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大河ドラマ 麒麟がくる 第25回「羽運ぶ蟻」の感想とネタバレあらすじ

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NHK総合で放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』。9月27日に第25回が放送されました。

 

 

第24回の感想はこちら。↓

 

 

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おもな登場人物

  • 明智光秀(十兵衛):長谷川博己さん…美濃の国境にある明智家に生まれる。鉄砲を知り、堺で松永久秀の計らいで鉄砲を入手した。京で出会った三淵藤英・細川藤孝兄弟と誼を通じる。道三から家督を譲り受けた高政に同調する態度を取っていたが、高政が正室の子である弟の孫四郎と喜平次を殺害。十兵衛と光安は長良川の対決で道三側についたが、道三は討死。明智城で光安に家督と明智家の旗印を託され、左馬助、牧、煕子とともに落ち延びる。伊呂波大夫の導きで越前の朝倉義景に謁見。越前で匿ってもらっている。義景の使いで京の義輝に謁見。将軍の頼りなさを目の当たりにし、道三に買われていた信長という人物に徐々に引かれていく。今川義元が尾張侵攻の先鋒に松平元康を据えると知り、左馬助を通じて、帰蝶に元康の母・於大の方と伯父の水野を使って戦をやめさせる作戦を伝えた。桶狭間の戦い直後の信長に会い、大きな可能性を感じる。越前に藤孝が来て将軍・義輝に会って欲しいと頼んできて京へ行ったが、力になれず越前に戻る。義輝討死の知らせを受け大和にいた久秀を責めた。細川と三淵から次の将軍と推されている覚慶を、将軍の器でないと判断。義景に報告した。

<<明智家>>

  • 牧:石川さゆりさん…光秀の母。

  • 明智左馬助(秀満)間宮祥太朗さん…光安の息子。第12回から登場父と一緒に道三に味方するために鶴山へ行ったが、父とともに敗走。明智城に戻り父の遺志を継ぎ十兵衛らと共に落ち延び越前へ。

  • 岸:白鳥玉季さん…光秀の長女。
  • たま志水心音さん…光秀の二女。
  • 煕子:木村文乃さん…光秀の正室。
  • 常:生越千晴さん…明智家の侍女。
  • 木助:水野智則さん…明智家の家来。

 

越前

  • 朝倉義景:ユースケ・サンタマリアさん…越前の領主。伊呂波大夫から十兵衛らを匿うように頼まれる。争いに巻き込まれるのが嫌い。十兵衛の京行きを情報を逐一知らせることを条件に許可した。越前に帰ってきた十兵衛に、野心を持たぬよう諭す。

  • 山崎吉家:榎木孝明さん…朝倉家の家臣。
  • 阿君丸:森優理斗さん…義景の嫡男。義景から溺愛されている。

 

<その他>

  • 菊丸:岡村隆史さん…三河出身の農民。明智荘に侵入してきた野盗から売り飛ばされるところを、光秀に解放してもらう。一度三河に帰った後、お礼の品を持って美濃に戻って来た。竹千代の母・於大の方に竹千代を守るよう頼まれていた忍びだった事が第9話で分かる。普段は市で味噌を売る穏やかな青年。現在は駿河の薬屋で"春次"として働いていたところ駒と再会する十兵衛を心配した駒に請われ、駿河から美濃へ。十兵衛と会ってすぐに駿河に戻った。今川の先鋒で出陣した元康に於大の方の文を届ける。

  • 伊呂波太夫:尾野真千子さん…旅芸人一座の女座長。東は常陸、西は薩摩へと芸を披露しながら旅して回り、京へ5年ぶりに戻って来た。松永久秀から十兵衛の話を聞いたり、尾張の信秀からは東庵に双六で勝ったとことを聞いたりしていて顔が広い。駒が武家の人に火事から救われ、母である先代の伊呂波太夫のもとへ連れられてきた時のことを覚えていた。織田信秀とも生前関わりがあり、尾張に弔い興行で滞在。帰蝶から金を積まれ傭兵を世話した。帰蝶から頼まれ、道三のために越前までの逃げ道を用意したが断られた。帰蝶の命令で明智家を越前へ連れて行き、朝倉義景に匿って欲しいと頼んでくれた。義景との会話から、近衛家の血縁の者で、関白の近衛前久とはおむつの世話をしていたこともあり仲が良い。

