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グランメゾン東京 第10話「キジバトのドゥミ・アンクルート」を観た感想とあらすじ 丹後が孤独な理由

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毎週日曜夜9時からTBS系列で放送中のドラマ『グランメゾン東京』。12月22日に第10話「キジバトのドゥミ・アンクルート」が放送されました。

 

www.tbs.co.jp

前回の第9話「白子のポッシェ」の感想はこちら。

 

おもな登場人物

尾花夏樹:木村拓哉さんパリのレストランエスコフィユ」の元二つ星シェフ。3年前、日仏首脳会談でアレルギー食材混入事故を起こし、以来落ちぶれる。人の話を聞かない性格で元同僚から嫌われている。早見家のガレージで寝泊まりしてたが、京野のアパートに転がり込む。

 

<<グランメゾン東京>>

早見倫子:鈴木京香さん…星を目指す料理人。食べただけでレシピが分かる舌の持ち主。真面目な性格。パリで尾花と出会い、一緒に東京でレストランを開くことになる。尾花が信頼する京野を「gaku」から引き抜く為、京野の借金を肩代わりする。

京野陸太郎:沢村一樹さん…かつて料理人で尾花のパリ修業時代の元同僚。エスコフィユを一緒にやっていた。尾花に対して事故の件で怒りを抱えていたが、早見の行動に心動かされ、「gaku」から「グランメゾン東京」に移ることになった。尾花が早見家にいることに苛立ち、思わず早見に思いを告白してしまう。尾花に自宅に上がり込まれる。

芹田公一:寛一郎さん…元居酒屋店員。グランメゾン東京の求人を知り応募。実直で明るい。江藤からお金を受け取り「グランメゾン東京」の新作レシピを渡し、「gaku」へ移ろうとする。が、レシピ通りに作っても同じものを作れない一流料理人のスゴさを思い知り、「グランメゾン東京」に戻る。今は立ち上げメンバーとして、新人の指導もしている。

相沢瓶人及川光博さん…人気WEB料理研究家だった。頑なに尾花の誘いを断ってきたが、メニュー開発を手伝ったことをきっかけに、早見から正式に「グランメゾン東京」に迎えられる。失踪していた妻・エリーゼが現れ、娘・アメリーをパリへ連れていかれる。「グランメゾン東京」が三つ星を取れば、パリに戻ると約束した。

松井萌絵:吉谷彩子さん…元ホテルブッフェのパティシエで、数々の賞を取っている。「グランメゾン東京」のプレオープンのデザートの改良を手伝ったことで、尾花たちの真剣な仕事ぶりを目の当たりにし、自ら頭を下げて「グランメゾン東京」に移った。強気で、発言が鼻につくところがある。

岩城淳:池岡亮介さん…新スタッフ見習い。

金井勝也:池田航さん…新スタッフ見習い。

 

<<レストランgaku>>

丹後学:尾上菊之助さん…レストラン「gaku」のシェフ。尾花のパリ修業時代の元同僚。東京No.1のレストランを目指してる。尾花の「グランメゾン東京」を脅威に感じている。また、オーナーの江藤の方針に従うしかない自分に苛立っている。3年前のアレルギー食材混入の件で平古が出ていき、新メニュー作りが難航している。

江藤不三男:手塚とおるさん…レストラン「gaku」のオーナー。「グランメゾン東京」のことを目障りに感じ、妨害行為に出る。

柿谷光:大貫勇輔さん…「グランメゾン東京」の部門シェフだった。プレオープンの日、魚料理の下ごしらえをせずにそのまま姿を消す。江藤から指示されたスパイで、現在は「gaku」にいる。平古ばかり頼りにする丹後の態度に苛立っていた。

平古祥平:玉森裕太さん…「エスコフィユ」にいた尾花の後輩。融資の口利きを婚約者の美優の父・西堂に頼んだが、融資先が「グランメゾン東京」と知られ、破談。料理長を務めていたホテルを退職。3年前のアレルギー食材を混入した張本人。「gaku」にいたところ、フランス大使館から事故の追及を受け出て行った直後、尾花から「グランメゾンに来い。」と誘われる。

 

<<ホテル>>

蛯名美優:朝倉あきさん都議会議員・蛯名西堂の一人娘。一流ホテルのコンシェルジュ。平古との婚約破談を尾花のせいだと逆恨みし「グランメゾン東京」の乗り込んできた。平古がアレルギー食材混入した犯人だという報道を受け、行方不明となった平古を心配している。

 

<<グルメ雑誌「マリー・クレールダイニング」>>

久住栞奈:中村アンさん…フリーのフードライター。リンダの依頼で尾花を調べるため倫子と接触。料理の知識と語学力を買われ「グランメゾン東京」にホール係として入った。父が外務省で日仏首脳会談で「エスコフィユ」を選定した人物。父が事故の責任を問われ僻地にやられたことで、尾花と「エスコフィユ」に恨みを持っていた。復讐をやめ「グランメゾン東京」に留まる。

