毎週日曜夜9時からTBS系列で放送中のドラマ『グランメゾン東京』。11月24日に第6話「鰆のロースト 水晶文旦のソース」が放送されました。
おもな登場人物
尾花夏樹:木村拓哉さん…パリのレストラン「エスコフィユ」の元二つ星シェフ。3年前、日仏首脳会談でアレルギー食材混入事故を起こし、以来落ちぶれる。人の話を聞かない性格で元同僚から嫌われている。現在は早見家のガレージで寝泊まりしている。
<<グランメゾン東京>>
早見倫子:鈴木京香さん…星を目指す料理人。食べただけでレシピが分かる舌の持ち主。真面目な性格。パリで尾花と出会い、一緒に東京でレストランを開くことになる。尾花が信頼する京野を「gaku」から引き抜く為、京野の借金を肩代わりする。
京野陸太郎:沢村一樹さん…かつて料理人で尾花のパリ修業時代の元同僚。エスコフィユを一緒にやっていた。尾花に対して事故の件で怒りを抱えていたが、早見の行動に心動かされ、「gaku」から「グランメゾン東京」に移ることになった。早見の事が気になっており、尾花と近づいていることに内心穏やかではない。
芹田公一:寛一郎さん…元居酒屋店員。グランメゾン東京の求人を知り応募。実直で明るい。尾花に認められないことに苛立っている。柿谷から江藤を紹介され「グランメゾン東京」の情報を流す条件で、お金を受け取ってしまう。
相沢瓶人:及川光博さん…人気WEB料理研究家。妻が失踪し、男手一つで娘のアメリーを育てる。頑なに尾花の誘いを断ってきたが、メニュー開発を手伝ったことをきっかけに、早見から正式に「グランメゾン東京」に迎えられる。
松井萌絵:吉谷彩子さん…元ホテルブッフェのパティシエで、数々の賞を取っている。「グランメゾン東京」のプレオープンのデザートの改良を手伝ったことで、尾花たちの真剣な仕事ぶりを目の当たりにし、自ら頭を下げて「グランメゾン東京」に移った。強気で、発言が鼻につくところがある。
<<レストランgaku>>
丹後学:尾上菊之助さん…レストラン「gaku」のシェフ。尾花のパリ修業時代の元同僚。東京No.1のレストランを目指してる。尾花の「グランメゾン東京」を脅威に感じている。また、オーナーの江藤の方針に苛立ちも見せるも、気持ちを抑えている。平古を「gaku」に誘う。
江藤不三男:手塚とおるさん…レストラン「gaku」のオーナー。「グランメゾン東京」のことを目障りに感じ、妨害行為に出る。
柿谷光:大貫勇輔さん…「グランメゾン東京」の部門シェフだった江藤が放ったスパイ。プレオープンの日、魚料理の下ごしらえをせずにそのまま姿を消す。現在は「gaku」にいる。
平古祥平:玉森裕太さん…「エスコフィユ」にいた尾花の後輩。融資の口利きを婚約者の美優の父・西堂に頼んだが、融資先が「グランメゾン東京」と知られ、破談。料理長を務めていたホテルを退職。3年前のアレルギー食材を混入ミスをした張本人で、事実を知っても受け入れてくれた丹後の「gaku」に行き、尾花と対決する事に。
<<ホテル>>
蛯名美優:朝倉あきさん…都議会議員・蛯名西堂の一人娘。一流ホテルのコンシェルジュ。平古との婚約破談を尾花のせいだと逆恨みし「グランメゾン東京」に乗り込んできた。
<<グルメ雑誌「マリー・クレールダイニング」>>
久住栞奈:中村アンさん…フリーのフードライター。リンダから尾花を調べるよう依頼を受け、倫子と接触する。個人的な理由でも尾花を追っている様子。
リンダ・真知子・リシャール:冨永愛さん…グルメ雑誌「マリー・クレールダイニング」の編集長。尾花の事件を久住に調べさせる。尾花の元恋人。「グランメゾン東京」のプレオープンに出向き、味を絶賛するも過去にアレルギー食材混入事故に関わった尾花が店にいることを記事にし、食材混入事故の真犯人を暴こうとしている。
第6話のあらすじ
世界で最も権威あるショーレースの1つ、トップレストラン50まであと1か月。ランキングに入ったら、一気に世界的な人気店になれるとのことで、緊張する早見倫子。
そして、グランメゾン東京のみんなに「全力でトップレストラン50を目指します。」とオーナーシェフとして命令を下した。
早見の話を受け尾花は、旬なもので一品だけメニュー変える。と言い出した。
魚料理を変えるため、市場を見にいった早見と尾花。後ろから芹田もついていく。
早見が「生の魚のおいしさを最大限に前面に押し出した料理。」と言うと、尾花も「まさにそれ!いいね、乗ってきたねおばさんシェフ。」とからかう。
鮮魚店の大将(六平直政さん)にサワラを見せてもらい、2本買うことにした尾花。
一方「gaku」では、移ってきたばかりの平古が早速、肉料理メニューの改良を行う。江藤からも了承を得て、丹後からの信頼も得ていた。
丹後は、東京のレストラン初のトップ20以内に入ることが目標。肉料理だけでなく、魚料理を改良しようと考えていた。
柿谷がメニュー改良を考えるも、丹後から厳しい評価を受ける。しかし平古が考えたアンコウ料理に丹後は納得し、改良していこうと言う。
自分が引っ張ってきた柿谷の料理が採用されないのを見て、江藤は、自分もリサーチして提案すると言うのだった。
そんななか、江藤から呼び出された芹田。江藤は「グランメゾン東京」の新しいレシピ情報を流せと言う。
尾花だけでなく、萌絵や相沢からも認められていない芹田は前々から苛立っており、またお金を受け取ってしまった。
トップレストラン50を目前に控え、尾花に不信感を募らせる芹田に忍び寄る江藤のささやき。
一方、突然「gaku」に入ってきた平古に、差を見せつけられ続ける柿谷。
そして、「グランメゾン東京」が忙しくなってきて、臨時でホールスタッフとして雇われたフードライターの久住にも、何やら思惑があるようだった。
芹田は江藤に情報を流すのか?
