BSプレミアムで放送中の『にっぽん縦断こころ旅』。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
5月23日~5月27日は栃木県の旅です。
前日、栃木県の旅3日目宇都宮市荒針町への旅を見た感想はこちら。↓
1091日目、栃木県4日目は日光市への旅
5月27日放送分栃木県4日目は、日光市の河川公園でオープニングでした。
お手紙の内容
今回のお手紙は、真岡市の58歳女性から。
こころの風景は、日光の憾満ヶ淵のお地蔵様と大谷(だいや)川です。
11年前に他界したお手紙の方のお母さんは、人生の後半は病と闘い続けた人でした。
農家に嫁ぎ朝から晩まで働き、時間を見つけては趣味の川柳、お花やパッチワークを楽しみ、中でも川柳は心の支えとしていたそう。
孫たちに"母ちゃん"と呼ばせていた太陽のような人。
そんなお母さんが突然"うつ病"になり入院。退院したらここに行きたいと言ったのが憾満ヶ淵。
体力が落ちてしまったお母さんが、孫に手を引かれゆっくりゆっくりと歩を進めたのを記憶している。というお手紙の方。
2度目に訪れたのは、お母さんが肺がんの手術後、自らの命の期限を知った時でした。
お地蔵様お一人お一人に手を合わせているお母さん。
お手紙の方は、涙が止まらなくなってお母さんに背を向け、大谷川の流れに「母を助けてください。」と何度も何度も祈ったそう。
お地蔵様は一端途切れ、すぐ先に続いている。
今度は、お手紙の方もお母さんと一緒に何度も何度も手を合わせたそうです。
命の期限を知ったお母さんが、何を祈ったのかは計り知れないが、いつも自分の事よりまわりを思いやっていた人。きっと家族の幸せを祈ったに違いない。
おかげで幸せに暮らしている。というお手紙の方です。
そんなお母さんとの思い出の場所を正平さんに訪れていただきたい。
…というお手紙でした。
水が流れていない川
約7kmのルートで憾満ヶ淵を目指してスタート。
河川公園を出発してすぐに、細尾町の交差点で左折。
まっすぐ進み、大谷川に架かる橋まできました。
オープニングの河川公園でも、流れが途中で止まっていた川の水。
大谷川の水もなく、橋の下には石だけが見えて、からっぽでした。
細尾大谷橋交差点を直進。
上り坂をあがっていきました。
ランチはハンバーガー
道の右側に見えてきた、ピンクの外壁の電車みたいなお店TrainDiner久次良でランチ。
正平さんは、建物の前のテラス席に座りました。
てりチキバーガーに、ハバネロピクルスをトッピング。を注文。
お店の方が「結構辛いですけど、よろしいですか?」と気遣ってくれましたが、正平さんは大丈夫な様子。
さらにとちおとめのオリジナルドリンクを注文していました。
「自家製のヨーグルトと、栃木県のとちおとめをふんだんに使った当店のオリジナルドリンク。」と言って運ばれ来たピンク色の飲み物。イチゴがまるまる1個、グラスに飾り付けられていました。
ドリンクには、タピオカドリンクで使うよな太いストローが刺さっていました。
正平さんは「まずこれ食っちゃお!」といちごをパクリ。
次に店員さんの説明通り、ドリンクの中に入ったイチゴをストローでよく混ぜて飲んでいました。
「微妙な味!甘酸っぱい。ヨーグルト。ヨーグルトと炭酸。へー。」と感想を言ってました。
どんな味だったんだろう…??
ヨーグルト炭酸。カルピスソーダみたいなもんかな?
でもイチゴかぁ…。イチゴの甘さがあるんだろうか?
ちょっと想像がつかないです。
次にハンバーガーが運ばれてきました。
ハバネロピクルスは別に持ってきてくれて、お好みでハンバーガーと一緒に食べる。というスタイル。
正平さんは躊躇なくハバネロピクルスをハンバーガーにはさみ、スタッフさんが「え…。」と驚きます。
あんまり心配された正平さんは、まずハバネロピクルスだけを食べてみることに。
「ピクルスだよ。ちゃんと。甘酸っぱくしてくれてある。辛いけどうまいこれ。」と平気そう。
が…!
時間差で「辛!」と顔をしかめました。
「後から来るやつですか??」と言ってスタッフさんたちが笑います。
正平さんは「でもうまい!ピクルスになってんだもんね。」と笑顔で美味しそうでした。
正平さん元々、カレーうどんに七味入れたり、ナポリタンにたくさんタバスコ振ったり。辛いの好きですもんね!!
ハバネロもお口に合った食べ物なんでしょう…!!
私は多分無理だな~~。辛そーーー。
次にハンバーガー!
