2024年1月15日月曜夜10時からフジテレビ系列でドラマ『春になったら』1話が放送されました。
おもな登場人物
- 椎名瞳(奈緒)…28歳。助産師。一馬と春、誕生日に結婚の予定。6歳で母を亡くし、父娘ふたりで暮らしてきた。売れない芸人で10歳年上の一馬との結婚を父・雅彦に反対される。
- 椎名雅彦(木梨憲武)…瞳の父。62歳。実演販売士。すい臓がんで余命3ヶ月。春までに死ぬという。
- 川上一馬(濱田岳)…お笑い芸人。瞳の婚約者。芸名は、カズマルくん。瞳とは10歳年上。
- 神尾まき(筒井真理子)…雅彦の姉。瞳の伯母。花屋。
- 椎名佳乃(森カンナ)…瞳の死別した母。
- 岸圭吾(深澤辰哉)…瞳の学生時代からの友人。葬儀屋。
- 大里美奈子(見上愛)…瞳の学生時代からの友人。OL。
- 阿波野弘(光石研)…桜鈴会病院の緩和ケアの医師。
- 杉村節子(小林聡美)…杉村助産院の院長。瞳の上司。
- 斎藤愛里(影山優佳)…杉村助産院の助産師。瞳の同僚。
- 矢萩亜弥(杏花)…20歳の妊婦。妊娠をきっかけにショップ店員を辞めた。
- 矢萩祐作(金子隼也)…亜弥の夫。亜弥の妊娠を知り、専門学校を辞めて働く。
- 中井義広(矢柴俊博)…実演販売会社『ヨッシーコーポレーション』の社長。
- 加賀屋吾郎(葵揚)…『ヨッシーコーポレーション』勤務の実演販売士の見習い。
- 森野舞衣(橋本マナミ)…ブライダル会社Lily Braidal。黒沢の先輩。
- 黒沢健(西垣匠)…Lily Braidalの社員。瞳、一馬の結婚式を担当する。
1話のあらすじ
6歳の時に母を亡くし、父娘ふたりで暮らしてきた椎名雅彦(木梨憲武)と瞳(奈緒)。
2024年1月1日。
ふたりだけで新年の祝いの場面で、お互いに報告。
「3か月後に死んじゃいます!」
「3か月後に結婚します!」
雅彦は、自分が死ぬことはそっちのけで瞳の結婚に大反対し始める。
瞳の婚約者は、瞳より10歳年上の38歳。
売れないお笑い芸人の川上一馬(濱田岳)。芸名は「カズマルくん」。瞳とは1年前から付き合っている。
ステージⅣのすい臓がんで余命3ヶ月だという雅彦は、娘が不幸になったら死んでも死にきれないという。
瞳は、雅彦が自分の結婚に反対するために、がんだと嘘をついたと雅彦の話を信じない。
雅彦の姉・瞳の伯母の神尾まき(筒井真理子)も、雅彦が幼い頃からそういう嘘をついて気を引こうとする人だったと呆れる。
雅彦に大反対を受けて、逆に結婚への意思を強める瞳。
雅彦は、実演販売士の仕事の合間にカズマルくんの動画や情報を調べ、ますます反対の気持ちを強める。
瞳の大学時代の友人、大里美奈子(見上愛)と岸圭吾(深澤辰哉)は、瞳と一馬が出会うきっかけとなったお笑いライブに誘った張本人。
美奈子が瞳たちの祝福する一方で、瞳に思いを寄せる圭吾は、苛立ちを募らせていた。
結婚話をきっかけに、ギクシャクする雅彦と瞳。
雅彦ががんだとまだ信じていない瞳は、雅彦を診断した病院と医師と、セカンドオピニオンを頼んだという医師、2人に話を聞いて回る。
医師から診断結果と、雅彦が積極的な治療を望んでいないと聞かされ、雅彦の話は本当だったと動揺する瞳。
雅彦自身は治療を望まず、一人で何もかも決めて緩和ケアの医師・阿波野弘(光石研)を訪ねていた。
痛みだけは取り除いてもらい、最後の3ヶ月を楽しく過ごしたいと思っていた。
一方。
瞳は、助産師として新しい命が誕生する現場に立ち会いながら、自分がこれまで父と二人で過ごしてきた日々を思い出す。
母を亡くし、父も亡くすなんて。と、父に治療をしてほしいと望む瞳。
「俺の終わり方は、俺に決めさせてくれよ。」
「死なないでよ。お願いだから治療受けて。私のために治療受けてよ。」
