毎週土曜夜10時から放送中の柴崎コウさん主演ドラマ『35歳の少女』。
11月21日に第7話が放送されました。
第6話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
時岡望美:柴咲コウさん…1995年。10歳当時の夢はアナウンサー。自転車の事故で意識不明となり25年後35歳で目覚めた。心は10歳のままで、35歳の自分を悪夢だと思う。初恋の相手・結人がすっかりやさぐれたおじさんになってるのを目の当たりにしショックで大泣きする。
時岡多恵:鈴木保奈美さん…望美の母。望美が目覚めると信じ、手足のリハビリを欠かさずやってきた。望美が意識不明となった5年後に夫・今村信次と離婚。30歳となった望美の妹の愛美と別に暮らしている。
時岡愛美:橋本愛さん…望美の妹。意識不明となった姉のにつきっきりで看病をする母に相手にされず寂しく育った。同じ職場の同僚・相沢を部下の林田に取られ失恋。
今村信次:田中哲司さん…望美の父。離婚して今は昔からの知り合いだった加奈と再婚。引きこもってる加奈の息子・達也との関係に悩んでる。
今村加奈:富田靖子さん…信次の現在の妻。嫉妬深い。引きこもりの息子・達也にビクビクする毎日。
今村達也:竜星涼さん…信次の義理の息子。引きこもり。
広瀬結人:坂口健太郎さん…望美の初恋の相手。望美に『モモ』を貸していた。望美に勉強を教え「教え方が上手。先生になったら?」と言われ、一度は教師になるものの今は辞め、代行業をやっている。再会した望美が10歳の少女のままで戸惑う。
相沢秀男:細田善彦さん…愛美の同僚。元彼。
林田藤子:大友花恋さん…愛美の部下。
お母さんの予言
アナウンサーになるという夢は破れたけど、結人くんに優しい言葉をかけられ「私にはこの人がいる。それだけでいい。」と思い立ち直った望美。
喫茶店の面接を受けて採用され働くことになり、接客も褒められ、生活は順調に進んでいました。
けど、お母さんが働く職場までやって来て「あなたは焦っている。身も心も35歳になったから。そんなことしても、いいことなんて一つもないわよ。結人君が今のあなたと結婚するとは思えないし。結人君はもうすぐ、あなたの気持ちを受け止めきれなくなる。あなたが重荷になる。」と予言じみたことを言われ、大反発。
全力で否定するものの、お母さんの予言通りに事が進んでいっていました。
いつも思うんですけど、このお母さんはなんでこんなに望美の事言い当てることが出来るんでしょうか?
気味悪いぐらいです。
こんな言い方をするから、望美に反発されてもし結人君と別れてもお母さんのところには戻らないってなってました。
最初は、25年もずっと望美を思って介護してきて、愛がないと出来ないしスゴイなって思ってましたけど、こんなコワイ態度でいたら、家族は逃げていきますよね…。
こんなお母さんだったら、逃げ出したくなってきますよね。
隙がなさすぎる!
でも愛美もお父さんも、なんでかこのお母さんのことを引きずって、反発しながらも愛されたい感じ。
25年一生懸命望美に尽くすのを見て、自分もそうやって愛されたいって思うのかな?
いびつな家族の関係です。
愛美ちゃん大暴れ
デザイナーになるために就職活動を頑張ってる愛美ちゃん。
就職活動してる最中に、元カレと彼女に結婚式の招待状をもらって大激怒!!
結婚相手をさがしにマッチングパーティーに参加。
けど結局お酒を飲んで、お見合い相手に悪態ついて大暴れ!
スタッフの人に追い出されて、お母さんの家に連れて帰られていました。
愛美ちゃんも酔っぱらってお母さんを呼び出すなんて、彼氏よりも何よりも、本当にお母さんが好きなんだな、と思いました。
望美が家を出て行って一人になったお母さんのところに戻りたいけど「うちに帰ってきたら?仕事も見つからないし、お金もないんでしょ?」と先に言われて、頭にきて拒否。
そんなに頭にくるような言い方してなかったように思ったんですけど、なんでこんなに反抗するんだろう?
自分から「帰ってきてあげるよ。」って先に言いたかった?
向こうから提案されたこと自体にムカつくのかな?
愛美ちゃんのこじらせも、最初はかわいいと思ってましたけど、もういい加減、愛美ちゃんのこじらせは見飽きてきました。
バイトをクビになる望美
バイト先で、外国人の従業員仲間さんと仲良くなった望美。
お客さんに言われた「おてもと」の意味が分からなくて、困っていた外国人の仲間に、クレームを言いまくるお客さん。
店長がクレームをただただ受け入れて謝る姿に激怒した望美が、正論を言ってお客さんを言い負かしてクビになっていました。
身も心も35歳になったはずなのに、空気を読むということだけは10歳のまま絶対にしない望美です。
小学生でも言い過ぎたぐらいは分かるはずですけど、このドラマは頑なに正しいことを言わせようとしますよね~。
店長がとりあえずその場を収めようとしてるだけなのに、火に油注ぐ結果になるとか、まだまだ考えられない望美。
見ててスッキリするどころかハラハラしました。
いいこと言ってるんですけど、店長批判までしたのは良くなかった。
これも働いて社会でドーンと失敗しないと分からないことだから、成長する段階の一つとしていい勉強になったのでは?