 

美濃

  • 藤田伝吾:徳重聡さん…明智家の家臣だった。十兵衛らが越前に逃れる前、美濃に留まるという牧を説得。明智の里を守ってくれていた。
  • 稲葉良通(一鉄):村田雄浩さん…美濃三人衆の一人。土岐頼芸の家臣だったが、道三の家臣になった。道三に心から従っていない。高政を利用していた。高政の死後息子の龍興に見切りをつけ、信長に従っている。

尾張

<<織田家>>

  • 織田信長:染谷将太さん…信秀の嫡男。尾張に戦をしかけようとしていた三河の松平広忠を山中で暗殺。両親特に母からあまり好かれていないことに気づいていて、寂しさを抱えていたが、帰蝶から父・信秀の真意を聞いて笑顔を取り戻す。聖徳寺の会見で道三に気に入られ、良好な関係。道三の援軍を受け、今川軍を村木砦の戦いで破る。帰蝶の働きで、守護の斯波義統を殺した織田彦五郎を叔父の信光に殺させるよう仕向け、頼ってきた斯波義銀を擁して清須城に入り、さらに周辺の城も従わせる。信長の勢いは各地に伝わる。道三が高政と戦うと知り援軍に駆けつけたが、高政軍に阻まれ尾張へ帰る。信勝の重臣・柴田勝家から信勝の謀反の兆しを告げられ帰蝶の助言で直接会う。が、信勝が毒入りの水を自分に飲ませようとした事を知り激高。信勝に飲むよう迫り、結果殺すことになった。上洛して将軍・義輝に謁見し、尾張平定を報告。今川の尾張侵攻を阻止して欲しいと義輝に頼んだが、官位を授けるぐらいで何もしてくれない義輝にがっかりする。桶狭間で今川義元を討つ。後ろ盾になって上洛して欲しいという義輝の願いを聞き入れなかった。美濃から斎藤龍興を追い出し稲葉山城に入る。

  • 帰蝶(濃姫):川口春奈さん…道三の娘。光秀のいとこ。信長の正室。以前十兵衛が好きだった。信長を裏でプロデュースしている。守護・斯波氏を殺した織田彦五郎を叔父・信光に殺させるよう誘導した。一方で信長との盟約を切ろうとしている兄・高政を下ろし、弟・孫四郎に家督を継いで欲しいと考え、明智家に協力してもらうよう遠隔で孫四郎にけしかけていた。道三が高政の戦いで父が討死すると、伊呂波大夫に頼んで明智家を逃がすよう命じた。その後信長が義弟・信勝を討つよう仕向けた。十兵衛から今川の尾張侵攻阻止の策を聞き、信長の名で熱田に於大の方と水野を呼び出し工作をする。
  • 土田御前:檀れいさん…信長、信勝の母。かわいがっていた信勝を殺した信長を恨む。
  • 奇妙丸(信忠):加藤矢紘さん…側室吉乃が産んだ信長の嫡男。桶狭間に向かう信長が突然帰蝶に預けた。
  • 柴田勝家:安藤政信さん…信勝の重臣だが、美濃の高政、駿河の今川義元と通じる信勝が信長へ謀反の兆しがあるのを見逃せず、信長に報告する。
  • 前田利家:入江甚儀さん…信長の家臣。
  • 佐々成政:菅裕輔さん…信長の家臣。
  • 佐久間右衛門尉信盛:金子ノブアキさん…織田家の家臣。第21回から登場。
  • 毛利長秀:竹井亮介さん…織田家の家臣。
  • 中条家忠:野添義弘さん…織田家の家臣。
  • 簗田政綱:内田健司さん…織田家の家臣。
  • 毛利新介:今井翼さん…織田家の家臣。
  • 服部小平太:池田努さん…織田家の家臣。
  • 佐々隼人正:内浦純一さん…織田家の家臣。
  • 木下藤吉郎(のち秀吉):佐々木蔵之介さん…尾張の最下層農民。第13回から登場。三河と遠江の国境で文字を学びながら足止めをされていたところ、東庵と駒に会う。駿河で駒と再会し字を習いたいと懇願。信長の噂を聞いて今川に仕官するのをやめて尾張へ行った。信長の家臣となり、いまや百人組の頭。

