2023年9月24日日曜夜10時からテレビ朝日系列で、ドラマ『何曜日に生まれたの』7話「1人女子焼肉3連打からの衝撃」が放送されました。
前回、6話の感想はこちら。↓↓
おもな登場人物
- 黒目すい(飯豊まりえ)…27歳。10年ほぼ引きこもりの家事手伝い。高校時代に全校期待のサッカー部選手の同級生・雨宮とバイク事故に遭ったことがきっかけで引きこもる。自分自身では引きこもりではなく、”コモリビト”と言っている。高校時代に好きだった江田と10年ぶりに再会。瑞貴とも再会し、江田と瑞貴が2年前に結婚したことを知る。高校時代、事故後に江田に片思いしていた瑞貴から「消えてほしい。」と言われており、二人が結婚したと知っても驚かず。江田夫婦に彼氏を連れて来てほしいと言われた食事会で、公文に彼氏のフリをしてもらう。10年間引きこもっていた理由は…?
- 黒目丈治(陣内孝則)…漫画家。娘のすいの引きこもりが始まった10年後に、連載が打ち切られる。来栖からの公文とのコラボ連載話が、すいをヒロインのラブストーリーにすると聞かされ、受け入れがたいと思いつつも、公文にすいを会わせる。度々泊まりに来ていた瑞貴を美人だと思っていた。
- 来栖久美(シシド・カフカ)…丈治の担当編集者。打ち切りが決まり何でもするという丈治に、大ベストセラー作家公文原作、作画丈治のコラボのラブストーリーを提案する。公文とのあいだに一人息子がいるが、相手は子供がいることを知らせていない。積極的なシングルマザー。
- 公文竜炎(溝端淳平)…大ベストセラー作家。来栖から丈治とのコラボを提案され、すいを主人公のモデルにすることを条件に出す。人と関わることが嫌いだが、興味はある。食事会で、すいの彼氏役を務める際、うっかり「三島公平」と本名を言ってしまう。江田、瑞貴、雨宮は騙せたが、リリ子だけには彼氏役をしたこととラノベ作家・公文だと見抜かれる。すいを物語の主人公として、疑似恋愛していたと思われていたが。
- 江田悠馬(井上祐貴)…すいの高校の同級生。雨宮とすいがバイク事故に遭い、すいに「お前が死ねばよかった。」と言ってしまう。2年前瑞貴と結婚。うまくいっておらず、瑞貴の不倫写真が決定打となり離婚したと思っている。
- 雨宮純平(YU)…すいの高校の同級生。サッカー部で全校から期待されたスター選手だった。バイク事故で試合に出れなくなってしまう。大手化粧品メーカーの御曹司で、常務を務めている。江田の会社と宣伝の件で付き合いがあり、仕事で江田と会うことがある。高校時代、自分のストーカーだったリリ子が自分の会社に来ただけでなく、秘書課に異動してくるのも認めた。10年間すいが引きこもっていたことを知り、抱えてきた秘密をみんなに明かす。
- 早瀬瑞貴(若月佑美)…すいの高校時代の親友。サッカー部のマネージャー仲間。10年後の再会時には、江田と結婚していた。高校時代、すいも江田を好きだと知っていたが抜け駆けして告白。雨宮とすいのバイク事故後に、消えてほしいとすいにお願いしていた。江田とは離婚してしまう。
- 橋爪リリ子(片山友希)…すいの高校時代の同級生。サッカー部のマネージャー仲間。高校時代雨宮が好きで、ストーカーのように見つめており、大学、会社とずっと追っかけている。現在の職場では、念願かなって秘書課に配属され、雨宮常務のそばで働く。が、江田の秘密を知り転職。
- 城崎健人(濱正悟)…すいの高校の同級生。サッカー部の補欠でキャプテン。城崎モータースで働く。瑞貴の相談相手。
- 来栖芽衣(早見あかり)…来栖の妹で本職はカメラマン。公文のお目付け役として公文宅に常駐。ミーハーで一言多い。公文に片思いしている。カメラマンとして、すいをモデルの仕事に引き入れる。
公文は友達じゃない?
ホントの海の告白を見届けた公文(溝端淳平)。
雨宮君(YU)たち元サッカー部の人たちに、これまで、すい(飯豊まりえ)の彼氏だとだましていたお詫びと、お別れを言いに来る。
もう友達・仲間だと許し、これからも来てほしいと言う雨宮君、江田君、元サッカー部のみんな。
いい雰囲気になったのに、公文は
「公文竜炎に友達はいらない!申し訳ないが、君たちとは住む世界線が違うんだ。」
と突き放し、去って行ってしまった。
また出てきた!世界線。
なんなんだよ~~世界線って。同じ時間に生きてるじゃないか。
公文さん、よくこの言葉使います。
リリ子が被害者?
