BSプレミアムで『にっぽん縦断こころ旅』2023春、放送中です。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組。
2023年春の旅は、沖縄から始まって九州は宮崎、大分。
近畿は兵庫・大阪・京都。
北陸の福井・石川・富山・新潟と周って、山形でゴール。
6月26日~6月30日は石川県の旅です。
- 1191日目、石川県4日目は輪島市への旅
- お手紙の内容
- 旧能登線を知る人と出会う
- 長尾までバスに乗り長尾からチャリオ
- ランチは焼うどん
- 下心ある?
- 田んぼを抜け、曽々木海岸へ
- 窓岩を見る
- こころの風景
- 石川県の旅でめぐる町
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
前日、石川県の旅3日目・能登町の感想はこちら。↓
1191日目、石川県4日目は輪島市への旅
6月30日放送分石川県4日目は、民家の屋根の上に乗っているサギを見ながら正平さんが「川とか畑にいなきゃだめでしょ!」とツッコんでいるところから始まりました。
正平さんたちが見ているうちに、態勢を整えて「ガァー!ガァー!」とうなりながら飛び立つサギ。
「声ワル!」とまたまたツッコミを入れる正平さんです。
前日の目的地・能登町宇出津。能登線の線路跡地・鉄道緑地広場でオープニングでした。
宇出津駅跡。
駅名標が立っていて、線路が敷かれていたと思われる場所は道になっていて、道の先の山には、トンネルが残っていました。
こちらのサイトでは、宇出津駅跡がメモリアルスポットになっていると紹介されています。↓↓↓
上記のサイトによると、置かれている駅名標はレプリカだそうです。
どうりでキレイだと思った…。
ちなみにこのトンネルは、旧宇出津隧道というそうです。
隧道…。
中部地方・CBCテレビで「道との遭遇」という、旧道や隧道など、道を深く掘り下げたミキ司会の番組があるんですが、その番組で取り上げられそうな隧道だな…。
もしかしたらもう取り上げられてるかもしれない。
廃線跡が好きなマニアさんがいるんですよね。
小さな軽自動車でずんずん走っていく。
面白い番組です。
お手紙の内容
こころの風景は、時国家のバス停です。
奥様は73歳。お手紙の方のご夫婦の、出会いの停車場。
今は毎日『こころ旅』を楽しみにして見入ってらっしゃるとか。
そのご夫婦のおはなし。
お手紙の方が18歳で東京に出た数年後。23歳の時の5月のゴールデンウィーク。
郷里の能登に帰省した時の思い出話。
陸の孤島と言われた能登半島への、観光ブームが盛んになった頃。
駅のホームなどに雑魚寝するほどの多くの観光客に、未だホテル、旅館など受け入れ体制が十分でないのに、観光客であふれるほどのブームだったそう。
そんな時期に帰省し、学生時代にキャンプなどで楽しんだ曽々木(そそぎ)海岸の海を見にドライブに行ったお手紙の方。
途中。時国家のバス停前に、二人の若い女性が佇んでいるのを発見。
時国家(ときくにけ)は、上時国家と下時国家があり、平家名残の名家として観光施設となっており、観光バス以外、路線バスは一日に数本しかない。
ましてや最終バスが過ぎたバス停に、若い女性が二人。
困ったような表情の二人に声をかけたお手紙の方。
大阪からの観光者で、バスに乗り遅れた上に、和倉温泉に泊まる予約も一日間違え、もちろん今夜の宿泊の場所もないとのこと。
他人のことだから放っておいたらいいところだが、せっかく遠いところから、お手紙の方にとってはふるさとに来てくれた大切なお客さん。
余計なおせっかいだと思いながら、宿泊できるところを何軒かさがし、何とか少しヤバそうな、一般人がとても泊まれそうもな無い旅館を探し当て、その後、晩御飯もご一緒してその日は別れたそう。
もちろん下心は全くなし。
ただ、能登を観光を無事に「楽しんでもらいたい」一心で行った行為。
その上、翌朝はなんと大雨。
迷いながらも、夕べの旅館に出向いたお手紙の方。
突然の訪問に驚いた二人の顔を見て、なにかしら安心し、その後雨の中を金沢駅まで車で送り届けたといいます。
当然のように、周りのお友達、大人までもが都会の若い女性をナンパして楽しんだのだろう。と噂が広がり、大変な思い出東京に帰った。
が、神に誓って皆が噂するような下心は一切ないし、実際何もなかったと言い切るお手紙の方。
今思えば何と真面目なことだったか。
握手するだけで妊婦を量産する正平さんには理解できないでしょうけど。
数週間後。
勤め先に、あのときの少し気がかりだった一人の女性からお礼の電話があり、遠距離交際が始まり、新幹線の行き来。
(シンデレラエクスプレスのはしり?)
