BSプレミアムで放送中の『にっぽん縦断こころ旅』2019春。6月10日~13日は新潟県です。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
このブログでは、「こころ旅」を観た感想を書いています。
838日目、新潟県3日目は燕市の旅
6月13日放送分、新潟県3日目は、新潟県燕市の千眼堂吊橋の前でオープニングでした。
良寛がつり橋の向こうの五合庵にお住まいだったという場所とのことです。
いつもつり橋を怖がる正平さんでしたが、今回は吊り橋の上に座ってお手紙を読みました。
今回のお手紙は、燕市の37歳女性から。こころの風景は、吉田北小学校の旧通学路から見る弥彦山と田んぼ(燕市:旧吉田町)です。
30年前、お手紙の方が通っていた吉田北小学校は、越後平野の真ん中にあります。
通学路は、田んぼに囲まれた一本道で、夏の日差しを遮る日陰も冬の吹雪をよける建物もありません。
広い平野で、となり村にある弥彦山がそびえ立って見えるとのこと。
何もない通学路ではあるものの、思い出はたくさん。
流れる雪の影をジャンプして飛び越えてみたり、ジャンケンで負けた人が罰ゲームでみんなのランドセルを持ち、等間隔で立ってる電柱から電柱まで運んだり…。
特に記憶にあるのは、田植えのあとの5月6月。
雨が降るとどこからか一斉にアマガエルが出てきて、通学路がカエルだらけになること。
カエルが苦手なお手紙の方にとって、その道はいばらの道。
友達が先に歩き、カエルがいた場所を教えてくれて、何とかよけながら歩いたが、四方八方カエルが現れて逃げ道がなくなり、半泣き状態になったお手紙の方を、最終的にはおんぶして歩いてくれたそうです。
6年間小さい体で歩いて通った道。
田植えや稲の花が黄金色になる稲穂で、四季の移ろいを感じたり、夕焼けに映える弥彦山の稜線など、新潟の自然の美しさを感じることが出来た道でもあるというお手紙の方。
高校卒業後に地元を離れ、帰省する度に自然と足が小学校の方へ向かい、田んぼや弥彦山を眺め、ホッとするのだそうです。
4年前に地元に戻ると、街も人もだいぶ変わり、通学路も別の大きな道に変わっていたが、吉田北小学校へ続く旧通学路からの風景は、今も変わらずお手紙の方を迎えてくれています。
追伸で、平野なので、坂道はないので安心して下さい!と添えられていました。
場所は、吉田北小学校から地図で左側の新明神社を通る道。ということです。
大きな鳥居をみつける
出発前に良寛さんと子供たちの像をみて、近くにあった「中部北陸自然歩道」の案内板で、74歳で亡くなった良寛についての説明文を読みました。
子どもらと戯れて天真爛漫な人柄だったそうです。
神明神社を通る吉田北小学校の通学路を目指してスタート。
田植えが終わった田園の中を走る正平さんたち。弥彦山も右の方に見えていました。
田んぼの緑色が鮮やかでした。
さらに進むと、赤い大きな鳥居が見えてきました。青い空に赤い鳥居が映えてとてもキレイです。
正平さんが正面に回り込んで鳥居の名前を確認。
「彌彦神社!あ~。この奥に弥彦山で、そういう神社なんだ。ピッカピカや。へぇ、じゃあこの奥にあんだな、弥彦山に。すごい鳥居。」と言います。
正平さんたちが鳥居がある場所に来る途中、弥彦山が見えていました。
大きくてキレイな鳥居でした。
この旅では訪れませんでしたが、彌彦神社はパワースポットらしいですよ!
ランチは牛すじカレー
鳥居の近くにあったカフェでランチを取ることに。
正平さんは牛すじのカレーのご飯少なめを注文。食べる前に「火野正平。60代最後の昼飯です。」と言ってました。
正平さんのお誕生日は5月30日なので、5月29日のロケだったんでしょうか?
先週の放送では5月13日の週にロケをしていたみたいなので、今週の放送は5月27日の週に旅していたと推測されます。
1週休まれたみたいですね!ずっと走りづめだったみたいだから大丈夫なのかな?と心配していました。よかったです。
カレーは美味しかったみたいです!