リンダ・真知子・リシャール:冨永愛さん…グルメ雑誌「マリー・クレールダイニング」の編集長。尾花の事件を久住に調べさせる。尾花の元恋人。過去のアレルギー食材混入事故の真犯人を尾花が知りながら、教えてくれず逃げられたことに一番腹を立てている。犯人と「グランメゾン東京」を潰そうと考えている。

 

第10話のあらすじ

リンダに3年前に起こした事故について告白し、「gaku」を辞めた平古は、荷物をまとめて実家に帰ろうとした矢先に、尾花から「グランメゾンに来い」と誘われる。

「迷惑かけたくない。」と拒む平古だったが、罪を相沢に告白するのが怖いのだろうとツッコまれ、「グランメゾン東京」へとりあえず謝罪に向かうことになった。

平古の告白に一番怒りを表したのは、いつも穏やかな相沢だった。

「同じ料理人として祥平を絶対許さない。そりゃあさ誰だってミスはするよ。でもそのあとどうやって対処するかが大事なんじゃないの?」と、お客様第一に正直に名乗り出て説明しなかった平古の胸ぐらをつかんだ。

そして、もし3年前に告白していたら「エスコフィユ」の仲間がバラバラになることはなかったと言い、黙っていたことに対して怒りをぶつけた。

結果としては、尾花が責任を追及しに来た官僚を殴って姿を消したことにみんな恨みを抱いていたわけで、平古は二度と料理が出来なくなるのが怖くて言えなかったと涙ながらに告白した。

さらに久住が、リンダが平古祥平を料理の世界に戻れないようにすると言っていたことを話し、尾花が平古を入れた店にも、星を取らせないようにすると言っていたことを話した。

平古が店を出ていこうとするのを「もういい加減逃げんなよ。」と引き止める。

すると京野が、フレンチを卒業するという平古に料理を作ると言い出し、尾花と修業していた店で覚えた一番の得意料理『本州鹿ロースのパイ包み』を差し出す。

見た目が美しく、萌絵らは「キレイ!」と絶賛。

しかしみんなで食べてみると……皆黙り込む。

平古の適当な褒め言葉に憤慨した京野が「お前みたいなやつが一番ムカつくんだよ!」と怒り出す。

この料理は京野が全力で本気で作った料理だったが、心を動かす料理ではない。平古が作ったまかないの方が何倍も何百倍もおいしく、人を動かす力がある。

京野には、自分にはなかった才能を持った平古が、料理の世界から出ていくことに我慢ならなかったのだ。

京野は、平古が入ってくれば店が強くなると早見と相沢に訴える。

さらに「うちの店には平古祥平の力が必要だ。なぜなら俺はマグロ料理に挑戦する。」と急に突拍子もないことを言う尾花。

マグロは、以前から尾花がフレンチに取り入れたいと挑戦し続けていた食材で、未だ出来ていない因縁の食材だった。

萌絵が平古の名を隠して、営業中は裏方に回り、それ以外は新メニュー開発に携わる“ゴーストシェフ”としてならいいのでは?と提案。

しかし相沢と早見は反対していたが、メニュー開発を急いでいる今、京野の勇気に応えて、平古を“ゴーストシェフ”として仮採用することにした。

早見はシェフとして、マグロはあとにしてメインと前菜を考えなさいと、尾花と平古に命令した。

 

一方、3年前の事故が平古の仕業だったと「マリー・クレールダイニング」のスクープとして伝えられると、美優の父・西堂(岩下尚史さん)が、怒り心頭で「gaku」に乗り込んできた。

オーナーの江藤は、西堂に平古の履歴書を渡し、実家の住所を教えて自らも被害者のように振舞う。

平古が抜けてからの丹後は、新メニュー開発が上手くいかず、代わりにスーシェフとなった柿谷に当たる。

逆ギレした柿谷は「優秀なスーシェフがいなかったら、自分一人で料理作れないってことですよね?」と、丹後を追い込む。

そんな厨房の雰囲気を見た江藤は、ある決断を下す。

 

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「グランメゾン東京」では、尾花が前回作った白子のポッシェに改良を加えた料理・白子のポッシェショーフロワが完成していた。

これで完成したのは3品。残りは7品だ。

京野は、ミシュランの公表されている評価基準を話し、チーム一丸となって三つ星を狙うと宣言。審査の方法も詳しくみんなに説明した。

チーム全体で方向性を確認。

峰岸(石丸幹二さん)が最高のジビエを納入してくれた中に、平古がキジバトを見分ける。そんな平古の様子を見て早見は、平古と尾花にメインを任せることにした。

平古の意見を取り入れて、メインは日本では貴重な食材のキジバトに決まった。

 

ミシュランの審査まで1か月を切り、新メニュー開発に一丸となって取り組む「グランメゾン東京」。

平古祥平の行方を追うリンダ、美優の父・西堂。

平古がいない「gaku」で、一人メニュー作りに励む丹後。

ミシュランの審査に向けて、それぞれの店で変化が起こるーーー!!!

 

…というお話でした。

 

柿谷がムカついた

前回、平古の事を守り切れず「gaku」を去らせてしまうことになった丹後。

今回はその平古の穴を埋めるために柿谷にメニューのアイデアを出させようとするんですけど、上手くいかず…。

って逆ギレした柿谷に、「自分一人でメニュー作れない。」とか言われる始末。

柿谷だってアイデア出せないじゃないか!!