「おいしい!甘くて。早く辛いの出て来い!うめえべ。」とおいしそうに食べていました。
正平さんの好みに合ったハンバーガーだったみたいです。
嬉しそうな顔がよかったです。
食後。
再びチャリオで走り出した正平さんたち。
東照宮に近づいてきて雰囲気が変わってきました。
道路脇には、湯葉のお店やカステラのお店が出てきました。
旅館が立ち並ぶ間の道から、川沿いの道に入りました。
こちらの川には水が流れていました。
…とここまでが『朝版』です。
左沢川と大谷川の流れ
『とうちゃこ版』では、オープニングの左沢川の止まっていた水の流れが、お手紙を読み終わった後に見ると、水量が増えていて、水のかたまりが渇いた川に流れていく様子を放送していました。
正平さんは「アフリカの映像で見たことあるな。何千キロか先の渇いた砂漠にどんどん水が出てくる…。」と例えていました。
おぉ!!
そう言われればドキュメントかなんかで見たことあるかも…!
ドラマティックな感じです。
砂漠よりは小さい規模ですが、こちらもドラマティックでカッコいいなと思いました。
『こころ旅』の公式ブログにもこの川の水について、写真付きで語られていました。
↓↓↓
『とうちゃこ版』では、東照宮に近づいてきた場所の続きが放送されていました。
ゆば、カステラ屋さんの前を通過。
車の数が増えてきたので、途中、歩道を走っていました。
そして旅館の手前を左折。川沿いに出ました。
ここまでは『朝版』でも出てました。
この川は大谷川。ちゃんと水が流れていました。
こころの風景
茶色い欄干の橋を渡り、右折。
住宅の前の道を走っていると、"憾満ヶ淵"と書かれた道しるべが出てきました。
道は徐々に上がっており、ゴール手前でストップして休憩。
息を整えてから再出発。
憾満ヶ淵と書かれた看板に当たり、とうちゃこです。
看板のそばには、赤い帽子をかぶったお地蔵様が何体かいらして、お迎えをしてくれました。
石畳を歩いていると、門がありました。
門には『慈雲寺』と書かれた木の看板が掛けられていました。
門をくぐり中へ。
カーブのある道から下をのぞくと、川が見えました。しっかり水は流れています。
川の流れを見て「ずいぶん上と違うね。水の量が。」と左沢川の水の量と比べるて笑う正平さん。
最初に大谷川の橋を渡った時は、水が流れてなくてからっぽでした。
そして奥にはお地蔵様たちが並んでいました。
が、まずは川の流れをじっくりと見て「どっから水こんだけ来た?なかったでしょ?さっき。」と水にツッコむ正平さんです。
でもすぐに「キレイなもんだ。でも。」と水のキレイな流れに見惚れていました。
そして赤い帽子と前掛けをかけたお地蔵様たち。
苔がびっしりと生えていました。
奥の方までずらーッと並んでいました。
お手紙の方のお母さんが1人1人に手を合わせていたというお地蔵様です。
お地蔵様がいったん途切れたところには滝が見え「しかし水キレイだな。」と何度も水のキレイさを眺める正平さん。
水は淵にたまっていました。
「初めてきたけど、ええとこやな。」と言い、奥へ。
またお地蔵さんが並ぶエリアに入りました。
お手紙に書いてあった通りです。
ゆっくりとお地蔵様が並ぶ前を歩きました。
倒れてしまってたり、首がとれているお地蔵様もいました。
「来たよー!たくさんあった。」とお手紙の方に話しかける正平さん。
川の流れを背に、お地蔵様に向けてお手紙を読みました。
お地蔵様が並ぶ姿は圧倒されました。
お母さんに手を合わせるのを見て、泣いてしまったお手紙の方の姿が目に浮かぶようでした。
私もお地蔵様の姿を見るだけで切なくなりました。
お手紙を読み終わった正平さんは「こんなたくさんの。こんなところへ連れて来てくれはった。いや、日光って言ってもこんなのが…知らないもんな。日光って言ったらまぁ、いろは坂。東照宮だとか、華厳の滝だとか言ったけど、こんなとこがあるなんて。栃木県の4日目。こらま、びっくりするようなところ連れて来てくれた。ありがとう。お母さんの冥福祈るね。よし!次はもうちょっと北。福島行く。さよなら!」と言って番組を締めてました。
なんとか感情的にならないよう頑張っていた正平さんですが、お地蔵様が並んでいるのを見て、感極まっていたように見えました。
こんなにキレイに並んでいるお地蔵様を見ると、感動すると思います。
私もテレビ越しに見て、圧倒されました。
いいところを見せていただきました。
ありがとうございました。
栃木県の旅でめぐる町
栃木県の旅でめぐる町は、NHKのホームページの番組表によると…
- 5月24日…那須烏山市
- 5月25日…宇都宮市
- 5月26日…宇都宮市下荒針町
- 5月27日…日光市
の放送でした。
来週は、蔵出しスペシャル。
その次の週は、福島県の旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。