2024年1月21日夜10時30分から、日本テレビ系列でドラマ『厨房のありす』の放送がはじまりました。
おもな登場人物
- 八重森ありす(門脇麦)…28歳。料理店「ありすのお勝手」の店長。自閉スペクトラム症(ASD)でコミュニケーションが苦手。正直すぎる言葉を言ってしまうため接客が出来ず、親友の和紗に接客をやってもらっている。3歳の頃から父・心護と二人で暮らす。有機化学者の心護の影響で化学が好きで、科学に関しては驚異的な記憶力がある。子供の頃から大学生の問題を解けるほど。化学式と化学変化で料理を理解し「料理は化学です。」と言うのが口癖。店にメニューはなく、お客さんの体調に合わせた料理を作って出す天才料理人。
- 三ッ沢和紗(前田敦子)…28歳。ありすの親友。『三ッ沢工務店』の娘で元ヤン。幼い頃からありすを守ってきた。2人の息子がおり、3人目の出産に合わせ、『ありすのお勝手』で自分に代わる接客担当のバイトを募集。新人の倖生にありすとの付き合い方を教える。
- 酒江倖生(永瀬廉)…24歳。『ありすのお勝手』に住み込み希望で接客バイトに応募してくる。1年ほどネットカフェで生活していて住所不定。不審者扱いされるが、ありすに気に入られ『ありすのお勝手』でバイトすることに。一方で、夜間に心護が勤める東名大学の清掃のバイトも掛け持ちしている。徐々にアリスの信頼を得ていくことになるが、実は店に来た目的があるよう…。
- 八重森心護(大森南朋)…51歳。ありすを男手ひとつで育てる未婚の父。東名大学で有機化学の教授。ゲイであることを公言し、同じくゲイの教え子の恋愛相談に乗る。娘のありすを愛情深く育て、心配し過ぎる部分がある。ありすには母は死んだと言っているが…。
- 三ッ沢定一郎(皆川猿時)…55歳。和紗の父で、『三ッ沢工務店』の社長。一流の大工で一本気。娘の和紗にありすを守ってやるよう言い聞かせる。孫に好かれたいゆえに甘やかせ、和紗に叱られている。最近腰痛がでてきた。
- 三ッ沢明希子(阿南敦子)…53歳。和紗の母。『三ッ沢工務店』専務。世話好きで、昔からありすたちを支えてきた。
- 三ッ沢金之助(大東駿介)….34歳。和紗の夫。愛妻家で子煩悩。義父・定一郎の工務店で働く腕のいい大工。腰痛の定一郎に代わって棟梁を務める。単純な性格で思ったことをすぐに口に出す性格。
- 三ッ沢虎之助(三浦綺羅)…和紗の長男。冷静。
- 三ッ沢銀之助(湯本晴)…和紗の二男。野菜嫌い。
<東名大学>
- 山口礼央(橘優輝)…22歳。心護の研究室にする学生。恋人栄太と同じゲイの心護に恋愛相談をする。
- 野村栄太(堀野内智)…22歳。心護の研究室の学生。マッチングアプリで知り合ったのが、同じ大学で専攻も同じだった。やきもち焼き。
- 松浦百花(大友花恋)…25歳。東名大学に出入りする稲城化成の営業担当。倖生の高校の時の同級生。清掃のバイトで大学にいた倖生と偶然会う。倖生に片思いしていた。
<ありすのお勝手>
- 柴埼明里(金澤美穂)…『ありすのお勝手』の常連客になる近所の会社員。メニューがなく、あっかんべーをさせる店に最初は不審がるが、自分の体に合った料理を出してもらい驚く。
- 白石雅美(伊藤麻実子)…『ありすのお勝手』の常連客。近所の歯科の歯科衛生士。
- 柏原優奈(新井郁)…和紗のママ友。息子のお受験で神経をすり減らしている。
- 三國谷優作(前原瑞樹)…28歳。『ありすのお勝手』に食材を納入する『スーパー三國谷』の店長。今は真面目に働いているが、昔はありすをイジメており、それをよく覚えているありすから嫌がられている。
<五條製薬>
- 五條蒔子(木村多江)…51歳。五條製薬のCEOの娘。研究開発担当取締役。新薬を作り出す創薬化学者。夫・誠士が次のCDOとなる予定。
- 五條道隆(北大路欣也)…74歳。五條製薬のCEO。蒔子の父。娘婿の誠士にCEOを譲って快調になる予定。
- 五條誠士(萩原聖人)…52歳。蒔子の夫。もともとは蒔子と心護と同じ五條製薬の研究者だったが、蒔子の夫となってからは経営に携わっている。
1話のあらすじ
住み込み可のバイト募集の貼り紙を見て、店に入った酒江倖生(永瀬廉)。
店の奥で一人作業をしていた八重森ありす(門脇麦)は、お客さんだと勘違いし、まだ開店前だと早口で告げる。
バイトの応募だと伝えたが、伝わっているのか分からず。
疲れもあって客席に座り込み、眠ってしまった。
