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イチケイのカラス 第2話のネタバレ感想とあらすじ 前田敦子演じる傷害罪で判決を受けた母親は本当に虐待をしたのか?

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毎週月曜夜9時からフジテレビ系列で放送中の月9ドラマ『イチケイのカラス』。

4月12日に第2話が放送されました。

www.fujitv.co.jp

おもな登場人物

  • 入間みちお:竹野内豊さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の裁判官。職権発動で周りを振り回しつつも、傍聴マニアから人気がある。弁護士だった頃の裁判で、日高と因縁がある様子。
  • 坂間千鶴:黒木華さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)に赴任してきた特例判事補。赤字続きのイチケイを立て直すためにやってきた。入間の時間をかけた裁判のやり方を改善して欲しいと思っている。
  • 石倉文太:新田真剣佑さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の書記官。元傍聴マニアで、みちおファン。一番いい席で裁判が見れる書記官を天職だと思っている。人との距離を縮めて壁をつくらないようにするのがポリシー。
  • 浜谷澪:桜井ユキさん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の書記官。子持ちでみちおのせいで帰るのが遅くなることにイライラしながらも、慣れてしまっている。
  • 一ノ瀬糸子:水谷果穂さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の新人事務官。みちおを顔はいいのに残念だと思っている。
  • 川添博司:中村梅雀さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の主任書記官。
  • 駒沢義男:小日向文世さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の部長裁判官。12年前にある裁判で弁護士を辞めようとしていたみちおを裁判官にスカウトした。
  • 日高亜紀:草刈民代さん…最高裁事務総局判事。坂間の司法修習生時代の教官で、イチケイの赤字状態を立て直すよう坂間に期待をかける。
  • 城島怜治:升毅さん…主任検事。駒沢の同期でライバル。
  • 井出伊織:山崎育三郎さん…城島の後輩検事。

 

第2話のあらすじ

人気料理研究家・深瀬瑤子(前田敦子さん)が、1歳半の娘が泣き止まないことに苛立って激しく揺さぶるなどしてけがをさせ、傷害の罪で起訴され、第1審で懲役2年6月の判決を受けた。

SBS(乳幼児揺さぶられ症候群)をしたという容疑だったが、被告である深瀬はやっていないと主張し控訴。高裁は地裁に差し戻し、その担当となったのがイチケイだった。

第1審の判決を出した裁判官は、裁判所の人事のトップである最高裁事務総局の事務総長・香田健一郎(石丸謙二郎さん)を父に持つ香田隆久(馬場徹さん)。もし息子出した判決をひっくり返すことになれば、報復人事があるかもしれない"取り扱い注意"案件だ。

部長の駒沢は難しい案件のため、合議にしたいという。

もし被告の無罪を認めて1審の間違いを示してしまうと、出世の望みがなくなってしまうと考えた坂間は、保身のため、裁判長として差し戻し審を担当する入間の単独案件にして欲しいと駒沢に懇願。

坂間は、前日に日高から香田健一郎を紹介され、人事局でも第3支部の入間みちおは問題視されていることを伝えられていた。

改善の余地がないと判断されれば懲戒対象になるので、第3支部の立て直しを任されている坂間に処分が必要と判断されれば上にあげて欲しいとお願いされていたのだ。

坂間のお願いは却下され、結局合議で差し戻し審を担当することになった。

 

差し戻し審第1回公判には第1審で判決を出した香田隆久も傍聴に訪れ、坂間には監視されているように感じ、入間が問題行動を起こさないかヒヤヒヤしながら見守る。

被告の深瀬はSBSをやっていないと主張。SBSと診断した小児科医・足達(金井勇太さん)が証言台に立ち、10人専門医がいたら10人SBSと診断するだろうと証言。

その証言引っかかった入間は、10人の専門医を呼んで話を聞くと言い出した。

第1回公判が終わり、傍聴していた1審の裁判官・香田隆久が入間たち差し戻し審の裁判官3人に挨拶に来た。

父の名を出してきて、プレッシャーをかけてくる香田。香田は、裁判官が一番やってはいけないのが間違えること。

SBSはほとんど起訴されないのが実態。裁判が妙な動きを擦れば検察がますます起訴しなくなり、虐待が埋もれてしまうかもしれない。と判決をひっくり返すなと圧力をかける香田だった。

 

第2回差し戻し公判で、10人の医師が呼ばれて話し合いがもたれたところ、SBSによる急性硬膜下血腫が発症するまでに3日程度の幅があったかもしれないという結論に至った。

