2021年もBSプレミアムで放送中の『にっぽん縦断こころ旅』。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
7月5日~7月16日は北海道です。
- 1013日目、北海道2日目は厚岸町への旅
- お手紙の内容
- 昨日を後悔しながら今日も上り坂を行く
- ケガしたカラスを移動させる
- 3年前地震で中止になったあっけし望洋台
- ランチに焼き牡蠣
- 今もモテてる正平さん
- 『ルパン三世』がラッピングされたバスを見る
- シカに遭遇
- 命がけで厚岸大橋を渡る
- こころの風景
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
先々週、北海道1週目1日目の旅の感想はこちら↓
1013日目、北海道2日目は厚岸町への旅
7月7日放送分北海道1週目2日目は、北海道厚岸町尾幌のくしろバス『0号線』バス停前でオープニングでした。
正平さんは カメラマンさんのジュンさんに緑と山に囲まれたバス停の周りを360度撮影してもらい、「誰が乗んの?」とツッコんでいました。
バスが通る道路には車が行き交っていましたが、人が歩いていませんでした。
時刻表を見ると、1日に来るバスは平日5本。土日4本。0号線のバス停を一通り説明した正平さん。
バス停前でのオープニングに、「お手紙はバスに関係あるんですね?」と推測していました。
お手紙の内容
今回のお手紙は、札幌市の57歳女性から。
こころの風景は、路線バス厚岸線の回転場です。
家庭の事情もあって中学卒業後すぐに働き始めたお手紙の方のご両親。
お父さんは建具屋さんの住み込みをしていました。結婚し子供が生まれてからは家族を養うために好きな建具の仕事より給料のいい仕事をと、学科は独学で免許を取得。トラックに乗り、資格を得て東邦交通(とうほうこうつう:現くしろバス)のバス運転手になりました。
お母さんは、早朝のバスの洗車、車掌、学校の職員室でのお茶くみなど。共働きでお手紙の方たちを育ててくれました。
当時バスの車掌をしていたお母さんが、お父さんと同乗するので、家族用のパスでお手紙の方も一緒に行くことに。
片道約2時間。釧路発厚岸国泰寺(こくたいじ)行き。車で眠らない子供のお手紙の方。
終点でお客さんが降りたあと、回転場の車内で、朝お母さんが握ってくれたおむすびを食べ、しばしの休憩。
そして今度は釧路行きとなり、ガタガタユラユラ。前の日から遠足のようなウキウキした気持ちと車窓の景色。乗り降りする人たち。バスの中のご両親の働く姿。50年の前のこと。
とても楽しかった思い出と、回転場の風景が今も記憶にあり、帰ることが出来ない日が続いていますが、ご両親が元気でいてくれることにただただ感謝だというお手紙の方です。
…というお手紙でした。
昨日を後悔しながら今日も上り坂を行く
チャリオに乗って、0号線バス停前から、約13km先の国泰寺バス停を目指して出発しました。
昨日、急坂を正平さんの希望でチャリオで登ったチームこころ旅。
今日も道の向こうに上り坂が見えてきて、「前方に敵の軍勢が見えたぞ。」と坂を敵に例える正平さん。
「みんな昨日の坂で参ってます。私がタクシーに乗らなかったばっかりに。みんなを巻き込んじまいました。」と昨日の説明をして、今日も上り坂を息を切らしながら上っていました。
ケガしたカラスを移動させる
回転数を上げながら上り坂を上っていた正平さんが、フッと立ち止まりました。
休憩?と思っていたら、正平さんの足元にカラスが倒れていました。
「これ、車に当たったな。」とカラスを見て言う正平さん。
カラスは、頭を歩道側に向けて尾を道路に向けて横向きに路側帯に倒れていました。
ケガをしたカラスです…と字幕に出ていました。
「かわいそうだな。」と正平さんが言うと「草の方に避けますか?」と返すスタッフさん。
正平さんがカラスに近づくと、カラスが羽を動かしました。
正平さんが左手でチャリオを押さえながら右手でカラスを掴もうすると、カラスがバタバタと逃げようとして動きます。
「よしよし…待て!つっつくなよ。」と話しかけながらカラスを右手で慎重に持ち上げました。
スタッフさんがチャリオを押さえてくれたので、正平さんは歩道の向こうの草むらにカラスを移動してあげました。
大丈夫かな??