スタッフさんが「60代最後となるとやっぱりあの…」と言いかけると「おんなじじゃ!」と笑う正平さんでした。
スタッフさんが「60代はずっと昼飯を撮影される日々でしたもんね~。」と言うと正平さんは「ホンマやで。」と言ってました。
60代前半からこころ旅はじまってもう70代になる正平さん。
ランチ風景、見させていただきました。ありがとうございます!
70代も見させていただきます!
旧吉田町の風景
「とうちゃこ版」では、吉田の町に入ったところで、古いポストを見つけて「現役だろうか?」と立ち止まっていました。
ポストの側面に取集時間が書かれていたので現役のものと思われます。
正平さんは橋の上から見える景色に心惹かれ、ここで休憩。
川沿いのお家から川へ下りられるように階段が作られていました。「家の中から釣出来そうだな。一服するで。」と言い、周辺の建物も見る事になりました。
川沿いに「割烹 𣘺畔楼」という建物がありました。「昔料亭だったみたいよ。」と言う正平さん。
近くにスナックもありました。
正平さんが一番驚いていたのは、近くにあった木造三階建ての建物。
土壁がはがれて、屋根も朽ちて落ちている部分もあり、雨戸が閉め切ってありましたが、瓦はしっかりあって、立派な建物でした。
「旅館かな?木造三階建て。なかなかだよね。スゴイな。」と言って建物を眺めていました。
割烹や、旅館らしき建物が立ち並んでいて、昔栄えていたんだろうと思わせる街並みに興味を示した正平さんです。
通りがかった作業着を着た男性に、声をかけ、このあたりのことを尋ねました。
男性は、聞いた話として、昔の専売公社の契約栽培で、たばことJRで潤って頃があって、周辺がにぎわった時期があったらしい。ということを教えてくれました。
話が終わって、先に進む正平さんたち。古い商店が立ち並んでいました。
神明神社が分からない
道はさらに進み、両側に田んぼのある道の左の方に小学校らしき建物が見えてきました。
建物に到着すると、「吉田北小学校長」と書いてある札があったので、お手紙に書かれていた小学校と分かりました。
次に通学路の特定です。
小学校から出てきた方に、「神明神社」はどこかときくと、名前は分からないけれど、小さな神社はたくさんある。と教えてもらいました。
次に学校の教員の方に、通学路になっていた道と、神明神社の位置を尋ねると、小学校からみえる田んぼの中の道を教えてくれ、その先の集落にやはり名前は分からないが、神社があるとのこと。
正平さんが教えてもらった道を確認すると、遠くからでもお手紙に書いてあったとおり、等間隔に電柱が立っているのが見えました。
間違いなさそうです。
こころの風景
教えてもらった道は、田んぼに囲まれていて、間違いなさそうですが、神社を確かめずに道の途中で停まろうとする正平さん。
後ろから「僕は見たいですね!」との声がしました。「行ってこいや。」と正平さん。
「ええ!?いやいやチームなんですから一緒に行きませんか?」というスタッフさんに「外れる!」と即答する正平さん。
結局、神社を確かめる事になりました。
道を走ると確かに神社があり、近くで農作業をしていたおばあちゃんに確かめると、神明神社で間違いありませんでした。
神社の建物に入って、確認しようとすると、さっき小学校から出てきた女性が立っていました。先に来て名前を確認してくださっていました。
女性の方は隣の住人の方なんだそうですが、神社の名前を知らなかったそうです。
神社も確認し、正平さんたちは通学路に戻り、お手紙を読みました。
「本当にこれ、吹雪いたり、夏の炎天下とか弥彦おろしが来て、今もこんな風来てるし、大変やったやろうけど、ま、ええ道やで。」と言っていました。
テレビ越しにも風が強く吹いてるのがよく分かりました。正平さんのダボっとした洋服が風になびいていました。
特に最後の通学路のところが強かったです。
思ったより長い一本道で驚きました。
新潟県3日目。
良寛さんのことや、パワースポットの弥彦神社、吉田町が栄えていた事など、色々な事が知れた旅でした。
そして、正平さんの60代最後の旅でした。
明日は新潟市です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。