクラ:長井短さん…購買部店員。
- 柴山奈津子:水野美紀さん…柴山道史の母。悟がカツアゲして同級生を自殺に追い込んだと知ると学校の教室まで入ってきて、仲間の竜二と篤に自分の息子と付き合わないよにドヤしてきた。モンスターペアレントと思われたが、実は夫がほとんど帰ってこない家庭を一人で守る孤独な母親だった。今は道史と共に秘密基地に現れ、他の子の世話もしている。
- 瀬名優:望月歩さん…悟の兄。天才肌。突然格言めいたことをつぶやく。ツブラというおばあちゃんと友達。
- ツブラ:草村礼子さん…富室町に住むおばあちゃん。父親と離れて暮らす友達の由真に、戦死した父と自分を重ね合わせる。優とも友達。
- 三平三平(みひらさんぺい):博多華丸さん…昭和20年大宮島(グアム島)の戦地からタイムスリップしてきた軍人。富室町出身。昭和19年夏。部隊が破れ大宮島がアメリカ軍のものとなり、それから1年残った数名と洞窟に潜伏して反撃の機会を伺っていたが、南国でしか見られない珍しいチョウを追いかけるうち、足を滑らし谷に落ちる。雨しのぎに入った小屋で雷が落ち、現代へタイムスリップしてきた。スーパーに連れて行ってもらうのを条件に、この夏悟たちと一緒にいることになった。第2話で漫画家だったことが分かる。サクラに誘われて富室高校の購買部でバイトをしている。みるみるうちに戦争直後から現在までの文化を吸収。
第5話のあらすじ
財前がクラスメートの沙織の路上ライブを歩いて見に行っていた。
いつもはライブの動画を上げていない沙織だったが、プロデューサー気取りで沙織を売り出そうとしてる東村によって、動画を撮影されアップされていたのだ。
ライブ動画に観客の一人として財前も映り込んでいた。
沙織のライブ動画は学校で話題となり、一緒に写真を撮ってくれと頼まれるなど、人気者になっていった。
一方で、母子家庭で母と家事をしバイトもこなすクラスメート未来が、幼い弟・妹たちと一緒に三平さんに誘われ秘密基地で食事をした。
未来が振舞ってくれた料理は卵料理中心。卵が一番節約できるのだと明るく話す未来。
家のこともバイトも弟や妹の世話も明るくこなしている未来の姿を見て、悟たちも明るくなるのだった。
学校ではゲルハルトが、祭りの花火大会の復活の署名を集めようとしていた。
そんなゲルハルトに、東村は花火大会で沙織のライブをさせて欲しいと嘆願し、許可された。
祭りで披露する新曲について東村に色々と意見される沙織。
購買部のサクラや三平は『LOVE100円玉』という曲が好きだといって花火大会でもやって欲しいという。だが沙織自身は「大した曲ではない。」と言って拒否した。
沙織の否定した態度がおかしいと思っていた三平は、未来に話を聞くと『LOVE100円玉』は、沙織ではなく未来が歌詞を書いたのだと分かって、納得する。
「嘘のない未来ちゃんの本音が詰まってる。」と絶賛する三平だが、『LOVE100円玉』の歌詞の中には実は「むかつく」という言葉が隠れていた。
未来が「のんびり暮らしてるやつらにむかつくこともある。」と本音を漏らすと「そらそうだよな。」と笑い飛ばす三平だった。
東村に、花火大会のライブで発表する曲について色々意見された沙織は、思い悩んで悟の家を訪ねる。
食事中だった悟は大慌て。無期停学になる前に借りていたシャーペンを沙織に返した。
そして悟も『LOVE100円玉』が好きだと言い「なんであの曲なのよ。」といらだつ沙織。
好きな理由を聞くが悟は「うまく説明できないけどさ、とにかく俺『LOVE100円玉』すっげー好きだ。」と答えた。
黙り込む沙織に「歌詞一個一個が心に刺さる。」とひねり出して理由を語る悟。沙織は泣き出し、返してもらったシャーペンを悟に投げつけ帰っていった。
わけもわからず戸惑う悟だった。
翌日。
秘密基地で沙織の話をする悟は、竜二も「沙織コワ!」と同調してくれた。
三平は戦争の話をしないことを和彦らに問われ「俺の体験をお前らに理解できるわけやない。お前らが俺の言葉を理解できないことは幸せなことや。それが今を生きてるってことや。」と返す。
戦争の事を何も知らない悟たちに話をして同情されては、辛さが安っぽくなると言い、戦争の話はしたくないと言う三平。
三平は『マドカと妖怪』という作品に自分の思いを込めた。同じことを繰り返して欲しくないという気持ちを込めている。「だから漫画を描くのは怖いよ。」と静かに言う。
漫画家というアーティストとして、本当の自分を人にさらけ出すのは怖い。ものを生み出すということはそういうこと。というのだった。
沙織は東村に言われた通りの作品を仕上げ、購買部で先行発表をした。
学校のみんなも東村もいい曲だと大喜び。しかしサクラだけは不満顔。「私が聴きたいのはさ、あんたが歌いたくて歌いたくてたまんない曲なんだけど。そうやってどっかから借りてきた言葉つぎはぎしたって。」という。
聞き耳持たず去っていく沙織だった。
その後、教室で一人居眠りをしていた未来を起こし「私とあなたと何が違うの?」と聞く沙織。
未来の歌詞が褒められて、自分の歌詞は褒められない。
沙織はどういう世界観を意識すればいいのか、どういう雰囲気狙っていけばいいのか。と質問。
未来は自分の真似しても意味ない。自分と沙織の人生は別のもの。
「沙織が書くものは、沙織が見つけるしかないんじゃないかな。」とアドバイスするのだった。
沙織が自分だけの歌詞を見つけ出し、下した決断とは?