それを逆ギレして、シェフだったらビシッと最高の組み合わせを言うて来いとか偉そうに!!

あいつは自分だって才能ないのを棚に上げて、丹後を責めるなんておかし過ぎますよ!!

あと、前から思ってたんですけど、「gaku」の人って向上心がないっていうか、自分で何とかしようって野心がないですよね?

話さかのぼって、平古祥平くんが「gaku」に入った時に、すんなり丹後の右腕の立場に収まれてましたよね?

前からいた若い子が、いきなり入ってきた同じぐらいに年の子にスーシェフに入られて、なにくそ!って思わないのかな?って思ってたんです。

自分が三つ星取るよう努力するとかじゃなくて、店の誰かが取ってくれて、そこに所属出来てさえすればいいってことなんでしょうか?

三つ星を取った「gaku」って店で働いてるってだけでステータスなんでしょうか?

それでいいんでしょうか?

指示通り忠実に味を再現できる人も、組織の中には必要な人材だとは思いますが、なんなにたくさん人がいて、野心を持ってるのがシェフだけって…。

このドラマ観てきて、ずっと丹後さんの孤独を感じてましたが、第10話を観て、ああそういうことか。と納得しました。

誰も自分のアイデアを出して認めてもらいたいって強く思ってないんですよね。

丹後と一緒に仕事してるのに、参加してる意識がないんですよ!

指示通りやってるからいいでしょ?って感じだったんだと、第10話になってやっとわかりました。

そりゃあ孤独です…。

柿谷の責任のなすりつけ方が酷すぎって思ってたんですけど、指示を出さない方が悪いって発想だったとは、思いもよりませんでした。

第10話は、チーム一丸で頑張ろうとするグランメゾン東京と、シェフ一人の指示をただ守るだけの集団のgaku。お店の違いがはっきりした回になりました。

 

丹後と祥平くんペアが見たい!!

平古を連れてきた辺りから、丹後に対してなにやら思うところがある様子だったオーナーの江藤。

最初は、自分の思い通りに動いてくれなくてイライラしてるのかと思っていました。

しかし、今回の江藤の決断で、ただ単なるイライラじゃなくて、丹後そのものに限界を感じてたのが分かりました。

丹後自身も江藤のやり方が気に食わないところもあったし、私はこれでよかったと思いました。

ただ、二つ星を取った店を辞めさせられた丹後が、他で雇ってもらえるのかな?とか勝手に心配になりました。

次回の予告で、三つ星の発表会の席にチラッと丹後の姿が映ってたし、どんな立場かは分かりませんが、料理業界には残ってる様子。

もしかしたら平古祥平くんみたいに、グランメゾン東京に来るのかな?と期待はしています。

どうも物語的には、尾花と祥平くんをペア組ませたいみたいですけど、私は丹後さんと祥平くんペアの方がいいと思うんです。

尾花は一人でもやっていけるけど、丹後さんには仲間がそばにいて欲しい!!

祥平くんは才能あるし、丹後さんは華やかな料理を作るのが得意だし、二人がペアを組めば見た目も味も最高な物を作り出せると思うんですよね~。

祥平くんはグランメゾンにいるし、二人が一緒にいるのはもうないのかなぁ?

もう一回見たいなあ!!

 

リンダの上にさらに黒幕の存在??

第9話で怒り狂い、とても恐ろしい姿を見せたリンダさん。

どうもリンダの怒りは、リンダの上司の人の怒りを代弁してるみたいなんです。

フランス大使館のフェルナン・文則・ベルナール(マイケル富岡さん)とリンダが二人で話してる様子が第10話で流れてたんですが、平古祥平のその後を調べるようにリンダが文則に依頼していたんです。

その時文則が「あなたのボスは3年前の事件のこと、相当根に持ってるようですね。」と言っていました。

そしてリンダは、ボスが読者の信頼を失って、顔を潰されたと怒っていると返事していました。

これを見て私は、リンダ自身はもしかしたらそんなに怒ってないのかな?と思いました。

だって、一度はグランメゾン東京の味を褒めた記事を書いていたわけですからね~。

久住もお父さんが大変な目にあって、尾花を恨んでいましたが、グランメゾン東京の料理を食べて、凍り付いた心が解凍されていった感じだったし。

リンダも、本当はグランメゾン東京を支持したいって思ってくれてたらいいのになぁ。と思ってます。

 

最終回にそのボスが登場するのかな?

予告ではそんな存在は確認できませんでしたけど…。

どうなるのでしょう?

このままじゃ三つ星どころか星を取ることすら難しそう…。

でもでもでも!世界で10位は取ってるわけだし。なんとかならんのかなぁ??

 

次回はとうとう最終回です。

どんな感じで終わらせるのでしょうか?

三つ星を取って、倫子さんとの約束を守れるのでしょうか?

京野の倫子への恋も気になります!!

 

来週が楽しみ!

年末ギリギリまで放送があって嬉しいです!!!

 

以上、『グランメゾン東京』第10話を観た感想でした。

 

 

 

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