BSプレミアムで放送が始まりました『にっぽん縦断こころ旅』。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
11月22日~12月3日は熊本県です。
- 1047日目、熊本県4日目は和水町の旅
- お手紙の内容
- とうちゃこを見ながらの最後
- 2018年春の旅で訪れたあの場所へ
- 突如雑誌の取材に参加
- ランチは南関あげのきつねそば
- 渡し舟で小学校へ行っていた話
- 聖地になってる竈門菅原神社
- こころの風景
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
前日、熊本県3日目山鹿市の旅の感想はこちら↓
1047日目、熊本県4日目は和水町の旅
11月26日放送分熊本県4日目は、和水町の金栗四三生家記念館の前でオープニングでした。
前に正平さんがこの辺りを通った時には、ここで大河ドラマのロケーションをしていたそうです。
お手紙の内容
今回のお手紙は、名古屋市の55歳女性から。
こころの風景は、玉名郡和水町竈門(かまど)の集落です。
2年前に亡くなったお手紙の方のお母さんのふるさと。30年ほど前にお母さんの実家は道路新設のために立ち退きとなり、もうありません。
お母さんは結婚後ずっと名古屋で暮らしており、時々子供であるお手紙の形を連れて里帰りをしていたんだそう。
お母さんの実家の裏には里山があって、まるで日本昔話の絵本に出てくるようなのどかな風景が広がっていたとか。
畑には肥溜めがあって思いっきり息を止めたこと、果実でいっぱいの木を揺らして遊んだことなど、今でも鮮明に覚えているお手紙の方。
お母さんが亡くなる2年前。同郷の金栗四三さんを題材にした大河ドラマが放映されていました。
それで郷愁の思いが募ったのだろう、最後にもう一度行ってみたい。何とか里帰りを誘っていたそうですが、いざ行こうとすると体調を崩し、結局実現することなく亡くなったといいます。
30年以上お手紙の方も訪れていません。
叶わなかったお母さんの思いは、ずっとお手紙の方の心に引っかかっていて、今回思い切ってお手紙を送ってくれました。
お手紙には余談が添えられていました。
お母さんの最後は自宅でした。異変を感じたご近所の方から連絡が入り、急いで行くと、ソファに座ってテレビを見ながら息を引き取った様子。
ビデオの電源もついていて、テープを見ると『とうちゃこ』と書いてあったとか。
お母さんは『とうちゃこ』を見ながら旅立ったことが分かりました。
お母さんはとうちゃこの大ファンで、いつも録画していたんだそう。
体調がすぐれず眠れない日は、ビデオを見て気を紛らわせていたといいます。
今思うと、いい最期だったと思うお手紙の方。
そんなお母さんをしのびたい。正平さんにどうかこの願いを叶えていただきたい。
…というお手紙でした。
とうちゃこを見ながらの最後
お手紙を読んだ正平さんは「ほんまにとうちゃこ見ながら亡くなったん?へえ。涙出そうになるな。ふーん。あそうか。で、娘さんに見せる。この景色を。」とつぶやいていました。
前日の旅に引き続き、今回の旅も『こころ旅』絡みの親御さんの最後の話。
みんなこの番組を楽しんで見ていて、癒されていたらいいですね。
とうちゃこを見て笑ったり、涙したりしながら気持ち穏やかに息を引き取ったんなら、幸せだったんだろうな。と思います。
最後笑えたんだとしたら、最高です。
いい話を聞かせてもらえたな。と思いました。
2018年春の旅で訪れたあの場所へ
約12kmのルートで『竈門の集落』を目指し出発しました。
下り坂を下りて『八つの神様』と書かれたのぼりの前でストップ。
右側に赤い鳥居に『七郎神』と書かれてありました。
字幕に『2018年春の旅で訪れた神社』と出てました。
正平さんは「思い出した!!」と言い、チャリオを降りて寄り道。
『性・腰の神様(七郎神)』と書かれた説明板がありました。
奥に入っていくとギョッとするものが祀られていて「懐かしいな!」と言う正平さん。
「これ映せるの?」と笑う正平さん。
木で出来た像がありました。『チンとたたいて三拝』『男岩 女岩』と看板が立っていました。
「俺、色んな湧き水飲むけど、あれよう飲まんで。」と正平さんが指さした先には男性器の形をした先から水が出る手水鉢がありました。
いや、卑猥なものではなく神聖なものですが…。
私が書けるのはここまで。これを読まれてる方で、もし録画されてるなら実際に『朝版』を見てご確認ください。
私はどう説明したらよいか分かりません。
寄り道を楽しんだ後、再出発しました。
突如雑誌の取材に参加
何本ものキンモクセイの木が並んでいる前を通り、また『八つの神様』ののぼりが立っている場所に着きました。
次は『目の神様(岩本宮)』です。
ここで休憩です。
正平さんが鳥居の前で座って休憩をしていると、突然旅行雑誌の取材のクルーがやってきました。
正平さんが「俺入れて。」と直談判。雑誌社のカメラマンさんに岩本宮の前に立った写真を撮ってもらってました。
目の神様だということで、両手の人差し指を目に指してるかわいい写真も撮られていました。
「目の神様です。プロのカメラが撮ってます。ええんかいな。雑誌ちょうだいよ!」と正平さんが言うと、チームこころ旅も雑誌社の方もみんな大笑い。
『こころ旅』のスタッフと雑誌社の方とで名刺交換をしていました。
なーんかめっちゃ面白いことになりました!
偶然の出会い、どんな記事になるんでしょうか??
