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エルピス 2話あらすじとネタバレ感想 事件当日の現場検証で疑問を感じる浅川と岸本

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10月31日月曜夜10時から、フジテレビ・関西テレビ系列でドラマ『エルピスー希望、あるいは災い-』2話が放送されました。

2話「女子アナと死刑囚」ネタバレ感想を書いていきます。

www.ktv.jp

前回、1話の感想はこちら。↓↓↓↓

 

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『エルピスー希望、あるいは災い-』物語の概要(公式HPより)

あるスキャンダルがもとで、落ち目となったアナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)

バラエティー番組の若手ディレクター・岸本拓朗(眞栄田郷敦)たちと共に、10代女性が連続して殺された事件の真相を追っていくストーリー。

すでに、死刑が確定している事件の冤罪疑惑を追っていくなかで、一度は失った"自分の価値"を取り戻そうとする姿を描くーー。

脚本は、朝ドラ『カーネーション』の脚本家で、民放連ドラ初の渡辺あや

監督は、映画『モテキ』の大根仁。社会派エンターテインメントです。

 

おもな登場人物

  • 浅川恵那(長澤まさみ)…好感度抜群だったところから、スキャンダルで転落したアナウンサー。女子中学生連続殺人事件ですでに死刑が確定している松本良夫の冤罪疑惑の真相を、ディレクター・岸本と追っていく。
  • 岸本拓朗(眞栄田郷敦)…バラエティー番組の若手ディレクター。裕福な家庭で育ちち、名門大卒。制作部に配属される。女性タレントを口説いたことをネタに、チェリーさんから冤罪疑惑の真相を追うよう依頼され、浅川に協力をお願いする。
  • 斎藤正一(鈴木亮平)…報道局のエース記者。官邸キャップ。新人だった拓朗の指導を担当。浅川のスキャンダルの相手。元彼氏。
  • 滝川雄大(三浦貴大)…恵那と同期の記者。常に忙しくしている。
  • 村井喬一(岡部たかし)…緩さで10年続く深夜情報番組『フライデーボンボン』のチーフプロデューサー。報道で邪魔者扱いされバラエティーに。ひと昔前の業界人で口が悪い。岸本と浅川が出してきた冤罪疑惑を追う企画に強く反対。
  • 名越公平(近藤公園)…『フライデーボンボン』のディレクター。不倫で飛ばされた元スポーツ局ディレクター。
  • 海老田天丼(梶原善)…『フライデーボンボン』の司会者。
  • 大山さくら(三浦透子)…ヘヤメーク担当。別名:チェリー。情報通。死刑囚松本良夫の無実を信じ、岸本と浅川に調べるよう依頼。松本逮捕のきっかけとなってしまった松本宅にいた家出少女。
  • 岸本睦子(筒井真理子)…拓郎の母。年収1億円の弁護士。正義感が強く早く死んでしまった夫のようにならないよう、息子には楽に生きて欲しいと願ってる。
  • 松本良夫(片岡正二郎)…2006年に10代女性連続殺人事件の犯人として逮捕され、死刑判決を受けている。刑事に自白に追い込まれたと言い、裁判で無実を主張。
  • 木村卓(六角精児)…弁護士。松本の控訴審から弁護を担当。松本をの無実と信じている。松本をロリコンと騒ぎ立てたマスコミを嫌う。

 

2話のあらすじ

2018年7月。

行方不明になっていた中学生が八頭尾山で遺体となって発見された。

冤罪疑惑のある連続殺人事件の、真犯人の仕業かもしれない。

この事件で逮捕された死刑囚・松本良夫は、東京拘置所でこの報道を見ていた。

一方。

冤罪疑惑の真相を追うのを諦めてしまった岸本(眞栄田郷敦)をよそに、プロデューサー村井(岡部たかし)に、会議で企画を通して欲しいと強く言う浅川(長澤まさみ)。

しかし、ディレクターの名越(近藤公園)ら他のスタッフにも番組に合わないと言われ、却下された。

浅川は、岸本に真相究明をお願いしてきたチェリー(三浦透子)に、松本良夫を無実と思う根拠を聞く。

事件があった2006年11月18日。その日はチェリーの14歳の誕生日だった。

家出して以来、松本さん宅に居ついていたチェリーが外出から松本さん宅に帰ると、松本さんがカレーを作って待ってくれていた。

さらに食後には、イチゴのショートケーキをプレゼントされた。

生まれて初めての誕生祝いに感激したチェリーさん。

その同じ日に松本さんが他の女の子を殺したとは思えない。

というのが、チェリーさんが無実と信じる根拠。しかし証拠にはならない。

涙を流して訴えるチェリーに、心打たれる浅川だった。

 

