BSプレミアムで、12月21日最終日を迎えた「にっぽん縦断こころ旅2018秋」。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
オープニングの場所は、静岡県伊豆の国市韮山多田。前日20日のゴールだった韮山高校へ向かう通学路近くでした。
「珍しく繋いでます。ポンポンポンポン飛んできたのに…。」と言う正平さん。
最終日だということで、富士山が祝福してくれるだろうと富士山の見える昨日のゴールの場所に来ましたが、今日も雲に隠れて見えませんでした。
「祝福はあの程度です。い~や、見えねえんだこの番組で。今日は天気予報晴れなんで見えるだろうと思ってきたんだけど…。」と悔しそうに笑いながら言う正平さんでした。
晴れ予報なのに何故??
803日目、秋の旅最終日は静岡県沼津市の旅
お手紙の内容
最終日のお手紙は、東京都足立区の10歳の女性から。
こころの風景は、沼津市の千本浜です。
近くにお手紙の方のお母さんの実家と、お父さんが昔、暮らしていた家があります。
今年の10月、お父さんと二人で沼津に行き、「千本浜に行ってみる?」と聞かれ、お手紙の方は「行ってみたい。」と返事。千本浜へ行かれたそうです。
正平さんに、思い出の千本浜を訪れて頂けたら嬉しいです。というお手紙でした。
正平さんがお手紙を書いたのが10歳の女の子だと知って、「心のモヤモヤってなんや?」と驚いていました。
「10歳の子が母の実家とかって言うか?これ。」と大人の言葉で書かれていたことに一番驚いていました。
私も画面に映るお手紙を一緒に読みましたが、字は確かに幼い字でしたが、言葉遣いはとても大人で、よく本を読んで言葉を知ってる子なんだろうな~と勝手に想像しました。それか大人社会の中で育ってる子なのかな~??
ちゃんとしたお手紙でした。
「おじちゃんたちはね、何年か前千本浜へ行って、そこから浜沿いに堤防を10キロほど走って吉田ってところに行ったことあるんだよ。その時もあいつは全然顔出さないんだよ!!」と、後ろにある富士山を、後ろ手を差して文句を言ってました。
川沿いを走る
約16kmのルートで千本浜を目指します。
狩野川沿いを走っていると、数人に声をかけられてました。最終日にも番組のファンの方たちに会えました。
徐々に雲が上に上がって来てはいますが、曇ったままです。晴れるのでしょうか??
道は大きく右へカーブし、来光川沿いに入りました。そして赤い橋を渡り、来光川からまた狩野川沿いを走りました。
ランチはうなぎ!
沼津に入りました。
監督さんが「最終日なので、うなぎでも。」という提案で、うなぎ専門店「冨久家」というお店に入りました。
お店の方は驚きながらも撮影を許可して下さり、お食事させて頂けることになりました。
「うな重じゃなくてうな丼食いたい。生まれてこのかた、うな重ばっかり食ってるから一遍でいいから。」と冗談を言う正平さんですが、丼はメニューになく、うな重を食べました。
お店の方と最後に写真撮影をしていました。
「突然だったから、オタオタしました。」というお店の方。
お店の方はいつもテレビ撮影の時は前もって連絡が来るのに、とおっしゃっていて、とても驚かれていました。
「俺たちは傍若無人なんです。」と正平さんが言うと、皆で笑いました。
今回の旅の茨城で、明日NHKの取材が来ると言っていたお店がありましたよね?同じNHKでも、こころ旅はぶっつけ本番なんですね!鶴瓶の家族に乾杯みたいです。
…とここまでが「朝版」でした。
茶畑と頭を出さない富士山
「とうちゃこ版」では、川沿いを走っている時に、茶畑の横を通るところが放送されていました。正平さんは茶畑の形を見て「かまぼこ、かまぼこ。」と言ってました。
土地の形に合わせてキレイに並んでいました。
走っている間に、徐々に富士山に被っていた雲が、上に上がって来ていました。
「富士山早くパジャマ脱げよ。あの奥ゆかしさがいいんだね。」と言う正平さん。スタッフさんたちが笑ってました。
例え方が何と言うか…。正平さんらしいです。
千本浜公園
天気は雨になり、松林と浜っぽいのが見えてきました。
千本浜道に入りました。千本浜公園にチャリオのまま入っていきました。
堤防の手前に車がたくさん停まっており「ここへ車停めたのかな?」と言う正平さんです。
さらに奥へ進み、松の木の近くでチャリオを置きました。
こころの風景
堤防に上がり、駿河湾を眺めました。
伊豆半島、大瀬崎も見えました。富士市も見えると正平さんが指をさしていました。
浜に下り、水平線を見つめる正平さん。
雨が降っていたので太陽は見えません。海の向こうに雨が見えて、こっちへ来ると言って堤防に戻って待つことになりました。
1時間30分後。
堤防では数人の人が水平線に向かってカメラを向けていました。
正平さんは鞄からお手紙を取り出し、再び堤防から浜へ戻りました。
「ありゃありゃりゃ…。ありゃあ…キレイや。あの雲の間からおひさまのラインがここに出てる。へえ。穏やかな海のきれいな色。お山はまだ、下だけ。来たよ~。」
正平さんが言います。
とてもキレイなオレンジ色の夕日でした。夕日がキレイに見えるのを少し待ちました。さらに夕日がキレイな色になるのを待って、船が夕日のなかに行くのを待ちました。
待った甲斐があって、夕日の色が海に映り始めました。
この夕日を背に正平さんはお手紙を読みました。
夕日の光が波に揺れて、とてもキレイでした。正平さんがお手紙を読んでいる間も、夕日がキレイすぎて、そちらに見とれてしまいました。
「今年一年、今日で終わる。100回、1回北海道の地震で中止にして99日走った。また手紙で知らないところ連れて行ってもらって、楽しかった。あっという間だった。」
正平さんはそう言うと「今夜の夜汽車で 旅立つ俺だよ あてなどないけど どうにかなるさ…」と歌を歌いました。
海に映る夕日の光が切なくて、正平さんが歌う歌が渋くて沁みました。
秋の旅最終日。最終日にふさわしい美しい夕日を見せて頂きました!!
ありがとうございました。
来年も走ってくださるんでしょうか??
正平さん、チャリオくん、スタッフの皆さん、お疲れさまでした。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。