BSプレミアムで放送中の『にっぽん縦断こころ旅』。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
6月27日~7月1日は青森県の旅です。
前日、青森県の旅3日目平内市への旅を見た感想はこちら。↓
1107日目、青森県4日目は野辺地町への旅
7月1日放送分青森県4日目は、野辺地(のへじ)町の柴崎地区健康レクリエーション施設でオープニングでした。
お手紙の内容
今回のお手紙は、青森市の70歳男性から。
こころの風景は、母との思い出の場所・野辺地川上流にあるのどんぐちです。
夜泣きをする幼い頃のお手紙の方を、若い頃のお母さんが背負って夜に歩いた道の先にあるどんぐち。
川を堰き止めた小さなダムのような施設で、農業用水を取水するもの「呑口」からきた通称だと思われるとのこと。
野辺地駅から東に下りた、国道4号の角にあるお母さんの実家(旅館)で生まれたお手紙の方。
当時。高校教員だったお父さんは、『マスオさん』状態でお母さんの実家から青森市まで通っていたそう。
お母さん中学校の教員だったので、お手紙の方は母方のおばあさんに育ててもらっていました。
そのおばあさんから、何回も何回も聞かされたお話。
それは、とても夜泣きをする子だったお手紙の方。
旅館で泣かれると宿泊しているお客さんに迷惑になるので、お母さんは学校から帰って疲れているのにもかかわらずお手紙の方を背負い、野辺地川の土手道を泣き止むまで歩くのが日課だったそう。
そしてある日。お母さんが駐在さんに連れられて帰ってきたことがあったとか。
若い母親が子を背負い、街灯もない夜の土手道を歩いている姿を見て誰かが通報したらしく、「どんぐち」で捕まり身投げするのではないか?と疑われ職務質問されたのだそう。
全く記憶にないお手紙の方ですが、繰り返し聞かされたことでお手紙の方にとって「どんぐち」が特別な場所になったとのこと。
小学生の頃はプール代わりに。退職後は四季折々の変化を楽しむ愛犬との散歩コースに。
どんぐちの水の音を聞くたび、お母さんのエピソードを思い出すこころの風景。
6月はちょうど新緑が美しいと思う野辺地のどんぐちを、正平さん是非見てください。
…というお手紙でした。
お手紙には、川沿いで犬の散歩をする人の写真が同封されていました。
常夜燈公園
野辺地川の『どんぐち』を目指して出発しました。
下り坂を下りてきて海沿いに出ると、正平さんが前に『こころ旅』で来たことある所だと思い出しました。
常夜燈公園の看板が出てきました。
何度か『こころ旅』で行っている常夜燈です。
今回は矢印に従って左折。海沿いの道を走り、常夜燈公園で休憩です。
常夜燈が大きいイメージだった正平さんでしたが、実際は思ったより小さかったようです。
常夜燈の前には説明文がありました。
北前船の寄港地だったそうです。
スタッフさんが「あんなとこに火をつけて見えたんですかね?」と言ってました。
正平さんは「見えたんでしょう。昔は空気も澄んでたんでしょう。暗かったしね。」と返してました。
確かに、窓口が小さいような気がするし、灯がともるのが見えたのかな~?と疑問を持つのも分かります。
でもま、周りに何もなくてこれだけがポーっと火が点いてたら見えたんでしょうね…。
下から見上げるほど高い位置にあるし、よく見えたんじゃないでしょうか??
ランチはカニクリームスパゲティー
お昼を知らせる町のメロディーが流れました。
野辺地町観光物産PRセンター内でお昼ごはんです。
センターに入りまずは検温!
正平さんがモニター画面に顔を向けると「正常な体温です。」という機械の声がしました。
続けて「未登録の人物です。」と言われてしまい、みんな大笑い。
正平さんは「なんて?未登録の人物…。登録されてたまるか!」と機械にツッコんでました。
スタッフさんは機械に「スゴイ。」と言ってました。
ここでは登録されるんでしょうか??
顔の記録が残るのかな??
そして軽食コーナーに移動。
先にお店にいらした方が、正平さんの登場に手を叩いて歓迎されていました。
先に奥にいた男性から、エビクリームスパゲティーが美味しかったと聞き、正平さんはエビクリームスパゲティーを注文。
スパゲティーが出来るまで、先に来ていた男性と楽しく会話して待ちました。
そして出来上がったのが、エビがたくさん入ったスパゲティー。
先にスープを飲んで「おいちい!うめえぞ!」と感想を言ってました。
近くにあったのがタバスコ!
やっぱりかけようとして・・・・・。
ところで『朝版』が終わりました。
やっぱりタバスコを見るとかけたくなるのね!!
