2024年1月28日夜10時30分から、日本テレビ系列でドラマ『厨房のありす』2話が放送されました。
前回、1話の感想はこちら。↓↓↓
おもな登場人物
- 八重森ありす(門脇麦)…28歳。料理店「ありすのお勝手」の店長。自閉スペクトラム症(ASD)でコミュニケーションが苦手。正直すぎる言葉を言ってしまうため接客が出来ず、親友の和紗に接客をやってもらっている。3歳の頃から父・心護と二人で暮らす。有機化学者の心護の影響で化学が好きで、科学に関しては驚異的な記憶力がある。子供の頃から大学生の問題を解けるほど。化学式と化学変化で料理を理解し「料理は化学です。」と言うのが口癖。店にメニューはなく、お客さんの体調に合わせた料理を作って出す天才料理人。
- 三ッ沢和紗(前田敦子)…28歳。ありすの親友。『三ッ沢工務店』の娘で元ヤン。幼い頃からありすを守ってきた。2人の息子がおり、3人目の出産に合わせ、『ありすのお勝手』で自分に代わる接客担当のバイトを募集。新人の倖生にありすとの付き合い方を教える。
- 酒江倖生(永瀬廉)…24歳。『ありすのお勝手』に住み込み希望で接客バイトに応募してくる。1年ほどネットカフェで生活していて住所不定。不審者扱いされるが、ありすに気に入られ『ありすのお勝手』でバイトすることに。一方で、夜間に心護が勤める東名大学の清掃のバイトも掛け持ちしている。徐々にアリスの信頼を得ていくことになるが、実は店に来た目的があるよう…。
- 八重森心護(大森南朋)…51歳。ありすを男手ひとつで育てる未婚の父。東名大学で有機化学の教授。ゲイであることを公言し、同じくゲイの教え子の恋愛相談に乗る。娘のありすを愛情深く育て、心配し過ぎる部分がある。ありすには母は死んだと言っているが…。
- 三ッ沢定一郎(皆川猿時)…55歳。和紗の父で、『三ッ沢工務店』の社長。一流の大工で一本気。娘の和紗にありすを守ってやるよう言い聞かせる。孫に好かれたいゆえに甘やかせ、和紗に叱られている。最近腰痛がでてきた。
- 三ッ沢明希子(阿南敦子)…53歳。和紗の母。『三ッ沢工務店』専務。世話好きで、昔からありすたちを支えてきた。
- 三ッ沢金之助(大東駿介)….34歳。和紗の夫。愛妻家で子煩悩。義父・定一郎の工務店で働く腕のいい大工。腰痛の定一郎に代わって棟梁を務める。単純な性格で思ったことをすぐに口に出す性格。
- 三ッ沢虎之助(三浦綺羅)…和紗の長男。冷静。
- 三ッ沢銀之助(湯本晴)…和紗の二男。野菜嫌い。
<東名大学>
- 山口礼央(橘優輝)…22歳。心護の研究室にする学生。恋人栄太と同じゲイの心護に恋愛相談をする。
- 野村栄太(堀野内智)…22歳。心護の研究室の学生。マッチングアプリで知り合ったのが、同じ大学で専攻も同じだった。やきもち焼き。
- 松浦百花(大友花恋)…25歳。東名大学に出入りする稲城化成の営業担当。倖生の高校の時の同級生。清掃のバイトで大学にいた倖生と偶然会う。倖生に片思いしていた。
<ありすのお勝手>
- 柴埼明里(金澤美穂)…『ありすのお勝手』の常連客になる近所の会社員。メニューがなく、あっかんべーをさせる店に最初は不審がるが、自分の体に合った料理を出してもらい驚く。
- 白石雅美(伊藤麻実子)…『ありすのお勝手』の常連客。近所の歯科の歯科衛生士。
- 柏原優奈(新井郁)…和紗のママ友。息子のお受験で神経をすり減らしている。
- 三國谷優作(前原瑞樹)…28歳。『ありすのお勝手』に食材を納入する『スーパー三國谷』の店長。今は真面目に働いているが、昔はありすをイジメており、それをよく覚えているありすから嫌がられている。
<五條製薬>
- 五條蒔子(木村多江)…51歳。五條製薬のCEOの娘。研究開発担当取締役。新薬を作り出す創薬化学者。夫・誠士が次のCDOとなる予定。
- 五條道隆(北大路欣也)…74歳。五條製薬のCEO。蒔子の父。娘婿の誠士にCEOを譲って快調になる予定。ありすを孫と認めたくない様子。
- 五條誠士(萩原聖人)…52歳。蒔子の夫。もともとは蒔子と心護と同じ五條製薬の研究者だったが、蒔子の夫となってからは経営に携わっている。