目が覚めると食事が用意されており、今度は、出勤してきたホール係の三ッ沢和紗(前田敦子)から不審者扱いされる倖生。
履歴書も見せ、信じてもらえた。
和紗から、店長のありすが自閉スペクトラム症で、接し方についての注意点を早口で告げられる。
採用かどうか決めるのは、ありす次第だったが、ありすの料理を褒めたことで、気に入られめでたく採用となった。
早速ホール係として働き出した倖生。
ありすの店「ありすのお勝手」は、メニューはなし。
まずはお客さんから聞き取り。
ありすが得意とする化学をもとに、ひとりひとりの体調に合ったやさしい料理をその場で考え、提供するスタイル。
調理はありす。接客は和紗。と分担して店を回していた。
和紗は二人の子を持つ妊婦。
第3子出産を控え、新しくホール係を募集したのだ。
ありすのやり方に戸惑いながらも、バイトを終えた倖生は、もう一つのバイトである東名大学の清掃に向かう。
東名大学には、倖生の高校時代の同級生・松浦百花(大友花恋)が営業で来ており、偶然な再会に喜ぶ。
百花に背中を押され入った研究室には、ありすの父で、この大学の有機化学の教授・八重森心護(大森南朋)がいた。
心護は、ゲイであることを公にしており、同じくゲイの学生カップルの相談に乗っていた。
倖生は、心護から住み込みの許可をもらう話をなかなか切り出せず。
結果、帰宅する心護を黙ってずっと追いかけることになり、またまた不審者と疑われた。
帰宅したところで、ありすから説明を受け、事情を飲み込んだ心護。
倖生が料理をすると申し出て調理をしていたが、熱した油から火柱が上がってしまう。
突然の出来事に、幼い頃の恐怖がフラッシュバックし大混乱し暴れるありす。
ありすを寝かせたあと、倖生にありすが幼い時に母を事故で亡くしていて、覚えていないと話す心護。
その母に代わり、心護が引き取って育ててきた。
大変なことも多いが大切な娘だと話す心護。
倖生は、迷惑をかけた。と、その晩は住み込みの話をせずにネットカフェに帰って行った。
倖生が帰ってから、せっかくの夕食の時間を台無しにしてしまった、と泣いて心護に謝るありす。
「私のせいで、お父さんはいつも迷惑をしています。」
と言う。
心護は、幼かったありすと一緒に暮らすと決めてから、何も話さず笑顔を見せない。機嫌が悪くなってもどうして泣いてるのか?と悩んだことを思い出す。
ある日。
心護の大学の学生向けの問題を、ありすが簡単に解いてしまったことがあった。
スゴイとほめると、初めてありすが笑ってくれたのだ。
「ありすはいつも、人生で今が一番うれしいって思わせてくれて、その次にはその気持ちをさらに更新してくれる。」
と優しく話しているうち、ありすは眠っていた。
翌朝。
いつもように近所の皆さんに挨拶をしながら、ありすが出勤する心護を送っていると、倖生が会いに来てくれた。
公園で話すありすと倖生。
昨晩、ボヤを出してしまったことを謝る。
ありすは、油が熱されて発火する流れを、得意の化学の知識で早口で説明。
倖生は、両親がよく作ってくれていた揚げ物が作りたかったのだという。
カラッと揚がっていて外はサクサク。中はトロッとしている。
外からはコロッケにしか見えないが、中を開けるとハンバーグとトロっとした卵が出てくるものらしい。
倖生の話を聞いて、翌日の和紗の二男・銀之助(湯本晴)の誕生パーティーのために作る料理のヒントを得たありす。
そこからはもう、新しい料理のことで頭がいっぱい。
その日のお店の営業中にも、お客さんに作る料理と同時にずっと考えており、営業時間が終わったあとも、夜通し料理を作るのだった。
パーティーが進む中で、ありすのような「天才」と呼ばれる人と、銀之助のような「普通」の子を比較した話になる。
どうせ自分は「普通」だとすねる銀之助。
しかしありすは、
「普通は素晴らしいです。」
と言う。
ありす自身は、大きな音がしたり、注文したトマトが来なかっただけで動けない。
化学が出来ても、覚えたこと忘れなくても、お客さんから注文も取れない。
みんなに迷惑をかけてしまう。
和紗がいるからお店ができる。お父さんがいるから商店街を歩ける。
「私はたくさんのひとのおかげでようやく生きていけます。」
「普通はスゴイことです。普通の銀之助さんは素晴らしいんです。」
と、「普通」を褒めたたえるのだった。
野菜嫌いの銀之助のために、ありすが作った料理とは?
