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シッコウ!!~犬と私と執行官~ 6話ネタバレ感想 自分に非がない債務者の心を救う!ひかりと栗橋

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2023年8月15日火曜夜9時からテレビ朝日系で、ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』6話が放送されました。

ネタバレ感想を書いていきます。

www.tv-asahi.co.jp

前回、第5話の感想はこちら。↓↓↓

 

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おもな登場人物

  • 吉野ひかり(伊藤沙莉)…地元の信金で事務をしていた。家を出て行った父が残した犬が他界。母が旅に出たことをきっかけに、元来の犬に好かれる体質から、通信教育でシニア動物介護の資格を取って転職を決意し、ペットサロンに就職。自宅アパートの隣人の退去執行業務をしていた小原と第一印象の悪い出会いをしたのち、ペットサロン経営者の上野原に夜逃げされ無職に。二度と会うと思っていなかった小原と再会。強引に執行補助者にスカウトされる。新しい仕事が決まるまで由比の保護動物カフェで働きながら、家賃の為執行補助を引き受ける。執行補助を何件か務めて、人間の極限状態にふれて、心がざわざわと揺さぶられる。執行の仕事が男性ばかりで女性が少ないことを知り、また胸をざわつかせる。長窪にスカウトされたことで、犬担当だけでなく運送担当としても小原の執行についていくことになる。

<<執行官室の面々>>

  • 小原樹(織田裕二)…裁判所の執行官。家賃滞納で強制退去の執行に向かったアパートで、ひかりと出会う。犬嫌い。淡々と執行業務をしているかに見えるが、ひかりの感覚に触れるとブレしてしまう面がある。経営者に夜逃げされ無職となったひかりの、犬に好かれる才能を買い、執行補助者にスカウトする。執行補助者を続け落ち込んでしまったひかりに、執行の仕事への思いを熱く語る。
  • 栗橋祐介(中島健人)…元銀行員の執行官室の事務員。3度司法試験を受けている浪人生。執行官たちに執行を振り分ける役目をしている。執行官を送り出す時、ベルを鳴らし「無事の落着を。」と言う。ひかりのアパートの隣室に引っ越してきた。気軽にひかりと話すマッチョな長窪にライバル心を抱く。web3.0系を専門で取り扱う弁護士を目指しているが、執行官の事務官として求められる今に迷っている。
  • 日野純二(勝村政信)…執行官室の室長。裁判所の元書記官
  • 渋川万亀夫(渡辺いっけい)…ベテラン執行官。国税局の元徴収職員
  • 間々田稔(菅原大吉)…最年長執行官。

<<執行に関わる人たち>>

  • 砥沢譲吉(六角精児)…鍵屋の執行補助者。執行官についていき開錠を担当。開錠の際「アンロック完了!」と毎回言う。新たに補助者に加わったひかりに対して、自らをLST、LochSmiehTozawaと名乗りカッコつける。
  • 長窪桂十郎(笠松将)運送業者の執行補助者。執行の際の荷物の運び出しを担当。管理する。そつなく業務をこなすかに見えて実は子供にやさしいところがある。犬担当のひかりの手際の良さと度胸あるところを買って、運送担当にもスカウトする。
  • 須賀川(モロ師岡)…執行の立会人。執行人が行き過ぎないか中立の立場で見る。喫茶「納税」のマスター。
  • 奈良井司(皆藤空良)…長窪の部下。長窪とともに執行で荷物運びを担当する執行補助者。

<<ひかりに関わる人たち>>

  • 由比千尋(ファーストサマーウイカ)…保護動物カフェ店長。動物を物扱いする人たちを見ると目の色を変えて激怒する。
  • 上野原美鶴(板谷由夏)…ひかりが就職したペットサロン&ホテルの店長。雑誌に取り上げられるような経営者。執行官の小原に返済を約束しながら夜逃げし、再びペット業界に戻ろうとネット上で活動を始める。
  • 三戸夏奈(駒井蓮)…ひかりの親友。動物看護師。ひかりがおしゃれなペットホテルに就職したことと安い物件が借りられたことに喜んでいるのを、信用できないと忠告する。世の中を冷めた目で見ている。
  • 青柳昌代(宮崎美子)…ひかりが住むアパートの大家。優しいが、家賃滞納をして裁判で退去を命じられても出て行かない入居者に対して裁判を起こす。ひかりにアパートはペット禁止と強く言う。
  • 鵜沼雪乃(中川紅葉)…腕がいいトリマー。

 

長窪「付き合ってほしい」の意味は?

前回・5話の終わり。

保護カフェで働くひかり(伊藤沙莉)の手を引き、「付き合ってほしい。」と連れ出した長窪(笠松将)。

急なドラマティック展開に、萌える由比店長(ファーストサマーウイカ)。慌てる栗橋(中島健人)。

でも長窪さんがひかりを引っ張り出したのは、母親・頼子(千葉雅子)からの再三の見合いの勧めを断るのに、ひかりに恋人のふりをする嘘に付き合ってもらうため。

ベタな展開。嘘から出たまこと的な感じで恋愛に発展か?と期待したのですが、その母親が、「結婚相手は神様が選ぶの。」と発言。

2人を追いかけてきた栗橋が「きちんと仕事をしている。執行官に頼られて優秀。」と長窪を擁護。

ひかりも「私たちはもう大人。幸せになろうが不幸になろうが、毛自分で決めていいんじゃ?」と、何も言えない長窪に代わって母に意見を言っていました。

 

ひかりと栗橋さん、いいひと~~!

