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イチケイのカラス 第9話のネタバレ感想とあらすじ 裁判員たちと一緒に審理する殺人事件

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毎週月曜夜9時からフジテレビ系列で放送中の月9ドラマ『イチケイのカラス』。

5月31日に第9話が放送されました。

www.fujitv.co.jp

前回、第8話の感想はこちら。↓

 

www.lovetv.site

 

 

おもな登場人物

  • 入間みちお:竹野内豊さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の裁判官。職権発動で周りを振り回しつつも、傍聴マニアから人気がある。弁護士だった頃の裁判で、日高と因縁がある様子。
  • 坂間千鶴:黒木華さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)に赴任してきた特例判事補。赤字続きのイチケイを立て直すためにやってきた。入間の時間をかけた裁判のやり方を改善して欲しいと思っている。
  • 石倉文太:新田真剣佑さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の書記官。元傍聴マニアで、みちおファン。一番いい席で裁判が見れる書記官を天職だと思っている。人との距離を縮めて壁をつくらないようにするのがポリシー。
  • 浜谷澪:桜井ユキさん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の書記官。子持ちでみちおのせいで帰るのが遅くなることにイライラしながらも、慣れてしまっている。
  • 一ノ瀬糸子:水谷果穂さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の新人事務官。みちおを顔はいいのに残念だと思っている。
  • 川添博司:中村梅雀さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の主任書記官。
  • 駒沢義男:小日向文世さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の部長裁判官。12年前にある裁判で弁護士を辞めようとしていたみちおを裁判官にスカウトした。
  • 日高亜紀:草刈民代さん…最高裁事務総局判事。坂間の司法修習生時代の教官で、イチケイの赤字状態を立て直すよう坂間に期待をかける。
  • 城島怜治:升毅さん…主任検事。駒沢の同期でライバル。
  • 井出伊織:山崎育三郎さん…城島の後輩検事。

 

第9話のあらすじ

裁判員選任手続会場にやってきた、『みちおを見守る会』の傍聴マニア・富樫浩二(明樂哲典さん)は、書記官の石倉に坂間を付きまとってると疑われ捕らえられる。

富樫は最近、入間みちおのみならず『千鶴も見守る会』を作って坂間の裁判も傍聴していた。

誤解はすぐに解け、裁判員選任手続会場に入れた富樫。富樫以外にも裁判員候補者がたくさん出席していた。

書記官の川添、石倉が進行を担当。

検察からは井出検事。弁護人は以前公判中に居眠りで注意された国選弁護人・辰巳(夙川アトムさん)が会場に来ていた。

井出は辰巳を見るなり、裁判員裁判は普通の国選より弁護料が高い。結果を出して弁護士会から推薦が欲しいのだろうと牽制。

裁判が始まる前から検察と弁護人の間の火花が散っていた。

そして駒沢、入間、坂間も続いて会場入り。駒沢から、裁判員候補者に、扱うことになった殺人事件の説明が始まった。

被告人は高見梓(春木みさよさん)。被害者は桐島優香(八木さおりさん)。6名の裁判員と補充裁判員2名で審理に当たる。

抽選の結果で選ばれたのは、結婚相談所アドバイザーの落合清美(池津祥子さん)。主婦の立原理沙子(太田順子さん)。土木作業員の田部公平(山口森広さん)。証券マンの西園寺勝則(永田崇人さん)。大学生の小中渚(羽瀬川なぎさん)。塾講師の大前正一(山崎銀之丞さん)。

補充裁判員は『みちおを見守る会』の富樫。派遣社員で推理小説を投稿してる新村早苗(行平あい佳さん)が選ばれた。

 

裁判員裁判が始まった。

検察の井出から、事件の経緯が説明された。

被告人高見梓は、被害者・桐島優香宅で家政婦として働いていたが、その桐島宅の3階バルコニーの破損している柵の方向に、桐島を殺意を持って突き飛ばして転落させて死亡させた、殺人の罪で起訴された。

被害者の娘・桐島希美(松風理咲さん)が傍聴席で見守る前で、高見は「殺してません。」と起訴内容を否定し、事故だと主張した。

公判後の話し合いの場で、主婦の立原が早々に下りたいと言い出す。

検察側が提出してきた、被害者が転落する様子を映したホームセキュリティーの映像を見たからだと同調する他の裁判員たち。

証拠映像を見せたのは「検察側のアピール」と見たのは塾講師の大前。塾講師になる前は弁護士を目指しており、裁判に詳しかった。

大学生の小中は、裁判員には一生に一度なれるかどうかだからもったいないと止める。

 

