BSプレミアムで『にっぽん縦断こころ旅』2023春、放送中です。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組。
2023年春の旅は、沖縄から始まって九州は宮崎、大分。
近畿は兵庫・大阪・京都。
北陸の福井・石川・富山・新潟と周って、山形でゴール。
5月15日~5月19日は兵庫県の旅です。
- 1175日目、兵庫県4日目は丹波篠山市への旅
- お手紙の内容
- デカンショ街道を走る
- カエルをおとなしくする方法
- 村上さんとは?
- ヨシキリは大阪のおばちゃん?
- 丹波篠山の城下町を走る
- こころの風景
- 兵庫県の旅でめぐる町
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
1175日目、兵庫県4日目は丹波篠山市への旅
5月19日放送分兵庫県4日目は、水に浸かるアオガエルのアップで始まりました。
兵庫県4日目で晴れた!と喜ぶ正平さん。
黒豆とマツタケで有名な丹波篠山市の雲部車塚(くもべくるまづか)古墳の、ため池前でオープニングでした。
前方後円墳です。
お手紙の内容
今回のお手紙は、三田市の74歳女性から。
こころの風景は、「村上さん」という祠です。
お手紙の方が小学4年生、お姉さんが5年生の時。お母さんが大きな心臓発作を起こしました。
家から学校に電話があり、お姉さんと二人不安な心で家に帰ったお手紙の方たち。
その時は一命はとりとめたものの、決して安心できる容体ではなく、安静と、心労を与えないのが大事。と先生がおっしゃったそう。
その頃から「お母さん死なないで。」という思いがずっと胸にあったといいます。
そんななか、お母さんの知人の方から教えてもらったのが「村上さん」です。
願いをよく聞いてくださる、と聞いてお姉さんと二人で、毎朝おまいりに行ったお手紙の方。
冬は暗いうちに起き、夏はすがすがしい空気のなか、毎朝毎朝お母さんに元気になってほしい一心でおまいりに通ったそう。
お母さんの心臓発作は繰り返しましたが、命を持っていかれることもなく、お姉さんが26歳、お手紙の方が25歳、二人とも結婚が決まるまで頑張ってくれたといいます。
桜のつぼみがふくらみ、春がそこまで来ていたなごり雪の舞う寒い日の朝、お母さんは旅立ちました。
姉妹の結婚が決まるまでお母さんを生かしてくれたのは、「村上さん」のおかげ。
今は九州に住むお姉さんに、二人でおまいりに行った「村上さん」を見せてあげたい。
…というお手紙でした。
お手紙を読んだ正平さんが「神様。村神様。ね!」とニヤリ。
監督さんが「そのむらかみさまじゃない…。」と笑いながらツッコみ。
偶然にも野球のむらかみさまと同じ字。
最近の正平さんは野球にハマってるんですかね~~?
それはさておき。
「このふたり偉いね。冬も毎日毎日おまいり行って。お母さんのために。」とお手紙の方姉妹のお話に感じ入っているようでした。
黒岡にある「村上さん」に向けて出発。
田畑のあいだの道を走り始めました。
真っすぐな道。
田んぼをならす作業をされているのが見えました。
カエルの鳴き声も聞こえる道。
デカンショ街道を走る
途中、「デカンショ街道」と書かれた看板の前を通過。
スタッフさんが「デカンショってなんすか?」と質問。
正平さんは「ね!デカンショデカンショで半年暮らせってよく言うけど、あとの半年寝て暮らせって歌はあるけど。」と歌います。
物知りな正平さんも、ご存じではないようでした。
私の方で調べてみました。
囃子言葉の「デカンショ」の語源は「ドッコイショ」が転化したものなど諸説あるが定かではない。
デカンショ節は、それぞれの時代が描かれた連綿と続く時代絵巻であり、ふるさとの記憶である。
丹波篠山の民謡の歌詞で、明治に笹山出身の学生が千葉で東京の学生さんにデカンショ節を伝えたことでブームになったそうです。
その名前を冠した街道。
兵庫県のホームページ兵庫県/(丹波地域)たんば三街道 (hyogo.lg.jp)によると、
兵庫県丹波地域では、地域づくりに資する道づくりに取り組んでいて、平成元年度に
主要な道路である国道176号などに「丹波の森街道」「水分れ街道」など愛称をつけ「たんば三街道」としたそう。
その中の一つが「デカンショ街道」
丹波篠山市西野々~丹波篠山市今田町本荘を結ぶ、国道372号線。
地域づくりの一環として名付けられたんですね!!
『こころ旅』では、「デカンショ」を「出稼ぎしよう」からきた言葉だと紹介していました。
カエルをおとなしくする方法
カエルの鳴き声が聞こえて、水たまりのある畑の隣でストップした正平さん。
草むらで発見して捕まえていました。
茶色いカエル。
模様がはっきりと見えました。
正平さんは、カエルをひっくり返してお腹を親指でなでながら「トカゲでも、こうやるとおとなしくなるということを、子供の頃みんなで教わったよ。」と得意げに見せてくれました。
プクーとお腹を膨らましてひっくり返り、おとなしくなるカエルさん。
元に戻しても暴れずおとなしいまま。
不思議!!