2話のあらすじ
八重森ありす(門脇麦)のお店『ありすのお勝手』で、ホール係のバイトで働き出した酒江倖生(永瀬廉)。
ありすの父・八重森心護(大森南朋)から住み込みの許可も出て、ありす・心護父娘が住む住居スペースでの同居が始まった。
翌朝。
朝食の時間。ありすから倖生に、ご飯を食べる順番、曜日ごとに決まっている食器類、テーブルの拭き方、調味料の並べ方など、ありすのこだわりルールが次々と早口で伝えられる。
買い出しに出ると、今度は曜日ごとに通るルートの違いが伝えられ、頭がいっぱいになって来る倖生。
続けて、大きな道路に出た時に車のクラクションが連続して大きな音で鳴り響き、大きな音が苦手なありすが、道路に座り込み大混乱に陥る。
音が聞こえないよう、倖生が、両手でありすの耳をふさごうとしたが、それもまたありすのに苦手なことだったので、余計に混乱。
大暴れしたありすが、道行く人に次々とぶち当たり、迷惑をかけることになってしまった。
同居がはじまってすぐのトラブルに、三ッ沢和紗(前田敦子)からは、後ろからの接触というありすの苦手なことをした倖生が悪い。と言われる始末。
しかし和紗は、倖生がありすのことを思ってやってくれたことなのだということも、ちゃんとありすに言って聞かせるのだった。
営業が始まると、常連客の白石雅美(伊藤麻実子)、柏原優奈(新井郁)が、和紗に家族の愚痴を相談。
特に夫婦二人暮らしの雅美は、家事を分担している夫が、担当する家事をやってくれないとグチり、離婚しようかな、とまで口にする。
二人の話を聞いてたありすは、ストレスを吹き飛ばす牡蠣のクリーミーグラタンを調理。
完成した料理を目の前に、どうしてストレスに柿のクリーミーグラタンがいいのか、化学で説明を始めるありす。
ありすの化学の話も素直に真面目に聞く倖生だった。
一方。
大学で働く心護は、学生の礼央(橘優輝)や栄太(堀野内智)、出入り業者の百花(大友花恋)から、ありすと倖生、同居すると恋がはじまるのでは?と心配する声を聞く。
学生らの話を聞いて、だんだん心配になって来た心護。
帰宅後。
倖生にそれとなく話を聞くと、倖生からは、ありすからありす自身の色のルールの説明をたくさん受け、頭が混乱してるとのこと。
ASDの人が、色にこだわる傾向があると説明。幼い頃の方が大変だったという心護。
ありすと倖生がどうにかなるかもしれないことしか頭にない心護は、ありすから説明される情報量の多さに辟易する倖生の大変さには考えが及ばず。
ただただありすの心配しかしないのだった。
心護にフォローしてもらえない倖生は、ありすに嫌われてるのかもと和紗に相談。
和紗は、ありすは本当に信頼した人しか目を合わせない。信頼を得るには努力が必要。
小学生の時から100%ありすから信頼されてきた和紗は、ほかに寄り添ってくれる人が少ないありすの気持ち応えようとしてきたのだという。
「人と人とは信頼関係だよ。友達だって家族だって夫婦だってそうだしね。」
と、励ますのだった。
翌日。
今度は和紗が常連客の雅美に、夫の金之助(大東駿介)がキャバクラに行ったグチをこぼしていた。
雅美の夫もまた、担当する家事をしなかったと言って怒る雅美。
同居する相手のことが気になって仕方がない。雅美と和紗にとっては夫だが、ありすは倖生が自分のルールに従ってくれないのが気になって仕方がない。
帰宅後。
和紗が離婚するとそばに居てくれなくなるかもしれないことと、倖生がルールに従ってくれないことにいら立ったありす。
暴れて家を出て行き、和紗の家に泊まることに。
ありすは、自分のルールをどうしても倖生に押し付けてしまうイライラを話す。
和紗は、
「一緒に住むってことは、譲り合い。お互い嫌なところも含めてやってくってこと。」
とアドバイス。
翌日。
雅美の夫・敦(近藤公園)が、雅美が和紗に離婚をそそのかされたと怒鳴り込んでくる。
この夫の登場が、倖生とありすの同居にも影響を与えることになる。
ありすは、怒鳴り込んできた敦にも温かい料理を差し出すーーーーー。
夫が来た理由は?