裁判員たちは昼食をはさんで公判内容を検証。

検察が主張するには、事件当時家にいたのは被害者の桐島優香と高見の二人だけ。

転落する映像の他、3回バルコニー付近に残っていた二人が争った跡の画像も証拠品として提出されていた。

被害者は即死ではなく、転落後約5分間生きていた。しかし高見は助けることなく放置し続けた。

そこに訪れた配達員が事件を目撃し通報。被害者は緊急搬送されたが死亡した。すぐに救急車を呼べば助かったかもしれなかった。

被害者は1年前、高見に遺産相続させると弁護士に書面で知らせていたが、高見は知らなかったと主張していた。

争点は計画殺人か事故か。

殺人だと主張したのは土木作業員の田部。相手の懐に入って遺産が入るように仕向けたと推測。推理小説を書いているという派遣社員の新村は、事実は小説より奇じゃなかったと同調。

証券マンの西園寺は、ネットニュースで高見の夫と娘が5年前火災事故で死去しており、その後夫の会社と売却して多額のお金を受け取ったと報じられていることを挙げ、娘を助けようとしたためとは書いてあるが、気になる。と含みを持たせた。

高見のお金目的の犯行と盛り上がるなか、駒沢が「裁判は提出された証拠のみで判断しなければなりません。」と釘をさす。

しかし、坂間が議論だけならと裁判員たちの興味が向くまま話を続けさせた。

田部は被告人の高見を悪女と決めつけ、十分な遺産を受け取りながら家政婦として働いているのも、もっとお金を思っていたはず。と主張。

小中は「お金があっても家政婦の仕事をしている人もいる。」と自身の家で働く家政婦を例に挙げ、様々な資格を持ち、お金の為じゃなく仕事に誇りを持ってる人だと言う。

しかし傍聴マニアの富樫は、高見が言っていた、バルコニーの柵が壊れてるのを知らなかった被害者を止めようとしただけ。という主張が弱いと感じたと言う。

救急車を呼ばなかったのも、助からないと思い動けなかったと言った。

ここまでの話を聞いて、裁判員全員が高見が殺したと思っており、判決が決まりなのでは?とまとまってきた。

しかし駒沢が、全員一致の意見が得られない時は多数決になるが、裁判員だけの意見で被告人に不利な判断をすることはできない。という判決を下す規則を語った。

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第2回公判後の話し合いで裁判員の意見が変わってきた。

検察側の証人として配達員が出廷。倒れていた被害者が「お願い。助けて。許して。」と言っていたと証言。しかし被告人は言っていないと主張した。

続いて被害者を見た救急医が出廷。被害者の死を知らせた直後の被告人が安堵している様子だったと証言。

例として寝たきりの人が誤飲で運ばれてきて助かったと聞き、介護で疲れていた家族は落胆し、亡くなるとホッとする、という話を出し、被告人はホッとしているように見えたと証言した。

ここまでの話を聞いて5年も働いていた家政婦が、本当にお金だけの目的なのか?と言う結婚アドバイザーの落合と、5年もいれば絆が生まれると同調する主婦の立原。
これに対して、証券マンの西園寺は関係が悪化すれば殺意も芽生えると言う。

しかし弁護側の証人として出廷した被害者の娘・希美の証言を聞いて、被告人を疑っていた土木作業員の田部が「被告人殺してないと思う。」と主張を変える。

希美は幼いころから心臓の病気でずっと入院をしていて、病院が家だったという。しかし11歳の時の小児心臓移植を受けて、少しずつ普通の生活が送れるようになった。

自宅に戻れるようになったときに高見が家政婦として働いてくれるようになって、母と自分を支えてくれた。

両親の離婚で父の記憶がない希美にとって、2人家族だったのが高見が増えて家族が増えたようで、母にとっては姉、自分にとっては叔母のような関係だったという。

希美は、高見のことを信じている。と証言していたのだ。

続いて、高見の同僚家政婦が証言。家族を失ってから落ち込んでいた高見が、桐島家で働くようになっていき生きる気力を得たように見えた。

自分が桐島さんたちを支えたんじゃない。自分が支えらえれてたんだ。と証言していた。

弁護人が集めてきた証人は、高見がいい人だという証言ばかり。高見が殺人をしたと考える裁判員は半分に減った。

裁判員は判決を間違えるのではないか?と混乱し出す。

坂間は「善人の中にも悪意がある。悪人の中にも善意がある。決して一色には染まらない。被告人の気持ちを知りたいと思いませんか?」と裁判員らに問い、裁判員たちは知りたいと答えた。

そこで職権発動。事件を裁判所主導で再捜査することになった。

裁判員たちは、

  • 何故被害者が赤の他人に遺産を残そうとしたのか。
  • 被告人と被害者の接点は?
  • ホームセキュリティーの映像で被告人が被害者を突き落とす瞬間が写っていない。
  • 状況証拠ではなく確証が欲しい。
  • 死にかけている被害者を何故助けようとしなかったのか?