池の水の中にカエルさんを戻す正平さん。
「春だね。」と嬉しそう。
見てるこちらもほっこりしました。
休憩を終え、また田畑のあいだの道を走っていきました。
…とここまでが『朝版』です。
『とうちゃこ版』では、オープニングでスタッフさんがアオガエル、正平さんが茶色いカエルを色違いで見せているところが放送されていました。
『朝版』のアオガエル以外にもカエルさん見つけてたんだ…。
村上さんとは?
そして、目的地の「村上さん」とは何か?
監督さんが調べていました。
もともと越後の村上藩の藩主だった人で、村上市の村上忠勝公のこと。
大坂夏の陣で豊臣方だったので、改易されて篠山に流されてきたそう。
村の人たちに学問を教えて、学問の神様として親しまれてきた人。
という説明がありました。
越後の村上って名門なんですよね!
越後の村上と聞いてすぐ、大河ドラマ『風林火山』の村上義清役の永島敏行さんを思い出してしまいました。
猿之助さん、好きな俳優さんなのに。どうなっちゃうんだろうか…。
よく分からないことばかりだ。
ーー話戻って。
今回は、その村上とは違う「村上さん」ですか?
すみません。
今回の旅は、まず約12km先の黒岡を目指してスタートしていました。
ヨシキリは大阪のおばちゃん?
川の横を走っている時、「ギギギギギ!」という鳥の鳴き声が聞こえてきて「あの鳴き声はね、大阪のおばちゃんなんです。」と独特の表現をする正平さん。
芦原にいる鳥。
正平さんが思い出す前にスタッフさんが「ヨシキリ」と思い出しました。
「あんた何してんの?ギギギギギ!あんたなんでこんなとこおんの?ギギギギギ!」と大阪のおばちゃんの早口でまくし立てるしゃべり方と、ヨシキリの鳴き声をまねて表現してました。
確かに、似てるかも…。
以前にもこの鳥を正平さんは「大阪のおばちゃん」と言ってました。
その時の旅の感想はこちら↓↓
大阪のおばちゃんて、こっちが口はさめないくらい次々に質問ぶつけてくるんですよね!
かくゆう私も同じです。
早口な鳴き声か~~。
そうだと思って聞くと面白いです。
丹波篠山の城下町を走る
篠山川沿いの道を走って、緑色の橋を渡り、篠山城跡の案内板を発見。
城下町のような古い街並みに入りました。
「御城下って感じ。武家屋敷じゃなくて商家って感じだな。うんうん。ああショーカ。うんうん。そんな感じですよ。」とダジャレを交えながら感想を言う正平さん。
さりげなくダジャレ。
あんまりウケも狙ってない感じ。
そば屋さん、ホテルが並んでおり、お堀の向こうは篠山城跡。
ランチはグラタン
そして、お昼タイム。
テラス席に座り、お店の方に「村上さん」について質問した正平さん。
お店の方は西宮から来た方なのでよく知らないそう。
以前、正平さんがいた西宮は詳しいみたいですが…。
運ばれてきたのはサラダとグラタン!
熱そうでしたが、美味しそうでした!!
お店の方は「村上さん」をお存じありませんでした。
こころの風景
住宅街から山に向かって走る正平さん。
黒岡の交差点に着き、「村上さん」がいらっしゃる地域に入ってきたのはわかりました。
交差点から見える1本の木に目を付けた正平さん。
誰かに聞く前に祠を見つけました。
田んぼのあぜの奥に「村上さん」の祠はありました。
最後はチャリオから降りて歩いてとうちゃこ。
「こんにちは、来ました。お手紙の誘われて来たよ。」と話しかける正平さん。
「丹波篠山五十三次 村上周防守供養塔」という石碑が立っていました。
その奥に行くと、祠がありました。
最初は、まだ野球の村神様を引っ張って祠のなかでスイングした格好をしてるとふざけていた正平さん。
が、すぐに切り替えて手を合わせ「村上さん、この先なるべく坂と風仲良くなりたいんです。来月74になります。でも頑張るからなるべく、お願いします。あ、みんなの分もお願いします。」とお祈り。
そして祠の前に座り、お手紙を読みました。
実際の場所を見てお手紙の内容を聞いたら、お手紙の方ごきょうだいが毎朝通った姿が想像できて、涙が出ました。
幼いきょうだいが祈った場所。
とても立派な祠で、本当に願いを聞いてくださったんだろうな、と思わせてくれました。
正平さんも、前の3日間の旅と違っていい天気でホッとした表情。
見ているこちらもホッとしました。
兵庫県の旅4日目。
最後にまたいい風景を見せてもらいました。
兵庫県の旅でめぐる町
兵庫県の旅でめぐる町は、NHKのホームページの番組表によると…
の放送でした。
来週は、大阪府の旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
月曜のとうちゃこ版の時間帯は、これまでの放送のリクエスト版。クラシックが放送されています。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版の再放送は、土日の朝7時30分から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。
土日の再放送の時間帯が、2023年から変わってます!