毎週木曜夜9時からテレビ朝日系列で放送中の木曜ドラマ『七人の秘書』。
11月5日に第3話が放送されました。
おもな登場人物
- 望月千代:木村文乃さん…東都銀行の常務秘書。兄が営むラーメン屋で働きながら、銀座のホステスとして働きナンバーワンになる。しかし不景気でラーメン店が潰れ、兄は失踪。兄の親友だった司法書士・萬と再会。萬が買い戻した兄のラーメン屋の2階で暮らす。
- 萬敬太郎:江口洋介さん…ラーメン屋「萬」の店主。兼業で司法書士。わずかな報酬で、5人の秘書と五月と一緒に、人助けをする影の秘書軍団の元締め。政治家の秘書だった過去がある。
- 鰐淵五月:室井滋さん…家政婦。元政治家の秘書。
- 照井七菜:広瀬アリスさん…東都銀行頭取秘書。東都銀行の正社員。秘書になりたくてなったわけではなく、怒られてばかりいる。頭取に気に入られ、スイートルームで二人きりで会っていた時に頭取が急死。秘書軍団と初めて会う。
- 朴四朗(パクサラン):シム・ウンギョンさん…慶西大学病院病院長秘書。母が韓国人、父が日本人。医師を目指して諦めた過去がある。ハッキング技術があり、秘書たちの後方支援をする。
- 長谷不二子:菜々緒さん…警視庁警務部長秘書。男性に強い嫌悪感ある様子。
- 風間三和:大島優子さん…東京都知事秘書。ホテルオーナーの令嬢で語学堪能。
- 粟田口十三:岸辺一徳さん…財務大臣。萬となにやら因縁がありそう…。
- 千代の兄:マキタスポーツさん
- 黒木瞬介:坂口拓さん…七菜に近づいてきた雑誌の記者。一原頭取の死について追いかけてる。
第3話のあらすじ
サランは、院長秘書を務める慶西大学病院の内科の医師・青井慎之助(福山翔大さん)の論文の添削をしたり、頼りにされていた。
その青井の上司であり、次の内科部長と目されている三好麻里(松本若菜さん)が、患者から金銭を受け取ったとして、西尾院長(大和田伸也さん)は謹慎を命じた。
三好には身に覚えのない話だったが、患者から強引に渡されたお菓子の中に現金が入っていたのだ。
一方、東都銀行の頭取秘書の七菜が、頭取が通院する慶西大学病院で順番取りをすることになり、担当医の三好が突然謹慎になったと知らされる。
三好が金銭を受け取るはずがないと考えた七菜は、誰かが三好をおとしめようとしてるのでは?という説を千代に話しながら「萬」に着くと、既に三好がサランと一緒に「萬」に来ていた。
しかも他の秘書たちも来店中。
三好は、慶西大学医学部卒でない自分が立場が弱いのは仕方がないという。
次の内科部長候補である三好を邪魔しようとする誰かがやったことでは?と推測する鰐淵。
院長室で謹慎が言い渡される一部始終を見ていたサランは、三好が「はめられた。」と話し、自分が院長の指示でお金が入っていた菓子折りを発注したと明かす。
秘書たちの推測通り、これは院長の息子・西尾直哉(忍成修吾さん)が内科部長になるために邪魔な三好を排除した院長の策略だった。
「病院を辞めます。」という三好に「ダメです。」と強く言うサラン。ダメなボスがいるからと病院を辞めたら、困る患者が沢山いると言う。
サランもかつて医師を目指していたことがあり、三好はあこがれの存在。許せないのだ。
秘書たちは許せないと口々に言い、最後に萬が「ここからは引き取らせてもらおうか。」と言うのだった。
スポーツジムで作戦を練る秘書たち。
サランによると院長の弱みはなし。三和が、息子の直哉が夜の街に入り浸ってるのに目をつけ、出会い系で引っかけた。
サランは顔が知られてるので、三和、千代、不二子、七菜と、直哉が連れてきた3人の医師と4対4の合コンを開くことになった。
直哉は千代のワインの継ぎ方にプロを感じ「銀座で会ったことない?」と尋ねたが、うまく流す千代。
話は次期内科部長になる直哉の話に及んだが、なかなか話そうとしない直哉。
千代が「私たちは秘書です。秘密は墓場まで持って行きます。」と言っても、話さなかった。
七菜が医師の伊澤に部屋で襲われ、助けに入った不二子が蹴りを入れてしまうのだった。
同じ頃。料亭で財務大臣・粟田口と厚労大臣・佐山らと会食をしていた院長の会話を、サランと萬が盗聴していた。
しかし院長の弱みにつながるような話は聞けず。
途中で男が入ってきて、出口で張っていたサランが男を写真に収める。
不二子が部長秘書の立場を利用して、その写真の人物が何者か警察のデータベースで調べてもらった。
翌日。
院長秘書であるサランに、昨夜の領収書を持ってきた直哉。
同席した人の名前を書くように言うサランに「俺医者だよ、人の命救ってんだよ。お前なんだよ?秘書だろ?文句があるならまともな日本語しゃべってからにしろよ。」と恫喝した。
さらに患者の急変に対応しない直哉の態度を見て、階段から突き落とそうとしたサラン。
直前で不二子が現れて止めたが、怒りに震えるのだった。
不二子が、料亭に現れた男が、橋口医学進英予備校の校長だと掴んだ。医大専門の予備校だ。
院長と予備校の校長との黒いつながりがないか?サランは院長の机の引き出しをさぐる。
一方で雀荘に入り浸っていた鰐淵が、ある人物との接触に成功。
秘書軍団は、院長親子を懲らしめる材料を集めることが出来たのかーーー?!
