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リバーサルオーケストラ 10話(最終話)あらすじとネタバレ感想 高階フィルとの対決に朝陽は?感動の最終話

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2023年3月15日水曜夜10時から、日本テレビ系列でドラマ『リバーサルオーケストラ』9話が放送されました。www.ntv.co.jp

前回、9話のネタバレ感想はこちら。↓↓↓

 

www.lovetv.site

 

おもな登場人物

  • 谷岡初音(門脇麦)…10年前、公園前に妹の奏奈が心臓の病で倒れたことがきっかけで表舞台を去った元天才ヴァイオリニスト。現在は西さいたま市役所勤務。ドイツ帰りの強引なマエストロ常葉朝陽に、児玉交響楽団(玉響)の改造に巻き込まれていく。朝陽に玉響のコンマスのみならず、メンバーの問題処理を任されるうち、自分自身のトラウマにもぶつかる。無茶ぶりばかりで困ると思っていた朝陽が、自分を守ってくれていると気づき、惹かれる。蒼からの告白を断ったあと、三島との熱愛が報じられ、誤解されたくないと必死になり朝陽に告白してしまう。告白はあえなく撃沈。それでも諦めず朝陽を追う。
  • 常葉朝陽(田中圭)…玉響のマエストロ。西さいたま市長である父・修介のもとクラシック音楽の英才教育を受け、ドイツを中心に活躍する新進気鋭のマエストロとなる。父に強引に帰国させられ玉響の立て直しを命じられるが、ポンコツオケに苛立つ。初音と玉響の問題を解決していくうち、不愛想だったのが時々笑えるようになる。玉響解散の危機を回避しようと頑張っている。初音から告白されるも「君が想うような人間ではない。」と断った一方で、高階フィルと隠れて接触している。

<児玉交響楽団>

  • 小野田隼(岡部たかし)…玉響の事務局長。常葉酒造の番頭の息子。幼い頃からの朝陽を知るお目付け役。朝陽に意見が言える存在。
  • 佐々木玲緒(瀧内公美)…チェロ首席。惚れやすい恋多き人。現在、有名オケのトロンボーン奏者と交際していたがフラれた。次のターゲットは朝陽。バレンタイン・ガラの公演を前に姿を消したが、初音のような天才にも悩みがあると知り、戻って来る。8話で藤谷と電撃婚していたことが分かる。
  • 庄司蒼(坂東龍汰)…フルート首席。入団1年目。音大時代の奨学金返済と家賃を払うためのバイトをする遅刻常習犯だった。しかし玉響メンバーの協力でオンラインレッスンで報酬が得られるように。さらに初音の家に下宿することで家賃を節約。借金返済に動く。初音に告白したがフラれた。
  • 穂刈良明(平田満)オーボエ首席。オケの最年長で、穏やかに皆を見守る。長年一流オケS響で首席をしていた実力を持つ。愛妻家。認知症の妻の面倒を一人で見てきて退団も考えたが、限界を感じ妻を施設に任せ、音楽も続けることに。
  • 桃井みどり(濱田マリ)ヴィオラ(トップサイド)。子育て後に玉響に入団した主婦。明るい性格で、空気を読むのが上手。
  • 土井琢郎(前野朋哉)…セカンドヴァイオリン首席。クラシックオタク。早口。初音と小学生時代同世代でコンクールに出ていた。玉響解散後に高階に入ることを条件に、玉響の情報を本宮と高階藍子に流していた。
  • 松本弓香(行平あい佳)…ファーストヴァイオリン(トップサイド)。演奏が安定している。
  • ヨーゼフ(ロイック・ガルニエ)…トランペット首席。オーストリア・ウィーン出身。楽天家のムードメーカー。
  • 藤谷耀司(渋川清彦)ティンパニ担当。前任がスカウトされていなくなっため急遽朝陽の命令で初音がスカウト。元S響所属。初音が7歳のデビュー時にS響にいた。8話で玲緒と電撃婚。

