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大河ドラマ 青天を衝け 第16回「恩人暗殺」を見た感想とネタバレあらすじ

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NHKで放送中の吉沢亮さん主演の大河ドラマ『青天を衝け』。5月30日に第16回が放送されました。www.nhk.or.jp

前回、第15回の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 渋沢栄一(篤太夫):吉沢亮さん…渋沢家中の家(なかんち)の長男。剛情に自分の意思を通す強さがある。よくしゃべる。成長して商売の面白さを知り意欲的に働く一方で、百姓が武家に虐げられる社会の仕組みに疑問を持ち、世の中を変えたいと考えだす。長七郎から聞く江戸の話を聞いているうち、尊王攘夷の考えに目覚め、喜作も江戸に行った時かされたところで自分も江戸に行きたいと父に願い出て、江戸に出る。江戸で出会った志士たちに影響を受け、攘夷志士となる。惇忠が立てた横濱焼き討ち計画を長七郎に命がけで止められ中止。八州廻りから逃れるために喜作と旅立ち、以前知り合った一橋家家臣の平岡のおかげで無事京に入り長七郎に文を送って呼び寄せる。が、長七郎が上京途中で殺人事件を起こして捕らわれ、幕府に攘夷の思いを書いた文が幕府に渡ってしまう。栄一と喜作が上京の際に、平岡の家臣として上京したため幕府から一橋に問い合わせが来て、平岡から改めて一橋に仕官するかどうか?の決断を迫られる。長七郎を助ける手立てが見つかるかもしれないと思い、一橋家の仕官することになった。

渋沢家・中の家

  • 渋沢市郎右衛門:小林薫さん…栄一の父。中の家を立て直すために婿養子に入る。勤勉家で一日中働いている。栄一が幕府批判し出したことを何度も叱る。
  • 渋沢ゑい:和久井映見さん…栄一の母。「みんなが嬉しいのが一番」と栄一に教える。
  • 渋沢千代:橋本愛さん…栄一の従妹で惇忠、長七郎の妹。栄一の妻。口数少なく控えめだが芯は強い。
  • 吉岡なか:村川絵梨さん…栄一の姉。はっきりとした物言いをする。同じ村の人に嫁ぐ。
  • 渋沢てい:藤野涼子さん…栄一の年の離れた妹。お兄ちゃん子。

渋沢家に関わる人たち

  • 伝蔵:萩原護さ…中の家の作男で、栄一らと共に勉学や武芸を学ぶ仲。のちに一橋家の家臣となった栄一と喜作に呼ばれ、一橋家家臣となる。

 

渋沢家・新屋敷

  • 渋沢よし:成海璃子さん…けんかの仲裁をした喜作に一目惚れし、自ら結婚を申し出る。結婚後は喜作を尻に敷き、栄一と喜作が上京してからは千代を支え夫の留守を守る。

渋沢家:東の家

  • 渋沢宗助:平泉成さん…栄一の伯父。東の家の当主。血洗島村の名主として市郎右衛門と共に村をまとめる。
  • 渋沢まさ:朝加真由美さん…栄一の伯母。一言多いが根はいい人。

尾高家

  • 尾高惇忠(新五郎):田辺誠一さん…栄一の従兄。尾高家の長男。従弟である栄一たちに剣術などを教える。水戸の斉昭の尊王攘夷の考えに傾倒。各地から来る若者らを受け入れて尊王攘夷の考えを広めている。老中安藤を討つ計画に走ろうとしていた弟・長七郎を引き留め、自分の計画に参加するよう説得した。その後、逆に長七郎に自分の計画を命がけで止められる。上京の途中で殺人事件を起こした長七郎を救おうと動いてる。
  • 尾高やへ:手塚理美さん…栄一の伯母。惇忠、長七郎、千代、平九郎を育てた母。
  • 尾高長七郎:満島真之介さん…栄一の従兄。神道無念流の剣豪として名をはせるようになっていく。剣術修業しに来た真田に誘われ江戸に行き、尊王攘夷を掲げる若者たちと交流する。志士の河野と共に坂下門外の変に加わるつもりだったが、惇忠の説得により断念。上州に逃れたのち京へ逃れていたが故郷に帰ってきて惇忠らが立てた横濱焼き討ち計画を知り、命がけで中止させた。以後、情緒が安定しない様子。上京した栄一からの文で上京する際、気の迷いから人を斬ってしまい、幕府に捕らえられる。
  • 尾高平九郎:岡田健史さん…栄一の従弟。
  • 尾高きせ:手塚真生さん…惇忠の妻。
  • 尾高勇:和田葵さん…惇忠の娘。 