スタッフさんは正平さんの手を消毒。右手だけだったので右手だけ消毒しました。
鳥さんは色々持ってるかもしれませんから、入念に消毒しておかないと!!
カラスさん、助かればいいけど…。
止まったついでに道路越しに見え海の景色を見て前日行った岬と大黒島の位置を確認していました。
正平さんは草むらに避けてあげたカラスを気にしながら「まぁ、多分無理だろうな。」と残念そうに言ってチャリオで再び出発しました。
もしかしたら、カラスが路側帯にいたのも、正平さんみたいに持ち上げることまでは出来なくて、とりあえず誰かが移動させてあげたのかもしれないですね。
路側帯にいたんじゃまた夜とか見えなくなったときに轢かれるかもしれないし、これでよかったんでしょうか??
どうなったのかな?カラス。
3年前地震で中止になったあっけし望洋台
坂を上ってくると「見覚えがあるぞ。」と言い出す正平さん。厚岸霧多布昆布森国定公園と横断幕がありました。
「3年前の地震の時にここで中止になって、引き返しました。だから…引き返そ!」と地震の日を思い出していました。
その日の分は中止になって、これまでの北海道の旅を再構成して放送していた回がありました。
字幕に「平成30年北海道胆振東部地震の時でした」と字幕が出ていました。
チャリオを降りて、あっけし望洋台を歩く正平さん。
「あん時、来たよね。まだやってるよ俺たち。」と言って、3年前と同じように厚岸湾と大黒島を見ていました。
そして電線に止まっていたカラスに「おい仲間あそこに倒れてるのを、見に行ってやれよ。あんなの獣医さんに連れてってもダメだろうな。」と残念そうに言ってました。
実際触った正平さん。愛着がわいたんでしょう…。
カラスは「カァカァ」と返事をしていました。
ランチに焼き牡蠣
坂はピークを越えて、下り坂を下る正平さんたち。
厚岸駅の近くまで来て、予約していた桜亭というお店に着きました。
消毒をして入店。まず1人2つずつで、焼き牡蠣を10運んできてもらっていました。
大きなお皿にぎっしりと乗せられた焼き牡蠣に、歓声が上がりました。
「全部俺んだからね!」と正平さんが冗談を言って笑わせていました。
正平さんは小さい身と大きな身の牡蠣を1つずつ取って、小さい方かツルっと食べていました。「おいしい!」と言い、次に大きな身のほうへ。
大きな身の牡蠣も一気にペロリ!「うまい!!」と満足げでした。
美味しそうでした!!
今もモテてる正平さん
お店を出る時にお店の女性が正平さんに「すごく昔…あの…あれですよね。」と言って笑いだします。
「昔…なに?」と気になった正平さん。「すごくモテたひとでしょ?女性に。」と女性が言うと「今だってモテるんだよ。」と返す正平さん。
女性は大笑い。正平さんは、照れたように「じゃあね!今もモテるんだよ。」と念を押してお店を出て行ってました。
今もモテる!ーー言っておきたかったのかな??
『こころ旅』を見てても大歓迎されてますもんね。
サラッと歯の浮くようなセリフを言えるあたりは、本当に女性に慣れるなぁ~と思います。
モテてるから??!!!
…ここまでが『朝版』です。
『ルパン三世』がラッピングされたバスを見る
『とうちゃこ版』では、0号線のバス停から出発する前に、バスを見てみようと待っているところが放送されていました。
『ルパン三世』がラッピングされたカッコいいくしろバスでした。
「浜中町にルパンがやって来る。」というメッセージとともに、ルパンが大きくバスに描かれていました。
正平さんはそのバスを見て「モンキーパンチさんが浜中の人だって聞いた。」と『ルパン三世』の作者のモンキーパンチさんの出身の関係でラッピングバスになっているのを納得していました。
そうだったんですね!!
納得です!!
バスは確認出来ましたが、今回の旅はそのバスのルートをチャリで巡る旅です!!