店長も辞めさせるまでしなくてもいいのでは?なんか一回でクビ切るのはかわいそうだなと思いました。
でももう35か。挽回のチャンスはもらえないか…。
結人君の両親
結人君との結婚を意識し出した望美の希望で、結人君の両親に会いに結人君の実家へ。
お父さんは脳出血を起こして左腕が不自由になり、家で介護され、お母さんは長年の女遊びに恨みを今晴らそうと、お父さんが倒れたのを機に、お金を使いまくって遊んでいました。
今まで結人君の親の話が出てこなくて、出てきたと思ったらとんでもない家庭環境。
両親は不仲で、同じ家にいるのにヘルパーさんを通じて会話をするような最悪な家庭。
これじゃ、結人君も家を出るわけだ!
喧嘩しながらお金のために同居を続けてるくらいなら、まだ望みの両親のように離婚して離れて暮らしてる方がまだマシだと思います。
こんなご両親のもとで育ちながら、優しく育つなんて、奇跡だと思いました。
みんなが無駄にした時間私にちょうだい
望美も愛美も家に戻らないから、1人で済むには大きすぎるから家を売ると言い出したお母さん。
お父さんは話を聞いて、望美と愛美の帰ってこれる家がなくなると激怒。
愛美は自分のせいにして、お父さんが自分の建てた家を他人に渡したくないだけだと言い返す。そして望美が家を出て行ったから、生きてる理由が分からなくなっただけじゃないか?とお母さんにも詰め寄ってました。
望美は、家族の話を聞いてうんざり。
愛美には、お母さんの愛情を取られたと言ってるけど、自分と代わってみる?愛美は中学高校大学と青春の思い出を持ってるじゃないか?25年両親が年取るのを見てこられたじゃないか?
お父さんには、いつまでも未練たらしく昔の写真持ってないで、未来を見たら?
お母さんには、25年看護してくれたのはありがたいけど、どうしてもっとお父さんや愛美の気持ちを分かろうとしなかったのか?もっと泣いたり甘えたりしたら、二人ともたすけてくれたはずなのに!
と3人それぞれの25年を指摘。
「みんなが無駄にした時間、私にちょうだい。」と言い放ってました。
これは強烈でした!
25年もあったのに、向き合うこともしないで人のせいにして何やってんだよ!ってパンチ食らったみたいでした。
普通に生きていても、時間が止まってるみたいな人たち。
寝てもないのに、寝てるように過ごしてしまった人たち。
眠ってた人間からしたら、無駄にしてるって思ってもおかしくない。
25年前の家庭はあんなに温かかったのに、なんでここまで変わってしまったのか、「無駄にした時間」って言葉を聞いて、改めて思いました。
どうして?
このドラマ、見てるこっちもしんどくなりますね。
生きててよかった!から始まったのに、時が動き出したらどんどん苦しくなってくるなんて!
しんどいドラマです。
結人君と仲違い
望美が結婚したいと言うから、結婚を見据えて自分の考えとは違う学校の方針だけど、受け入れて就職する事になった結人君。
どこまでも望美のことを考えてくれてます。
でも、望美は自分を言い訳にしてやりたいことをやらない結人君に「お願いだから結人君だけは変わらないでいてよ。」と懇願。
このシーン見て何を勝手な!と思いました。
自分だって、アナウンサー無理だから諦めたのに!
仕事し始めたって、すぐにクビになってくるくせに!
何を結人君に全部背負わせようとするのかな?
それで今度は「自分の為だけに生きていく。」と言って、結人君が止めるのも聞かず、家出。
これはないでしょ?
どうするの?
結人君また自分のせいだと思って、望美をさがすんだろうなぁ…。
望美が焦る気持ちはよく分かるけど、分かってくれないって相手にキレる気持ちも分かるけど、しんどいなぁ…。
何も持ってないし。これからが心配過ぎる!!!
先が知りたいような知りたくないような…。
この出口の見えないような話を、どう終わらせるのかが分からない!
予告で望美が「私たちは、さよならを言うために出会ったの。」と言ったのが謎!
人間が急に成長するのは、体と心に負担がかかり過ぎてどっか無理が出てくるのかな?
あと、予告で結人君と望美の結婚式のシーンが出てましたけど、これは妄想でしょう!
どんな話になるのか、予告を見る限り分かりません!!
これはちゃんと見なければ!
以上、『35歳の少女』第7話の感想でした。
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