2021年もBSプレミアムで放送中の『にっぽん縦断こころ旅』。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
5月10日~5月14日は福井県です。
前日、福井県3日目の旅の感想はこちら。↓
991日目、福井県4日目は坂井市への旅
5月14日放送分福井県4日目は、坂井市の汐見公園でオープニングでした。
ロケの日は雨だったので、お手紙が濡れないように東屋でお手紙を読んでいました。
お手紙の内容
今回のお手紙は、東京都葛飾区の66歳の方から。
こころの風景は、越前松島の砲台跡です。
東京生まれで、お父さんの実家の京都にも親戚もおらず、お母さんの実家も浅草で、子供の頃は田舎のある子が羨ましかったお手紙の方。
お母さんは16歳の時に亡くなり、やがて福井県三国が故郷の夫さんと結婚されました。
盆休みに初めて三国に行った時には、見晴るかす田んぼの緑の広がりと大河の九頭竜川。三国海岸の海上花火と、故郷の魅力を全部まとめてもらったといいます。
泳ぎに行くお手紙の方たちに、お義母さんはおにぎりを、大きなおにぎりをたくさん持たせてくれたそう。
母のいない思春期を過ごしたお手紙の方に、お母さんと呼ぶ人が出来たのです。
三国港から海沿いに、東尋坊の先の越前松島へ。
夫さんは「ここは馬が駆け抜ける鞍馬天狗の撮影に使った松林の道だよ。」と懐かしそうにおっしゃったとか。
その途中に『砲台跡』というところがあり、高くなっていて広々とひらけ日本海のまるみまで見えます。
越前松島で泳いだ後、その『砲台跡』で食べたおにぎりはしょっぱくてとてもおいしかった。
…というお手紙でした。
先に松島まで行って、ゴールが『砲台跡』。目指して出発しました。
10年前に行ったお店でランチ
橋を渡り町中に入ってくると、カニをかたどった看板のあるお店が何軒か出てきました。
三国港駅前を通過したあたりから「来たよな。」とつぶやく正平さん。
右側に見えてきた『はまさか』というお店が10年前にも寄ったお店。正平さんも外観を覚えていました。
予約をしていたのでここでランチすることになりました。
お店に入ると、「お久しぶりです。」とお店の方に挨拶をされました。
「10年振りです。また来ちゃったよ。」と答える正平さん。「嬉しい。」と言ってくださっていました。
消毒をして体温測定。35.8度で入店出来ました。
海鮮丼。10年前と同じものを注文した正平さん。
色とりどりの海鮮丼が運ばれてかました。
イカにタコ、いくら…。キレイで美味しそうでした!!
頬張る正平さんに注目するスタッフさんたち。沈黙が耐えられなくて「早く食べろや。」と正平さんに怒鳴られて笑っていました。
次にお店の方が「うちの社長から、火野さんに二度も来ていただいて、あれなんで。のどぐろの…。どうぞ。」とノドグロの炙りを持って来て下さいました。
「ありがとう!みんなで食べる。」とお礼を言う正平さん。
ノドグロを頂いたからか「変わんないね。10年前と。」と取ってつけたように持って来て下さった女性を褒めだす正平さん。
女性は笑って流していました。
もう、またスラスラと褒め言葉が出てくる正平さん。
調子乗りついでに「二回来てノドグロ。三回来たら何来る?」とニヤつく正平さんに、お店の方が「3回目はカニの時に来てください。」と言ってくださり「そういうスケジュールで行こう!!」と返す正平さん。
「10年後ですけど。」とスタッフさんに笑われていました。
10年後だったら正平さん82歳!!
そこまで『こころ旅』続いてるかなぁ?
62から10年続いてるんだから、82まで続くかも!
食後。
海沿いの道を走っていると、道のガードレールが崖ギリギリで、「おっかねえよ。これ。」と言い出す正平さん。
確かに直視したらコワイかも?落差が見えるし。
「海コワイ。車来ないでね。」とビビッて道の真ん中を走る正平さん。
後ろから車が来て「わー。」と本気で恐がってました。
雨で滑りそうだし、怖いですよね…。
大丈夫~~?と思ってたら『朝版』が終わりました。
森高千里『雨』を歌う
『とうちゃこ版』では、森高千里さんの『雨』を歌う正平さんからスタートしてました。
この歌正平さん好きですよね!よく雨の時に歌ってらっしゃる。
お手紙を読む前に歌っていたようです。
信号色のBカメ
『とうちゃこ版』では、海が怖いと言いながら走っていた先を放送していました。
道の先で待ち構えていたBカメさんが向かって「信号ならんどるぞ。」という正平さん。
それもそのはず、
Bカメさん3人が、赤、黄、青のレインコートを着て待ち構えていたんです。
うまいこと言うな~。と感心しましたが、海がコワいのは変わらなかったようで、その先も「コワイ。」と言ってました。
よっぽど怖かったんですね…。
冗談言ってる時は気を紛らわせてる時なのかな?と思いました。
東尋坊をスルー
上り坂を上った先に、東尋坊がありました。前に来た時に入ってるので、今回は入らず。
「こういうとこをスルーしちゃうのがこの番組なんです。」と言う正平さんに、スタッフさんも「そうです。」と返事。
そうです。『こころ旅』は、観光地に行くんじゃない。視聴者のこころの風景に行くんです。
この姿勢を貫く『こころ旅』が好きです。
マイナー最高!
大きな滝でもない、何気ない滝を見に行ったりするのが『こころ旅』です。
大好きだ!『こころ旅』!!
奈良も法隆寺は通過してマイナーな古墳を見に行ってました。
東尋坊を通過して上り坂の途中で止まって休憩。
息が上がっててとてもしんどそうでした。
こころの風景
道はまた海沿いに出てきて、越前松島水族館が左側に出てきました。
「水族館出てきた。ここだ。」と言いながら水族館前を通過。
さらに坂を上り、越前松島の大きな看板が出てきました。左に曲がれば越前松島です。
チャリオを降りて、看板の近くにあった地図を見る正平さん。
『丸岡藩砲台跡』は水族館の前の道を通った先にありました。
正平さんたちは、三国温泉民宿出島荘の駐車場方面に左折。細い道を通って砲台を目指しました。
お墓の間の道を通って、さらに進むと海が近くなってきました。
道は途中で舗装が終わり、土の原っぱのような場所に出ました。
ココが砲台跡です。
正平さんはチャリオを降りて土の上を歩き、先に進みました。
すると石碑が見つかり『丸岡藩』とその下が何が彫られてるのか分かりづらかったですが、とにかく、ここが砲台跡のようでした。
正平さんは砲台跡と思われる石垣が等間隔に並べられた合間に座り、お手紙を読みました。
お手紙に書かれていたのは、砲台跡は東尋坊から松島までの途中と言うことでしたが、実際は越前松島のちょっと先でした。
お手紙を読み終わり「監督さんが仕込んだんですけどね。」と言って正平さんがチャリオに着けられたカバンから取り出したのはおにぎり!
「お手紙取り、砲台跡でおにぎりを食えと。しょっぱいおにぎり。雨ん中でなんでこんなん食わないかんの?」と文句を言いながらも、「おかずは雨です。」と言ってお手紙通りおにぎりを食べてくれました。
「しょっぱくてうまい!!変な番組。」と最後まで文句を言ってましたが、その通りに再現していました。
変な番組?
いやいや、優しい番組だなと思いました!!
ちょっと泣けました。
若いお母さんが握ってくれたおにぎり、思い出されたでしょうか?
雨で大変そうだなと思いましたが、最後やっぱいい番組だなとホロっときました。
来週は石川県の旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。