 

次々に疑問があふれ出す。

それらを全部調べ直してもらうことになった。

 

第3回公判後。

検察が改めて出してきたホームセキュリティーの映像に、音声が残っていた。

被告人は「許さない。」被害者は「やめて、離して。」と言っていた。

転落した際のことを尋問したが「答えたくありません。」と答えた被告人。

裁判員は黙っていたら不利になるのに、黙っているのは、守りたい何かがあると言うことだと推測。

弁護人が連れてきた証人で被害者の友人は、事件前の1か月前にあるニュースを見て被害者が過呼吸になっていたと証言。

長野の山林で土砂崩れがあって、身元不明の男性の遺体が発見された。さらに、被害者が亡くなる1週間前に、クラブを経営する女性が訪ねて来ていた。

その女性は、身元不明の男性が女性が経営するクラブの記念品のライターを持っていたとのことだった。

そこで警察が女性に話を聞きに行き、その直後に被害者に会いに行っていた。

 

書記官の浜谷と事務官の一ノ瀬が、被害者と被告人が出会うまでの出来事を年表にして作成。

裁判員と一緒に年表を見ていた入間が、二人の行動履歴に気になる部分を見つけ出す。

 

被害者と被告人との接点とは何か?

真実を知り、裁判員たちはどう判決を下す?

また、坂間に付きまとっていた人物も明らかにーーー!!

 

…というお話でした。

 

裁判員しんどそう…

今回は、裁判員裁判の話でした。

裁判官ではない普通の人が裁判に参加して、殺人事件の証拠の映像とか見させられるのはキツイな。と思いました。

私はドラマでも感情移入して入り込んで見てしまうタチなんで、こんな本当の事件を見てしまったらもう気持ちが入り込み過ぎてフラフラしてしまうかもしれない。

でもドラマの中では裁判官の人たちが正しい判決を下すためにはどうすればいいのか?をちゃんと教えてくれていました。

でももし自分が裁判員に選ばれたら、ドラマの女の子みたいに、最初は前のめりで参加してても途中で無理ってなって、辞めてしまうだろうな…と思います。

 

実際被告人の話を聞くんですよね。完全に被告人の気持ちに入り込んで聞いてしまいそうです。

大変な役目だなと思いました。

 

あと、裁判員をやった感想や体験談なら、ネットで語ってもいいんですね。

けど、評議の内容までは話したらダメだそうです。

話し合いの内容こそ、他の人に話したくなるかもしれない。

どこまでなのか線引きが出来なさそうだなぁ…と正直思ってしまいました。

 

人は一色に染まらない

善人の中にも悪意がある。悪人の中にも善意がある。決して一色には染まらない。被告人の気持ちを知りたいと思いませんか?」という坂間の言葉。

とても沁みました。

矛盾がある、その通りですよね。

悪いだけでもいられない。いい人だけでもいられない。

被害者だからといっていい部分ばかりあるわけじゃない。被告人だって悪い部分だけがあるわけじゃない。

被告人が悪なら、被害者が善だとなんとなく思ってましたけど、人間はどっちも併せ持ってるもんですよね。

このドラマでは、被害者にも言いたくない何かがあって、それを被告人と共有してましたが、被害者がどう思ってたかまで考えたことあったかな?私。

 

被害者にだっていい部分もあれば悪い部分があった。

被告人にもいい部分もあって悪い部分があった。

善悪どっちも描いた事件はこれまでなかったのでは??

新しい感じがしました。

 

甥っ子の話なくなった

前回、ずっと話に出てきた甥っ子が幼い男の子じゃなくて、武井壮さん演じる青年だということが分かりました。

もしこれから入間が甥っ子の話をしても、武井壮さんの顔が浮かんで話がスッと入ってこないなと思ってたら、甥っ子トークは出てこず、今度は姪っ子でした。

今度は姪っ子で最後まで引っ張るつもりかな?

姪っ子こそ、幼い女の子だと思いますが…。

 

ていうか、もう司法を裁くって話は終わってしまったのかな?

草刈民代さん演じる日高は本当に裁判官をやめてしまったのかな?

出てこない人のことが気になって仕方ないです。

 

次回は、板尾創路さん演じる名を名乗らない被告人の裁判の話みたいです。

名前が分からなくても、裁判って受けられるんですね。

公式HPを見てみたら日高も青山の姿も映ってて、どんな話になるのかこれから楽しみです。

 

以上、『イチケイのカラス』第9話を見た感想でした。

 

 

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