チェリーが書き溜めてきたこれまでの裁判記録を読んだ浅川は、犯行当日の松本さんの行動が、弁護側と検察側で異なることが分かった。

2006年11月18日。

5時過ぎに仕事を終え、自転車でスーパーに行ってカレーの材料を買い、ケーキ屋でケーキを買って、カレーを作った。というのが松本さんの行動。

その時間が弁護側と検察側で主張が異なる。

検察側は、ケーキを買った後に殺人をし、帰ったというが…。

 

浅川は、一人で自転車を借りて現場検証。

どちらの主張も、7時過ぎにチェリーさんが帰ってくる時間に間に合う。

が、検察側が言う時間だった場合、たった10分でカレーが作れるか?という疑問が残った。

 

次に、チェリーさんの紹介で、松本さんの弁護を担当した弁護士・木村(六角精児)と会った浅川。

木村は事件の資料を見せ、松本さんのことを「普通のおっちゃん」と表現。

検察側が言う偏執的な性的異常者ではなく、残虐性もない。気が抜けるほどまともなちょっと気が小さい男。無実であると主張する点に迷いはない。ときっぱり言った。

松本さんの自供は、マスコミがあおったロリコンといういんちきな情報に、警察が乗っかって強要されたものに違いないと言う。

松本さんのような社会的な力も家族もない人物を、簡単に潰してしまう警察。

いつ実行されるかも分からない死刑囚は、人間扱いもされない。

死刑執行は、当日の朝突然知らされる。朝は恐怖の時間なのだ。

浅川は、松本さん宛の手紙を木村に託した。

 

一人で真相究明をする浅川に、一度は諦めた岸本が協力したいと申し出てきた。

しかし固い決意でもなく、手伝い程度にしか考えていない。

そんな軽い岸本に呆れながらも、浅川は、岸本にも事件当日の松本さんの行動の現場検証を頼んだ。

岸本は、検察側の主張で時間通りに帰宅できても、ケーキがぐちゃぐちゃになってしまう。このスケジュールはありえない。それは浅川の結果とも一致した。

松本良夫から浅川に返事が届いた。

松本さんの手紙にはいくつかの主張があった。

  1. 浅川は面会を希望していたが、死刑囚に家族や弁護人以外の者との面会は許されていないのでかなわない。
  2. 決して女子中学生を殺めたりしていない。
  3. 自白は、何日も繰り返される刑事の取り調べに耐えられなくなり「許してください。」と言ってしまったのを、自白とされてしまった。

自分自身を「弱い男」「情けない男」としつつも、最後は「しかしながら 私は決して殺人犯ではありません」と書いてあった。

 

現場検証後に、浅川宅に来た岸本。

浅川は、検察側の主張通りに時間で作ったカレーを岸本に出す。が、10分のカレーは具が固くてまずい。検察側の主張は無理があると考えられる。

岸本は浅川にもカレーを食べるようすすめるが、食べ物を受け付けられなくなっている浅川は躊躇。

しかし思い切って食べてみると、吐き気も出ずに食べられた。

岸本といると、食べられると知る浅川。

岸本は、正義のために動くのは気持ちいいと言うが、浅川には嘘っぽく聞こえた。

「いい人間になれば、いい声になれる。」と言うと、サッと表情を変えた岸本に、「岸本にも色々ある。」と感じ取る浅川だった。

 

後日。

斎藤(鈴木亮平)から呼び出しを受けた浅川。

斎藤は、事件当時の取材ノートを読み返して、事件の初期段階で重要視された目撃証言があったのを思い出した。

若いロン毛の男と被害者が、山のほうに歩いて行ったというもの。当時のニュース映像が残っていた。

警察もある段階までは若い男を捜査していたが、マスコミの報道で方針が変わったという。

浅川は、斎藤を自宅に招待。

家具がほとんどない部屋を見て、自分も断捨離されたのだと感じた斎藤。

しかし浅川は、自分が落ち目になったのはスキャンダルのせいではない。

スキャンダルで落ち込んでも、エース記者と結婚を機に退社できれば勝ちと思ってた。と当時の気持ちを告白した。

帰ろうとする斎藤の胸に、顔を寄せる浅川。

浅川が理解できず、戸惑う斎藤だった。

 