と、お互いの思いをぶつけ合うふたり。
瞳は一馬と話し合い、3月25日の誕生日に結婚式を挙げるのは一旦延期しようと決める。
父にどうやって治療をしてもらうよう進めようかと考え事をしながら、岸と美奈子と一緒に、一馬のお笑いライブを観に行く。
一馬は。相変わらずウケないネタをし、瞳だけが笑っている状態。
席の後ろから
「全然面白くない!よくそれで芸人とか名乗ってられるよね。」
と大声で批判する男性が現れる。
振り返ると、雅彦がライブを観に来ていた。
雅彦は、実演販売士でしゃべりのプロの立場から、一馬の芸をお客さんたちの目の前で大声で批判。
瞳との結婚も認めないと言う。
雅彦の言葉を聞いて、少年(石塚陸翔)が
「お父さんの悪口を言うな!」
と声を上げる。
一馬がバチイチ子持ちだと判明し、ますます怒りをあらわにする雅彦。
それに瞳が応戦。一馬の子どもの龍之介も瞳がママになるのだと言い返す。
瞳は、予定通り3月25日に結婚式を挙げるとお客さんの前で宣言。
それが嫌なら治療を受けるよう雅彦に迫る。
結婚をあきらめない瞳。治療を受けないと言う雅彦。
「3か月後に結婚する!」
「3ヶ月後に死ぬ!」
ふたりは、改めて自分の思いを通すと宣言するのだった――。
…というお話でした。
悲しい物語だと思ったら…
3か月後に死ぬお父さんと、3か月後に結婚する娘の話。
どんな悲しい物語が始まるのかと思いきや、2人とも気が強い!
木梨憲武さん演じるお父さんは、同僚が同じ病気で治療を受けて副作用に苦しんで、病院から出られずに1年半で亡くなったのを見ているから、治療を受けずに楽しく過ごしたいと言う。
娘は、お母さんは既にいないし、お父さんまでいなくなってしまったら…と治療を望む。
でも、結婚を反対されるのは許せない。
気が強い、似た者同士の父娘。
悲しいのはあるんだろうけど、明るく激しいドラマでビックリしました。
余命3ヶ月だと診断されたら
まだ62歳なのに、余命3ヶ月だと言われた雅彦。
がん患者として過ごすより、楽しく過ごしたい。というのはすごくよくわかります。
痛みさえなければ…。
でも、治療をしないと痛みがひどくなっていくと、光石研さん演じる緩和ケアの医師が言ってましたね。
ドラマの中の話とは言え、よく決断しましたよね。
自分のことだから、自分で決めたいという雅彦の気持ちは共感出来る。
でも、生きて欲しい。死なないでほしいと願う家族の気持ちも分かる。
どちらも気持ちも分かるドラマです。
あぁ、どう決着つけるのだろう。
婚約者がバツイチ子持ち
一馬が、10歳年上の売れない芸人だけでも、父の雅彦は結婚に大反対していました。
瞳が助産師で、ある程度の収入があるから、芸人の一馬がヒモになるんじゃ?と心配する雅彦。
私の地元のまちでも、あまり聞いたことない名前の芸人さんが一軒家を建てていて、奥さんが看護師だから、奥さんの信用でローンが組めた。と聞いたことがあります。
看護師さんとか助産師さんは、手に職を持つしっかりした職業だから、信用があるんですよね。
カッコいいなと思います。
そんな助産師さんの瞳が、売れない芸人に騙されてるんじゃないか?と勘ぐる父親の気持ちも分かるような気がする!!
その上に、一馬は子持ち。
うーん。
子供が産めなかった私としては、最初から子供がいた方がうれしいけど、親としては娘が産んだ子が見たいと思うよな、28歳でまだ若いし。
今後が楽しみ
3か月後に死ぬ父と、3か月後に結婚する娘。
設定は突拍子もない話に思えますが、ちりばめられている要素は、身近なあるある話が詰まってて、とても共感できるドラマだと思います。
どういう風に話が展開していくのか、これからが楽しみです。
以上、『春になったら』1話のあらすじと感想でした。