2023年8月6日日曜夜10時からテレ朝系で、ドラマ『何曜日に生まれたの』1話が放送されました。
『101回目のプロポーズ』や、『家なき子』『高嶺の花』の野島伸司さんが脚本を担当されるとのことで、予告編を見た時から放送を楽しみに待っておりました!!
野島伸司さんが脚本を書かれたドラマに出てくる女性は、どの作品も苦悩を抱えた女性だったと記憶しています。
今回のドラマ『何曜日に生まれたの』の主演は、『岸辺露伴は動かない』や『恋なんて、本気でやってどうするの』などに出演した飯豊まりえさん。
私がこれまで見てきたドラマの飯豊まりえさんは、つかみどころのない感じだったり、明るすぎてウザかったり…。
そんな飯豊まりえさんが、野島作品に??
どんな女性演じるのか?
かなり期待して待っておりました!
おもな登場人物
- 黒目すい(飯豊まりえ)…28歳。10年ほぼ引きこもりの家事手伝い。
- 黒目丈治(陣内孝則)…漫画家。娘のすいの引きこもりが始まった10年後に、連載が打ち切られる。
- 来栖久美(シシドカフカ)…丈治の担当編集者。打ち切りが決まり何でもするという丈治に、大ベストセラー作家公文原作、作画丈治のコラボのラブストーリーを提案する。
- 公文竜炎(溝端淳平)…大ベストセラー作家。来栖から丈治とのコラボを提案され、すいを主人公のモデルにすることを条件に出す。
- 江田悠馬(井上祐貴)…すいの高校の同級生。
- 雨宮純平(YU)…すいの高校の同級生。サッカー部で将来を期待されたスター選手だった。
- 早瀬瑞貴(若月佑美)…すいの高校時代の親友。サッカー部のマネージャー仲間。
- 橋爪リリ子(片山友希)…すいの高校時代の同級生。サッカー部のマネージャー仲間。
- 城崎健人(濱正悟)…すいの高校の同級生。サッカー部の補欠でキャプテン。
- 来栖芽衣(早見あかり)…来栖の妹で本職はカメラマン。公文のお目付け役として公文宅に常駐。ミーハーで一言多い。
1話のあらすじ
漫画家の黒目丈治(陣内孝則)は、連載していた雑誌の編集長·来栖(シシド・カフカ)に、連載打ち切りを告げられる。
丈治の作品は、絵柄が古臭くふわふわしていストーリーか面白くなく、キャラに感情移入できないのだ。
「家賃が払えない。なんでもやる。」とすがる丈治に、来栖は人気ベストセラー作家の公文(溝端淳平)原作の漫画を描くよう提案。
原作を担当したアニメはヒットしており、人気者の公文が出した条件は、丈治の娘・すい(飯豊まりえ)をモデルにしたいとのこと。
娘がモデルなら感情移入して、よりかわいく描きたいと思うだろう。という意図だった。
渋る丈治だったが、家賃が払えないほど困窮しているため断りきれず、自宅アパートに来栖と公文を招き入れる。
高校卒業以来10年引きこもりのすいに、興味津々の公文。
留守だったすいの部屋を取材と称して抜き打ち検査。
遺書だと思われる一通の手紙は、高校の同窓会の招待状だった。
帰宅したすいは、来栖と公文の訪問を特になんの感情も見せず受け流そうでしたが、公文が漫画のモデルにしたいの話をすると、少し反応を見せる。
嫌がるかと思いきや、公文原作アニメキャラのフィギュアを条件に話を受けたすい。
なかなか自分からは話せないすいに代わり、父・丈治が、引きこもりのきっかけとなった、すいの高校時代について語りだした。
高校時代、サッカー部のマネージャーをしていたすいは、スター選手だった同級生・雨宮純平(YU)とデートしている途中、バイク事故に遭った。
すいは軽いケガで済んだが、雨宮は亡くなり事故翌日にあったサッカーの試合は惨敗。
自らもケガを負いながらも、学校中が彼女を責める空気が出来上がる。
彼氏を失った悲しみに加え、学校中で責められた苦しみが引きこもりのきっかけとなった。
と、父・丈治は思っていた。
しかし中身は違った。
すいには、亡くなった雨宮の他に好きな人がいた。
思いもよらぬ重い話な上に、口を閉ざすすいにそれ以上は聞けず。
公文、来栖は、すいの高校時代の写真を見て本当に好きな人は、仲良しグループの中にいた江田悠馬(井上祐貴)ではないか?と推測。
しかし当の本人のすいは話さないし、娘を傷つけたくない丈治はこれ以上の詮索を拒むし、で真相は分からない。
すいは高校時代、今は離婚して家を出ている母が浮気していることをつかみ、江田悠馬と一緒に探偵のような追跡をしていた。
一緒に事故に遭った雨宮より、近い存在だった江田。
事故によって江田からも責められたことを思い出したすい。
同窓会で彼に会いたいが、会えないと葛藤し過呼吸にまでなってしまう。
そんなすいを説得。盗聴器をつけたすいを、同窓会に向かわせた公文。
10年引きこもりの彼女ご、久しぶり同級生たちと会うのに話に困らないよう、公文はある言葉を授ける。
「何曜日に生まれたの?」
生年月日は知っていても、曜日は知らないことが多いはず。
すいは同級生に会うことが出来るのかーーー?
…という話でした。
意外な過去
飯豊まりえさん演じる、10年引きこもりのすい。
恋人の死をきっかけに…と、『101回目のプロポーズ』を思わせる過去に納得しかけたら、なんと!
死んだのは彼氏じゃなかった。
他に好きな人がいた。
は?
なんじゃそら。
しかも死んでしまった彼は、学校のスター。
責任を感じるし、好きな人には誤解されたままだし。
なんと複雑な!!
お父さんは当然として、誰にも相談してない様子。
まあ、よう言えんわな。
死ぬようなことになって、好きじゃないなんて。
スターに好かれて嬉しいと浮かれたところもあったかもしれない。
かなり気になるスタート。
すいは何を隠してる?
好きな人への気持ち?
死んだ彼の秘密?
母の浮気?
色々複雑に絡みすぎて初回から頭こんがらがります。
でも面白くなりそう-……√
暗いけどね。
暗いけど笑える
でも、ちまちま笑えるのも野島伸司です。
陣内孝則さん演じる、父・丈治が若者に寄せようとして必死になるのが痛々しい。
ググるって何回も言うと変な言葉に聞こえます。
検索する、でいいと思うけど。
ググるが若い人の言葉でもないでしょうに。
若いかどうか確かめようにも娘は引きこもりで、流行りも取り入れてないしね。
知らんなら知らんで通したほうが楽なのに。
と、ツッコめるドラマです。
しかし!
飯豊まりえさんの涙がキュッとしめてくれます。
続きが見たい
暗いけど笑えて面白い。
引かれる。
続きが見たいです。
以上、『何曜日に生まれたの』1話を見たネタバレ感想でした。