 

一橋家

  • 徳川慶喜:草彅剛さん…水戸藩藩主・徳川斉昭の七男で徳川幕府最後の将軍となる。父・斉昭の期待を一身に受け、厳しい教育を施される。一橋家当主の後継が亡くなったことで、老中阿部正弘の推薦で一橋家に養子に入る。刑部卿となった自分を政界に復帰した父・斉昭が頼ってくるが将軍になる望みはないと言い切るが、いざ家茂が将軍となると寂しさを感じる。井伊直弼から隠居を言い渡され邸内の一室に籠る。謹慎中に父斉昭が亡くなり、親不孝をしたと泣いた。井伊大老が亡くなったことで政界復帰。将軍後見職に就き京に入ったが、攘夷ばかり口にする公家や天皇をどう説得すればよい分からない。自分を政界復帰に推してくれた島津久光とは合わない。栄一と出会ったことで徳川を守ると覚悟を決め、薩摩の政治介入を阻止しようと、中川宮の前で久光、春嶽、伊達を「天下の大愚物」と言って朝議参与を解散させてしまう。
  • 美賀君:川栄李奈さん…慶喜の正室。気性が激しい一面がある。
  • 徳信院:美村里江さん…一橋家当主・徳川慶寿の正室となるが死別。徳信院と名乗る。慶寿の後継が亡くなり、養子に来た慶喜にとっては養祖母となる。
  • 中根長十郎:長谷川公彦さん慶喜の側用人。
  • 平岡円四郎:堤真一さん…慶喜の側近。安政の大獄で甲府にやられたのち、一橋家に戻りたいと懇願。慶喜のもとに戻る。その後、川村が見つけてきた栄一と喜作を一橋家の家臣にスカウト。一度は断られたが、長七郎の事件をきっかけに再び誘い、一橋家に仕官させた。黒川と共に政で慶喜が有利になるよう働く。
  • 平岡やす:木村佳乃さん…円四郎の妻。
  • よね:高野渚さん平岡家で働く女性。
  • 川村恵十郎:波岡一喜さん…一橋家の家臣。
  • 猪飼勝三郎:遠山俊也さん…代々続く一橋家家臣。
  • 黒川嘉兵衛:みのすけさん…慶喜の側近。平岡と一緒に慶喜が公家たちに動く。
  • 原市之進:尾上寛之さん…慶喜の側近。
  • 渋沢喜作(成一郎):高良健吾さん…栄一の2歳年上の従兄で幼馴染。渋沢一族「新屋敷」の長男。千代との結婚を望んでいたが、千代と栄一が思い合ってると知り身を引き、自分はよしと結婚。江戸に出て尊王攘夷の考えに触れ攘夷志士となる。惇忠が立てた横濱焼き討ち計画を長七郎に命がけで止められ中止。八州廻りから逃れるために栄一と京へ旅立つ。

水戸藩

  • 吉子(登美宮):原日出子さん…水戸藩の元藩主・斉昭の妻で慶喜の母。公家出身。
  • 徳川慶篤:中島歩さん…斉昭の跡を継いだ水戸藩藩主。慶喜の兄。
  • 武田耕雲斎:津田寛治さん…水戸藩の元家老。尊王攘夷派の水戸藩士。天狗党の乱を押さえる立場だったが、小四郎に懇願され総大将の立場に。悲惨な最期を遂げる。
  • 藤田小四郎:藤原季節さん…東湖の息子。のちに天狗党の乱を起こす。
  • 市川三左衛門:神農直隆さん…諸生党。天狗党討伐に名乗り出る。
  • 金井国之丞:山科圭太さん…天狗党の乱を成功させるために資金と兵の調達に惇忠のもとを訪れ断られる。
  • 田丸稲之衛門:木村靖司さん…天狗党首領。
  • 鳥居頼兵衛:小林幸彦さん…天狗党の乱では水戸の赴き戦う。
  • 榊原新左衛門:岡雅史さん…水戸藩家老。