ランチは南関あげのきつねそば
次に予約していた常次郎庵というお店に入店。
「昨日おうどん久しぶりに食べて、今日はおそば。嬉しー!」と言う正平さん。
メニューを見て南関あげのきつねそばを注文。
大きな食べ応えのあるお揚げのきつねそばです。
まずは南関あげをひとくち。「甘くてうめー!」「大したもんだ。」と感想を言ってました。
「そばがおいしい!」と大絶賛してました。
次にそばがきが運ばれてきて、こぶが添えらえていました。
「甘くておいしー!」とこれまた笑顔の正平さん。こぶも食べて満足げでした。
正平さん好みのお料理が堪能できたようでした。
どんな味なんだろう?
食後。橋を渡り上り坂を上り始めた正平さんたちでした。
…とここまでが『朝版』です。
『とうちゃこ版』では、『朝版』では読まれていなかったお手紙の部分を読むところが放送されていました。
お母さんの実家のそばには菊池川が流れており、当時渡し船に乗って小学校へ通ったとか。その小学校も昨年廃校した。とのことでした。
お手紙を読み終わって地図で位置を確認。竈門という地名を見て正平さんは「炭治郎さんのとこ!」とすぐに漫画『鬼滅の刃』の登場人物の名前が出ていました。
スタッフさんによると今竈門は『鬼滅の刃』の聖地となっていて、光教寺の隣の竈門菅原神社が竈門の中心で、聖地となっているそう。
お母さんが舟で学校に渡っていた菊池川。今は橋があって、昨年まで小学校があったとのこと。
橋まで行けば小学校が見えて、どの辺に舟が出ていたのか分かるのでは?と事前に話していました。
渡し舟で小学校へ行っていた話
お母さんがお舟で渡ったという大きな菊池川に架かる橋を恐る恐る渡り、竈門の集落に入った正平さんたち。
頑張って走って来たので神社で休憩しようと考えてる時に、道路を背に座っていた女性がいらっしゃるのを正平さんが発見。
立ち止まって「こんにちは!」と話しかけると、女性はすぐに正平さんだと気づき、「ホントに?いつもテレビで見てるんですよ。ちょっと電話しますね。」と息子さんに電話して正平さんに会わせようとしてました。
正平さんは「30年ぐらい前に道路が出来るために立ち退きしたお家が結構あったらしいんだけど、その道路っていうのはここのことかな?」と質問。
女性がちょっと分からない感じだったので、正平さんは「もっと前は小学校は川の向こうにあったでしょ?」と質問を変更。
女性は「私、その学校行ってました。」とうなづき、前は川の向こうに住んでいて、こちらに嫁いでこられたそうで、渡し舟に乗って色々なことがあった時は行っていたと話してくれました。
こちらに住んでいた子供も舟に乗って学校へ通っていたそうです。
お手紙の内容と一致です。
女性はそんなことより、正平さんが来たことを知らせたい気持ちの方がいっぱい。
話しているうちに、他の人もやってきました。
次に来られた男性にも立ち退きの件について質問した正平さん。
今いる道路が前は狭かったそうで、この道路のために立ち退きがあったことを教えてくれました。
渡し舟のを渡していた場所、竈門橋の300m下に行ったところの竹山になった場所がその場所だということも教えてくれました。
正平さんは感動したこととして、お手紙の方のお母さんがこの番組の録画を見ながらソファで亡くなったことを話すと、男性は「幸せだね。」と返してました。
「だからみんな『こころ旅』見るの気をつけた方がいいよ。」と言うと、二人とも嬉しそうに笑ってました。
いや~、幸せなことなんだよ。きっと。
女性の息子さんも来て大盛り上がりで見送ってくれました。
『こころ旅』ファンの人、多いですね!!
聖地になってる竈門菅原神社
次に、竈門菅原神社に到着。
最近書かれたと思われる新しい看板も立っていました。
竈門菅原天満宮と書かれた社の柱には、『鬼滅の刃』のキャラクターの絵が、絵馬のように飾られていました。
『鬼滅の刃』ってそんな人気あるんですか?!
奈良にも刀で切られたような大きな岩が聖地になってると聞いたことありますけど、熊本にも『鬼滅の刃』絡みの聖地があるんですね!!
日本中にそういう聖地があるんでしょうか??
こころの風景
神社を出て集落の中を進むと、橋がありました。
橋の上から川を見ると、舟が出ていたという竹の山が見えました。学校のあとと思われる体育館も見えました。
正平さんとスタッフさんたちは、お手紙を読む場所を話し合い、菊池川と集落が俯瞰できる場所を探して集落の中の坂を歩いて上ることになりました。
歩いていると、柑橘系の木が並んでいるのが見えました。
お手紙に書かれいた揺らした木かもしれません。
坂を上り、振り返って景色を確認。
雑草の上に座り、お手紙を読みました。
お手紙を読んでいるあいだ、竈門の集落と菊池川の景色をゆっくりと映していました。
お手紙を読んだ正平さんは「願いが果たして叶えたかどうか。30年前とはずいぶん変わってると思う。道路が拡張するためにお家が立ち退きになる。竈門神社は今、違うことで有名になってるみたいだよ。」とお手紙の方に話しかけていました。
「今年の春熊本に来れなかったことが、あるのかもしれませんけど、来週も熊本県です。ご高齢のみなさん、『こころ旅』のビデオを見るのはくれぐれも気をつけて見てください。俺も気をつけよ。」と最後に言って番組を締めてました。
前日のお手紙の方も、今回のお手紙の方も。『こころ旅』に強い思い入れがあるように感じました。
こんなに楽しみに見てくれてる愛してもらってる番組って幸せですね!!
見てて幸せな気持ちになれる、いい番組です。
毎日その番組が見れて私も幸せです。
来週は、熊本県2週目です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。