付き合ってほしい。なんてストレートな物言い。

言われたらドキッとして嬉しくなる展開だと思ったのにな~~。

 

長窪のひみつ

長窪さんがお母さんに強く言えなかったのは、両親が離婚して離れて暮らしていて、久しぶりに会う関係だったから。

なんで離婚に至ったかというと、家のお金を母が宗教につぎこんでいたため。

父がちゃんと働いているようなのに、貧乏な暮らしをした事に小さい頃から疑問を持っていた長窪。

何で自分だけと思って育ったが、自分で働くようになってお金を得て、執行補助で色んな人を見てくると、自分だけじゃないと気持ちが安定してきたのだとか。

これまで執行補助をしてきた時に小さい子供に優しかったのも、幼い時のあまり構ってもらえなかった自分自身と重ねて見ていたから??

長窪の事情が分かった6話。

ひかりの包み込むような優しさを敏感に感じ取れたのは、自分自身が小さい時の大人に気づいてほしかった願望があったからなのかも。

 

しっかし!

お母さん強烈なキャラです。

宗教かぁ…。

 

父に振り回される子ども

今回の小原の執行の相手は、息子に勝手に住んでいたマンションを抵当に入れられ、立ち退かなければならなくなった佐久山(でんでん)。

そのマンションが競売にかけられ、マンションを買った鶴瀬(宮崎秋人)から明け渡しの執行をお願いされたのだ。

佐久山は、孫の真琴(毎田暖乃)と柴犬のチュウタローの3人暮らし。

小学生の真琴は、父の借金で両親が別れることになり、父と祖父・佐久山のマンションに転がり込んできた。

実母だと思っていた母は継母で、弟だけを連れて出て行ったことに傷つきながらも、納得した部分もあったらしい。

 

ーーうーん、もし実母でも弟の方をかわいがる傾向はあると思うけどな…。女親は女の子どもに厳しいと思う。

 

犬担当として、引き渡し期日の催告に同行してきたひかりにだけ、事情を話す真琴ちゃん。

周りの友達になかなか言えずに、ひかりに話してスッキリしたと言ってました。

 

わかるな~~。

特殊な事情を抱えてると、どうせ理解してもらえんだろうな。と話す気も失せますよね。

 

ひかりも父が家を出て行った幼少期を話して、グッと真琴ちゃんと距離が近付く。

真琴ちゃんも遠慮なく自分の家の事情を話せて楽になっていました。

 

ーーこうやって話せる人がいるっていいですよね。

ひかりが執行補助につくことで、小原だけでは受け止めきれない債務者の納得できない心情の受け皿になってくれて。

いいコンビネーションになってきました。

 

知らぬ間に債務者になることもあるんだ

今回の債務者は気の毒でした。

教師として真面目に働いてきて、夫婦でコツコツ積み上げてきた貯金でマンションを買って。

贅沢もせず身の丈に合った生活をしてきたはずなのに、息子が勝手に借金をして抵当に入れて、追い出される羽目になってしまうんだもの。

これまでの執行の話は、債務者本人がした借金の話だったので、色々事情がありながらも自分で使ったお金なんだから仕方ない。と思う部分があったけど、今回は違う。

納得できずに暴れまわる気持ちも分かる!

こんな事情でも、明け渡し命令が出てれば出て行かないといけないの??

今回ばかりは、債務者の気持ちに完全に感情移入しました。

息子も、父親と娘を置いてよく出て行くなぁ・・信じられない。

 

佐久山さん、ひどい目に遭ってるのに、お孫さんが困らないように勉強を教えたり、いつか来る生理の、生理用品を事前に買っておいてあげたり。

男の人でなかなか気づいてあげられないよ!

愛情深い人物で、とても好感が持てた。

やってることは執行官を困らせることではあったけど。

 

それでも、何も事情を知らずにマンションを買って元の所有者が出て行かずに困っている若い夫婦のために。執行は行われる。

改めて考えて、執行って非情だ。と思いました。

 

栗橋さん大活躍!

明け渡しの執行期日のその日になってもまだ出て行かず。

執行官室にまで行って、猛抗議をする佐久山さん。

でも、もっと困ってるのはマンションを買ったのに住めずにいる鶴瀬夫婦。

奥さんのお腹には赤ちゃんがいて、不安でどうしようもない状態。

債権者のご夫婦がいちばんかわいそう。

そんなことを真っ向から言ったのが…。

普段は大人しく、クールな栗橋さんでした。

 

栗橋さんも、いいキャラになって来たな~~。

栗橋の、鶴瀬夫婦を守りたい一心の気持ちを受けて、逆上しながらも納得した佐久山さん。

いいシーンでした。

栗橋はただ怒りをぶつけただけでなく、元教師の佐久山らしい、放課後の無料塾のボランティアまで佐久山さんに紹介していました。

冒頭からの佐久山さんの怒りがすさまじすぎてどうなるかと思いましたが、ちゃんと債務者の心が救われてよかったです。

今回は、栗橋さんの活躍にびっくり!

ひかりも言っていたけど、司法試験に受かったらいい弁護士さんになりそうだ。

 

ひかりが小原に頼みごと

今回の執行も無事解決して、ひかりが小原に何やらお願いしようとしていました。

「小原さんに…ほ…。」と何か言いかけて終わり!!

 

補助者にしてほしい!と頼むのかな?

いや、もう既に補助者か。

何を頼もうとしているのか気になる!!!

 

すっかり親友の小原とひかり。

次回も楽しみに待ちたいと思います。

 

以上、『シッコウ!!~犬と私と執行官~』6話を見たネタバレ感想でした。

 

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