住み込み希望のバイト・倖生は、ネットカフェから出られるのか??
…というお話でした。
不審者・倖生くん
永瀬廉さん演じる住み込みバイト希望の倖生くん。
不審者でしたね~~。
バイト希望でお店に入って来たのに、ろくに説明もしないで店で居眠りしてしまうんですから!
まずありすに構えられ、和紗に強盗扱いされ、心護にストーカーと間違われ。
こんなに疑われるキャラいる?ってくらい不審者と疑われてました。
見た目がシュッとしてる分、ちゃんと喋って説明してくれないと、怖いですよね。
ひとりひとり疑われて、最後、男性の心護にまで警察に通報された時には、笑いました。
子供が大学の問題を解く?
幼い頃のありすが、大学生に出すような問題を解くシーンがありましたが、スゴイですね!
まだ問題文の意味も分からないだろうってくらい、幼い感じだったのに、それも飛び越して解いちゃうんですから。
ほかのことはうまくできなくても、化学のことだけはわかるって、どういうことなのか、全く想像がつかないです。
ドラマを見ていくうちに、ありすのことが理解できてくるようになるのかな?
永瀬廉さん演じる倖生が、唯一アリスと接するのが初めてのキャラ。
倖生と一緒に、ありすを理解していきたいな。と思います。
お母さんは生きてる?
ありすのお母さんは事故で亡くなって、代わりに心護がありすを引き取って育ててきた。
と倖生に説明していた父・心護。
しかし、木村多江さん演じる五條蒔子が、製薬会社の新薬を発表する記者会見をするテレビ画面を見て、ありすが
「お母さん!」
と言っていました。
亡くなったお母さんと似ているのか?
本当にお母さんで、心護が亡くなったと嘘をついているのか?
はたまたありすの勘違いで、お母さんにとてもよく似た別人か?
1話を見ただけではよく分かりませんでした。
蒔子さんには萩原聖人さん演じる夫もいたみたいだし。
人間関係ややこしそう……!!
ありすを中心としてハートフルなお話かと思いきや、人間関係の絡まりもありそうな感じ!!
ありすが「お母さん」と言ったテレビ画面を黙って消す心護の顔が怖かった!
どんな話が潜んでるの?
色んな視点で見られるドラマになるのかも!!
単純なものじゃなさそうで、ゾクッとします。
同居がはじまる!
ありすに向き合ったことで、心護から住み込みを許可された倖生。
2話からは、ありす、心護、倖生の3人の同居生活がはじまるようです。
ずっと分かってくれる人との同居だったありすが、倖生という新しく同居する人とうまくやっていけるのか?
そして、どこに行っても不審者扱いされて、ネットカフェで暮らしてきた倖生も、ちゃんと人と同居することができるのか?
ありすと倖生の成長を見守っていきたいと思います。
予告で出てきた料理もおいしそうだったし、2話からが楽しみです。
以上、『厨房のありす』1話を見たあらすじと感想でした。