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ドラマ セクシー田中さん 10話(最終回)あらすじと感想 ダンスの目標を見失った田中さんに朱里は?クリスマスの決断

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2023年12月24日夜10時30分から、日本テレビ系列でドラマ『セクシー田中さん』10話が放送されました。

www.ntv.co.jp

前回、9話の感想はこちら。↓↓↓

 

www.lovetv.site

 

 

おもな登場人物

  • 田中京子(木南晴夏)…40歳。昼は、税理士の資格を持つニチハフーズ経理部のAIと呼ばれる優秀なOL。友達も彼氏もいたことがない。しかし夜はセクシーなアマチュアベリーダンサーSaliであることを周囲に秘密にしている。夢はいつか独立して自分の名前でお客さんが呼べるようなダンサーになること。料理好きの倹約家。ファンシーなものが好きで、『ときめきトゥナイト』の真壁君が好み。飼っているハムスターに「真壁君」と名前をつけている。四十肩になったり、会社にベリーダンサーであることがバレたりして動揺。そのたびにダンスが続けられるか?と真剣に悩むが、笙野の無神経ながらも田中さんを真剣に思う言葉や、朱里の献身的な支えで復活してきた。いい男友達と思ってきた笙野がお見合いをすると聞き、約束していたクリスマスイベントのダラブッカの演奏にこないことで、これまでになく動揺。入れ替わるように接近してきた三好にキスを迫られたが、どうしたことか拒否してしまう。三好がベリーダンスを続ける動機になっていたため。自分の気持ちがわからなくなり、ダンスにも集中できなくなっていく。
  • 倉橋朱里(生見愛瑠)…23歳。田中さんと同僚の派遣OL。若くてかわいいコミュ力の高い誰からも愛されるタイプ。「若くてかわいい」自分の価値に限りがあると焦る。田中さんの生き方に憧れ、ベリーダンスを習い始める。田中さんの初めての友達。田中んさんの影響で新しいことを始めたいと、メイクの勉強を始める。小西の紹介で、老人ホームのボランティアでメイクをするなどして、ますますメイクへの興味を持って行く。小西との交際もはじめ、今までもかわいかったが、ますます輝きを増していく。

<ベリー教室>

  • Miki先生(高橋メアリージュン)…田中さんと朱里が通うベリーダンス教室の先生。ショーやステージにひっぱりだこ。
  • 景子(生駒里奈)…ベリー教室の生徒。アクティブな生活で、ベリーダンス以外にもワイン、ピラティスも勉強している。
  • 絵麻(西田麻耶)…ベリー教室の生徒。レジ打ちの仕事をしている。子育てが落ち着き、ベリーダンスを習い始めた。
  • アリサ(なえなの)…ベリー教室の生徒。ベリーダンスがきっかけで髪を伸ばす。SNSで恋人探し中。
  • 花梨(平野沙羅)…ベリー教室の生徒。スポーツ好きで色々やっているが、今はベリーダンスにはまっている。

<光友商事>

  • 笙野浩介(毎熊克哉)…36歳。朱里が合コンをした光友商事の商社マン。女性に対する偏見の塊で、女性に対し失礼な発言を繰り返し腹を立たせている。スーパーで何度か田中さんを見かけ、ベリーダンスをしていることも知って興味を持ち始める。田中さんが、おばさんであること以外は自分の好みにぴったりの女性だと自覚している。田中さんが自分を好いていると勘違いして、四十肩になった田中さんを何かと気遣う。が、田中さんの好きな人が既婚者でチャラい三好と知り、田中さんの前で三好の悪口を言い、田中さんを怒らせてしまう。その後三好のことを理解しようと、あえて三好にダラブッカを習い、リズムが打てるまでに成長。会社の同僚が来て舞台に立てなくなった田中さんの代わりに時間を埋める。母の病気が発覚し、母がすすめる見合いをし結婚話をすすめる。
  • 小西一紀(前田公輝)…光友商事勤務の笙野の友人。合コンで出会った朱里が大好きなチャラ男。人とぶつからないタイプ。本音が見えなかったが、田中さんに出会って変わっていく朱里に影響されて、素直に感情を表現するように変わっていく。笙野がお見合い相手とうまくいくことで、自分も朱里との未来を真剣に考えだす。

<朱里の大学時代の友人>

  • 仲原進吾(川村壱馬)…23歳。3年前に好きだと言って朱里と一度だけ関係を持ったが、すぐに訂正し友達だと主張。友達という言葉を盾に、しょっちゅう朱里の家に来て泊まっていたが、友達ではないと朱里に拒否される。朱里が、田中さんに依存してるのでは?と指摘する。着替えを取りに朱里宅に行ったところに、朱里と小西が一緒に帰って来て鉢合わせ。小西と二人きりになったすきに連絡さ先を交換。サシでの飲みに行く約束をする。
  • 榎本華(円井わん)…23歳。朱里の大学時代からの友人。イベント会社で働く。朱里と進吾の関係、朱里の男性関係を把握し、ハッキリと意見を言ってくれる。結婚育児でキャリアが途絶えることを嫌がる。合コンは人脈作りと割り切って参加している。
  • 根岸沙奈(坂ノ上茜)…朱里の大学時代からの友人。23歳。華と一緒に朱里に家に押しかけ、お互いの愚痴を言い合っている。

