BSプレミアムで『にっぽん縦断こころ旅』2023春が放送中です。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組。
2023年春の旅は、沖縄から始まって九州は宮崎、大分。
近畿は兵庫・大阪・京都。
北陸の福井・石川・富山・新潟と周って、山形がゴールです。
5月1日~5月5日は大分県の旅です。
前週、宮崎県の旅4日目・宮崎市神宮の感想はこちら。↓
1168日目、大分県1日目は大分市への旅
5月2日放送分大分県1日目は、大分県大分市のこうざき海水浴場でオープニングでした。
別府湾、愛媛の佐田岬半島が薄く見えました。
そして佐賀関の大煙突が見える小学校は、2012年秋の旅で行った場所。
2012年当時、2本あった煙突のうちの1本が老朽化で解体工事中。
現在は1本のみ残っていました。
その時の旅のことが公式ホームページに載っていました。↓↓↓
https://www.nhk.or.jp/kokorotabi/route_2012autumn/20121213/index.html
お手紙の内容
今回のお手紙は、鹿児島市の71歳女性から。
こころの風景は、大分市佐賀関町大志生木(おおじゅうき)の日鉱社宅と野球場です。
日鉱社宅は現在更地で新しい施設が建っています。
社宅は、海沿いの国道から入ったところに数十棟。
近くに小学校、理容室、美容室、公衆浴場、スーパーなどがあり、まるで1つの町のようだったとか。
その社宅から徒歩でおよそ800m入ったところに球場があります。
今から50数年前。お手紙の方のご主人は18歳から30歳まで、社会人野球の選手として活躍していました。
当時、九州管内には、社会人野球チームがたくさんあり、その中でもご主人が在籍するチームは、都市対抗や各種大会に出場。
ある日の夕暮れ。
遊びに行った3歳に娘さんが帰って来ず。友達に聞いても「知らない。分からない。」との返事。
どうしたものかと思案中。満面の笑顔で父親の手に引かれて帰ってきたそう。
「○○ちゃんとお父さんの球場へ行ってきた。」と悪びれる様子なく答える娘さん。
それまでの不安や怒りはそのあたりに吹っ飛び、ただ呆れるばかりだったと振り返るお手紙の方。
練習を終えた二人の父親は、球場で娘たちの姿を見てビックリしたとか。
社宅から田んぼのなかの細い道を突き抜け、川沿いの道を二人でおしゃべりしながら歌いながら時には不安になりながら、大好きな父親に会いに行ったのでは?
その娘さんも3人の息子の母親になり、仕事と育児に奮闘中。
ご主人は昨年体調を壊し、なかなか大分に出向くことが出来ません。
正平さん。
自分たち家族の代わりに、ご主人が汗、土、涙にまみれた球場。娘さんが大好きな父親に会いに行った球場。楽しい新婚生活を送った社宅を見に行っていただきたい。
…というお手紙でした。
11年前と同じルートを走る
地図で目的地を確認。
監督によると、現在は大志生木は、「大」がとれて「志生木(しゅうき)」という地名になっているそう。
「大志生木」は、海水浴場の名前で残っている。とのことです。
まず大志生木の集落に向かい、社宅と野球場を探す予定で出発しました。
住宅地にかろうじて残る桜を見ながら進むと、幸崎(こうざき)駅の案内標識を発見。
11年前の旅で出発した駅です。
次に鳥居をくぐり、国道に出ました。
次に、11年前にも走ったサイクリングロードを走ります。
鳥の声も聞こえて、のどかな感じ。
正平さんは11年前のことが思い出せない様子で進んでいました。
ランチはぶり丼
サイクリングロードの入ったばかりですが、左に下りて食事です。
正平さんは、ぶり丼を注文。
ハトヤさんには、関アジを注文するように提案。
まずは正平さんのぶり丼が運ばれてきて、パクリ!
「ぶりうまい!うん。ぶり丼ってあんま見ないよな。うめえよ、でも。やった!」と絶賛。
次にハトヤさんの関アジの丼が運ばれてきて、正平さんは「一切れちょうだい。」とおねだり。
違うのを頼んで分け分けしよう。と言ってましたもんね!
ぶりに続いて、他の人から関アジ、関サバをもらって次々に食べていく正平さん。
食べ比べて「うまいっちゃうまいな!」と絶賛していました。
ずっと美味しそうなもの食べてますね!!