<高階フィル>

  • 高階藍子(原日出子)…大手ゼネコン・高階組の会長で、高階フィルのオーナー。本業である建設会社の資金を元に一流奏者を呼ぶ手腕がある。

<西さいたま市議会>

  • 常葉修介(生瀬勝久)…西さいたま市長で、朝陽の父。"音楽のまちプロジェクト"を掲げ、シンフォニーホールを建設中。児玉交響楽団をお客さんの呼べるオケにしたいと朝陽を強引に帰国させる。お調子者。
  • 本宮雄一(津田健次郎)…修介と対立する西さいたま市議会議員。イケボで女性に人気。次の市長を狙い、玉響を潰しにかかる。高階藍子に近づく。

<その他>

  • 三島彰一郎(永山絢斗)…初音の1つ上の幼馴染。現在国内外で活躍する人気ヴァイオリニスト。世界的な指揮者の父と有名ヴァイオリニストの母の超エリート。ストイックな努力家。多忙な両親に代わって、幼少時に祖父母のいる西さいたま市で育つ。母の恩師のヴァイオリン教室に通っていた頃、3歳の初音と出会う。学年別のコンクール以外は全部初音が優勝していた。ずっと初音に苛立ち抱えていたが、一緒にテレビ出演し初音の演奏を聞いて和解。心を開くようになった。
  •  谷岡奏奈(恒松祐里)…初音の妹。初音と二人暮らしする大学3年生。社交的で明るいしっかり者。料理が上手。ミーハー。10年前、姉の公演前に心臓の病気で倒れた。それをきっかけに表舞台から姿を消した姉に演奏に戻って欲しいと思っている。蒼を思っている様子。

10話(最終話)のあらすじ

シンフォニーホールのこけら落とし公演に向け、『チャイ5』の追い込み練習をする玉響。

朝陽(田中圭)は、団員たちそれぞれに細かく指摘。

団員たちもそれに応え、自分たちの演奏がどんどん良くなっていることを実感。大変ながらも楽しく練習していた。

そんななか、土井(前野朋哉)が初音(門脇麦)に、以前高階フィルの移籍話が出た時に、朝陽も移籍すると聞いたと話す。

土井は話を聞いた時は信じていなかったが、小野田(岡部たかし)抜きで朝陽が、本宮議員(津田健次郎)と高階藍子(原日出子)の秘書と会っているところを目撃。

本当なのではないか?と思ったという。

話を聞いた初音は不安を感じつつも、熱心に指導してくれる朝陽を信じ練習に没頭。

朝陽もコンマスの初音を個別に呼び出し、みんなを引っ張っていけるよう特に細かく指導した。

一方。

公演準備に早く来た三島(永山絢斗)は、初音のアドバイスのおかげで高階フィルの団員たちと親交を深め、関係がよくなってきていた。

初音は三島に、朝陽が高階フィルへ移籍する話が出ていないか?と聞くが、三島は何も知らない様子。

こけら落とし公演で父・光太郎と共演することを嬉しく思いながらも、父に失望されないか?不安がる三島。

そんな三島に初音は「彰ちゃんはまず聴く人がどう受け止めるかを考える。それって優しいってことだよ。優しくてカッコいい。彰ちゃんの持ち味なんだと思う。」と励ます。

三島は初音の励ましを素直に受け取り、お礼を言った。

 

こけら落とし前日。

これまで一度も褒めたことなかった朝陽が、前日ゲネの仕上がりを褒め、初めて練習で笑顔を見せた。

「明日は堂々と誇りをもって玉響の音楽を聴衆に届けましょう。」と言い、コンマスの初音には、最終の細かい指示を出す。

 