発症したのが平成30年11月9日。外傷を負ったのが3日前の11月6日まで可能性があるかもしれない。ということが分かった。

入間は改めて被告の深瀬瑤子に3日前までに長女の変化を聞いたが、思い当たることがなかった。

入間は職権を発動。裁判所主導で捜査を行うと宣言。事件当日から3日間さかのぼって調べることになった。

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まずは深瀬瑤子の夫・啓介(渋谷謙人さん)に3日前までの話を聞くと、11月6日に瑤子の育児鬱を心配した啓介が、職場の託児所に長女を預けたという。

その託児所の保育士の女性と、瑤子と結婚する前に交際し、結婚の話まで出ていたために別れる時揉めたことを明かした啓介。

その証言に基づいて、第3回公判で保育士を呼んで証言してもらうことになった。

深瀬の弁護士である土屋(西尾まりさん)の調べで、事件後、深瀬瑤子を虐待する親だとネットで誹謗中傷を行っていた帳本人だと分かった保育士。

恨みからかつての恋人の子供に手を下したのでは?と疑われた保育士から、ある証言が飛び出す。

その証言によってもう一人、疑わしい人間が浮かび上がってくる。

そしてさらに、あってはならない事実が明らかになっていくーーーー!!!!

 

…というお話でした。

 

虐待事件と冤罪

今回、我が子に虐待したと疑われた母親の裁判のお話でしたが、見てて辛かったですね。

やってないと言ってるのに、一度有罪判決を受けた被告は叩いてもいいと、ネットで誹謗中傷され、誰も信じてくれなくなる。

世間の声として「仕事続けたいなら、子供産まなきゃいいのに。」と言われたとあったんですが、それは辛い。

どちらも欲しいと思ってはいけないのか?

どちらかでしかダメなのか?

鬱になったらダメなのか?

 

虐待したんでしょう?と思って見てるから、犯人と疑われてる人がちょっと笑っただけで「鬼女のほほえみ」とか書かれて大炎上。

人気者だった女性だったから余計に注目されておとしめる。

今回の話は虐待だけじゃなくて、ネット上での誹謗中傷の話も題材にしてて、色々考えさせられる内容でした。

 

保身が怖い

今回、第1審で判決を出した裁判官が、差し戻し審を担当したイチケイに父共々圧力をかけて来てたんですが、本当にこんなこと裁判所の人がしてたら嫌だな~と思いました。

前回のだいたい懲役は決まってる。という話もショックでしたけど、判決結果をひっくり返されたくないから圧力とか、本当にショックです。

こんなこと本当にあったら嫌だなぁ…。

 

まぁ、最後はハッピーエンドだったからよかったけど…。

ん?よかった?

最初から入間みたいにしっかり捜査して欲しいわ!

 

日高と入間の因縁

私は前回を見て、入間のラスボスは草刈民代さん演じる日高だと思ってました。

けど、今回日高より偉いさんの香田健一郎が出てきて、もっと大きなボスいるし、全然ラスボスでもないみたいです。

入間と日高が、何かしら裁判で因縁があるのは前回から匂わされてました。

その裁判の事があとで大きな何かにつながっていくーー?とか思ってたんですが、今回坂間が調べてあっさり明かされていました。

駒沢部長が30件無罪判決を出していて、過去の公判を調べると、裁判長が日高、右陪席が駒沢。弁護人が入間みちおという裁判があった。

日高が有罪判決を下し、その後被告人が刑務所で無罪を主張して自殺をした。入間みちおは弁護士を辞めて裁判官となった。というのが経緯。

改めて判決は正しかったんですか?と聞く坂間に、日高は「私は間違えていない。」と答えてました。

 

やっぱり入間は日高の判決に疑問を持って弁護士まで辞めようとしてたんだ。と思ったのと、今回のSBSの裁判の話を見て、裁判官の「間違っていない。」という言葉が信じられなくなってきました。

間違いなんてあって欲しくないけど、間違ってるかもしれない。

なんかものすごく怖いドラマのような気がしてきました。

ファンタジーですよね??ドラマの話ですよね??

 

日高が心配していた通り、坂間が入間に感化されてしっかり調べて判決を出す裁判官に成長していくーーって話なのかな?

 

事件がリアルな話に思えて、あんまりドラマとして見れないな…。

困ったなぁ…と思ってます。

 

以上、『イチケイのカラス』第2話を見た感想でした。