この前の一味みたいにドバっと出てきたら面白いのに!
タバスコは口が小さいからそれはないか…。
…ここまでが『朝版』です。
モーリーの交換
『とうちゃこ版』では、野辺地駅に着いているところが放送されていました。
お昼ごはんを食べた野辺地町観光物産PRセンターの隣でした。
「ちょっと駅でやることがあるんだ。」と言ってチャリオを降りた正平さん。
チャリオの後ろにずっとついていた、青い森鉄道のキャラクター"モーリー"のぬいぐるみをチャリオから取り外しました。
正平さんはモーリーを持って「よう頑張ったもんな。こいつ。これ、色んなドロドロになって。頭も伸びちゃって。3年。俺たちを守ってくれたやつ。」と感傷に浸るかと思いきや…。
いきなり「これを捨てて…」と地面に落とし、「あー!!」と言ってスタッフさんみんな慌て!!「いやいやいや!お返ししましょうよ!」と笑って総ツッコミ!
正平さんは「そうかな。前も返してなんか飾るとおっしゃってたから。飾れるか?これ。よう頑張った。エライエライ。」とちゃんとモーリーを拾いあげて野辺地駅の駅舎に持って行きました。
窓口の方に「モーリー君、替えたいんだけど、どこに売ってるか分かりますか?」と質問。
窓口の方が奥の方に行って調べてくれて、中から他の職員の方が出てきました。
正平さんが「あのね、これもう3年頑張ったんですよ。で、前の時はこれどっかに置いときますって交換したんだけど。」と話しました。
すると職員の方は「ご用意させていただきまして。ぜひ交換させていただきたいと思いまして。」と新品のモーリー君を持って来てくれました。
古いのと比べて色も違うモーリー君。
古いモーリー君は、正平さんが来た記念で野辺地駅に置いてもらえることになりました。
正平さんは、新しいモーリー君に古いモーリー君を何度もくっつけて「お守りでこの、元気をこっちに。またこれ、大事にするからね。」と約束しました。
ちょっと急に感動的なシーンになりました。
モーリー君を持ってきてくれた方は、いつもは青森市にいる方だとか。
このために野辺地駅に来てくれていたとのことでした。
キレイな新品モーリー君は、チャリオにくっつけられました。
正平さんは「キレイだな。これから行くんだぞ。頑張れよ!」と新しいモーリー君をポンポンしてお願いしてました。
頼むぞ!モーリー君!!
不意に感動的なモーリー君交換式になりました。
もう!
いきなりいいシーンだったじゃないか!!
モーリー君交換式を終え、お手紙の方が送ってくれた地図を確認。
お母さんの実家だった旅館の位置を見て、野辺地川からどんぐちに行くルートを見ていました。
そして野辺地駅を出発していきました。
こころの風景
地図通り駅前からお母さんのご実家の旅館まで進み、当時国道4号線だった道、現在国道279号線となった道に出ました。
野辺地川に架かった橋を渡り、川沿いの細い道に入りました。
川沿いを走り、歩いてくるには結構な距離になってきました。
「泣いてる赤ちゃんを背負って。学校の先生をしながら大変やろ。」とお手紙の方のお母さんの若い時のことを思いやる正平さん。
そしてどんぐちを発見。
とうちゃこです。
プール代わりにもなったというどんぐち。
水量が多かったです。
川沿いを歩きながらじっくりと風景を眺めた正平さん。
「これ、今70歳だから。70年近く前。真っ黒けでおっかなかったやろう…。結構あるもんね。お母さんよう頑張らはった。」と言って、暗くて長い距離を歩いた若いお母さんのことを思いやっていました。
なんかちょっと泣けました。
不安だったでしょうね、お母さん。
でも川の流れる音を聞いて、癒されてもいたんだとも思う。
仕事で疲れていただろうけど、辛いだけじゃなくてお手紙の方との親子の時間を楽しんでもいたのかもしれない。
そう思いたい。
正平さんは川沿いを歩いて、どんぐちが見えるところでお手紙を読みました。
「暗かって怖かったでしょう。月明りとお星さまだけで歩いたんだよな。お母さんエラかった。学校の先生しながら。よし!面白いとこ来た。青森県終わった。あとは…海を越えるだけ。そん時もよろしく!バイバイ!」と言って番組を締めていました。
切ない気持ちが残る青森県4日目の旅でした。
お母さんの気持ちが残ってるような景色にも見えました。
と同時に、川の音で癒される素敵な所でした。
青森県の旅でめぐる町
青森県の旅でめぐる町は、NHKのホームページの番組表によると…
の放送でした。
来週は蔵出しスペシャル。
その次の週は、北海道の旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。