お腹空いている時に見たら羨ましくて仕方ない。
岩場で生き物さがし
食後。
お店の人に、店から見えていた海の岩場に下りていく道を教えてもらい、下りていく正平さん。
何か生き物がいないか?別府湾をさがします。
カメノテだけで、生き物がいなかったようです。
残念!
カメノテは大量に岩にくっついていました。
海の水が透き通っていて、キレイでした。
岩場に歩けるのも、腰の痛みが治まって来たから。
正平さんは喜んで岩場を歩いていました。
そして再出発していくのでしたーーー!
…とここまでが『朝版』です。
『とうちゃこ版』では、ツバメが民家に入っていくのを発見しているのを放送していました。
入って来れるように戸を開けてあげている様子。
正平さんは「夜どうするんだろう?」と疑問を持っていました。
夜はさすがに閉めてるんじゃないですか??
こころの風景
聞き込み
畑のあいだの道を抜け、国道に出てくると大志生木の集落に着いていました。
新しい施設が建っているという社宅跡をさがします。
クネクネとしたカーブのある道を通ると、太陽光発電のパネルが右、左には学校がありました。
正平さんは、太陽光発電のパネル越しに大きな建物が見え、社宅では?と推測。
スタッフさんに携帯を借りた正平さんんが、千代田区にある太陽光発電の会社に電話をして聞くことになりました。
大分県の志生木にあるメガソーラーの発電の土地が、前は何の土地か?
と質問。
日鉱社宅と伺っていますが。と確認するのに20分かかる。とのことでした。
待っているあいだに、カメラマンのタムタムさんが、歩いていた男性に昔何があったのか?質問。
「日鉱の社宅だった。」と教えてもらいました。
タムタムさんに話してくれた男性が歩いてきて、正平さんとおしゃべり。
今も残る床屋さんや、奥の方にある日鉱の野球場の位置も教えてくれました。
「すっげえ参考になった。色んなもん解決した。」と電話待たなくてもいい。という正平さん。
「ありがとう!バイバイ!」とお礼を言ってお別れ。
太陽光パネルの会社に電話して一応確認。
正平さんは「朝7時45分と夜7時と、にっぽん縦断こころ旅、よろしくお願いします。」としっかり番組の宣伝をして電話を切っていました。
面白い!
社宅跡を確認し、次に娘さんが歩いたであろう道をたどって野球場へ。
お手紙の方が不安視していた川もありました。
結構遠い!
頑張って歩いたんですね!かわいい。
正平さんも「よう歩いたな。しかし。3つの子が。」と感心してました。
向かい風に吹かれ息を切らしながらグラウンドに向かいます。
途中、休憩も入れていました。
農作業している人に野球場の位置を教えてもらい、進みました。
「聞かなきゃわからない。」と正平さんが言うほど、わかりにくい場所でした。
小さい子がよく行ったなぁ…。
最後は上り坂もありました。
奇跡の出会い
球場にとうちゃこ。
練習をしている人がいて、金属バットの音もしました。
子どもと一緒に背の高い男性が出てきて、球場へ案内してくれました。
案内してくれた男性は、ここで社会人野球をしていた方。
77歳。
お手紙の方の名字を言うと、「私たちの時のキャッチャーです。」と教えてくれました。
わー!お父さんと一緒にやっていた方と奇跡の出会いです。
正平さんは「えー!こんな人出てきた。」と喜びます。
案内してくれたん男性は、お手紙の方のご主人の先輩にあたる方。
4番で活躍した方だそうです。
ご主人さんはいいキャッチャーだったと話してくれました。
都市対抗に出た思い出も語ってくれ、聞いてて楽しいひとときとなりました。
正平さんは、お手紙の方の娘さんが写った球場の写真を見せて、写真を撮ったであろう観客席へ移動。
球場を眺めながらお手紙を読みました。
お手紙を読み終わった正平さんは「今日は聞き込みがなんか、大成功で。面白かったな。」と言っていました。
本当、面白かった!
そして、今回の旅は感動した!!
最後の元チームメイトの先輩が、今も背筋がスッとして体格もよくてカッコよかったです。
こんな奇跡の出会いがあるんだな~~。
何回もリクエストが来そうな気がする。
いい旅でした。
大分県の旅でめぐる町
大分県の旅でめぐる町は、
の放送です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
月曜のとうちゃこ版の時間帯は、これまでの放送のリクエスト版。クラシックが放送されています。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版の再放送は、土日の朝7時30分から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。
土日の再放送の時間帯が、2023年から変わってます!