10月12日水曜に、日本テレビ系列で、夜10時からドラマ『ファーストペンギン!』2話が放送されました。
前回、1話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 岩崎和佳:奈緒…幼い一人息子・進(石塚陸翔)を抱え、さびれた港町・汐ヶ崎に移住。知り合いがいない中、苦しい生活を送っていた。片岡から浜の立て直しを頼まれ魚の種類も分からないまま、漁師の世界に飛び込む。
- 片岡洋:堤真一…父の跡を継いだ漁船団「さんし船団丸」を率いる社長。妻・みやこを亡くした男やもめ。和佳の機転を認め、浜の立て直しを懇願する。
<<さんし船団丸の人たち>>
- 永沢一希:鈴木伸之…都会から移住してきた若手船団員。よく気が付く青年で、漁師たちや和佳をさりげなくフォロー。和佳への私情があるかは分からない。
- 山中篤:梶原善…片岡を「ひろ兄」と呼んで慕う船団員。勉強が得意じゃなく、話の内容を半分も理解していない。一人息子のたくみ(上村侑)が反抗的で、頭を抱えている。
- 山中たくみ:上村侑…篤の一人息子で、船団員。高校卒業後、東京で就職するも戻って来た。船団に所属するも周りに反抗的な態度を取る。永沢にだけ普通に話す。
- 磯田高志:吹越満…地味な仕事も率先してやる船団員。心配性で危機管理能力が高く、片岡の右腕的存在。和佳が提案する「魚の直販」に懐疑的。妻に出て行かれ、現在母と二人暮らし。
<<汐ヶ崎漁協の人たち>>
- 杉浦久光:梅沢冨美男…漁協組合長。漁協だけでなく、地元社会を牛耳っている。優秀な元漁師。浜の窮状を知りつつどこ吹く風。よそ者の和佳が提案する「魚の直販」を幾度となく妨害してくる。
- 安野茂:遠山俊也…漁協組合員。杉浦の腰巾着。和佳の動きを逐一報告し、とばっちりで叱られることもある。
<<農林水産省>>
- 溝口静:松本若菜…農林水産省の6次産業化プロジェクトを担当。漁獲量が減る水産業に危機感を抱いている。漁師のなかで孤軍奮闘する和佳を陰ながら後押しする。
<<その他>>
- 山藤そよ:志田未来…和佳のママ友。和佳の窮状を見て子育ての手伝いをする。事務処理能力がすこぶる高い。
- 琴平祐介:渡辺大知…東京在住。和佳が汐ヶ崎に移住するきっかけを作った人物。和佳に"先生"と呼ばれ、電話でよく相談に乗ってくれる。実はある悩みを抱えている。
- 重森梨花:ファーストサマーウイカ…仲買人。口は悪いが、和佳に魚について教えてくれたり、漁協から目をつけられているところを助けてくれたりする。
- 岩崎進:石塚陸翔…和佳の息子。喘息持ちで体が弱い。汐ヶ崎の新鮮な魚を食べて以来、大好物になる。
- 片岡みやこ:中越典子…片岡の亡くなった妻。シングルマザーで子連れで移住してきた汐ヶ崎で片岡と結婚。突然の病で亡くなる。
2話のあらすじ
和佳(奈緒)が啖呵を切って怒らせた組合長(梅沢冨美男)に詫びを入れ、なんとか許してもらったさんしの3人。<片岡(堤)、山中(梶原)、磯田(吹越)。>
一方で和佳は、女将(伊藤かずえ)の話をヒントに、売れると分かれば3人が「お魚ボックス」をやってくれるのではないか?と思いつく。
そして、注文が取れたと言い、さんしの魚を買い付けをしようとする。
しかし、組合長に、和佳に魚を売らないと約束をさせられた片岡たちに、追い払われてしまう。
それでも諦めない和佳。
今度は仲買人の梨花(ファーストサマーウイカ)から魚を買い付け、発送寸前にまで持ち込む。が、漁協の安野(遠山俊也)に阻まれる。
さらに、組合長が手を回し、職場だったホテルからも追い出され、住む場所も奪われてしまう。
その上、組合長が、統括(井沢弘)の女性関係に目をつけ、「お魚ボックス」の認定申請書類に判を押したのは、和佳から脅されたから、ということにしろと統括を脅迫。