補欠のキャプテン・健人(濱正悟)の工場に集まるすいと瑞貴(若月佑美)とリリ子(片山友希)。
すいが女性に興味がないことをずっと黙ってきたことについて、瑞貴が、せめてリリ子にだけは言うべきだった。
大学も就職も、ずっと雨宮君に便利使いに使われてきて、一番の被害者だと言ってました。
ーーうーん。そんな視点持てる?
悪いけど、リリ子はずっと雨宮君に相手にされてないんだから、いつでも諦めるタイミングはあったと思う。
高校卒業のタイミング。就職のタイミング。
いつだって離れるチャンスがあったのに、勝手に追っかけたのはリリ子なんですから。
それを、勝手に期待して追っかけてきただけなのにかわいそうとか、被害者だとは思えない。
1人焼肉して泣いてましたけど、リリ子には共感できなかった。
好きな人に事故って欲しいと願う人ですし。
10年経ってもまだ、自分の思いを通すことしかしてこなかったからだと思う。
高校卒業してからこれまで、雨宮君は付き合った人も好きな人もいたっていうじゃないですか。
ずっと見てきたなら、雨宮君を分析してきたなら分かるはずなのに。
雨宮君への一方的な思いと、頭脳明晰な自分なら把握できているはずっていう、自分への過信もあったんじゃない?
あぁでも、雨宮君が就職試験で採用してくれたから、望みがあるかもしれないって思ったわけか。
とにかく、瑞貴と雨宮君には感情移入できるけど、リリ子にはどうも寄り添えない。
瑞貴の離婚・本当の理由
前回の6話で、瑞貴の不倫が原因で離婚したと思われていた江田(井上祐貴)・瑞貴夫婦。
公文と同じマンションの別の階に住んでいた夫婦は、マンションを売りに出すことになり、先に瑞貴が出て行くことになった。
瑞貴は、引っ越しの前に荷造りを手伝いに来ていた健人(濱正悟)とすいと共に最上階の公文の家に招かれていました。
「どうにもならない事ってあるよ。諦める方が幸せなことも。」
表向きは瑞貴の不倫がバレたことによる離婚。
となっていましたが、違いました。
不倫相手とされたオーナーの男性は、実はお飾りオーナーで、本当は男性の奥さんが本当のオーナー。
不倫の写真とされたのは、奥さんの指示で動いていただけの写真でした。
本当の理由は、瑞貴が子どもを欲しがらなかったこと。
結婚前からずっと言ってきたはずなのに、まだ若いから。仕事をしたいからだと思われ、考えを変えてくれると思われてきたのだとか。
でも、本当に子供を愛せないと思うから、欲しくない瑞貴。
逆に江田君は、自分に息子が出来たら一緒にサッカーをしたいと思うほどの子供好き。
それを叶えてあげることはできないからと、オーナーに協力してもらって不倫をしたふりをして離婚するように持って行った。
というのが真相でした。
おかしいなと思ってました。
本当に仕事で成功したくてお金持ちにすり寄りたいと思うなら、高校時代から江田君じゃなくて、雨宮君を狙ったはず。
両想いだと分かってる、すいを追い出してまで手に入れた江田君。
本当に好きなんだろうなと思ってました。
好きだからこそ、子供が欲しい江田君の夢を奪いたくなかった。
うーん。切ないですね。
好きだから、離れて行って欲しくないから、自分は欲しくないけど子供を作ろう。という気にはならなかったんですね。
そこはやっぱり、自分が子どもを愛せる自信がない方が強かったんだ。
江田君を愛してるけど、変わらない自分の気持ちがあった。
不倫は捏造で、瑞貴はまだ江田君のことが好きだと伝えれば、きっと江田君は戻って来てるだろうけど、瑞貴に合わせて子供を作らないと決めて夫婦でいたとしても、きっといつか後悔する。
そこまで見越しての離婚でした。
欲しいと思っている人をいつまでも自分に縛りたくない。って思ったんだ。瑞貴は。
私は、欲しくて持てなかった立場ですけど、欲しがっていた夫に子供のいない人生を付き合わせている申し訳なさがあります。
私はもう無理ですが、今私が去れば、夫の方は誰か別の人との子供をもうけられるかもしれない。
だから、立場も考えも全然違いますが、瑞貴の考えることはわかります。
でも、子供への考えじゃなくて、あくまで男女の気持ちの上で別れる。ということにしたかったのが、瑞貴のプライドを保っているな。と思いました。
江田君には伝えない。
漫画にしてしまうと読まれる可能性があるから、瑞貴をモデルにしたキャラは悪女のまま。
「悪女上等!」
そう言い切った瑞貴。泣きながら1人焼肉をする瑞貴。
カッコよかったです。
そういう瑞貴の気持ちを知らない江田君ではあったものの、すぐに次の相手で上書きする気持ちになれず、喪に服すると言ってました。
そうだ!江田君。
こんなにも瑞貴に愛されていた事実をちゃんと受け止めるんだ!!