江戸幕府

  • 徳川家茂(慶福):磯村勇斗さん…家定が次期将軍にと決めた14代将軍。
  • 天璋院:上白石萌音さん…家定の正室。薩摩藩主島津斉彬の養女として慶喜を将軍後継にする密命を持っていた。家定の急逝で天璋院と名乗る。
  • 歌橋:峯村リエさん…家定の乳母。家定から信頼が厚く、慶喜を後継にするのを反対し、紀州藩の慶福を推す。
  • 和宮:深川麻衣さん…公武合体の政策で14代将軍家茂に嫁いだ。
  • 川路聖謨:平田満さん…勘定奉行。師と慕う人の息子・平岡円四郎を慶喜の側近に推薦する。将軍継嗣問題で敗れ、西丸留守居役を命じられる。その後また外国奉行に復帰。
  • 永井尚志:中村靖日さん…ペリー来航後海防掛となる。海防参与となった徳川斉昭の過激さに振り回される。将軍継嗣問題で処分される。その後大目付となり慶喜を支える立場となる。
  • 土方歳三:町田啓太さん新撰組副長。栄一とはある任務で一緒になり、同じ百姓出身と言うこともあり意気投合。鳥羽伏見の戦いで敗れた後、各地へ転戦したのち、榎本武揚や喜作と共に箱館に渡り五稜郭を占領。新政府軍と戦って壮絶な戦死をする。
  • 栗本鋤雲:池内万作さん…奥医師から蝦夷地へ左選され、箱館奉行組頭となり功績が認められ目付となり、さらに外国奉行になる。

 

朝廷

  • 孝明天皇:尾上右近さん…幕府より攘夷を訴える水戸を頼りにする。和宮を嫁がせる事で幕府に攘夷を要求する。
  • 中川宮:奥田洋平さん
  • 岩倉具視:山内圭哉さん…公武合体のメリットを孝明天皇に説く。
  • 三条実美:金井勇太さん…攘夷志士たちに押され、幕府に攘夷せよと言う。

長州藩

  • 井上聞多(馨):福士誠治さん…尊王攘夷派の長州藩士だったが、伊藤俊輔らとロンドンに渡り開国派に。維新後は大蔵省に入り、栄一はその右腕となる。

 

薩摩藩

  • 島津久光:池田成志さん薩摩藩の国父。公武合体を成すため軍を率いて上洛。雄藩による政治参画を実現するため「参与会議」を発足。慶喜とは横濱鎖港の件で対立する。政治の裏工作をことごとく一橋に潰され、次第に徳川打倒へと考えを変えていく。
  • 西郷吉之助(隆盛):博多華丸さん…薩摩藩士。公武合体実現のため、流罪を赦免されて藩政復帰。一橋家の命で大坂に来ていた栄一と出会う。
  • 大久保一蔵(利通):石丸幹二さん…久光の側近として公武合体のために上京。腹の内が読めない慶喜を警戒。明治の新政府では大蔵卿となり、部下となる栄一と意見が対立する。
  • 五代才助(友厚):ディーン・フジオカさん…薩摩藩士。長崎遊学の経験から世界情勢に精通。貿易による富国強兵を唱えてイギリスに留学中、フランス万博の情報をいち早く得て薩摩藩として参加を実現。幕府の威信を落とす。この時幕府側として参加していた栄一とは、のちに「西の五代、東の渋沢」と呼ばれる実業家となる。