農林水産省の溝口(松本若菜)から連絡を受け、認定取り消しする動きがあることを知った和佳は、統括を問い質そうとしたが逃げられてしまった。
漁師たちや、漁協から迷惑がられ、さらによりどころにしていた国の認定まで取り消されるかもしれない。
八方ふさがりの事態に絶望した和佳。新しい職探しも兼ねて、息子の進(石塚陸翔)と東京に戻り、琴平先生(渡辺大知)に、話を聞いてもらうことに。
琴平と話すうち、既存の流通ルートではダメになってしまう魚が、「お魚ボックス」だと、新鮮なうちに消費者に届けることができて、進のような魚が苦手な子供も食べられるようになる。素晴らしい仕組みだと改めて気づく。
一方。和佳がいない汐ヶ崎では、「お魚ボックス」認定取り消しに動く組合長が、統括を連れて、市と県の担当者に会いに行こうとしていた。
何も知らなかったと証言しろ。と言われ、強引に連れていかれた片岡。
和佳の懸命な姿に心揺らぎ、「お魚ボックス」を認め出していた片岡は、認定取り消しが決まりかけた会議の席で、漁師だけでなく、漁協、仲買人にも損のない仕組みになっている。と擁護し始める。
そして、漁師の収入が月5万円増えると、それだけで助かる。と、力強く市と県の担当者に訴える。
しかし、組合長の横やりが入り、認定取り消しの流れは変わらない。
その会議の席に、ケガ人が出た。と入り込んできた永沢。
永沢は、会議室にあったテレビをつけ、大音量で国会中継を流す。消されても消されても何度もつけて直す。
何をしてるのか分からず、混乱する会議。
永沢は、東京にいた和佳から、ある指令を受けていたのだったーーー。
…というお話でした。
片岡が相変わらず情けない
「タンクローリーごと連れてきちゃるけえ!つべこべ言わんとついてこい!」
なーんて、前回の終わりに言ってたから、2話は和佳が、勢いよく突き抜けていく話なのかと期待してました。
片岡も「タンクローリーは、いつ何時何分何秒港に来るんじゃ!」と言って全く話を聞かないし。
すぐに組合長に謝りに行ってました。
自分が頼んどいて、なーんでこんなに和佳に対して怒れるんでしょうか?片岡さん。
「すまんけど、構わんとってくれいや。」とどめを刺す磯田さん。
敵ばっかりの状況が何も変わっとらん!!
2話の冒頭、がーっかりしました。
しかし!
最後は「情けのうなった。」と言ってたから、片岡さん、情けないと思ったんだ。と、ちょっと安心しました。
妨害に泣く
遠山俊也さん演じる漁協の安野さん。この人が最悪でした。
和佳の動きを逐一、組合長に報告。
和佳が、やっと手に入れた魚を奪ってケースから出し、さらに発泡スチロールを踏んづけるとこまでやってました。
いくら漁協を守るったって、そこまでやる??
寝転がってドラマを見ていましたけど、起き上がって「そりゃないわー!」と叫びました。
遠山俊也さん。大河ドラマ『青天を衝け』では、草彅剛さん演じる慶喜を支える、ちょっとうっかりな側用人・猪飼役でした。仕官したばかりの栄一と喜作にお金を貸してくれる、いいイメージ持ってたのに!!
助けてくれる人もいた
敵ばっかりの和佳を、助けてくれる人が5人いました!!
- 見た目は怖い仲買人・重森梨花!
- ママ友・山藤そよ
- スナック・スターフィッシュのユリア
- 農林水産省担当者・溝口静
- さんし船団丸の永沢一希
1.まずは、ファーストサマーウイカさん演じる重森梨花。
魚の扱い方、仲買のルート。そして狙っていなかった魚・混獲魚が上がった時にどうなっていくのか、詳しく和佳に教えてくれてました。
「田舎っちゅうんは、誰がどこで見ちょるか分からんし、何話したか筒抜けなおほっちゃ。」と田舎の動き方まで教えてくれてました。
まぁ、教えてもらっても、和佳は、お構いなしに動いてましたが。
梨花は、一回限りの助け。とは言ってましたけど、これからも助けてくれるんじゃないかな?