流されて結婚したって言っても、ちゃんと好きだったから結婚したはず。
優柔不断なキャラは好きになれないが、なんで瑞貴がこの人をずっと好きでいたのか理解できないが、とにかく、瑞貴との時間を噛みしめていて欲しい。
高校時代、色んな人を巻き込んだ恋愛が、10年経って1つ幕を下ろしました。
すいが化粧品のCMプロジェクトに選ばれる
前々から、透明感のある読モとして人気が出てきたすい。
雨宮君の会社の化粧品のメインキャラクターになってほしいとお願いされました。
「サナギから蝶へ」
江田君と広告の会社の江田君が考えた、化粧品のコンセプトにすいが合致したから。
ーーサナギって10年引きこもって来たのも関係ある??
まさに!だ。
プロジェクトに関わる人全員から頭を下げられ、受けることにしたすい。
公文との恋愛はうまくいかなくても、仕事は大きく発展してきました。
そんなうまくいく?
都合よすぎる展開だなぁ。
でもまぁ、10年こもって来たんだから、これぐらいいいことないと!
アガサの正体
三島公平だった公文が、自分に全く興味を失ったことに納得できないすい。
父・黒目丈治(陣内孝則)も、リアルに公文と恋愛して欲しいと考えていた。
が!
自分には恋人がいるから、同時に2人と恋愛は出来ない。すいに勘違いさせたことを詫びる公文。
オレンジウィッグをした女性(白石聖)の画像を見せて、この人が恋人だと言う。
実在の人物と信じないすい。
でも、動く映像もあるし、公文がその女性に話しかける声まで聞かされ、長患いで病院にいると聞かされる。
公文がお見舞いに行けない時は、代わりに編集長・来栖久美(シシド・カフカ)が着替えを持って行ったこともあるという。
もう事実だと認めるしかなくなる。
丈治は、公文に恋人がいるのに、すいと公文がうまくいけばいいと一緒に盛り上がっていた来栖を責める。
来栖は、その女性は、公文こと三島公平の妹・三島蕾と説明。
三島公平としては妹だけど、公文竜炎としては恋人。
早くに父を亡くし、三島が中3の時に母が再婚。その反発からか高校は全寮制に。
大学に入ると一人暮らしをするようになり、再婚当時小学生だった妹とは、時々連絡を取り合うくらい。
なので、妹が中学でひきこもりになったのを知らなかったとか。
久しぶりの戻った家で事件は起こる。
中学生だった妹が、両親を刺した。
両親は一命をとりとめ、蕾は医療少年院に入れられ、のちに精神科に入院。
三島は、蕾をモチーフにしたラノベ小説を書いてヒットを連発。
刺すほどに追い込まれた妹を、冷徹に物語に組み込み、空前のブームに。
そのことを、悪魔と取引したと表現する三島。公文竜炎の誕生だ。
ある日。
公文は、蕾にオレンジウィッグをかぶせ、辛い過去を消し、新たなキャラを埋め込んだ。
それがアガサ。
一方。
二次元から三次元にリアルなヒロインになったすい。
そのすいとリアルに恋愛になれば……と来栖は考えたが、悪魔との取引に違反すると拒否した公文。
丈治は、公文の異次元過ぎる考えについていけなかった。
うーん。
私もついていけない。
まぁ、ドラマだから二次元の世界。ついて行こうとすれば出来るんでしょうけど。
三島公平としてはすいが好きだった。
公文竜炎としては、アガサが恋人なので、裏切れない。
どっちも行ったり来たりするのをやめたってことでしょうか?
これが、何度も行ってる世界線が違うってこと??
理解は追いつきませんが、物語は追っていこうと思います。
ついに盗聴バレる!!
公文と丈治のコラボが決まった時、公文からすいに手渡されたスマホ。
そのスマホには、盗聴器が仕掛けられていました。
丈治が、酔っぱらってイヤホンしながら寝てしまったために、本人に盗聴していることがバレました。
1人焼肉して悔しさを紛らわせていたすい。
バイク事故の時の一シーンを思い出すのだった――。
大人の内容に切り替わった7話
6話までは、高校時代をずっと引きずった内容になっていました。
が、瑞貴が別れを選んだ理由が、ちゃんとこれから将来のことを考えて相手を思ってのこと。
ずっと同じ人を好きでも、時が止まっているわけじゃない。
相手の将来を思っての別れに、ただ好きで邪魔者を消そうとしていた瑞貴の幼さが消えて、大人の女性になっていると分かりました。
雨宮君も母親にカミングアウトしたら、あっさり返されたって言ってたし。
リリ子はやっと雨宮君を諦めたみたいだし。
みんな前に進んでいて、よかったです。
ただ、すいはやっと動き出してやっと人を好きになって、その相手がよく理解できない人なのが難儀ですね。
本当は優しい、いい人なはずの公文こと三島公平。
今後の展開がどうなるのか?
見守っていきたいと思います。
以上、『何曜日に生まれたの』7話を見たネタバレ感想でした。