…というお話でした。
サランの怒り
3話の話で印象的だったのが、サランの怒りでした。
医者になりたかったけどなれなかったサラン。
曲がりなりにも医者になってる院長の息子がとんでもないボンクラで、しかも尊敬する三好先生を追い出した!
それも、お金の入った菓子折りをサランに発注させるなんて人をナメ切ってます!
秘書だから黙ってるだろうって??
知らぬうちに三好先生をおとしめることに加担してしまったサランが、なんとか三好先生を助けたいと動く姿に心打たれました。
忍成修吾さん憎まれっ子の役がうまい
今回、院長のバカボンとして登場した忍成修吾さん演じる直哉。
お父さんは、院長に慣れて医師会の会長になる話まで出てくるぐらいだから、本当に優秀な人なんでしょうけど、この息子がアホ過ぎました。
自分がモテるとか勘違いして女の人と遊びまくって、気色悪い!
忍成修吾さんという憎まれ役が上手な方が演じてるから、余計に腹が立ちました!
本当にこういう医者いそう!と思いました。
ドラマの中では、一番のプライドの元であった一流大学卒の学歴も、親が用意してくれてたもので、本当に哀れでした。
話はそれますが、私は医者じゃなくて、歯医者の息子で自らも歯医者になったこういう勘違い男を見たことがあります。
学歴はそう高くない大学卒の人でしたが、患者さんで美人さんが来ると、治療にかこつけて、堂々とお茶に誘ったりして患者さんが困ってました。
モテると思ってるんですよね!美人の奥さんがいながら!
その美人の奥さんがたまにクリニックに来たりもするのに、よくやるよ!と思ってました。
マジでキッショいおっさんでした。
そんな歯医者を知ってるので、ドラマに出てきた医者が本当にいるのでは?と思いました。
サランの過去
医者を目指していたサランの過去がチラッと出てました。
韓国語を話すお母さんと学生服姿のサラン。
医者を目指しているのに諦めさせることになったことをお母さんがサランに謝ってました。
お父さんは日本人で、お医者さんとのこと。
お父さんとは会ってないみたいでした。
日本にいるというサランのお父さん。
日本にいるのは、お父さんをさがすため?病院で働いているのはお父さんのことを調べるため?
色々謎が出てきました。
今回の話で、サランが医者に対して並々ならぬ思い入れがあるように思えました。
いつかサランのお父さんの話が出てくるのかもしれません。
どんな過去があるのか?
これから明らかになっていくと思われます。
役割分担がしっかりしてた
今回の秘書軍団は、それぞれの持ち場で役割分担してて、みんなで力合わせてるのが面白かったです。
三和は、かわいい容姿とホテルオーナーの娘である事を活かして、出会い系で男引っかけたり、合コンの場所をセッティング。
不二子は、警官であることを活かして、特定の人物の身元を調べる。
千代は、元銀座のホステスだった経験を活かして、男をその気にさせたり、ホステス時代に見ていた人物の特定をする。
サランは、院長秘書のなので怪しまれずに料亭に盗聴器を仕掛ける。
七菜は、雑誌の記者に情報を流して院長の不正を暴かせたり…。
鰐淵は雀荘で、麻雀の強さを活かしてある男と接触。
みんなそれぞれ得意分野を活かして1つの目的に向かって動いてて、見ててとても面白かったです。
それぞれ違う職を持ってる強みです!
これがどうつながるのだろう…とワクワクしながら見ることが出来ました。
院長独裁のほころび
院長の思い通りに動いていると思われていた慶西大学病院。
でも息子は人望がなかったようで、内科の若い医師・青井先生が、サランが何かをさぐってると察し、助けてくれてました。
院長独裁なんて、ほころびが出てくるもんですよね!!
秘書軍団だけの働きでは、こうもうまくいかなかったと思います。
元々病院内に、こういう不満を持つ人がいたから倒すことが出来た。
第3話はスカッとできて、本当に面白かったです!
以上、『七人の秘書』第3話を見た感想でした。