ぴえーるのテレビブログ

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繁殖行動をしなくても、働きアリは、後世に遺伝子を繋げるという自分たちの願いを叶えているんです(僕らは奇跡でできているSPECIAL BOOK)より

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毎週火曜夜9時から放送中の「僕らは奇跡でできている」のSPECIAL BOOKを12月4日に買いました。

高橋一生の写真集か?

この本が番組最後に宣伝されていたのを観て、すぐ欲しい!と思いました。この本をパラパラっとめくって最初の印象は、「高橋一生さんの写真集か?」と思いました。

はじめ10数ページは、高橋一生さんが劇中の衣装を着て、撮影の合間に撮られた感じの写真が大きく載っていました。

高橋さんの笑顔がたくさん載っていて、高橋さんファンにはたまらないんじゃないでしょうか?と思いました。

 

一輝を演じる高橋さんへのインタビュー

本では、他に高橋一生さんへのロングインタビューがありました。

私は、そのなかで気になった話がありました。

初回の「ウサギとカメ」の話。「ウサギはカメを見下すために走る」という解釈を、ウサギが能力が高いから見下すのは当然、と思いがちだが、一輝にはその概念がない。というところが高橋さん自身もなかなか腑に落ちなかったらしいです。

「カメはカメで素晴らしくて、ウサギはウサギで、能力を持っているから見下すのは仕方ないし、それもそれで素晴らしいことだ」というのが一輝の考え。

しかし、高橋さんにとって「やっていくうちに気付いていくことのできた部分」だったそうです。

確かに、ドラマが始まって、私も一輝の解釈がなかなか理解出来なくて、へりくつだと感じてました。

しかし演じる高橋さん自身も最初は、腑に落ちてなかったんだと知って、なんか嬉しかったです。

「否定・肯定がなくなってきていて、「皆、素晴らしいじゃないですか」という感じになってきている。僕は相当、一輝に救われているんだと思います。」とおっしゃってました。

 

このドラマで、今までの考えをひっくり返されたような感覚になったのは、視聴者である私と、演じてる高橋さんも同じだったんだと思いました。

 

ただ、一つ気になったのは、高橋さんがおそらく丁寧に詳しく説明しようとしてて、文字にして読むのは難しい部分がありました。

でも何回も読み返すうち、どんどんしみ込んできました。

 

生き物図鑑

一輝は毎回授業で、独自の視点で生き物の解説をしています。

私のこのブログでは、授業の部分は取り上げていないので、私自身は内容も少し忘れかけてしまっていました。


この本では「生き物図鑑」として、授業で取り上げられた動物のコーナーがあります。

私は、ジャイアントパンダの授業が印象に残っています。「パンダが生き残れたのは、自分の弱さを受け入れて高地に逃げたことに始まり…」という言葉です。

弱さを受け入れることで生きる道を見つけられたってことですよね?

なるほどなぁ、とドラマを観ている時も感心してました。あとでこうして本で改めて文字になったものを読むと、二度楽しめていいです。


そのほか、アリの話で「繁殖行動をしなくても、働きアリは、後世に遺伝子を繋げるという自分たちの願いを叶えているんです」という言葉と解説が載っていました。

私は、アリのメスたちと私自身とを重ね、感動しました。

そういうやり方も遺伝子を繋げるという願いを叶えることになるのか~と思いました。

子供のいるきょうだいに嫉妬するんじゃなくて、その子どもが生まれたことも自分の遺伝子を残してることになるのか~と思い、姪と、その子を誕生させてくれたきょうだいを大事にしないとなぁ、と思いました。


私にとって気になったのは、パンダとアリですが、トラやチンパンジーなど、他にもドラマで取り上げられた動物も載ってます。

「生き物図鑑」のコーナーは、読み込んでしまいました。

ドラマの授業風景で観ていて、気になっていたけど忘れていた動物のことを思い出すのによかったです。

 

制作秘話

あとはドラマの第1話~6話までのストーリーガイドとか、主要人物紹介と相関図など、公式HPにもある情報も写真入りであります。

 

その他、製作スタッフさんたちのお話など興味深い内容がありました。

 

このドラマは、一輝の言葉には説明が欲しいなと思う部分が多かったので、演じる高橋さん自身も観てるこちらと同じ感覚だったと知れて面白かったです。

観てる側も出てる側も一緒に、このドラマを見守ってるような気がしました。

 

今はドラマがまだ放送されているので、寂しくはないですけど、放送が終わってからこの本を読んで、懐かしめるんだろうなと思ってます。

何より、高橋一生さんの写真が多いので、写真も大きいし、ファンの方必見の1冊だと思います。

 

以上、「僕らは奇跡でできている SPECIAL BOOK」を読んだ感想でした。