諸藩

  • 松平春嶽:要潤さん…前福井藩主。慶喜の優秀さを見抜き、将軍後継に推すために奔走したが敗れ、井伊に隠居、謹慎を命じられたのち、政界復帰。
  • 伊達宗城:菅原大吉さん…第8代宇和島藩主。将軍継嗣問題で慶喜を推して隠居謹慎に処されたが、久光の公武合体運動で政界復帰。朝議参与に任命される。久光や春嶽と共に開国を唱え、慶喜と対立。
  • 山内容堂:水上竜士さん…第15代土佐藩主。将軍継嗣問題で慶喜を推して隠居謹慎に処されたが、のちに朝議参与に任命される。慶喜に大政奉還を建白する。
  • 松平容保:小日向星一さん…会津藩主。幕府から命じられて攘夷派が多くいる京の治安維持のため、病をおして上京。京都守護職に就く。市中警護のため浪士隊「新選組」は容保のもとで活躍。
  • 松平定敬:小日向春平さん…桑名藩主。同い年だった家茂からの信頼され、家元と共に上洛。京都所司代となり、兄・容保共に京の警護にあたる。

 

  • 横川勇太郎:本多遼さん…

第16回のあらすじ

平岡から人選御用の命を受けた篤太夫と成一郎。

関東へと旅立とうとしたところ、茶屋の前で平岡と川村と出くわす。

平岡は二人を茶に誘い、話すことに。平岡は江戸にいる妻のやすのところに寄って自分が息災だと伝え「何かおかしろくもねえ時は掛け軸の小鳥にでも話しかけろ。」と言ってほしいと頼む。

そして二人に、攘夷かどうかという上辺のことは置いといて「一途に国の事を考えているかどうか。真っ当に正直に生きているかどうか。それだけだ。あとは任せる。」と人選びに基準を教える。

成一郎の方はもうすっかり武士になって来ていたが、篤太夫には、元は武士じゃなかったことを忘れるなと釘をさす平岡。無理に死ぬことを生業にするなと言うのだ。

平岡は侍は米も金を生むこともできない。この先の日本や幕府は武士の頭だけでは成り立たない。と先を見越したことを言う。

「おめえはおめえのまま生き抜け。必ずだ。いいな。」と言って笑って見送ってくれた。

 

二人を見送った後、川村は平岡に、怪しい者が邸を張っていたと言い気を付けるようにと言ったが、平岡はいちいち気にしていたら殿をお助けできない。と意に介さなかった。

 

血洗島では、惇忠のもとに篤太夫が送った文で、成一郎と京の一橋家の家臣として働いていて、関東にやってくると知らせをしていた。

惇忠から知らせを受けた千代は、急いで渋沢の家族に報告。

宗助夫婦は前まで幕府を倒すと言っていた二人の変わりように驚いていたが、母のゑいをはじめ栄一の家族は会えるかもしれないことにただ喜んだ。

 

一方。

江戸の水戸藩邸では、藩主の慶篤のもとに藤田小四郎率いる水戸天狗党が筑波山へ陣を敷き、挙兵したことをどうするのか上層部の中でも意見が分かれていた。

武田耕雲斎は、慶喜から兵を送るよう要請されている中、小四郎の突然の挙兵に「今のままではただの烏合の衆。」だと止める考えだったが、小四郎は命に代えてでも尊王攘夷の先鋒となると聞く耳を持たず。

水戸諸生党の市川三左衛門が「我らが天狗どもを討伐いたしましょう。」と名乗り出し、幕府から騒乱への非難を受けていた藩主・慶篤は、市川に天狗党の討伐を任せた。

慶喜の要請の方を優先させたい耕雲斎はこれに反発。しかし慶篤は「家中が先。」と耕雲斎を遠ざけた。

 

筑波山の天狗党の小四郎の陣では、人集めと軍用金集めに難航していた。

金井国之丞は、小四郎から下野や常陸にも盟約参加を募るよう指示される。手立ては問わぬと言われ、血洗島の惇忠にも同志を集めと軍用金を求めに来た。

700名集まってると聞き驚く平九郎に対して、惇忠は「兵を挙げるのに大事なのは大義名分だ。それがなければただの騒乱となる。」と主君の知らぬところで行われた挙兵を非難。断った。