財前が飛び降りたビルから見つかったドローンには何が映ってたのか?
そして、悟たちがさがしてはじめた三平の娘さんは見つかるのか?
…というお話でした。
未来の苛立ち
今回は、路上ミュージシャンの沙織が主人公のような感じでしたが、私は弟妹の世話をしながらバイトもしてる未来の方が気になりました!!
毎日忙しく生活してるなかで、のんびりと学生生活だけを送ってる同級生たちにむかつくという言葉が響きました。
のんびりしてる同級生たちが羨ましくもあるんだと思います。
どうせ社会に出れば皆同じように家のことで悩み、生活でしんどい思いするようになるんですけど、学生時代に先にそれを味わってると、周りの同級生たちが子供に見えてくるんですよね~。
ちょっと自分だけ大人になったみたいで、周りを見下してしまったりするんですよ~。
でも結局社会に出ればみんな同じ。
あとで分かるんですけど、学生時代は自分だけみたいでしんどいですよね~。
マドカと妖怪
今回、三平さんの娘さんの名前が明らかになりました。『マドカ』さんです。
ずっと草村礼子さん演じる『ツブラ』ちゃんが娘さんだと思ってたんですけど、ツブラは本名じゃないのかもしれません!
ツブラちゃんはお父さんが妖怪の話をしていたと言うし、本に挟んでいたしおりに『マドカと妖怪』と書かれた文字と絵が描かれていました。
三平さんが完成させたがっている漫画のタイトルも『マドカと妖怪』。
ほぼ間違いなさそうです!!
お菓子の特典だった妖怪カードは『マドカと妖怪』の一部だったんですね!!
妖怪と戦争がどうつながっているのか?完成品が見てみたいです。
『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげるさんも戦地で見たという妖怪。
三平さんの漫画はどう妖怪を描いているんでしょうか?
タイムスリップの謎が解けたら…?
秘密基地では明彦が、三平が1945年からタイムスリップしてきた理由について研究していました。
和彦は1945年に三平を戻すことがいいことなのか?と疑問を持って、三平さんを昭和に戻すか戻さないかで考え込む山田兄弟でしたが、ラストは三平さんを昭和20年に戻すのでしょうか?
現実には三平さんは戦死して、そのまま日本に帰ってこれなかったいいますから、昭和20年に戻すと三平さんはグアムで死んでしまうことになりますよね??
これは戻さない方がいいのでは?
かといって、偽造の身分証明では生きて行けないでしょうし、現実問題戻るしかないのかなぁ??
どういうラストになるのか読めません!!
財前のドローン
放送部の明菜が財前の転落現場から拾ってきたドローン。
学校の放送室でドローンの映像を見ようとしましたが、ロックがかかってました。
ロック解除しようと放送室に置いていたところを、何者かに盗まれました。
犯人はシルエットからして、ゲルハルトの秘書だと思うんですが…。
財前は何を撮影してしまったんでしょう?
家に監視付きで軟禁されてるのも気になるし。
監視してたのがたい焼き屋さんを立ち退かせようとしていたチンピラだし、ゲルハルトとも関係ない、もっと大きな組織からにらまれてる??
こちらの謎も気になる!!!
悟は何の犠牲になって無期停学になってるんでしょうか??
次回からは、爽やかな少年たちの成長物語から一転、謎を解く方向へ変わっていくみたいです!
続きが早く見たい!!!
以上、『真夏の少年~19452020』第5話を見た感想でした。
全話の感想
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