BSプレミアムで『にっぽん縦断こころ旅』2023秋、放送中です。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
- 1218日目、秋田県3日目は横手市への旅
- お手紙の内容
- ランチは稲庭の冷やし
- 2017年にお手紙を出した人登場
- 雄物川沿いに出る
- 正平さんが青森から気になっていたもの
- 沼館小学校跡地
- こころの風景
- 秋田県の旅でめぐる町
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
2023年秋のルートは、北海道から始まり、東北の青森、秋田。
跳んで山陰の鳥取、島根、山口。
ラストは、九州福岡でゴールです。
1218日目、秋田県3日目は横手市への旅
10月18日放送分秋田県3日目は、横手市の大森公園でオープニングでした。
お手紙の内容
こころの風景は、雄物川町沼館にある沼の柵の土手の上です。
「金持ちには負けたくない、負けないぞ。」と10歳のお手紙の方が心に誓った場所。
旧沼館小学校に隣接。お寺の敷地内で、杉林の土手に囲まれた薄暗いところだったといいます。
小学校4年の冬。体育の時間。冬の体育といえばスキー。
お手紙の方たち農家の方はスキーを持っておらず、学校の備え付けのスキーを借りていたそう。
体育前の授業が終わると、一目散に体育館舞台裏にある資材置場へ走る。新しくて滑りやすそうな板を我先に取るため。
金持ちの子たちは、教室の物置部屋に袋に入ったバネスキーとバネ靴を置いており、慌てることもなく、沼の柵ゲレンデに向かう。
教えてくれる先生は、もちろんバネスキー。
先生は、板を8の字にして膝を曲げて体重をどちらかにかけると、反対方向に曲がるからエッジをきかせれば、曲がりもスピード調整もできるから。
と言うが、もともとお手紙の方たちの板はエッジなどついていない。ボッコがついて滑らないからスピードも出ないから関係なし。
先生の教え方は、バネスキーを持っている子たちに対しての教え方で、持っていない生徒たちへの教え方ではなかった。
お手紙の方は、土手の上で滑り方を教える先生の姿を見ながら、バネスキーを持っている子に対するひがみと、貧しいと同じ扱いをしてもらえない事への悔しさから「金持ちには負けない、負けたくない。」と心に誓ったのです。
その時から、勉強では算数と理科を、そろばんの早計算競争や、音楽の縦笛演奏のランク別ではクラスで一・二番を争う。
徒競走では学校の代表となり、学校別対抗リレーと幅跳びの選手だったといいます。
そんな小学4年生の時に心に誓った思いが、今でも心の支えになっている。
その心に誓った場所・沼の柵が今どうなっているか知りたい。
…というお手紙でした。
正平さんは「67歳って書いてるけど、今どうやの?金持ちになったか?でもまだ心の支えになってるから、まだなってる途中かもわからんな。」とお手紙の方の現状を知りたい様子。
そして、バネスキーとそうじゃないものの違いが分からず「スキーって板の上に乗っかってるだけじゃないんだ。違うんだね。」「ちょっと疎くてすいません。分かりません。」と戸惑っていました。
まぁ、学校が貸し出してくれる道具は、いい状態じゃないですよね。
私の小学校時代は一輪車が入ってきて間もない時期だったんで、一輪車のいいのを先に取るか取らないかで争っていたような…。
お手紙の方が言ってるのとは全然違うかもしれなけど。
ランチは稲庭の冷やし
約7.5kmのルートで「沼の柵の土手」を目指して出発しました。
下り坂を下りて橋を渡ると、お昼ごはんのお店に到着。
最初はタンメンを注文した正平さんでしたが、稲庭うどんの冷やしに変更。
食べながら正平さんは「ほっそいうどんや。いつも思う。おいしいよ、でも。」と美味しそうに食べていました。
スタッフさんがそうめんみたい。と言っていましたが、確かにそうめんぐらい細かったです。
よく見る細麺より細い稲庭うどん。
細い方が食べやすくていいですよね~~。
2017年にお手紙を出した人登場
食後。
お店の外まで見送りに出た店主の方。
正平さんに、以前、お手紙を出した本人だと言って一人の女性を紹介していました。
正平さんが86段の階段を上って、「86歳まで頑張る。」と言っていたそう。
「聞かなかったことにしてください。」と笑う正平さんでした。
2017年の旅の時の様子が公式ブログに載っていました。
階段と正平さんの写真も載っていましたよ!↓↓↓
こころ旅ブログ:NHK | きょうの風景 | 【秋田】歌って走ってノンビリ旅
最近の正平さんを見てると、しんどそうだから無理にとは言えないけど、86歳まで続けて欲しいな。もうチャリオが先に引退するかもしれませんが。
番組名は『こころ旅』なので、自転車だとは明言してないし、歩きの番組になってもいいと思います。
でも、正平さんが歩くの嫌がるか。
雄物川沿いに出る
2017年に手紙を書いてくれた方に「また手紙書いてね!」と言ってお別れ。
再出発。
雄物川沿いの道に出ました。
そして車も通る大きなおおあげ橋を渡り、橋を渡ってすぐ右折。
農道に入りました。