惇忠は水戸天狗党を名乗る物が深谷で金を強奪した話を聞いており「大義は明らかでなく規律も正しくない。」と問題点を指摘したが、少しだけお金を渡してあげた。

金井は、賊扱いされたことに腹を立てながらも金を受け取って帰って行った。

 

後日。

水戸の騒乱に関わったと疑われた惇忠が、陣屋に呼ばれてた。朝に呼ばれて夜になっても戻って来ない。

長七郎が捕まって、さらに惇忠まで何かあっては…と不安に思い祈り続ける母のやへ。

その上、家に陣屋から村田文右衛門(福井博章さん)以下数十名がやってきて、家の中を取り調べられる。

家の中にある手紙類や書物を荒らされた。

水戸から騒乱に関わる容疑は平九郎にもかかっており、平九郎も陣屋に連れて行かれた。

母に付き添っていた千代は、平九郎に「何もやましいことがないならお話していらっしゃい。お吟味に正直にお答えして、兄さまと一緒にきっと帰っておいで。」と言って送り出した。

息子たちがみんな連れて行かれたやへは、家にあった惇忠の水戸学の資料を破って暴れ「水戸が憎い。」と泣くのだった。

 

同じ頃。京でも尊王攘夷の取り締まりが行われていた。

宮部鼎蔵(三濃川陽介さん)ら攘夷の志士たちが、池田屋に集まって話をしているところに近藤勇ら新選組が踏み込んだ。

外に来た土方歳三が、池田屋から出てきた志士たちを斬った。

 

この池田屋事件で新選組を仕向けたのが慶喜だという噂が京中に流れる。

噂を聞きつけた水戸藩士の林忠五郎(丸山敦史さん)、江幡広光(嘉人さん)は、水戸烈公の子の慶喜がそんなことするなんて…と憤慨。

恨みは、慶喜をそそのかしているという平岡に向かっていくのだった。

 

一方。

篤太夫と成一郎は江戸の平岡の屋敷に立ち寄り、やすに平岡の京での活躍を報告。

加えて「おかしろくもねえ時は掛け軸の小鳥にでも話しかけろ。」という伝言も漏らさず伝えた。

やすは「こっちはこっちで面白おかしくやってんだから。そう言っといておくれ。」と返す。そして二人が本当に平岡の家臣となってくれたことに感謝するのだった。

川路も平岡邸を訪ねて来ていて、平岡の大出世を語っていた。

 

篤太夫たちは関東にある一橋領を回り、儒学者、剣術家、才のある農民など手広く訪ね歩いた。

そして、真田範之介のもとも訪れ誘ったが、真田は水戸に加勢しようと準備中。そこへ二人が一橋家に仕官したと知って裏切りだと大激怒。

刀を突きつけられ「今すぐうせろ。」と追い返された。

 

真田に拒絶されたことにショックを受けた篤太夫。

自分達が攘夷活動に参加しないでいいのか?と悩んだが、成一郎が「俺たちは攘夷のために一橋の兵を集め、一橋を強くするんだい。」と言って励ました。

血洗島では、平九郎だけが手錠をかけられ家でおとなしくすることを条件に解放されていた。そんな平九郎に寄り添うてい。

二人には微妙は距離感が続いていた。

 

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宿に戻り、血洗島に帰ることを楽しみにしていた篤太夫と成一郎のもとに、市郎右衛門から文が届いた。

文には血洗島の現状が書かれていて、二人に故郷に立ち寄ることは見合わせるよう忠告していた。

故郷を目の前にして、断念する二人だった。

 

水戸城では、諸生党の市川が天狗党を討伐すると準備していた。

家老の榊原たちは、市川が天狗党討伐を理由に水戸の政を手に入れようとしていると慶篤に進言。

聞く耳を持たない慶篤だったが、母の貞芳院にも、斉昭の代からの忠臣・武田耕雲斎を政から追い出したことを非難され、主君が勢いに押されてどうする。と、双方の言い分をよく聞いて家中を取りまとめることになった。

