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イチケイのカラス 第10話のネタバレ感想とあらすじ 名無しの権兵衛の傷害事件

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毎週月曜夜9時からフジテレビ系列で放送中の月9ドラマ『イチケイのカラス』。

6月7日に第10話が放送されました。

www.fujitv.co.jp

前回、第9話の感想はこちら。↓

 

www.lovetv.site

 

おもな登場人物

  • 入間みちお:竹野内豊さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の裁判官。職権発動で周りを振り回しつつも、傍聴マニアから人気がある。弁護士だった頃の裁判で、日高と因縁がある様子。
  • 坂間千鶴:黒木華さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)に赴任してきた特例判事補。赤字続きのイチケイを立て直すためにやってきた。入間の時間をかけた裁判のやり方を改善して欲しいと思っている。
  • 石倉文太:新田真剣佑さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の書記官。元傍聴マニアで、みちおファン。一番いい席で裁判が見れる書記官を天職だと思っている。人との距離を縮めて壁をつくらないようにするのがポリシー。
  • 浜谷澪:桜井ユキさん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の書記官。子持ちでみちおのせいで帰るのが遅くなることにイライラしながらも、慣れてしまっている。
  • 一ノ瀬糸子:水谷果穂さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の新人事務官。みちおを顔はいいのに残念だと思っている。
  • 川添博司:中村梅雀さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の主任書記官。
  • 駒沢義男:小日向文世さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の部長裁判官。12年前にある裁判で弁護士を辞めようとしていたみちおを裁判官にスカウトした。
  • 日高亜紀:草刈民代さん…最高裁事務総局判事。坂間の司法修習生時代の教官で、イチケイの赤字状態を立て直すよう坂間に期待をかける。
  • 城島怜治:升毅さん…主任検事。駒沢の同期でライバル。
  • 井出伊織:山崎育三郎さん…城島の後輩検事。

 

第10話のあらすじ

入間みちおは犬のみちこを連れて、弁護士時代に一緒に働いていた青山瑞希(板谷由夏さん)と、青山の母・多恵(銀粉蝶さん)の家を訪問。

みちこに兄弟が生まれて、写真を見せてもらい目を細める入間。富山出身だと言う多恵の「だいてやる。」という方言にドキッとする入間。「おごってやる。」と意味だと教えてもらいホッとするのだった。

 

青山は事務所を立ち上げることになり、企業法務だけではなく国選弁護をすることになり、今度レアケースの国選弁護をすることになったからイチケイに通うと言う。

さらに入間に、みちこと同じく生まれてきた犬の名前を付けて欲しいと頼んできたのだった。

そんな二人の様子を尾行し、写真に収めている男がいた。

 

後日。

イチケイにレアケースの案件が回ってきたので合議制で審理するとと駒沢が皆に告げる。被告人は名を名乗らない名無しの権兵衛。傷害事件だ。

 

入間が裁判長となって始まった第1回公判。

入間に名前を聞かれても「勘弁してください。」とだけ言って答えない名無しの権兵衛(板尾創路さん)。カンちゃんと呼んでくれと言う。

弁護人の青山にも、過去は捨てたと言って素性を明かしていないとのことだった。

検察の井出から起訴内容が読み上げられる。

被告人は、河川敷で被害者の朝倉純(小野寺晃良さん)17歳の胸部をスパナで殴り、全治約一か月半の外傷性気胸と肋骨骨折の傷害を負わせたとのこと。

被告人は起訴内容が間違ってると否定。自分のような年寄りが若者とつかみ合ったらノックダウンだと笑い「嘘が嫌いなんです。私。」と言い切る。

弁護人の青山も氏名不詳と事件の関連性はないと言い、被告人は無実だと言い切った。

 

この事件の背景には、路上生活者に対する少年たちの投石事件があった。

被告人たち路上生活者が河川敷でバーベキューをしていたところ、被害者を含む少年たちが石を投げつけてきた。

被告人は少年たちを追いかけ、捕まえた朝倉に自分の心臓に当てさせ「この音を忘れないでくれ。もし間違ってると思っていたら、その気持ちに嘘ついちゃだめだ。」と注意。

注意されたことに腹を立てて2度目の投石事件を起こし、その石が1人の路上生活者に当たりけがを負った。

話を聞いた被告人が少年たちを追いかけて被害者の朝倉を見つけもみ合い、朝倉が持っていたスパナで胸を殴った。被害者が肋骨が折れて命に危険にさらされるほどの大怪我を負ったのだ。