 

  • 松永久秀:吉田鋼太郎さん…三好長慶の家臣。堺の辻屋で十兵衛と会い、一緒に酒を飲む。商人には凄んだ物言いをするが、十兵衛には穏やかに話をしてくれた。十兵衛が鉄砲を手に入れられるよう計らった。伊平次を探しに来た十兵衛と三淵を通じて再会。三好長慶を襲撃する計画を知った十兵衛、藤孝、藤英に主君ともども救われる。十兵衛に救われたお礼の手紙を利政に送っていた。 現在は京で将軍よりも力を持っている。義景の使いで上洛した十兵衛と再会し、道三が信長に目をかけていたことを聞かされる。直接信長と会ってつかみきれない人柄に引かれていく。京を治めていた三好長慶に大和を任されていた。息子と三好義継が義輝を討つのを止められなかった。
  • 三好義継:黒部弘康さん…三好長慶の息子。久秀の息子と将軍・義輝を討とうと計画している。
  • 三好長逸:宮原奨伍さん…三好三人衆の一人。
  • 三好宗渭:岡けんじさん…三好三人衆の一人。
  • 岩成友通:高野弘樹さん…三好三人衆の一人。

 

  • 足利義栄:一ノ瀬颯さん…三好勢に次の将軍にと推され、足利幕府14代将軍となる。

 

  • 三好長慶:山路和弘さん…細川晴元の家臣で下剋上した。松永久秀の主君。京や畿内を完全に掌握し、義輝を傀儡に追いやっていた。永禄7年死去。

 

 

  • 望月東庵:堺正章さん…医者。かつて名医と呼ばれ、大名家にも駆けつけていた。光秀に連れられ道三の妻・小見の方を診るため美濃に入る。尾張の織田信秀とも通じている。小見の方の症状が落ち着き、駒と共に帰京。その後、織田信秀に呼び出され尾張へ向かったが、死に目に間に合わなかった。今は駿河で太原雪斎を診ていた。雪斎が他界したことで情報を伏せるために臨済寺に軟禁されそのまま駿河に滞在。元康が駿河に戻ったら将棋をやろうと約束したがかなわなかった。現在は京に戻っている。
  • 駒:門脇麦さん…望月東庵の助手。3歳の時に戦に巻き込まれ、家が火事となる。が、大きな手の武家の人に助け出され麒麟の話を聞く。東庵と一緒に美濃に入り、かつて火事から助けてくれたお武家様が美濃の人だとわかる。帰京している時に、京で負傷した十兵衛を手当てするために再び美濃へ行ったが、失恋を悟り帰京。伊呂波太夫の証言により、自分を火事から助けてくれたのが明智の家紋の布を持っていたと知る。東庵と駿河に入る。が、十兵衛が戦に巻き込まれてると知り、菊丸に三河と美濃の国境まで連れて行ってほしいと頼み美濃へ。越前までの逃亡に同行する途中、自分を助けた人が十兵衛の父と知る。越前に着くと安心して伊呂波大夫と駿河に戻る。今川義元の尾張侵攻に先鋒として行くことになった松平元康にお守り代わりの薬を渡し、生きて戻ると約束してもらったが叶わなかった。現在は東庵と共に京におり、かつて駿河の芳仁(ベンガルさん)に教えてもらった丸薬を作っている。伊呂波大夫について行った大和で覚慶(のちの足利義昭)を目撃する。伊呂波大夫の仲介で、寺に丸薬を売ることになった。