こけら落とし当日の朝。

初音の両親・丈雄(利重剛)と祥子(奥貫薫)が、長野からやってきて勝負めしのミートボールを作って持ってきた。

常葉酒造では、小野田が常葉修介市長(生瀬勝久)と朝陽を迎えに来たが、朝陽は出てこなかった。

会場の西さいたまシンフォニーホールでは、高階藍子、実行委員長の本宮議員、常葉市長らでテープカット。オープニングセレモニーが予定通り進む。

観客には子連れも多くやって来ていて、玉響がこれまでファン獲得に努めた結果が出ていた。

玉響と高階フィルの演奏は昼。

三島と光太郎(加藤雅也)父子も到着。

三島は、玉響の演奏を聞いたことがないという高階藍子に「聴いたら好きになるかもしれませんよ。」というのだった。

玉響団員たちも楽屋入り。

高階より先の13時からの本番に緊張しながらも、楽しもうとする団員たち。

そこへ、市長がやって来て朝陽は来ないことを団員に話す。

朝陽は、高階フィルの常任指揮者を受ける代わりに、玉響にこけら落とし公演で演奏させてもらえないか?と、高階藍子と本宮にお願いしていたという。

簡単に解散決定を覆せないという本宮に、朝陽は公演で指揮台に立たないと言っていた。

コンマスの初音さえいれば演奏ができる。そう思って朝陽は、初音に特に細かく指示していたのだ。

コンマスの初音の判断に従うという団員たち。

初音は、高階フィルで指揮をする光太郎に直談判。演奏順をかわってもらい、朝陽を迎えに行くことにした。



朝陽は自宅にはおらず、いつもの練習場にいた。

本来、玉響の開演時間に初音がいて、戻れと怒りだす朝陽。

演奏順は変更し「常葉さんが一緒じゃなきゃ戻りません。」と言い合いになるふたり。

玉響を守るために振らない。

ポンコツオケだった玉響が、4か月で見違えるほど成長。初音さえいれば大丈夫。自分が行けば彼らの未来を奪う。と拒否する朝陽。

しかし初音は「一つだけ条件があります。せめて近くで見守ってくれませんか?」と、朝陽にはその責任があると言って朝陽を連れ出した。

本番まで40分。

朝陽と初音は会場まで走って向かう。

会場に着くと、14時直前になっていた。

初音は、朝陽が一緒に出なければ自分たちも出ないと言って、玉響団員たちと楽屋に立てこもる。

先日、朝陽が土井に言った「政治に振り回されるな。ただ音楽と向き合うことだけを考えろ。」という言葉を持ち出し、朝陽自身が振り回されていると指摘。

「今夜死ぬかもしれない。これが人生最後のステージかもしれない。だったら今日この舞台はあなたに振ってもらわないと困るんです。」と説得。

そして最後に初音は、団員たちと一緒に「もう一人で抱えないでください。私たちはオーケストラです。」と言った。

これもまた、朝陽が初音に言った言葉だった。

 

高階藍子の了承も得て、朝陽は指揮者として玉響団員とステージに上がった。

チャイ5』の演奏が始まり、出だしの音を抑えた演奏で三島は「スゴイ。」と感想を漏らす。

どのパートも主役になれる曲。

朝陽が振り、みんな魂を込めて演奏した。

演奏は聴衆の心を打ち、演奏後は本宮を除き総立ちとなった。

 

審査結果を聞かず会場を出て行く光太郎。

彰一郎は「まずは自分で自分を褒めてやろうと思う。」と言う。

光太郎は「それだ!大事なのは、お前さんが自分自身の音に納得してるかどうかだ。」

「お前さんを求めてくれる人がいる、お前さんに拍手を送ってくれるオーディエンスがいる。それが全てだ。一緒にできて楽しかった。またな。」と言って去っていった。

彰一郎はそんな父に頭を下げ、目には涙を浮かべるのだった。

 

コンペの審査発表。

実行委員長の本宮が観客に審査のやり方を説明。

審査員票は4票。観客投票が1票。計5票の多数決で勝敗が決まる。

審査員票は2票ずつの同数を取り、残るは来てくれたお客さんの票。

 

玉響は存続できるのかーーー??

 

…というお話でした。

 

どの演奏曲が好きだった?

リバーサルオーケストラ、最終回終わりました!

一発逆転!と最初から宣伝していたから、結果は見えていたんですけど、結果オーライでいいドラマでした。

最後の対決の曲は、みんなが主役になれる曲『チャイ5』でしたが、私は前回の『運命』の方が好きでした。

夫は『チャイコン』の方が好きだと言ってて、人によって好みが分かれますね!!

皆さんはどうでしょう?

 

朝陽が高階フィルへ?

9話の終わり、定期演奏会で満席にできず解散が決まった玉響だけど、市議会で解散にさせない方がいいんじゃないか?って話が出ていたって言ってませんでしたっけ?