被告人は路上生活者はあるが、積極的路上生活者"ポジティブホームレス"であると笑顔で語る。

毎日がキャンプ。物を持たずに地球が家。食事は河川敷で野菜を育てて食べており、生活費のメインは川で採ったシジミ。砂抜きをしっかりとした「カンちゃんのシジミ」は、個人だけじゃなく飲食店からも買いにくる人気商品だと楽しそうに語るカンちゃんだった。

 

話は戻り、2度目の投石で少年たちを追いかけた時の状況について語る。

被害者を見つけた時には草むらで胸を押さえて苦しそうにしていた言ったが、検察の井出は、被害者は被告人にスパナで殴られたと言っており、苦しみながらも自分で119番通報。救急隊員も逃げる被告人の姿を見たと言っているを見たと反論。

話を聞いた被告人は、被害者の朝倉純を法廷に呼んで欲しいと言った。

入間が嘘は言っていないか?と被告人に確認。被告人は「嘘は嫌いなんです。」と何度も繰り返した。

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公判後。

「今回は勝算があります。」と語る青山。被告人のアリバイが証明できるかもしれないと言うのだ。

被告人が2度目の投石事件を知って、被害者のところまで駆け付けるまでにかかる時間が5分。

被告人が事件を知る直前に会っている人物がいた。実家が料亭でシジミをよく買いに来る鷹和建設人事部長・原口秀夫(米村亮太朗さん)だ。

原口は2人の男性と一緒にいて、彼らがどこか店の予約をしていたという会話の内容を被告人が聞いている。

この二人を特定して証言をお願いし、店を予約した正確な時刻が分かれば、被告人の証言の信ぴょう性が増す。

青山は、早速原口に一緒にいたという男性2人について聞いたが、答えてもらえず証言にも応じてもらえなかった。

 

第2回公判。

検察側の証人として出廷したのが投石した少年4人。被害者の朝倉はいなかった。

少年たちによると、2度目の投石後それぞれが逃げて、あとで朝倉から被害者に説教してきたやつにやられたと聞いたと証言した。

次に被害者の朝倉が一人で出廷。被告人にスパナで胸を殴られ死の恐怖を感じたと証言。殴っていないという被告人に「嘘をついてます。」と言った。

すると、その言葉を遮るように被告人は、被害者に「嘘はダメだ。それともずっと嘘をつき通す覚悟はあるのか?」と勝手に発言し、制止しようとした刑務官を合気道の技で払いのけた。

とっさに出た技について質問する入間と駒沢。被告人は過去にヒドイ借金取りから身を守るために我流で身に着けたと話し、すぐに嘘だと言った。

被害者に嘘はダメだと言っておきながら、被告人自身は名を名乗らず嘘もついていることを指摘した入間。

どんな理由で嘘をついているのか裁判所で見極めなければいけない。

被害者と被告人、どちらが嘘をついているのか。どちらとも嘘をついているのか。それとも予想外の人が嘘をついているのか。

どういう嘘かを知る必要がある。

入間は、職権を発動。裁判所主導で改めて捜査すると宣言した。

 

公判後。

入間は、青山が被告人の素性を知っていて嘘をついているのではないか?と追及。

しかし青山はアリバイの実証、真犯人が分かれば氏名不詳のままで真実の解明ができると素性を話すことを拒否。

入間は、被告人が素性を隠していることに事件の根幹があると指摘。しかし青山はあくまで依頼人を守ると言って素性を明かさなかった。

 

青山、井出、駒沢と書記官の川添は、所在尋問の為原口を訪ねる。

被告人の証言の信ぴょう性を増すためには、被害者と被告人が接触する前に会ったという原口の証言が必要だったのだが、原口は長期休暇でいなくなっていた。

特捜で東丸電機殺人事件にまつわる大企業の巨額脱税事件で鷹和建設を捜査していた城島検事が、原口と一緒にいた男性2人のうち1人が政治がらみの人だということだけ教えてくれた。