<<朝廷>>

  • 正親町天皇:坂東玉三郎さん…第106代天皇。
  • 近衛前久:本郷奏多さん…関白。近衛家で一緒に暮らしたことのある伊呂波大夫と仲が良い。
  • 二条晴良:小藪千豊さん…二条家の当主。

 

 <<足利将軍家>>

  • 足利義輝:向井理さん…第13代将軍。将軍の力を取り戻し、強い征夷大将軍になり、麒麟がくる平和な世をつくりたいと思っていた。三好が京を支配する現状に投げやりになり、奉公衆らの還元も受け入れなくなっていた。三好義継らの軍勢に討たれ亡くなる。

  • 三淵藤英:谷原章介さん…将軍奉公衆。一度堺で十兵衛と会う。三好長慶襲撃計画を聞いた十兵衛から救出要請を受け、最初は拒否。話を聞いた義輝から救出命令が出て、弟・藤孝と共に救出へ向かった。諫言に耳を貸さない義輝に困り果てていた。義輝亡き後覚慶を次期将軍として推し、一緒に甲賀へ逃れる。その後義還俗した義昭と共に敦賀へ。

  • 細川藤孝:眞島秀和さん…将軍奉公衆。三淵藤英の弟。本能寺前で警固している時に鉄砲を背負った十兵衛を不審に思い刀を抜く。兄の知り合いと分かり、鉄砲は持ち歩かないよう十兵衛にアドバイスした。三好長慶襲撃計画を聞いた十兵衛を追いかけ、兄・藤英と共に三好、松永を救出した。近江・坂本の宿で十兵衛と再会。織田と今川の和睦の仲介を将軍に頼みたいと考えていた十兵衛の手助けをする。越前に落ち延びた十兵衛らを預かって欲しいと義景に文を送ってくれていた。三好長慶が京を支配するようになり変わってしまった義輝の真意を聞くため、越前にいた十兵衛に京へ来て欲しいとお願いした。義輝亡き後、次期将軍として覚慶を支え甲賀に逃れる。その後還俗した覚慶こと義昭と共に敦賀へ、

  • 一色藤長:上杉柊平さん…義輝のお側衆だったが、藤孝と一緒に次の将軍と見据えられた覚慶の警護にあたる。義輝亡き後、覚慶と一緒に甲賀に逃れる。
  •  足利義昭(覚慶):滝藤賢一さん…室町幕府最後の将軍となる。興福寺の僧で、時々町に出ては民衆に食べ物を配って声をかけている。町の人気者。兄の将軍・義輝が三好一派に討たれ、命を狙われる立場になり、藤孝らに連れられて大和から逃れる。甲賀に身を置いたのち、越前敦賀で朝倉義景に呼ばれるのを待っている。

  • 今井宗久:陣内孝則さん…堺の商人。

 

第25回のあらすじ

永禄9年(1566年)。近江矢島御所。

覚慶は還俗し足利義昭を名乗り、朝倉義景を頼って越前に向かったものの、一乗谷から遠い敦賀に留まらされ、半年が過ぎていた。

 

当の本人の義昭は庭にいた蟻が自分より大きな蝶の羽を懸命に運んでいる様子を観察し、何やら考え込むのだった。

しびれを切らした藤孝は一乗谷に出向き義景に謁見を求めたが、一向に会ってもらえず義景が上洛する気があるのかないのか、心中が分からない苛立ちを十兵衛に向けた。

十兵衛は藤孝の話を聞きながら、先日義景に覚慶が将軍の器なのか?と聞かれた際に、「次なる将軍の大任、あのお方はいかがとは存じます。」と答えたことを思い出していた。

 