シカに遭遇
国泰寺の回転場を目指して出発しました。
厚岸駅に行くまでに海沿いの道路に出ると、車が少なくなっていました。
正平さんたち越しに、カメラは、厚岸大橋を映していました。
正平さんたちが走っていた道路は海に向かって曲がっています。
正平さんが「そういうことか。」と納得して信号待ちをしていると、スタッフさんが後ろから「正平さん、右側に…。」と話しかけてきて右を見ると、歩道に2頭のシカがいました。
「なんじゃこれ。奈良じゃないんだから!」と言う正平さん。「普通にいます。」とスタッフさんも笑ってました。
奈良公園周辺はもっとウジャウジャいますけどね…。
鹿さんは歩道沿いに生えた草をムシャムシャ食べていて、正平さんが「山にあるもでしょ?そんな草。」とツッコんでました。
そうですよね、奈良みたいに鹿せんべいもらえるわけじゃないでしょうに…。
車で信号待ちをしていた女性に、正平さんが「あれ、珍しくないですか?」と鹿を指さして質問。女性は「珍しくないです。町中に普通にいるので。」と答えてらっしゃいました。
陽の光を浴びていたからか、奈良のシカよりきれいに見えました。
大きさも小さかったし。かわいかったです。
命がけで厚岸大橋を渡る
シカさんたちがいた道路を抜け、赤い橋・厚岸大橋の手前に着きました。
上り坂を上った先です。
正平さんは3年前は渡ったと聞いて意を決して歩道を走らず車道を走り始めました。
「車コワい。下コワい。坂もコワい。命がけ。」とハァハァ言いながら下を見ないようにしながら渡り切りました。
渡り切った先は国泰寺の地名が書かれた案内標識が出てきました。
命がけの橋渡り!頑張りました。
途中で立ち止まる方が車に惹かれそうで怖いし、渡り切るしかないですよね。
歩道走ればいいだろうに、いつもかわいそうになります。
こころの風景
国泰寺と書かれていた矢印に従って直進。
右側に国泰寺が見えて、回転場らしきスペースも見つかりました。
白い鳥居がある国泰寺のバス停に到着。
近くのクリーニング屋さんで回転場がどこにあったか?を聞くことになりました。
正平さんはチャリオを置いて、クリーニング屋さんへ。
昔の国泰寺バス停、ここが終点だったか?をまず質問。
回転場がどこにあったか?も聞いて、先に見つけた回転場らしき場所がそうなのか?とも質問しましたが、道路が新しくなったあとに出来たスペースとのことで、回転場じゃないとのこと。
クリーニング屋さんから、以前、役所に勤めていらっしゃった方のお家を聞いて訪ね、回転場について聞くことに。が、留守でした。
もう一軒違うお家を紹介してもらって回転場のことについて質問することになりました。
そこでも昔のバス停の事は分からず。
正平さんは、申し訳なくなって「すげえ、手わずらわせちゃって。あと勝手にあの辺だって決めます。」と言いましたが、クリーニング屋さんの男性が、正平さんの代わりにご近所さんに回転場の事をどんどん聞いて回ってくれました。
親切な方です!!!
50年前の回転場という記憶ですが、ご近所さんの話では厚岸から来て、釧路に帰る時は別の方向へ走って行っていたという証言が出てきました。
回転場という場所はなく、バス停をまわって行っていたのでは?という話になりました。
協力してくれた方たちと別れ、以前国泰寺のバス停があったところに移動した正平さん。
そこへ白いバスが走ってきて、目の前を通過。来たところを通らず別の道路を通って走り抜けていきました。
回転はしていませんでした。
正平さんはバス停があったところに座り、お手紙を読みました。
お手紙の内容を聞きながら、バスが走っているのを見ると。お手紙の方がご両親と一緒にバスに乗って楽しんでいた風景が目に浮かびました。
楽しかったんだろうな~~。
回転していたというお手紙の方の記憶と、回転はなくて違う道を走って行っていたという証言。
どっちかは分りませんでしたが、この国泰寺のバス停がこころの風景である事は間違いないはず!!
天気も良くて、バスも走っていて、思い出の車窓の風景は楽しめたのではないでしょうか??
焼き牡蠣にシカさん、目的地の親切な人たち。
いい出会いが見れた楽しい旅でした。
明日は、 浜中町への旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。