続いて被害者を搬送した救急隊員に話を聞き、慌てて逃げた人間がいたことが間違いなかったとの証言を得る。

そして被害者の少年の肋骨が折れて気胸となっていたが、胸腔の空気を何かで抜いた跡が見られたと証言してくれた。

 

一方。坂間、入間、書記官の石倉と事務官の一ノ瀬は路上生活者たちにカンちゃんについて聞いて回ったが、誰も素性を知る者はいなかった。

ただ、カンちゃんが医療の知識があること、どこかの方言を話していたことが分かる。

方言と聞いた入間は、ある人物を思い出す。

 

被告人は何を隠そうとしていたのか?

スパナで被害者を殴ったのは誰なのかーー?

嘘だらけの法廷で、真実が明らかになっていくーーー。

 

…というお話でした。

 

すっかりみちお化してるイチケイの人たち

最初の頃は、入間みちおのやることなすこと理解できなくて公判を長引かせる事を嫌がっていた坂間さん。

今回は自ら、被告人の路上生活者に対する持論を詳しく聞きたいと言って話を長引かせていました。

もうすっかりみちお化しててびっくり!!

合議制で駒沢と入間と坂間、三人が職権発動して捜査するまでがスムーズになってて、前は書記官の人が嫌がってたのに、誰も嫌がる素振りを見せなくなってます。

最終回に向けて、イチケイの皆がみちお化してるのに笑えました。

 

気胸の処置

今回の被害者は、胸をスパナで殴られて肋骨骨折。気胸になっていました。

私気胸になったことがあるんですが、気胸って本当に胸が痛くて息苦しいんですよね。

この被害者、肋骨まで折ってて相当痛かったはず。

そんななか自分で119番通報したなんて、スゴイなと思いました。

そこへ駆け付けたカンちゃんが胸に穴を開けて処置してくれて助かって、本当よかったです。

回想シーンで何度もペンで刺して穴を開けてましたが、とっさにした事とはいえ、よくぞやってくれたって感じです。

よく胸を触っただけで判断してやってくれましたよ。

私は胸に穴を開けてもらう前に、問診とか既往歴とか色々聞かれた後に、息苦しいから一応撮っておくかで撮ってもらったCTでやっと気胸だと診断してもらいましたから。

苦しかったな…。苦しくて前かがみでしかいられなかったです。

それで治った後も、穴を開けられた場所が半年ぐらい痛いんですよね。

ドラマの中とはいえ、よくこの少年も法廷に証人として立ってくれましたよ。

しんどかったと思うな…。

一度は命の危険にさらされているのに、それでも嘘をつくなんてなんだかな~と思いながら見ました。

若い時は学校にいる仲間が全てだから、ハブかれたらしんどいし、仕方ないのだろうか。

今はネットがあって、学校の人間関係だけじゃないからもっと外に目を向けられるはずなんだけど。

日常生活を占めるのは学校ですし、学校の友達は嫌でも毎日会わないといけませんからね。

私は嫌なクラスに当たった時、はよ1年過ぎろ!って思ったのを思い出しました。

ドラマだからフィクションなんですが、色々妄想してしまいました。

 

最終回につながる?

今回の事件は重要な証人がいなくても真実を導き出せましたが、巨額脱税事件にも絡む証人が長期休暇のまま。

みちおと青山を追う記者らしき男が何をしようとしてるのか、明かされないままでした。

しかも今回の最後、日高さんが登場してみちおに地裁の任期は10年だと言ってました。

予告ではみちおの任期があと3週間。と言っていて、いきなりたくさんの問題が一遍に振りかかってきた印象。最終回は慌ただしい展開になりそうです。

脱税事件は解決するの?みちおは裁判官でいられるの?

たった1話で解決できるような問題じゃないと思うんですが、どうなるのか気になります!!

全部一気に解決しようとし過ぎて、全部中途半端に終わるんじゃないかな?

どう終わらせるのか楽しみです。

 

以上、『イチケイのカラス』第10話を見た感想でした。

 

 

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