新しい魚料理のメニュー開発を通して芹田が学んだ事とは??
…というお話でした。
平古への反応が違うのが面白い
ドラマの冒頭、平古祥平が「gaku」に行ったことを知る「グランメゾン東京」のみなさん。
芹田と萌絵は平古の決断に「裏切りだ」と怒りを覚え、尾花、相沢、京野の古くから平古を知る人たちは元々丹後と平古が仲良かったことを思い出して納得し、対決することになった状況を楽しみます。
受け止め方の違いがはっきりしてるのが、面白いなと思いました。
トップの倫子さんはどうなのか?と言えば、京野たちが楽しんでる様子をみて、一緒に納得してる感じでした。
年とか経験とか関係なく、同じ職場でいろんな考えを言い合える関係が羨ましいというか、自由な感じがしていいと思いました。
風通しのいい職場です!
丹後と平古の決断が愛おしい
一方で丹後は、平古がアレルギー食材混入ミスをしたのを知ってて、受け入れたことを尾花に告白。宣戦布告をしていました。
平古は、事実を隠しながら相沢と京野と一緒に仕事する事が出来ないと決断し、「gaku」へ。
丹後は、平古を最大の戦力として受け入れていました。
私には、孤独な二人が寄り添ってるように見えました。
丹後と平古の決断がとても切なかったです!!
元々この二人が仲いいというのもあるんでしょうけど、二人に共通する「尾花に勝ちたい!」っていう気持ちが純粋なもので、黒いものを感じません。
まぁ、これもオーナーの江藤が黒いから白く見えるだけかもしれないですけどね!
どうであれ、とっても面白い展開になりました。
芹田くんの成長
「gaku」と「グランメゾン東京」の真っ向勝負が始まる…??って感じで終わった前回の第5話。
かなり期待して第6話を観ましたが、蓋を開けてみれば、芹田くんの成長物語でした。
- お母さんが栄養士で学校給食を作る仕事をしてて、代わりにきょうだいの食事を作っていた。
- 高校卒業後、居酒屋のバイトを経て料理が自分の天職だと思い「グランメゾン東京」に応募した。
お金を受け取ったのも、家計が苦しいのでいただいてしまったのでは?と、公式HPの人物紹介を読んでいたら分かるんですが、ちょっと説明不足と感じます。
もしかしたらこれから描いていくのかもしれませんが、このままじゃ尾花らの考えも理解できず、お金に目がくらんで情報を流してしまった人。としか見れないです。
もうちょっと芹田くんがキレる前に、芹田くんの背景を丁寧に描いてあげて欲しかったな~。
最近は、ネットで得る情報込みのドラマ視聴なんでしょうか?
詳しく知りたい人は当然公式サイト見るでしょ?って感じかな?
先週の第6話の予告を観て、予想では、平古が芹田くんに見習いとしての心構えなどを教えるのかと思ってました。
けど、芹田くんは京野からアドバイスをもらって、自ら魚のさばき方を鮮魚店にバイトして習得したり、尾花らが作った試作品の余りものを頂戴したりして、貪欲に知識を増やそうと頑張っていました。
料理人としての成長しようとする瞬間をみることが出来ました。芹田くんのこういう姿が描かれるのは初めてでしたね!
これから、平古祥平のように他の店で即戦力になるような人材に育っていくんでしょうか?
ドラマ終了までに、尾花のいい助手になってるところが見たいです!!
「グランメゾン東京」対「gaku」の戦いの周りで、平古にライバル心を抱く柿谷とか、久住の父親とか、本編の戦い以外にも、火種がたくさん散らばってて、見るところが多くて困ってます!!
次回は、相沢の失踪した妻が現れるみたいで、またまた新たな火種が…。
楽しみです!!
以上、『グランメゾン東京』第6話を観た感想でした。