 

京の一橋邸では、武田耕雲斎にお願いしていた兵が、水戸の天狗党の騒乱によって得られず、困っていた。

慶喜は、平岡につれてきた渋沢の二人は本当に連れてこれそうなのか?と質問。軽く受け答えする平岡が信用できない様子の慶喜。

慶喜は、自分では分からない輝きが周りの人の命運を左右して来てしまったことを申し訳なさそうに語る。

そして、自分には本来その輝きは全くない。「私はただ徳川の一人として謹厳実直に天子様や徳川お守りしたいのだ。」と言う。

平岡が「色男のようなセリフ。」だと茶化しながらも「その輝きがこの先も決して消えることはありますまい。」と言う。

慶喜を家康の再来だと思ってる平岡は、新しい世を作るのは慶喜だと思っており、その新しい世を心待ちにしている。

「この平岡円四郎が尽未来際どこまでもお供つかまつります。」と改めて頭を下げた。

言いくるめられた慶喜は「そなたにはかなわぬ。」と言い、笑いあった。

 

江戸では、耕雲斎が「天狗党をなんとかせよ。」と慶篤に命じられ、物々しい雰囲気で水戸へと向かっていった。

行列を見かけたやすは、雨が降りそうだと急いで帰宅した。

京で出先から帰ろうとしていた平岡の上にも、雨が降ってきた。

川村が傘を借りに離れたその隙に、後ろから来た男たちが平岡に斬りかかってきた。

抵抗できずに斬られた平岡。

急いで駆け付けた川村が応戦したが、斬られた平岡は「冗談じゃねえぞ。俺まだ死ねるか。まだ見てえもんが山ほどある。死にたくねえぞ。」と言って倒れ込んでしまった。

 

慶喜のもとに平岡が命を奪われたと知らせが入る。川村の話によると、賊は皆水戸の者だった。

慌てて邸を出ようとした慶喜の目の前に、変わり果てた平岡が運ばれてきた。

慶喜は、大雨にさらされた平岡の遺体のそばに座り「円四郎よ。尽未来際と申したではないか?尽未来際、共に。どうして…どうして。どうして…。」と言い、号泣するのだった。

 

何も知らない篤太夫たちは、集めて者たちと共に京を目指して歩いていた。

平岡の死を知るのは半月後だった。

 

…というお話でした。

 

すっかり武士の成一郎と変わらない篤太夫

関東へ出張に行く篤太夫と成一郎を平岡が見送りに来てくれていました。

成一郎はすっかり武士になっていると笑う平岡に、瀬一郎は幼い時から武士になりたがっていたと返す篤太夫。

確かに、農民の時の成一郎はいつも穏やかで優しくて、ニターッと笑う顔が印象的でしたけど、一橋家の家臣となって顔つきがキリっとしてきましたよね!

成一郎役の高良健吾さんがそのように見せてるんだとは思いますが…。

ものすごくカッコよくなってきました。

前回武士になったからと平岡が名前を二人に付けてあげていましたが、栄一には『篤太夫』ってちょっとイジッた名前でしたが、喜作には『成一郎』とカッコいい名前を付けていました。

平岡は、それぞれのキャラに合った名前を付けてくれたんでしょうね!

最初から喜作のことはスッとした渋沢。栄一のことはおかしろい渋沢って呼んでましたし。

平岡が2人の渋沢それぞれの性格を見抜いていて、本当にこの二人を愛してくれてたんだなと伝わるいい場面でした。

 

騒乱への参加を断る惇忠

天狗党の乱への参加を要請された惇忠。

しかし天狗党の大義が曖昧で主君も関与していない。一部お金を強奪するなど規律も正しくない。と問題点を指摘。

追い返していました。

惇忠だって前に大きな計画をして、長七郎に命がけで止めてもらって、自分たちの計画がただの騒乱となると気づいたからこそ、人の事がよく見えたんですね。

前の惇忠なら、憧れていた水戸が起こしたことだしすぐにでも受け入れて一緒に行動を起こしていたかもしれない。と思ってましたが、とても冷静でした。

栄一たちが一橋の家臣になったことが少しは影響したのかな?