後日。

浅川は、若い男の目撃証言の映像を木村弁護士に見せた。

この男を真犯人と証明できれば逆転無罪になる。と息巻く木村。

最初にこの証言を報道しておきながら、松本さんのことが報道されれば、それしか騒がなくなったマスコミの無責任さに憤る。

マスコミを代表して謝る浅川。2008年に入社して上層部に掛け合い、3年目で報道番組のサブキャスターにしてもらった過去を笑顔で語る。

正しい報道をして、信頼されるキャスターを目指していたが、夢が叶えられないと悟ったという。

真実をどれだけ報道していたのか、苦しかった過去を思い出したのだった。

 

一方。

一人で八頭尾山の遺体発見現場を撮影していた岸本は、何かの気配を感じた。

真犯人ではないか?と怯える岸本を、軽くあしらう浅川。

そんな時、3人の死刑が執行されたニュースが流れたーーー。

 

…というお話でした。

 



浅川の変化

村井にセクハラパワハラ発言をされても、これまでは流して何も言い返さなかった浅川。

冤罪疑惑を追う!と決めたことで、村井にバンバン言い返していました。

1話で宣言していた通り、言葉をのみ込まず言えるようになってきました。

『フライデーボンボン』が、島流し的な位置の番組になってますが、これが浅川の影響で変わっていくのかな??

村井さんはこじれまくってる感じだから、なかなか特集やろう!とは言ってくれないかもしれないですね。

すごく暗かった1話の浅川が、元気に言葉を発してるのを見て安心しました。

 

あと、斎藤さんに対する思わせぶりな態度が気になった!

斎藤と結婚すれば勝ち。とか、計算高い考えを持っていたことを告白してはいましたけど、最後にそっと胸に頬を寄せた。のは見逃せなかったです!

もし計算で斎藤と付き合い出していたのだとしても、本当に好きだったのでは?

 

本音が漏れる斎藤、未練を匂わせる浅川

浅川に寄り添われ「なんなんや。」と戸惑う斎藤。

最高でした!!

何とも言えず、急に関西弁になる斎藤さん。

面白かったです。

1話を見る限りでは、浅川に未練がなさそうな感じだし、斎藤は官邸キャップだし、元恋人でも敵になる人だと思ってました。

が、2話を見ると浅川の方にも未練がありそうな感じ。

元付き合ってた者同士の、微妙な関係。

もしかして、この先変わってくる??

しかし!!

斎藤は女癖が悪いみたいだから、他にも付き合ってる人がいるかもしれない。

なーんかよくわからない関係になってきました。

 

岸本の過去

1話でもチラッと映っていた、岸本が怯えるケガをした手。

岸本の過去におそらくいじめがあって、加害者側に立っていたみたいです。

楽に生きて欲しい。というお母さんの願いは、小さい頃から叶えられてない様子。

お父さんとケガをした手が関係あると思ってたんですが、お父さんのことは一切出てこず。

関係ないのかもしれません。

 

チェリーさんとおじさん

1話の最後にあった、チェリーさんとおじさんの回想シーン。

これには私、感情移入して泣いてしまいました。

が、2話では、1話で出た回想シーンに音声が入って、より思い出がはっきりして、1話より泣けました。

おじさんに、誕生ケーキ買ってもらってたんですね…。

ちょうど私も誕生日が近かったから、泣いてしまったよ!!

帰ってくるのが遅いから、気をつけないと!なんて言葉。

変質者なら言わないよな~~。

おじさん、本当に助かって欲しい!!

まだ死刑執行はされないですよね?

木村弁護士の話で、死刑に現実味が帯びてきてとても怖いです。

 

真犯人の情報?

具体的に事件当時の動きが分かってきて、しかも別の目撃証言があったのをマスコミがなかったかのように扱ってきたのも分かってきました。

さらに、岸本が遺体発見現場を撮影している時に、何者かの視線がーー!

髪が長いように思いました。

真実に近づいていくのでしょうか?

岸本ももっとちゃんと、真相を追う覚悟が出来ればな~~。

でも、正しく生きればいい声になる。と聞いて真顔になってたし、正しく生きたい。と思う気持ちもあるんでしょう。

 

浅川は変わってきた。

岸本は???

 

早く次回が見たい!

 

以上、『エルピスー希望、あるいは災いー』2話を見たネタバレ感想でした。

 

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