そして51年が過ぎーー。
それにしても、なんの取柄もない、あの寂しそうなバス停が今も懐かしく目に浮かぶお手紙の方。
親きょうだいも他界し、帰ることもままならない今のあのバス停をぜひ見たい。
我々日本人の心の支えになる、こころ旅に感謝申し上げます。
今後ともお体健康でありますように。
…というお手紙でした。
旧能登線を知る人と出会う
出発前に、オープニングで見かけたトンネルを見に行っていました。
駅跡から遠めに見ていた時には、真っ黒でよく見えなかったトンネル。
入口に入ってみると、トンネルの先に出口が見え、光が見えました。
出発の場所まで戻ってくると、赤ちゃん連れの若夫婦がいました。
正平さんが「この人たちはもう電車が走ってる頃は知らんな。」と言うと、男性が「自分たちは、乗ってました。小学校2年まで。」とおっしゃってました。
珠洲の方までおじいちゃんとよく乗って、最後の日も乗ったそう。
「あった時はよかった。」と笑顔で言う男性。
今は線路もみんななくなってしまったと、寂しがる男性。
「蛸島の駅跡に、この番組で行ったこともあるんです。」と言う正平さんに「スゴイですね!」と驚く男性。
2011年の4月放送の回で、旧蛸島駅跡に行っていたそうです。
公式ホームページに、当時のことが載っていました。
↓↓↓
https://www.nhk.or.jp/kokorotabi/route/20110422/index.html
正平さん、能登線に詳しいな~と思ったら、この番組で訪ねていたんですね!
スゴイ!!
1988年まであったそうです。
1988年で小2?
私と年変わらん人だな。
見た目若い男性でした。
長尾までバスに乗り長尾からチャリオ
え?
この何日か前に電車に乗れるようになったんだと感激していたのに、もうバスは解禁なんですね!
バスのアナウンスがあったし、ほかに乗客の方がいたから、貸切じゃなさそうでした。
おぉ!公共交通機関使えるようになったのか~~。
よかった。
長尾のバス停からチャリオに乗り換え、出発。
曽々木海岸へ向かいました。
BGMが、正平さんの新曲「あかんたれ」のカップリング曲「よく或る話」でした。
この曲、アップテンポで好きです。
楽しそうな雰囲気に合った明るい曲調です。
ランチは焼うどん
川沿いの道を走り、食堂に到着。
たくさん車が止まっていましたが、撮影の許可をいただけたようです。
お客さんが正平さんたちに席を譲ってくれたみたいです。
輪島の人優しい!!
正平さんは、焼うどんを注文。
青々した野菜が入っていて、月曜朝版ではチンゲンサイだと思ったのですが、よく見ると、キャベツでした。
上にはたくさんかつお節がかかっていて、美味しそうでした!
味噌汁付き。
食後。
お礼を言ってお店をあとにしていました。
…とここまでが『朝版』です。
下心ある?
『とうちゃこ版』では、下心はないと何度も書かれてあったお手紙を疑っていた正平さんが、お手紙の二人が結婚までしたことに「へー。下心が実を結んだんや。」とつぶやいていました。
「下心ないって書いてあるじゃないですか。」と笑ってツッコむスタッフさん。
しかし正平さんは「あったって、さー。男の子でしょうが。」とニヤニヤ笑っていました。
確かに。
全くないってことはないと思います。
上時国家か下時国家2つ。
二人がいたのはどっち?