永禄10年。

織田信長は稲葉山城から斎藤高政の子・龍興を追放し美濃を平定。美濃を支配下に置いた信長は、稲葉山城へ入っていた。

美濃にいた藤田伝吾から文が届いた牧は、嬉しそうに十兵衛にそれを見せる。

明智の里は出て行った頃のまま。村の者も皆息災と書いてあり喜ぶ牧。

半分焼けた館も伝吾が修復してくれたといい、信長が美濃を平定した今、牧は美濃に戻りたいと言ってきた。

煕子は、子供たちにとっては越前が故郷だと言って越前で留守番。

十兵衛は牧を連れて明智の里に戻った。

かつての館で伝吾が迎えてくれ、3人は再会を喜ぶ。

牧は同じところに住めると喜んだ。

そして伝吾が明智の里を守るという11年前の約束を守ってくれたと感謝し、涙を流した。

その晩。

牧は、美濃に戻ってこれたと十兵衛に感謝の言葉を伝える。

まだ流浪の身である自分を支えて欲しいと返す十兵衛。

しかし牧は、明智家の当主として土岐源氏の血が流れていることを改めて話し「誇りを持って思うがままに生きなさい。」と十兵衛の背中を押す。

そして、一人で美濃に留まることにした。

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伝吾から、斎藤龍興が御家来衆から見放された経緯を聞かされた十兵衛。

信長に会うために稲葉山城へ行く。

 

城内では稲葉良通が笑いながら「おぬしもしぶといのう。」と話しかけてきた。

稲葉は「龍興様では美濃は治まらぬ。肝が小さいのじゃ。」と龍興批判をした後「信長様は器が大きい。ついていくならこの方しかないと思うた。おぬしとは色々あったが、すべて水に流して、これからは共に織田家を支えて参ろうぞ。」と言うのだった。

 

信長に謁見できた十兵衛は、美濃平定のお祝いを言い、母が美濃に戻れた礼を述べた。

信長は「わしに仕える気はないか?」と十兵衛を誘ってきた。

十兵衛は亡き義輝に仕えたかったことを話し、この先どうしたらいいか分からなくなっていると正直な気持ちを話す。

信長も、今川義元を討ち果たした時に皆から褒められ、自分が戦が嫌いではないことに気づいたが、美濃平定後、どこへ向かって戦をしていけばいいのか分からないと話す。

信長は美濃周辺の絵図を見ながら、西に逃げて行った斎藤龍興が、近江の六角氏のもとへ行き、美濃を取り返そうとしている。

北には朝倉、東は武田がいて、周りは敵だらけだとこぼす。

十兵衛は上洛をすすめ、新たな将軍に力を貸し幕府を再興するよう進言。

そうすれば畿内が押さえることが出来ると言った。

信長は以前から堺が欲しいと思っていた。

「尾張や美濃周辺のことのみにこだわっていても、小競り合いは終わりませぬ。無駄な戦を終わらせるためには幕府を再興し、将軍を軸とした平らかな世を畿内を中心に再び築くのです。武士が誇りを持てるように。それが成れば、皆大いに喜びましょう。」と進言する十兵衛。

「大きな国です。かつて道三様に言われました。誰も手出しの出来ぬ大きな国をつくれと。」と続けた。

信長は義昭の人柄について尋ねてきた。黙り込む十兵衛。

二人は、大きな国の規模は絵図に収まらないと大笑いするのだった。

 

越前に戻った十兵衛を、藤孝と義昭が待っていた。

義昭が、義輝が信頼していた人物と聞いて十兵衛と話したいと思ったからだ。

義昭は、庭にいた蟻が蝶の羽を運んできた話をした。

 

義昭との会話で十兵衛は考えを変えることになる。

そしてその考えが、ずっと迷っていた朝倉義景の心も動かすーーー!

 

 

永禄11年2月。

三好勢が推していた足利義栄が、摂津富田で14代将軍に就任したのだった。

 

…というお話でした。

 

美濃へ帰った牧

美濃を信長が支配し、ずっと美濃に帰りたがっていた母の牧が明智の里へ帰ることになりました。

なんだかこのまま牧さんがいなくなってしまうような流れに見えましたが、ちゃんと十兵衛が城持ち大名になるまで生きてますよね??