倖生はありすから信頼を得ることができるのか??
…というお話でした。
心護!倖生くんにもっとフォローしてあげて
こだわりの多いありすと同居が始まった倖生くん。
ありすから、食器や服装、調味料の並べ方まで、細かいルールをたくさん説明されて頭がいっぱいになっていました。
お父さんの心護さん。
倖生から話を聞いて、小さい頃はもっと大変だったと言うのみで、ちゃんとフォローしてあげることも、ありすの代わりに先に教えることもせず。
ちょっとー。
長年ありすと暮らしてきて、大変さを知ってるなら事前にルールを教えておくとか、倖生さんにやってあげることあったでしょ?って思いました。
ありすと倖生が恋愛するかもしれないって、そんなまだまだ次の段階の話を先に心配して!
ズレてるな~~。と思いました。
ASDだからというよりも
ありすが決めていた食器や服や、歩くルートのルール。
ASDだからというよりも、自分が決めてるルールに同居人が従ってくれなくてイライラするってのは、あるある話ですよね。
服の畳み方、タオルの積み方、調味料の並べ方。
ありすが、ルールに従ってくれないと暴れるっていう極端な行動に出るから、困ったな。となりますが、私も夫が従ってくれなかったら、嫌味言ったり黙って直したり。
反応の仕方が違うだけで、ありすがこだわる気持ちはわかります。
化学の知識が天才的なありすだから、特別視するドラマになってますが、話自体はごくありふれた話。
他人同士が一緒に生活するのは難しい。…という話なので、とても理解しやすいです。
一緒に暮らすのは譲り合い?
キャバクラで遊んでいた金之助が許せなくて、イライラをぶつけていた和紗。
同じように自分のルールに従ってくれない倖生にイライラし、そんな自分のこだわりを押し付けていることに罪悪感を感じていたありす。
人と一緒に暮らすイライラをどうしたらいいのか?
和紗が
「一緒に住むってことは、譲り合い。お互い嫌なところも含めてやってくってこと。」
とアドバイスしていました。
本当、そうですよねえ。
ありすは、常連客の雅美さん夫婦のルールも聞いて、同居する倖生とルールを譲り合う決断をしていました。
自分のルールで通す範囲を決めて、それ以外は倖生のやり方でいいと。
うーん。
いい方向に向かったとは思うけど、それで本当に納得できるのかな?ありす。
平和になったように見えたけど、またいつか爆発すると思うな~~。
何かあったら、随時新ルールとして更新。
本当かな??
まぁ。
最後にちゃんと目を合わせていたから、倖生のことは信頼しているでしょう!!
よかった!
ありすのお母さん
先週も、テレビの記者会見で出てきた木村多江さん演じる五條蒔子さんを見て、「お母さん」 と言っていたありす。
2話では、家にあるアルバムにある写真を見て「お母さん」と言っていました。
ありすは、お母さんは死んだと嘘をつく心護に、本当の親じゃないのに育ててもらってる恩があるから嘘を信じたふりをしていると言ってました。
どういうこと??
蒔子さんの父はありすのことを「忘れろ!」と言ってました。
ちゃんと蒔子さん側でも、ありすの存在を分かってるみたいです。
なぜ、親子が離れ離れになった?
どうして心護がありすを育てている?
2話でも謎は謎のまま。
北大路井欣也さん演じるおじいさんは、ありすのことを認めてない感じでした。
父親に言われて、お母さんはありすを捨てたのかな?
なんとも嫌な気持ちになる五條製薬の人たちの会話でした。
次回は?
予告映像で「八重森君に戻って来てもらいたい。」という、蒔子さんの声がありました。
番組ホームページを見ると、心護は大学勤務の前に五條製薬にいた様子。
創ってる薬に何か問題があって、退職したとか?
ありすを育てているのにも、薬の研究が何かしら関わっているんでしょう!!!
ありすとお母さんも会えるようになるのかな?
ありすが作る優しい料理と、ありすを取り巻く謎が結びつかない!!
光と闇が同居してる感じが引き付けられる!!!
3話以降も楽しみです。
以上、『厨房のありす』2話を見たあらすじと感想でした。