「そんなもん、分かるかいや。」と言いつつ、ルートをチェックしてバスに乗っていきました。
バスに乗る前に、一緒に乗る女性が「どこに行くの?」と話しかけてこられました。
『朝版』では放送していなかったけど、ちゃんと地元の方とお話してたんですね!
こころ旅らしさが戻ってきた!!
嬉しい!!
田んぼを抜け、曽々木海岸へ
長尾からチャリオで川沿いを走っていると、カモメが道を避けていってくれました。
田んぼの群がるカモメ。
前日の旅の感想でも書きましたが、海なし県で育った私には、田んぼにカモメがいるのが不思議で仕方ないです。
正平さんたちは、田んぼのあいだの道を通り抜けていきました。
稲のグリーンがキレイでした。
窓岩を見る
集落に入り右折。
河原バス停前を通過。曽々木海岸へ、の看板が出てきました。
町野川に架かる橋の上から河口が見え、道を進むと海が見えました。
海沿いの道。
窓岩ポケットパーク。 に到着。
窓岩は、曽々木海岸のシンボルの岩。だと監督さんが説明。
ゴツゴツととんがった岩でした。
【窓岩】(輪島 曽々木海岸)荒波が造り上げた景勝地 - 金沢・能登おすすめ観光スポット
お手紙の方がドライブに来た曽々木海岸です。
日本海が荒いというのがよく分かる岩でした。
こころの風景
ここから戻って、バス停さがし。
時国家の看板の前に着き、奥に今は公開されていない時国家がありました。
下時国のバス停にとうちゃこ。
次に、上時国家に行こうとしましたが、呆然とバスを待っていた。というお手紙の表現で、下時国家のバス停の方がその言葉に合ってる。
とのことで、下時国のバス停に決定。
お手紙を読む準備をし始めると、女性が話しかけてこられました。
「いつも見てます。スゴイうれしー!ちょっと鳥肌立ってどうしよー。」
「そんな気持ち悪いんか!俺は。」
「カッコいいー!いつか正平さんが通るかもと思って毎日ドキドキして。まさかここで。」
「今日はここバス停が目的地なんです。だからどうやって撮ろうって、今ね。」
と言いながら「はいはい。」と手を出し握手。
「はい!妊娠!」とお決まりのセリフ。
「やだーどうしよう。」とお腹を押さえる女性。
めちゃくちゃ嬉しそうでした。
いい笑顔!!
「応援してます。小学校の子も大好きで。いつも見てるんですよ。」
本当にうれしそうでした。
いつか通るんじゃないかって。
その心構えで待つのはいいことですよ~~。
本当に通った!!正平さん。
羨ましいです。
しばらくバス停からの風景を眺めてから、正平さんはお手紙を読みました。
お手紙を読み終わった正平さんは「これ、76歳で73歳が気になってる方の女性やってんな。」と言っていました。
そして、スタッフさんが出してきた同封されてきた今のご夫婦と白柴ちゃんのお写真を見て
「この人がここで佇んでいた。へー。ここで断言します!下心丸出しです!
だいたい、気になる方なんて決めてんだからな。気になる方じゃない方から電話来たら、こうはなってないかもしれない。」
言い切ります。
大爆笑のスタッフさん。
「でも、よかったよね。76と73歳で。ワンコと一緒にいる。末永く頑張って幸せになってください。」
最後は、女の子二人でバス待ってるのが寂しかったやろうな。と奥さんたちの気持ちを思いやって終わっていました。
いや~~、実際見たらこれは寂しいと言うか、怖かったでしょうね。
どうしようって。
野宿する覚悟でもしていたかも。
5月はまだ寒いぞ~~。
お手紙の方が通りかかってよかったですね!
ていうか、正平さんの言う通り、下心あったでしょうね!!
下心なかったら、気になる方って決めませんわ、確かに。
さすが正平さん!
鋭い読みです。
面白いお手紙でした。
石川県の旅でめぐる町
石川県の旅でめぐる町は、NHKのホームページの番組表によると…
の放送でした。
来週は、富山県の旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
月曜のとうちゃこ版の時間帯は、これまでの放送のリクエスト版。クラシックが放送されています。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版の再放送は、土日の朝7時30分から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。
土日の再放送の時間帯が、2023年から変わってます!