<レストランSabalan>

  • 三好圭人(安田顕)…レストラン「Sabalan」のマスター。既婚者。全女性を愛するチャラ男。田中さんがベリーダンスをするきっかけを作った。打楽器「ダラブッカ」を演奏する。人の見る目がある人たらし。愛子先生には何も言い返せない。笙野のお見合いで動揺する田中さんに接近し、キスを迫るが拒否された。

 

三好の存在の大きさを実感する田中さん

三好(安田顕)からのキスを拒否してしまったことに、自分自身が一番驚いてしまった田中さん(木南晴夏)。

クリスマスイベントに向け、レッスンに熱が入るダンス教室の仲間たち。

Miki先生(高橋メアリージュン)に居残りレッスンをお願いする田中さん。

そこへ突然、愛子先生(未唯mie)が現れる。

三好からクリスマスイベントのことを聞きつけ、帰国してきたという。

愛子先生も一緒にダンスを見てもらう田中さんだったが、愛子先生が納得できるダンスが踊れず、厳しい指導を受けることになる。

さらに、レッスンの途中で倒れてしまう事態にまでなってしまうーー。

 

田中さんが三好に片思いし、そのことが原動力にしてどれだけベリーダンスを頑張って来たかがよく分かりました。

 

三好に認めてもらいたい一心でベリーダンスを続けてきて、

「何度も何度も背筋を伸ばそうって。」

「これから何を目標に踊ればいいのか。」

 

と三好のキスを拒絶してしまった自分自身に、一番ショックを受けていた田中さん。

 

今にも泣きだしそうな顔で、必死にダンスの練習に打ち込む田中さん。

 

たくさん練習しているのに、愛子先生にサボったとか言われてかわいそうでした。

でも、田中さんが目標を失って呆然とする気持ちが画面からよく伝わってきました。

田中さん役の木南晴夏さんの演技、スゴイですね!

田中さんの気持ちに感情移入しちゃって、こっちまで泣きました。

 

朱里が田中さんを元気づける

そんな田中さんを、背筋を伸ばす方法を知っている。という朱里(生見愛瑠)がデートに誘う。

一日中二人で遊んで、笑顔を取り戻す田中さん。

朱里は、かつて笙野が言っていた言葉を伝える。

「いつも田中さんのタフさに圧倒される。」

「のびやかで自由で大胆でこの人にはかなわない。」

「不器用だし、他人よりは時間がかかるかもしれないけど、彼女なら自分で解決できる。」

 

田中さんが、会社の人たちにベリーダンサーだとバレた時に言っていた言葉です。

この時、朱里にはこう言ってましたけど、田中さんには、会社の人に対する宣伝が足りない!と面白いアドバイスしてましたよね。

あの回、面白かったな~~。

自分でちゃんと自分を宣伝しないから、周りの人たちに誤解され続けるんだ。

全く持ってその通り!

って思いました。

笙野は、田中さんが思ってもみなかったことをいつも言ってくれる。

勇気を与えてくれる人。

朱里が思っていたように、笙野と田中さん。

相性がいい二人だと思っていたんですが…。

ドラマ『セクシー田中さん』の最終回は、ただのラブストーリーで終わらない結末を迎えます!

 

無難な人生って?

一方。

「Sabalan」では、久しぶりに顔を出した笙野(毎熊克哉)が三好と話していた。

お見合い相手のふみか(朝倉あき)を、実家の母親・悦子(市毛良枝)に会わせる予定だと言う笙野。

笙野は、ふみかを「結婚向き」の女性と思っており、

「僕の無難な人生にピッタリとハマってくれそう。」

と見ていた。

そして、田中さんのことはその無難な人生にはみ出す人だと言う。

「彼女は、自由で大胆で強くてどこにでも行ける人だから。」

「だから一緒にいると楽しくて自分まで自由になれたような気がしていた。」

 

 

ですって!

もう、田中さんのこと好きだって認めればいいのに!

 

三好さんは田中さんにフラれたことを笙野に報告。

「みんな案外自分で自分の気持ちなんてわかんないんだよ。」

「今日嫌いだった人を明日大好きになるかもしれないし。」

「みんな毎日変わっていく。明日何が起こるかなんかわからない。」

「無難な人生なんて、僕は存在しないと思うけど。」

 

三好の言葉に耳を傾けつつも、母・悦子さんの手術の日にふみかさんを同伴して母とお見合い相手を会わせることに。

お母さんが望む結婚を、三好さんに何か言われたところで変えられることもなかった笙野。

ふみかさんがいい人なだけに、失礼な話だな!と思いました。

 

母が離婚届を準備していた!