長七郎のことも救えずにいるし、色々考えることあったんでしょう。

 

捕まってしまって分かりませんが、栄一たちの決断を惇忠がどう受け止めているのかが早く知りたいです。

惇忠も幕府を倒そうという思いはまだまだあるはずだし、今回の水戸の騒乱は関与していなくても、いつかは捕まると覚悟していたのかもしれません。

 

惇忠は、自分が捕まってしまったことも冷静に受け止めてる感じがしました。

平九郎は手錠をかけられながらも家に戻って来られて惇忠は捕まったまま。どうなってしまうんでしょう?

お母さんは水戸を憎んでしまうくらいになってしまったし、もうめちゃくちゃ。

不安な嫌な雰囲気になってきました。

 

平岡の伝言をやすに伝える

京を発つ際、平岡から江戸のいる妻のやすへの伝言を頼まれていた篤太夫と成一郎。

律義にちゃんとやすへ伝えていました。

小鳥の掛け軸に話しかけろってことでしたが、平岡は京に旅立つ前に掛け軸の裏に何か紙を隠していました。

やすにそれを気付いてほしいってことなのかもしれない。

もしかして遺言?

堂々とした振舞いをしていたけど、死ぬのをどこかで覚悟していたのかな?

 

やすはもしその紙を見つけたらどうなるんだろう…??

 

慶喜の悲しみに感情移入

この平岡円四郎が尽未来際どこまでもお供つかまつります。」が水戸の者に殺されました。

前回、西郷が「あまい先んこつ見え過ぎる人間は、往々にして非業の最期を遂げてしまうとじゃ。」と予言めいたことを言っていての今回のサブタイトルが「恩人暗殺」。

平岡が死ぬことは覚悟して見てたんですが、最後まで平岡らしいと言うか、殿を呼んでやすを呼んでいたのが切なかったです。

全然これからも生きる気でいてただろうし、突然のことでなんの覚悟もしてなかっただろうし、いつか殺されるかもと思っていたとしても、それが今すぐだとは誰も思わないですよね。

慶喜にずっとついていくと言ってたのに。これからもずっと一緒にいると思ってたのに。

慶喜が平岡の死を泣いているところよりも、平岡の死を知って慌てて邸の外に飛びだそうとしてフラフラと歩いているところの方が泣けました。

いつも冷静沈着で感情を表に出さない慶喜が、あまりのことにフラつてまっすぐ歩けない姿。

信じられない。信じたくない。確かめないと!!と慌ててるけど前に進まない。

泣くより強い感情を感じました。

そして「どうして…どうして…。」と言うところでもう涙が止まりませんでした。

主従の関係でありながら、何でも話せる友達みたいな関係。

奥さんにもヤキモチ焼かれるぐらい。

そんな人が亡くなってしまった。

 

私は先週の西郷の予言で、私は勝手に薩摩の人が平岡を殺したんだと思ってました。

まさか水戸の人だったなんて!!

まさか慶喜の郷の者にやられるとは、思いもしませんでした。

 

何で平岡に全部恨みが行ってしまうのか…。

烈公の息子だから攘夷に反対するはずないって…なんでそう思い込むのだか。

水戸の尊王攘夷派の人たちは過激な人が多いですね。

桜田門外の変でも水戸の人が関わっていたというし、天狗党の乱で惇忠も関りが疑われて投獄されるし。

水戸の影響が大きすぎる!!!

人殺しまでに発展するのところが本当に恐ろしい。

栄一たちもその考えに縛られて、一橋に仕官してもまだ悩んでるし。

こんなにまで人の心を縛るものなのか…。

どんどん水戸の考えに追い込まれる人たちを見て思います。

攘夷するには自分の国と強くして守らないと…って考えにならないのかな?

 

攘夷が消えるどころかどんどん過激になっていく。

コワい回でした。

 

以上、『青天を衝け』第16回の感想でした。

 

 

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