 

1996年の大河ドラマ『秀吉』では、村上弘明さん演じる光秀が、お母さんに色々アドバイスされながら出世をしていったように描かれていました。

しかし『麒麟がくる』では牧さんは美濃に帰ってしまいました。

あれ??どうなるの?

城持ち大名になってもそのお城にはお母さん来ないのかな?

『秀吉』の時に比べると、光秀のお母さんはそんなに息子のすることに口を出してこないのかもしれません!!

牧さんは十兵衛に「思うがまま生きなさい!」って言ってたし。

 

もっとガミガミと言ってくるのかと思ってました。

ちょっと拍子抜け!!

牧さんこのまま出演少なくなったらさみしいな!

 

稲葉の手のひら返し

稲葉良通の態度が腹立ちました!

十兵衛に「これからは共に織田家を支えて参ろうぞ。」なんて!!

道三が織田家と同盟を組んだ時には反対してたくせに!!いけしゃあしゃあとよく言えるなぁ、この人は!!

信長様は器が大きい。」なんてどのが口が言うてる?

まぁ、国衆は主君を選ぶことが出来る立場なので、ダメだと思った主君にサッサと見切りつけて新しい主君につくのは当たり前の話なんでしょうけど、呆れます。

稲葉が道三が正しかったって振り返る事あるんでしょうか?

この人は高政にも色々プレッシャーかけて操ってるところがあったし、いい人だとはどうしても思えないです。

 

これから十兵衛と稲葉が一緒に戦ったりすることもあるのかな?

今の時点ではなかなか受け入れられないです。

 

道三を思い出す

牧が美濃に帰ったこともあり、道三を思い出す回だったと思います。

今や美濃を支配下に置いた信長も、道三が見抜いていたことでもあったし、目標を見失ってる信長を十兵衛が道三の「大きな国を作れ。」という言葉で励ましていたし。

道三の回想シーンがあってもよかったかな?と思います。

いや、見たい!って思いの方が強いです!

信長と十兵衛が稲葉山城で話すシーンも、道三にいつもここに呼び出されてたよな~と思い出しながら見ました。

 

義昭への評価

十兵衛は、ただ死になくないだけで大和を脱出した義昭に、将軍の器ではないと見ていました。

けど、元お坊さんの目線で、将軍になれば今まで救えなかった貧しい人々を救うことが出来ることが出来るかもしれない。と義昭が言ってるのを聞いて考えを変えてました。

 

義輝の時は、義輝個人が強い将軍でいたいと望み、強い立場を守ろうとしてました。

が、義昭はみんなに協力してもらうことを前提に将軍職を考えているところが全然違います。

 

細川も三淵も朝倉義景も、みんな義昭を自分たちの手で担いで、なんとかして行こうとしています。

将軍職に就く前からお飾りになる前提が出来上がってるのがなんだかな~と思いました。

義昭の周りの人たちの動きが丁寧に描かれていて、これでいいのかな?と引き返すなら今だぞ。ってどこかでツッコミを待ってるように見えます。

実際将軍になったら、信長を追い詰めようとするし。

ほら、最初からこういう人ってみんな分かってたでしょ?って確認してるみたいです。

 

義昭を将軍にする間での流れを、じりじりと進んでいるのが気持ち悪いです。

 

越前だけ時間の流れが違う

今回で2年ほど進みました。

覚慶が還俗して義昭になり、信長が美濃を平定し、14代将軍が決まる時間が流れるなか、朝倉義景はずっと義昭をどうするか悩んでいたってことなんでしょうか?

時間の流れが義景だけ違う感じがしました。

越前はそれだけ平和だったんでしょう!

 

そんな越前もこれから戦国時代の渦に巻き込まれていく!

いつも余裕そうな義景がどう変わっていくのかが早く見たいです!!

 

 

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以上、『麒麟がくる』第25回を観た感想でした。

 

 

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