大きな青空の下に広がる広大な土地。
「わーなんか、いいんでないかい?小麦色でよ。土手があって。トンボはみんなつながってる。そういう時期なんですね。」としみじみ言う正平さんでした。
最高な天気と、最高の景色。
正平さんが思わず感動の声を上げる気持ちが分かりました。
…とここまでが『朝版』です。
正平さんが青森から気になっていたもの
『とうちゃこ版』では、そのつづきが放送されていました。
農道を走っている時に、4本の鉄の棒を四角すいの形に高く組まれたものに、緑がはわせて育てられているもので、それがいくつも畑に連なっていました。
正平さんは、青森からずっと気になっていたらしく、畑のそばに立っていた農家の方に質問。
「長芋。」と答えてくれました。
「へー!解決した。そういえば葉っぱが芋っぽい。」と謎が解けて喜ぶ正平さん。
よく見ると、小さいムカゴがなっているのが見えました。
かわいらしかったです。
「お母さんと会ったから解決できたよ。」とお礼を言って、スタッフさんからパンフレットが渡されました。
パンフレットをもらった女性は「BSですか。正平…火野正平さんですか?あらそうですか。見てます。番組は。」とやっと正平さんに気付いたようす。
正平さんは「怒るで。もうちょっと早く気づいてよ!」と笑います。
メガネをしているから気づけなかったそうです。
「また見てね!」と言い「解決できた!ありがとう。」とお礼を言ってお別れしました。
番組は見てらっしゃったんですね!!
いざ本物が来たら気づけないものなのかもしれない。
偶然に出会えるなんて羨ましいな~~。
正平さんも、ずっと気になっていたものが何か分かってよかったです。
沼館小学校跡地
道は、川に沿った農道から、集落がある道に入りました。
すると、右側にあった鳥居の前に「沼の柵跡・蔵光院」と書かれた案内板がありました。
鳥居があるのは八幡神社です。
矢印がある方向へ左折。
道の先にうっそうとした森がありました。
その森に沿って右折。
道の先に学校跡があり、門柱が左右に2本立っていました。
門柱に、雄物川北小学校。とあり。
しかし、お手紙の方が通っていた小学校の名前は、右側に石碑がある「沼館小学校跡地」と刻まれてました。
その沼館小学校です。
小学校が統合されて、最終的に雄物川北小学校となったと監督さんが説明。
見た目的には、沼館小学校跡地の石碑の方が新しく、門柱の方が古かったです。
こころの風景
次に、立派な山門がある寺院へ。雄勝山と山門に名前が掲げられていました。
チャリオはとうちゃこ。
正平さんは、長棒を持って山門をくぐり寺院のなかへ。
森はひっそりとしていました。
「ここのどの辺で負けないぞと思ったんだろう?」と、お手紙の方の思い出に寄り添いながら静かな敷地内を歩きます。
字幕には
沼の柵は平安時代の古戦場跡と伝えられています
戦国時代委には沼館城が築かれました
と出ていました。
奥に行くと、森の中の道にい、下がっていく斜面がありました。
その先にあるくぼみを、かつては池だと推測する正平さん。
森の奥に、小さな仏像さんがありました。
正平さんは「かわいい。」と頭をなでて気に入ったようす。
さらに奥にあった土手までのぼると、森のあちこちに小さな仏像が点在しているのが見えました。
この土手は、昔城跡だったこともあり、「土塁だったのでは?」と推測する監督。
そして斜面を見て「結構これでスキーやろうと思ったら、なかなかの上級ですよね。」と言います。
確かに、寺院の外に向かってすべると急な斜面なので難しそう。
お寺に向かう方向なら、まだなだらかな坂。
ここが、お手紙の方が心に誓った場所です。
正平さんは、土手の上でお手紙を読みました。
お手紙を読み終わった正平さんは「今こういう風なってて。これがゲレンデになっていたなんて。ちょっと、へーだよね。(お手紙の方が)どの程度お金持ちになったのか見たいな。こういうの書くってことは、ちょっと余裕があるのかな。逆にね。」とお手紙の方の現在に興味があるようでした。
そして、秋田に入ってまだ見ていない鳥海山に期待を込めて。
その日の旅を終わらせていました。
お手紙の方の強い思いとは裏腹に、とても風情のあるキレイな杉の森の風景でした。
スキーの授業をするような見晴らしの良さもなく、ひっそりとしたお寺の美しい風景。
仏像はあとでたてられたように見えたので、もっと何もない、スキーができるような広さのある場所だったのでは?とも思いました。
素敵で静かな風景を見せていただきました。
秋田県の旅でめぐる町
の放送予定です。
次は、にかほ市への旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
月曜のとうちゃこ版の時間帯は、これまでの放送のリクエスト版。クラシックが放送されています。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版の再放送は、土日の朝7時30分から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。
土日の再放送の時間帯が、2023年から変わってます!