市民から対決を楽しみにしてると言ってくれてたんだから、朝陽が自分から高階に常任指揮やると言いに行かなくてもよかったんでは?

高階藍子も「ご本人が言い出してご本人が撤回した。それだけのことです。」と言っていたし。

公演に至るまでの朝陽を連れ戻す時間、ちょーっとイライラしました。

早く演奏聴かせてくれよ!

しかも結果、朝陽が一人突っ走って高階藍子に逆に断られるような形になって。

あの時間はなんだったんだ~~!

まぁ、戦いには勝ったんだからよかったですけど。

 

三島父子がカッコよかった

本宮市議が演奏順を変更を許可しないと言い出した時の、三島光太郎・彰一郎の父子がカッコよかったです。

彰一郎は、対決を見に来たお客さんがガッカリする。「こけら落としが失敗だったとなれば、実行委員長の本宮さんは責任を問われるんじゃないですか?」

光太郎は、彰一郎を呼びに来て「玉響の演奏、楽しみにしてますよ!」と爽やかにステージに向かっていって。

この父子。うまく行ってないと思いきや、鮮やかな連係プレーで玉響のピンチをフォローしてくれていました。

どっちも初音と玉響の演奏聴きたくて、高階フィルに参加したんですもんね!

蒼くんも「カッケー!」と言ってました。

私もテレビで「おお!!」と喜びました。

音楽を政治に利用した本宮の策略も、音楽家からしたら腹の立つ話ですよね!!

 

あと、自分の音楽に自信を持ち始めた彰一郎に、光太郎が「お前さんに拍手を送ってくれるオーディエンスがいる。それが全てだ。一緒にできて楽しかった。」と初めて息子に向き合って話してくれたことにも感動!!

最初の方で初音に意地悪していたのも、お父さんに対する思いから出てきたものでしたからね!

三島父子が分かり合える瞬間が見れたこと。

最終回で一番感動しました。

 

高階藍子は敵か味方か分からなかった

本宮が取り入っていた高階フィルの高階藍子。

以前、初音にステージから逃げられて、恨みに思って本宮のやることを黙認してきたと思っていました。

が、高階フィルに移籍すると言ってきた朝陽に「彼が振りたいと思うオケになれた時に、ぜひ来ていただきたいと思っています。」だなんて!

結局、この人はどういう立ち位置の人だったの??

謎のままで終わっちゃった。

ただ、本宮が市長になるために利用しようとしてダメだった。ってだけの話?

最後、初めて玉響の演奏を聴いて、味方したくなっちゃったのかな?

本当は、初音のこと玉響のこと困らせてやろうと思っていたけど、玉響の演奏を聴いて心入れ替えたって話でいいのでしょうか?

原日出子さん演じる高階藍子、謎の人物のまま終わりました。

 

蒼くんと奏奈ちゃん

たぶん、蒼くんが下宿し始めた頃から思いを寄せていたと思われる奏奈ちゃん。

お父さんはずっと蒼くんの存在を警戒していたけど、娘の奏奈ちゃんの方から二人がくっつくかもしれないことを匂わせて、お父さんを焦らせていました。

蒼くんも、初音が熱心に朝陽にアプローチしているのを見て、穂刈さんと笑ってみていたし、思いは吹っ切れている様子。

若いお二人さんがくっついたら面白そうです。

でもそうなると、お父さんは二人の同居を認めないだろうな~~。

 

いい終わり方でした。

 

初音と朝陽

これまではどんなに初音がアプローチしても、嫌がっていた朝陽。

最後、どさくさに紛れて手をつないだりして、いい感じで終わってました。

玉響から、藤谷さん玲緒さんカップルに続き、3組出来上がり。

楽しい最終回になりました。

 

最後に

地方オケの現実的な話から始まったリバーサルオーケストラ。

オーケストラについて何も知らなかった私としては、新鮮な話ばかりで面白かったです。

有名なヴェートーベンの『運命』がどんな曲かも知れたし、見てて楽しい聴いてて楽しい、対決も恋愛も面白い、いいドラマでした。

最後まで見てよかったです。

面白いドラマを見せていただき、ありがとうございました。

 

以上、『リバーサルオーケストラ』10話(最終話)あらすじとネタバレ感想でした。