期待してます。
2.志田未来さん演じるママ友・山藤そよさん。
和佳が危機なのを察して、進を預かってくれると申し出てくれていました。
さらに、住むところがなくて困っていた和佳に、いい物件を探して間取り図のコピーまでファイリングして、持ってきてくれてました!!
和佳が、忙し過ぎて手が回ってないところを察してくれる。しかも助けてくれる。
こんな人、いるのか?と感動して涙が出ました。
3.青山めぐさん演じるユリアさん!
組合長に脅されて、和佳から脅されて認定書類の判を押した。と訴え出てしまった統括さんと連絡が取れなかった和佳。
ユリアさんは、和佳の代わりに統括を呼び出してくれてました!!
結果としては、統括さんの証言を変えてもらうことは出来なかったので、あまり意味はなかったですが、組合長に何かされたのだけは知ることが出来ました。
ユリアさんが味方になってくれるって、分かっただけでもうれしいですよ!
ユリアさんまで、組合長は手が回ってなかったみたい。
でも何となく、ユリアさんは組合長とか関係なく動いてくれそうな気がする。
4.松本若菜さん演じる農林水産省の担当者・溝口静!
認定取り消しの動きがあると、和佳に教えてくれたのは溝口さん。
女性が活躍する社会、を推進してる政府の方針を知った和佳のある提案に、協力してくれた溝口さん。
溝口さんは、1話でも「応援してます。」って言ってくれていましたし、頼りになります!
この人がいなかったら、認定取り消しになっていたところでした。
和佳に協力してくれる時の、キリっとした横顔がたまりません!!
これからも、溝口さんが出てくるのが楽しみだ。
5.さんし船団丸の永沢一希
和佳が、組合長に啖呵切ってる時に、立ち聞きしていた永沢君。
和佳が書いた、事業認定申請の書類を、大事に取っておいてくれていました。
片岡に渡しておくと、読まずに破り捨てますから。
魚を捨てられ、さんし船団丸からは追い出され、肩を落として帰っていく和佳を見て「いじめてるみたい。」とグサッとくる言葉を片岡たちに投げかけてくれてました。
永沢くんがそうやって言うくらい、和佳が追い払われてるシーンは、見てて辛かった。
そして、いよいよ認定取り消しに動いた組合長たちの様子を、東京にいる和佳に教えてくれ、会議を妨害してくれました。
1話ではただ見てるだけの永沢くんでしたが、2話ではやってくれました。
それも、和佳が一人で頑張ってるのを見てきたからでしょう!!
他の助けてくれる人たちは、外部の人ですが、永沢くんは、さんし船団丸の中の人!
これからも助けを期待します。
琴平先生がいい人なのか?
1話の感想で、琴平先生が怪しい!と言っていましたが、2話では、落ち込んだ和佳に、東京までの新幹線代と、ホテル代を出してくれていました。
そして、お魚ボックスのおかげで、魚が苦手な子供でも食べられるようになるかもしれない。と、和佳に希望を与えてくれてました。
いい人じゃないか~~と思う反面、でもこの人が思ってる方向に、和佳が動かされてないか??とも思います。
電話のシーンだけじゃなく、今回は外で会っていたので、ただただ爽やかボーイでした。
うーん、琴平先生はいい人なのか?
じゃあ、先生は何を目的に「お魚ボックス」をさせようとしてるのか?
まだ、ちょーっと謎に感じて見て行きたいと思います。
次回は?
ホテルの仕事も追い出され、さんし船団丸に入った和佳。
片岡から、会社の通帳も渡されていました。
順調に売り上げを伸ばしていこう!としていた矢先。
別の船団が、さんしが勝手なことをやってる!と、漁協に訴えて出てきていました。
組合長の次は、他の漁師たちの反発!
組合長は、そんな不満も見越して和佳の提案を受け入れたようです。
そんなに今を変えるのがダメなのかな?
事業が成功する。と分かってるから、おかしく感じるのでしょうか??
あと、和佳に詐欺師疑惑まで出てきます。
3話も波乱が続きそう!!!
以上、『ファーストペンギン!』2話のネタバレ感想でした。