息子の結婚、孫の顔を見たがっていた笙野の母・悦子さん。

検査の日の帰り。

瑠璃色のスカーフを巻いて映画館まで行ったのに、映画を観ずに帰っていたのが気になっていました。

絶対田中さんのことを思い出したはずなのに、映画も見ずに笙野からお見合い相手のことをにこやかに聞いたりして、やっぱり笙野を田中さんじゃない人と結婚させたいのか。と思っていました。

ところが!!

息子の結婚という分かりやすい幸せで、自分の満たされない気持ちを満たすんじゃなく、自分で自分の気持ちを満たすことにした悦子さん。

手術が終わり落ち着いたところで、お父さんに離婚届を突きつけていました。

怒って帰ってしまったお父さん。

でもお母さんは、本当に離婚できるかどうかは関係なく、お父さんと喧嘩してみたかったのだとか。

今まで言いなりで何も言ってこなくて、田中さんに教えてもらった「退屈な毎日を変えれ魔法」を実践したのだとか。

「行きたい場所に来れた。初めての国の文化に触れた。」

「好きな色のスカーフを買えた。」

「一つ一つは些細でも、たくさん集めれば生きる理由になる。」

 

ということ。

笙野に、自分の満たされない気持ちを押し付けてしまったことを謝り、結婚を無理強いせず、自由に生きていくよう背中を押していました。

 

前回の話を見た時、誰が結婚に向かっている笙野に、好きでもない相手と結婚しようとしている失礼な行為に気付かせるのか??と考えていました。

お見合い相手のふみかさん?

ふみかさんは、笙野には大切な人がいることに気付いていました。

だからふみかさんが笙野の背中を押すのだと思っていましたが、好きな人を自分から手放すようなこと、するわけないですよね。

笙野に結婚へ気持ちを向かせたお母さん自身が、笙野に結婚をやめるよう背中を押すとは思ってもみませんでした。

あくまで、笙野に結婚してもらって、孫の顔を見たいと圧をかけ続けると思っていたから。

でも、そんなお母さん自身が、自分の気持ちを満たすために息子を利用してはいけないと自分で気づいてくれた。

田中さんに、夢のような時間を過ごさせてもらったことで、目が覚めた。

私にも、田中さんのような人がそばにいたらな~~。

 

田中さん旅立つ

クリスマスイベント当日。

1月の愛子先生のお誕生日祝いの前倒しも加わって、大盛り上がり!

笙野も駆けつけて、田中さんのソロダンスの伴奏をやり切りました。

小西も指輪を持って駆けつけて、プロポーズ!

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田中さんも笙野とうまくいくのか?

と思ったんですが、そうはいかなかったです。

田中さんの夢は、海外にダンス留学すること!

愛子先生に相談して、笙野に会わずそのまま海外にダンス留学に旅立ってしまいました。

 

本当に留学するなんてビックリ!

本当に笙野の言う通り、自由でのびやかでどこにでも行ける人。

カッコいいな!

自分で思ったら、本当に実行してしまうんだから。

 

スターとして帰国する田中さん

2年後。

朱里の友達の華ちゃん(円井わん)が結婚。

結婚式のメイクは、朱里が担当していました。

朱里は、田中さんが勤めていた会社で働いていた雇用契約期間を終え、メイクの仕事に飛び込んでいたのです。

 

そして!

新婦の友人の余興として、朱里が所属するベリーダンスチームが登場!

笙野がダラブッカで伴奏をする中、ダンスがスタート。

遅れて帰国してきた田中さんが加わり、大歓声のなか結婚式の余興を終えていました。

 

笙野はたくましくなって帰って来た田中さんにただ視線を送るだけ。

恋愛はどうなるのか??

何も描かれずに物語は終わりました。

 

田中さん!

最後までカッコよかったです。

 

いい物語を見たな~~。。

最後まで見てよかった。

笙野のお見合い相手の人はどうなったんだろう…?

あの人、本当にいい人だったから幸せになっていて欲しいのだが。

 

セクシー田中さん。だなんて、タイトルで見るのをためらった人もいたでしょうが、私は見てよかった!

田中さん役の木南晴夏さんと、朱里役の生見愛瑠さんがよかった!

二人が仲良くなっていくのを優しい気持ちで見守れたし、どっちにも感情移入して見れたし。

小西が変わっていくのも見てて気持ちよかった。

いいドラマを見せていただき、ありがとうございました。

 

以上、ドラマ『セクシー田中さん』10話(最終回)のネタバレ感想でした。